理学療法士・PTが訪問リハビリで働く魅力を徹底解説します!
訪問リハビリに興味があります。働きかたの特徴を知りたいです。
こんな悩みにお答えします。
- 本記事の内容
- 訪問リハビリテーションの概要
- 理学療法士の訪問リハビリテーション分野での働きかた
- 訪問リハビリテーション分野で働くメリット・デメリット
- 訪問リハビリの求人探しにおすすめの転職サイト
「訪問リハはワーママでも働きやすそう」「高年収が狙えそう」「在宅分野のリハビリテーションに興味がある」
様々な理由で訪問リハビリに興味を持つ方も多いと思います。
本記事では、訪問リハビリの働きかた、メリット・デメリットついて詳しく解説します。
訪問リハビリに興味がある人は参考になるので、ぜひご覧ください。
訪問リハビリテーションの概要
訪問リハビリテーション(以下、訪問リハ)は、利用者さんの居宅において、その心身の機能の維持回復を図り、日常生活の自立を助けるために行うリハビリーテーションのことです。
ここでは次のポイントについて解説します。
- 訪問リハを提供する事業所
- 訪問リハの対象者
- 訪問リハの将来性
訪問リハを提供する事業所
訪問リハを提供する理学療法士は、訪問リハビリテーション事業所または訪問看護ステーションに所属します。
- 訪問リハを提供する事業所
・ | 訪問リハビリテーション事業所 | 訪問看護ステーション |
---|---|---|
提供元 | 病院・診療所 介護老人保健施設 介護医療院 | 指定の訪問看護ステーション 病院又は診療所である指定訪問看護事業所 |
保険 | 医療保険/介護保険 | 医療保険/介護保険 |
指示 | 医師の訪問リハビリ指示書 (リハビリテーション実施計画書) | 医師の訪問看護指示書 (訪問看護計画書) |
両者で提供される訪問リハビリテーションの内容は同じです。
訪問看護ステーションでは訪問看護の一環としてリハビリを提供する形です。
それぞれの特徴は次の通りです。
訪問リハの対象者
訪問リハの対象になるためには
- 要介護認定(要介護1~5)を受けた人
※40-64才までの人は特定疾患の認定を受けた人 - 主治医にリハビリが必要と判断された人
いずれも満たすことが必要です。
主治医に相談し、訪問リハビリが必要と判断されない限り利用できません。
訪問リハビリテーションが必要となった原因の傷病としては脳卒中と骨折が多いです。
要支援1・2の方は介護予防訪問リハビリテーションとして同様のサービスを受けることができます。
訪問リハの将来性
訪問リハビリテーションは、提供事業所数、利用者数ともに増加傾向です。
- 訪問リハビリテーションの請求事業所数
- 訪問リハビリテーションの受給者数
2040年にむけて進行する高齢化社会に備え、在宅生活をサポートする担い手の1つである訪問リハは需要が高まることが予想されます。
理学療法士の訪問リハビリテーション分野での働きかた
ここでは理学療法士の訪問リハでの働きかたについて、次の3点で解説します。
- 訪問リハの仕事内容
- 訪問リハの一日のスケジュール
- 訪問リハに求められるスキル
訪問リハビリテーションの仕事内容
訪問リハビリテーションでの理学療法士としての仕事内容は主につぎのものがあります。
- バイタルチェック
- 身体機能、動作評価
- 基本動作訓練、日常生活動作訓練
- 環境整備
- 福祉用具や住宅改修のアドバイス
- 家族への動作指導
- サービス担当者会議などの出席
- 各種書類業務
利用者だけでなく、そのご家族やケアマネなどとの連携も重要です。
訪問リハビリテーションで働く理学療法士の一日のスケジュール
一般的には1日平均5~6件回っているケースが多いです。
リハビリは1件40-60分
移動は自転車、バイク、車など地域や事業所によって違いがあります
リハビリ後は空いた時間にタブレットなどで電子カルテを記入します
訪問先でのリハビリテーション業務以外でも、サービス担当者会議や医療施設での退院前カンファなどの出席が求められる場合もあります
カルテ記入・申し送り・書類業務など
※月末は書類業務に追われ多忙なことも多いです
訪問リハビリテーションに求められるスキル
- コミュニケーション能力
訪問リハは利用者だけでなく、その家族、ケアマネ、看護師など多くの人と連携を取りながらリハビリテーションを進めていくことが重要となります。
- 医療分野以外の幅広い知識
医療保険だけでなく、介護保険、障害福祉など幅広い領域の利用者と関わりまうす。それぞれの保険制度や利用できるサービスの知識を身につける必要があります。
- 包括的なリハビリテーションの提供
訪問リハでは直接利用者さんの生活の場に踏み込み、1人1人と長期間関わりながらリハビリテーションを提供していくことになります。身体機能だけではなく、環境因子や個人因子に合わせた包括的な視点が必要となります。
理学療法士が訪問リハビリで働くメリット・デメリット
理学療法士の訪問リハビリはこんな人におすすめ
訪問リハビリで働こうか迷っている方へ
- 在宅支援のリハビリテーションに興味がある
- 1人の利用者とじっくりと関わってみたい
- 臨機応変な対応ができる
- 土日祝休みの職場がいい
- 高年収を狙いたい
上記に当てはまるなら訪問リハビリで働くのがぴったりかもしれません。
まとめ|訪問リハビリテーションは理学療法士におすすめ
今回は、訪問リハの概要と理学療法士の働きかたについて解説しました。
訪問リハは将来的にも需要が高まっていくことが予想され、理学療法士におすすめです。
これから続く高齢化社会において、在宅生活をサポートするのに不可欠な訪問リハビリテーション。
ぜひ、本記事を参考に訪問リハビリで働くことを選択肢に入れてみてはいかがしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。