2年目の薬剤師は、1年の勤務経験を通して仕事内容が身についている頃です。
職場の環境についても十分に理解しているため、状況によっては「辞めたい」と考える人もいるでしょう。
「3年は続けるべき」とよく言われるため、辞めたくても2年目で転職できるか不安になりますよね。
この記事では、2年目の薬剤師が「辞めたい」と感じる5つの理由や、転職するメリット・デメリットなどについて解説します。
目次
2年目で転職する薬剤師は多い!
2年目の薬剤師は、「1年耐えたけど環境が自分に合っていない」「1年働いたけど向いていない気がする」など、1年しっかりと働いたからこそ出てくる悩みが多いでしょう。
他の分野に興味を持ったり、プライベートとの両立について考えたりする人も少なくありません。
また、厚生労働省の調査で、3年以内に離職する薬剤師の割合は32.3%であるといわれています。
1年目で辞めたいと思いながらも、「転職しやすい2年目まで耐えた」という人もいるのではないでしょうか。
「1年勤めた」という実績があるため、2年目は辞めたいという考えが浮かびやすいタイミングでもあるでしょう。
2年目の薬剤師が「辞めたい」5つの理由
人間関係が辛い
どの職種にも、人間関係が辛いと悩む人が多くいます。
薬局や調剤室など、薬剤師が働く環境は閉鎖的であるため、人間関係が悪いと大きなストレスになります。
1年目で改善を試みても変化がない場合、人間関係を改善することは難しいでしょう。
また、パワハラなどが常習化している環境は心身を壊す原因にもなるため、辞めたいと感じるのも無理はありません。
2.ミスが怖い
薬剤師は、患者に薬を渡すなどの責任が大きい仕事をしています。
ミスが患者の命に関わる場合もあるため、「ミスが怖い」という気持ちからプレッシャーを感じてしまう人も少なくありません。
ミスが起こりやすい環境としては、人手不足やチェックするシステムが構築されていないことなどが挙げられます。
他の薬剤師と連携をとり、心に余裕を持って働ける職場もあるはずです。
環境が原因でプレッシャーを感じている場合は、転職を検討するのも良いでしょう。
3.年収を上げたい
同じ薬剤師でも、病院や企業によって給料が異なります。
病院よりもドラッグストアの方が平均年収が高い傾向にあり、その差に不満を感じる人もいるでしょう。
1年働くと年収も見えるため、将来を考えてより高収入を目指すために辞めたいと考える薬剤師は少なくありません。
ただ、労働環境が良い場合は転職するとかえって悪化する可能性もあります。
重視するポイントを慎重に考えるようにしましょう。
4.別の職種に興味がある
2年目の薬剤師の中には、1年働いてみて別の職種にチャレンジしたいと考える人もいます。
興味のある職種が薬剤師と全く関係のない場合は、しっかりと情報収集をする必要があります。
「なんとなくやってみたいから」というような漠然とした理由で転職してしまうと、後悔する可能性もあるため要注意です。
どんなキャリアを積んでいきたいのか、どんな仕事に適性があるのかを慎重に見極めましょう。
5.ライフスタイルの変化
夜勤があったり残業の多い職場では、プライベートとの両立を難しく感じるでしょう。
特に結婚や出産・育児など、ライフスタイルの変化によって辞めたいと感じる薬剤師は少なくありません。
残業の少ない職場や給料の高い職場に転職することで、プライベートも充実させることができます。
ボーナスが出た後の時期や、4月入社を募集する時期には求人が増えます。
より多くの選択肢から選ぶためにも、辞めるタイミングには注意しましょう。
薬剤師が2年目で転職するメリット
2年目の薬剤師は、第二新卒として転職活動ができます。
若いというだけでも市場価値がありますが、1年間の経験があるため、ビジネスマナーなどが身についていると判断されるでしょう。
ベテランを採用するよりも給与が下がるため、企業にとってもメリットが大きいです。
また、1年働いたことで、次の職場には妥協できないポイントが明確になっている人も多いのではないでしょうか。
転職して後悔しないように、見極める力を最大限に活用しましょう。
薬剤師が2年目で転職するデメリット
薬剤師2年目は、若くて市場価値があります。
ただ、採用担当者によっては、2年目で転職することに対し、良いイメージを持たない場合があることも事実です。
「採用しても辞めてしまいそう」と思われる可能性があるため、アピール方法を考える必要があるでしょう。
また、1年働いたという経験があることにより、手厚いサポートが受けられない場合があります。
期待されることは良いことですが、研修やサポート体制についても確認するようにしましょう。
2年目の薬剤師が転職活動をする際のポイント
転職先の条件を明確にする
2年目の薬剤師が転職活動をする際に意識したいのが、転職先に求める条件を明確にすることです。
- 給料
- サポート体制
- 職場の雰囲気
- キャリアアップできるか
- 平均の残業時間
例えば、上記のような項目で、どのような職場が理想的なのかを考えると良いでしょう。
転職する理由は人により異なりますが、現在より良い環境で働きたいですよね。
妥協しないためにも、条件をはっきりと決め、転職先を見極めるようにしましょう。
前向きな退職理由を伝える
「人間関係が辛い」「先輩が仕事を丁寧に教えてくれない」「残業が多い」など、退職する理由はさまざまです。
転職活動の際に注意したいのが、ネガティブな退職理由は避けるということです。
例えば、「人間関係に悩み、残業も多かったため嫌になりました」と伝えた場合、採用担当者はどう思うでしょうか。
「採用しても長続きしなさそうだな」という印象を与えてしまう可能性があります。
もし、職場の悪い点を改善しようとした経験があるならば、それも伝えた上で前向きな退職理由を伝えることが大切です。
薬剤師におすすめの転職サイト・エージェント3選
①マイナビ薬剤師
- 求人の質が高くヒアリングがしっかりとしている
- 転職先の掲載数が多く、希望に合う転職先が見つかる
- 登録してからすぐ連絡がくる!とにかく対応が早い!
- 地方の求人が多い
- 相性のいいコンサルタントが見つかる
マイナビ薬剤師は、薬剤師のような国家資格保有者向けの転職エージェントであるため、薬剤師の国家資格者の保有者の人に向いています。
また、これから国家資格の薬剤師を取得しようと考えている学生などにもおススメであるといえます。
理由としては、マイナビ薬剤師そのものが国家資格の薬剤師の取得者向けの求人紹介サービスであると同時に、これから薬剤師資格を取得して学生の段階から求人を見ておきたいという人に向けたサービスでもあるためです。
そのため、薬剤師の資格取得をした段階で、国家資格取得者向けの求人を率先して紹介してくれるサービスである
マイナビ薬剤師を使ったほうが内定確率は高いといえます。
②薬キャリAGENT
- 薬剤師の求人を常時60,000件以上の求人数を保有
- 全国にある病院・ドラッグストア・調剤薬局など職場を幅広くカバーしている
- 転職コンサルタントは業界に詳しく経験が豊富
- 高年収案件や非公開案件を多数保有
- オーダーメイド求人を紹介してもらえる
「薬キャリAGENT」は、約30社の転職支援サービスが持っている薬剤師案件を保有している点が特徴です。
そのため、他の薬剤師転職サイトよりも求人数が圧倒的に多く、6万件の中から選ぶことができます。
薬剤師転職の定番の職場である病院、ドラッグストア、調剤薬局の他にも一般企業や在宅医療など幅広い職場をカバーしています。
今よりも好条件の職場を探したい方、高年収の案件を探し高い方は、「薬キャリAGENT」に登録マストです!
③ファルマスタッフ
- 薬剤師専門だから希望に合った仕事が見つかりやすい
- 調剤薬局の求人数が業界トップクラス
- 医療業界に詳しい専任キャリアコンサルタントによるフルサポートあり
- 働き方は常勤薬剤師の他にも派遣、契約社員、パートも選べる
「ファルマスタッフ」の運営元である、日本調剤のグループ企業は調剤薬局チェーンです。
そのため、全国にある調剤薬局とコネクションがあり、調剤薬局の薬剤師求人を豊富に取り揃えています。
調剤薬局の公開求人数だけでも約1万件に上り、さらに独自に保有している非公開案件もあります。
調剤薬局の薬剤師転職をするならば、業界トップクラスの求人数を保有している「ファルマスタッフ」に登録しましょう。
まとめ
2年目の薬剤師が辞めたいと感じる理由や、転職活動をする際のポイントについて解説しました。
2年目の薬剤師は、第二新卒として転職活動ができるため、多くの選択肢から選ぶことができるでしょう。
ただし、「すぐ辞めそう」という印象を与えないために、退職理由は前向きな内容を伝えることが大切です。
転職先で後悔しないよう、条件を明確にしておきましょう。
転職活動の際には、ぜひご紹介した転職サイトの利用も検討してみてください!
株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】
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