節約 株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】

お金も心も大切にする交際費マネジメント術　失業中の人付き合いを楽しみながら賢く乗り切る方法

失業や収入減のとき、いちばん悩むのが「人付き合い」にどう向き合うか。
“節約”したいけど、「人間関係が切れるのは不安」「孤独になりたくない」と思う方も多いでしょう。
交際費は人生に潤いを与えてくれる一方で、無意識にお金が出ていく“隠れた固定費”の代表格。
失業中は“お金を使わなくても楽しめる”工夫が、再スタートのための強い味方になります。
今回はデータや事例、具体的な工夫・コツを交えながら、「お金と人間関係のバランス」を保つ術を徹底解説します。

交際費の実態データと家計へのインパクト

まず「どれくらいお金がかかっているか？」を最新データで見てみましょう。

交際費の平均支出（総務省 家計調査 2023年）

世帯区分 月平均交際費（円） 年間合計（円）
単身世帯 9,200 110,400
二人以上世帯 11,400 136,800

  • 飲み会・ランチ・会費・プレゼント・趣味イベントなどが主な内容

  • 単身世帯でも年間11万円超、家族世帯では13万円以上に！

“楽しい思い出”も作れる一方、油断すれば家計へのインパクトは大きい

交際費が家計を圧迫しやすい理由

  • 「断れない」イベント・お誘いが意外と多い

  • 「みんなと同じペース」でお金を使ってしまう同調心理

  • 「気晴らし」「ストレス解消」として無意識に出費

  • プレゼント・お祝い事・送別会など“突然の出費”も多い

失業中こそ「人付き合いの質」を高める好機

  • “お金を使わない”人付き合いで「本当のつながり」が見えてくる

  • オンライン・無料イベント・手作りお茶会で“新しい楽しみ方”を発見

  • 節約宣言は「正直に伝える」ことが大事――理解されやすく、好感度もアップ！

交際費を“楽しみながら”抑える具体的な方法

オンライン飲み会・お茶会の活用

項目 店飲み（居酒屋） オンライン飲み会 家飲み・持ち寄り
1回あたりの費用 3,000～5,000円 500～1,000円 1,000円前後
会場費・移動費 1,000円以上 0円 0～500円
時間・体力コスト 大きい 小さい 小さい
自分のペースで飲食 難しい 可能 可能

月2回の飲み会をオンラインに変えるだけで、月6,000～8,000円、年間10万円近い節約が現実的！

無料・格安イベント参加で「人とのつながり」をキープ

イベントタイプ 参加費用（円） 特徴
地域の無料イベント 0～500 公民館講座、自治体主催フェス、清掃ボランティア等
図書館イベント・講座 0～300 読書会、映画会、趣味講座など
オンラインサロン・勉強会 0～1,000 ZOOMやSNSで全国の仲間とつながれる
無料セミナー・就活イベント 0 スキルアップ、情報収集、転職の糸口にも
趣味サークル・スポーツ 0～500 ランニング・ヨガ・散歩会など

「参加費ゼロ」「新しい出会い」「生活リズム改善」の“一石三鳥”も実現！

プレゼント・お祝いも「手作り・メッセージ」で十分気持ちが伝わる

  • 手作りカード・写真・お菓子で“気持ち重視”に切り替え

  • メッセージや動画、SNSでのお祝いも今や定番

  • “物”より“心”で繋がる関係が、長く大切にできる

交際費を減らすための「事前対策」と「切り抜け術」

お誘いが来た時の断り方・受け方

  • 「今は家計見直し中」「節約に挑戦中」と正直に伝えると角が立ちにくい

  • 必要なときだけ“顔出し”し、毎回参加はしないルールを決める

  • 飲み会や外食を「2次会から参加」や「一次会だけで切り上げる」など柔軟に調整

  • “予算を決めて伝える”“自分のペースで飲食する”ことも大切

交際費節約の家計シミュレーション

パターン 月の交際費（円） 年間交際費（円） 年間節約効果
飲み会・外食中心 12,000 144,000 ―
オンライン・無料イベント活用 3,000 36,000 108,000

“楽しみながら”やり方を変えるだけで、年間10万円超の節約も夢じゃない！

交際費を抑えても人間関係が切れないためのコツ

  • 定期的に「近況報告」「LINE」「SNS」でつながりをキープ

  • オンラインお茶会や“お散歩ミーティング”で「お金をかけない新しい習慣」を共有

  • 相手の誘いに「別の楽しみ方」を提案してみる（例：「今度うちで持ち寄りしよう」など）

  • 「ありがとう」「また話そうね」の一言を忘れずに

オンライン・無料イベント情報の探し方

サービス・サイト名 内容
Peatix 無料オンラインイベント・勉強会多数
Meetup 趣味・交流イベント、オンライン・オフライン両方
ジモティー 地域のリアルイベント、譲りますコーナーもあり
Facebookグループ 趣味・キャリア・地域サークルなど全国の情報が集まる
公民館・図書館HP 講座や催し物カレンダーで新しい出会いが見つかる

交際費の「賢い使い方」「残す優先度」を考える

  • 「本当に会いたい人」「大事な場」には予算を絞って参加

  • 一度に多くのお金を使わず、少額ずつ“長く続ける”のが大切

  • 「毎月この額まで」と家計簿で“予算化”すれば、安心して楽しめる

  • 「見栄や同調圧力」から解放されることで、本当の友人・大切な関係が見えてくる

メンタル面のメリットと気をつけたいこと

  • お金の心配が減る＝気持ちが軽くなり、積極的に人と会える

  • “節約仲間”をつくれば、孤独感や不安もシェアして乗り越えやすい

  • 反対に「節約しすぎて孤立」は逆効果。無理な我慢は禁物！

  • 時には「自分へのご褒美」や“気晴らし予算”も忘れずに

体験談・実例でみる交際費節約のコツ

ケース 内容
Aさん（30代） 失業中にオンライン飲み会中心に切り替え、月1万円の交際費が2,000円に。趣味のオンライン講座で新しい友達も！
Bさん（40代） 地域イベントや無料フェスで“人とのつながり”を感じ、孤独感も大幅減。お金を使わず心も満たされている実感
Cさん（20代） プレゼントは手作りカードやSNSメッセージに変更。「気持ちが伝わる」と喜ばれ、節約ストレスも激減

Q&A：交際費節約に関するよくある悩み

Q. 飲み会や誘いを断りにくい時は？
A. 「今ちょっと家計見直し中なんだ」と正直に言うか、「次は家飲みにしない？」と提案すると角が立ちません。

Q. オンライン飲み会は盛り上がる？
A. 自分のペースで飲食できる、時間も自由、意外と“深い話”もしやすいのでおすすめです。

Q. 無料イベントやサークルが見つからない場合は？
A. 図書館・公民館・SNS・地域掲示板・PeatixやMeetupなど、実は探せば毎週どこかで開催中です！

まとめ：お金をかけずに“つながり”を楽しむ新時代の交際費術

失業中や収入減の今こそ、「お金をかけずに人付き合いを楽しむ」知恵があなたの力になります。
・オンライン飲み会や無料イベントで“楽しみ”と“節約”の両立
・予算化＆断り方の工夫で“お金の不安”も“人間関係の不安”もゼロに
・本当に大切な人や関係を見直すチャンスにもなる
・無理な我慢はせず、たまにはご褒美もOK！

人付き合いも家計も、上手にバランスをとって心豊かに再スタートしましょう。
ご質問や具体的なアドバイスも、いつでもお気軽にどうぞ！　あなたの新しい一歩を応援しています。

The following two tabs change content below.
株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】

株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】

青山学院大学経済学部卒業後、株式会社キャリアデザインセンターに入社。IT業界、コンサルティングファーム、重機メーカー、飲食業界など、大手上場企業から中小ベンチャーまで200社以上の中途採用に携わる。その後、大手ITサービス企業の人事として年間数百名規模の人材採用に従事。2015年株式会社STORIO設立。キャリアコンサルタントとして転職支援を行うとともに、人事領域のプロフェッショナルとして人材採用支援、組織開発などのコンサルティングも行う。

RECOMMENDこちらの記事も人気です。