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この記事の執筆・監修者

moco 

病院勤務の理学療法士(経験8年目)。『理学療法士が自分らしく働く』をコンセプトにNICOJOBを執筆・監修。信頼できる情報発信を心がけています。

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理学療法士・PTのよくある【退職理由】とは?退職理由の伝え方や例文も紹介!

「激務でワークライフバランスがとれない」「今の職場ではスキルアップできない」
このような理由で、転職を考えている理学療法士の方は多いのではないでしょうか。

退職理由を伝える際は、本来の理由をポジティブな言い回しに変換することが大切です。
理学療法士のよくある退職理由や、面接で使える例文などをご紹介します!

目次

理学療法士のよくある退職理由5選

①心身ともに負担が大きい

理学療法士のお仕事ではリハビリ等で体を使うことが多いため、「体力的に辛い」と感じる方が多いようです。

また、精神面のケアを必要とする患者さんも少なくありません。
体力を消耗しながら多くの人と接するお仕事であるため、心身ともに負担が大きいといえるでしょう。

②給与に不満がある

「給与に不満がある」というのも、理学療法士に多い退職理由です。

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、理学療法士の平均年収はおよそ427万円(賞与を含む)であり、全職種の平均よりも約30万円低いという結果が出ています。
同じ職場に長く在籍することで少しずつ昇給する例もありますが、上がり幅が低く、割に合わないと感じる人も多いようです。

③キャリアアップできるか不安

「今の職場ではキャリアアップできない」と判断し、転職を決める理学療法士も多いようです。

資格の取得や専門的なスキルを身につけることでキャリアアップはできますが、現場によっては成長を感じない場合もあるでしょう。

④人間関係がうまくいかない

どの職種でも挙げられる退職理由が、「人間関係」です。
理学療法士は病院や介護施設などの閉鎖的な空間で働くため、人間関係の良さは快適に働く上で重要な要素でしょう。

上下関係が厳しすぎたり、派閥ができていたりなど、自分では解決できない人間関係に頭を抱える人もいます。
人間関係をリセットするには新しい環境に行くしか無いため、転職を考える人が多いようです。

⑤ワークライフバランスに不満がある

不規則なシフトや残業などが原因で、ワークライフバランスに不満を抱く理学療法士も少なくありません。

その分給与が多かったり、給与が少なくてもプライベートの時間を十分に確保できていれば、不満が小さくなる場合もあるでしょう。
特に人手不足で一人一人に負担が大きい職場では、理想のワークライフバランスが実現しにくくなってしまいます。

理学療法士が転職を成功させるためのポイント4 選

①ネガティブな退職理由を避ける

面接で転職したい理由を聞かれた際には、ネガティブな内容を避けることが大切です。

「上司が苦手だった」「給与に不満があった」など、本来の退職理由はネガティブなものかもしれません。
しかし、そのまま伝えてしまうと、「すぐに辞めてしまうのではないか」などと悪い印象を持たれてしまう場合があるため注意しましょう。

②転職の目的をはっきりさせておく

「キャリアアップしたい」「しっかり休みが取れる環境に行きたい」など、転職には明確な理由を持つことが大切です。

たとえば、「つまらないから転職したい」「なんとなく環境を変えたい」などと漠然とした理由で転職活動をしたとします。
面接で転職したい理由を聞かれた際に、熱意のある返答ができず、印象が悪くなる可能性があります。

また、目的のない転職活動では、今よりも悪い環境へ移ってしまったり、理想が全く実現できないということになりかねません。

③焦って転職しない

早く転職活動を終わらせたい場合でも、焦って転職先を決めることはやめましょう

条件にこだわりすぎるのも良くありませんが、譲れない条件よりも転職の早さを重視してしまうと、理想とかけ離れた結果になる可能性があります。
転職を成功させるためにも、希望条件に合っている職場かどうかを必ず確認するようにしましょう。

④理学療法士に特化した転職エージェントを利用する

転職活動を成功させる大きな近道は、理学療法士に特化した転職エージェントを利用することです。

転職活動では、求人探しや応募・書類作成・面接など、いくつかの過程をクリアしていかなければなりません。
忙しく働きながら転職活動の流れを全て一人でこなすのは、想像以上に大変なことです。

転職エージェントを利用すると、求人のピックアップや面接対策・日程調整などをサポートしてもらえます。

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【面接で好印象】理学療法士の退職理由の伝え方

ネガティブな退職理由をポジティブな言い方に変換する

面接で退職理由を伝えるときは、ポジティブな言い回しにすることが大切です。

まずはありのままの退職理由を洗い出し、どうすれば前向きに伝わるか考えてみましょう。
本来の退職理由を、ポジティブな言い回しに変換する例をいくつかご紹介します。

退職理由 変換後
給与に不満がある 自分の能力を活かして正当な評価を受けたい
人間関係が悪い 協調性のあるある職場でスキルアップしたい
残業が多い 能力を活かして効率よく仕事をしたい

キャリアプランを明確にし、どうなりたいのか伝える

新しい職場で発揮できる能力や、どうなりたいのかというプランが明確になっていると、面接で好印象になりやすいです。

キャリアプランや自分の強みを考えることで、退職理由だけでなく、志望動機や自己PRも内容が濃いものになります。 退職理由と志望動機が矛盾しないように気をつけつつ、熱意を伝えるようにしましょう。

理学療法士 退職理由を伝えるときの例文を紹介!

退職理由の伝え方を解説しましたが、実際に文章にするのは難易度が高いですよね。
そこで、面接で使える例文を2つご紹介します!

退職理由が「人間関係」の場合

以前の職場では、新入職員の指導やリハビリメニューの作成などを担当しておりました。
新入職員の指導では、日頃からコミュニケーションをとることの大切さを痛感しましたが、激務でなかなか深く関われない状況でした。

そこで新しい環境に移り、周りとコミュニケーションをとりやすい状況下でスキルを磨いていきたいと思い、転職する決意をしました。

退職理由が「休日の少なさ・残業の多さ」の場合

理学療法士として常にスキルアップしたいと考えながら業務を行なってきました。
しかし、担当できる業務が増えていくことで新しい知識をつける時間が確保できず、もどかしい気持ちで働いておりました。

今後のキャリアについて考えたところ、新たなスキルや経験を積める環境に移りたいと思い、転職を決意しました。
御院では研修や勉強会などが充実しており、教育環境が整っている点に魅力を感じました。 そのような環境で私もスキルを高め、教育する側としても貢献したいと考えております。

まとめ

この記事のまとめ

理学療法士のよくある退職理由や、退職理由の伝え方についてご紹介しました。

「人間関係が悪い」「給与が低い」など、本来はネガティブな理由で転職を決める人は少なくありません。  
しかし、面接で好印象を与えるには、前向きな言葉に変換することが大切です。

面接に関しては、転職エージェントを利用することでアドバイスがもらえたり、模擬面接までしてもらえる場合もあります。 転職を成功させるためにも、ぜひサービスを利用してみてはいかがでしょうか。