理学療法士・PTの平均年収は?勝ち組になるための具体的な3つの手段も紹介!
「自分の年収は妥当なのか気になる」「理学療法士の中でも勝ち組になりたい」
上記のような理学療法士の方へ向けて、理学療法士やその他の医療職の平均年収、仕事への満足度を高める具体的な手段についてご紹介します。
特に年収アップについては転職で解決できる可能性が高いため、平均年収よりも低いという方はぜひ読み進めてみてください!
理学療法士の平均年収
理学療法士全体の平均年収
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、理学療法士の平均年収は約431万円です。
月収と賞与の内訳は、下記の通りです。
1ヶ月当たりの給与 | 年間賞与など | 平均年齢 | |
理学療法士 | 300,700円 | 698,400円 | 34.7歳 |
全産業 | 311,800円 | 884,500円 | 43.7歳 |
全産業の平均年収は約463万円であるため、理学療法士の年収は全体の平均よりも下回っていることがわかります。
特に年間賞与だけを見ると約20万円の差があり、給与に不満を抱く方も少なくありません。
性別・年代別の平均給与額
性別・年代別に見た理学療法士の平均給与額は、下記の通りです。
男性
年齢層 | 1ヶ月当たりの給与 | 年間賞与など |
20~24歳 | 249,200円 | 290,700円 |
25~29歳 | 277,200円 | 649,200円 |
30~34歳 | 305,100円 | 731,600円 |
35~39歳 | 333,200円 | 819,900円 |
40~44歳 | 362,500円 | 835,500円 |
45~49歳 | 375,200円 | 926,800円 |
50~54歳 | 343,900円 | 910,700円 |
55~59歳 | 395,000円 | 948,100円 |
60~64歳 | 343,700円 | 720,600円 |
65~69歳 | 333,000円 | 864,300円 |
女性
年齢層 | 1ヶ月当たりの給与 | 年間賞与など |
20~24歳 | 254,600円 | 358,500円 |
25~29歳 | 266,600円 | 666,200円 |
30~34歳 | 277,200円 | 658,000円 |
35~39歳 | 298,100円 | 655,700円 |
40~44歳 | 312,600円 | 943,000円 |
45~49歳 | 328,700円 | 927,500円 |
50~54歳 | 348,700円 | 1,070,100円 |
55~59歳 | 380,700円 | 1,147,900円 |
60~64歳 | 260,800円 | 541,500円 |
65~69歳 | 196,900円 | 899,200円 |
上記の結果を比較すると、20代では男女で給与の大きな差は見られないものの、30代以降になると男性のほうが昇給の幅が大きいことがわかります。
また、理学療法士は勤続年数が長いほど給与が上がる傾向にあり、年功序列が一般的な職種です。
その他の医療職の年収と比較すると?
理学療法士の年収を、その他の医療職と比較すると、下記のような並びになります。
職種 | 平均年収 |
薬剤師 | 583万円 |
診療放射線技師 | 544万円 |
臨床検査技師 | 509万円 |
看護師 | 508万円 |
理学療法士 | 431万円 |
介護福祉士 | 363万円 |
上位4つの職種は平均年収が500万円を上回りますが、理学療法士と介護福祉士の年収は比較的低めです。
とはいえ、理学療法士は夜勤が多くなることがあまりないため、働き方を比べてみると、妥当といえるかもしれません。
転職を検討する場合は他の職種と比較するのではなく、同じ理学療法士の分野で年収や働き方を比べてみましょう。
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理学療法士の年収は施設や学歴によっても変わる?
私立の施設は初任給が高いが、国公立の施設に比べて昇給率が低い傾向にある
理学療法士が働く医療施設には、私立と国公立があります。
実は、初任給だけを見ると私立の施設のほうが高く、その後の昇給率は国公立の施設のほうが高い傾向にあります。
私立の施設(個人経営の病院など)は大きな医療機関と比較すると給与が上がりにくいため、初任給だけで判断しないように注意が必要です。
同じ施設で長く勤めたいという方は、将来的な年収も考慮して転職先を選びましょう。
学歴による年収の差はほとんどない
理学療法士になるには、養成校で3年以上学び、国家試験に合格する必要があります。
養成校には専門学校だけでなく、短期大学や4年制大学もあるため、「学歴によって待遇が異なるのでは?」と疑問に思う方もいるでしょう。
実際には、学歴によって理学療法士の年収が変わるなどの区別は少ないようです。
ただし、4年制大学を卒業した場合、大学病院や厚生年金病院などの規模が大きな医療機関への就職がしやすくなるケースはあります。
理学療法士の年収は今後上がる?
高齢化が進んでいる中で理学療法士の需要は高まっているものの、毎年理学療法士の数が増え続けているため、飽和状態になりつつあるのが現状です。
公益社団法人日本理学療法士協会のデータによると、令和4年度時点での会員数は136,357人です。
また、この会員数は10年間で5万人以上増えており、給与を上げなくても人材が集まる状態になっています。
そのため、今後も理学療法士全体の平均年収は上がりにくいと予想されています。
「理学療法士として勝ち組になりたい!」満足度が高くなる状況とは?
理学療法士の年収は全産業の平均年収よりも低めですが、国家資格が必要な需要の高い職業です。 そのため、「この職種のまま勝ち組になりたい!」と思う理学療法士の方も多いのではないでしょうか。 まずは、どのような状況であれば仕事への満足感が高くなるのか考えてみましょう。
年収に満足している
どの職種でもいえることですが、働きに対して十分な対価をもらえていれば、仕事への満足度が高まるのではないでしょうか。
平均より年収が高いかどうかは関係なく、ワークライフバランスが取れていたり、妥当だと感じられる年収であれば不満は感じにくいでしょう。
近年では副業でプラスの収入を得ている方も多いため、「もう少し収入が欲しい」という方は挑戦してみるのもおすすめです。
もし、理学療法士として働く中で、「給与が少ない」と感じるのであれば、転職を検討するのも一つの手段です。
仕事にやりがいを感じている
「患者さんとのコミュニケーションが楽しい」「担当している患者さんの状態が良くなると嬉しい」など、理学療法士として仕事にやりがいを感じている方も、「勝ち組」と呼べるのではないでしょうか。
仕事はお金を稼ぐためにするものという考えになりがちですが、そこにやりがいを見出せれば充実感が得られ、満足度が高まります。
責任が大きいポジションを任されている
主任や管理職など、実力を認められた人に任される重要なポジションにつくと、職場での存在意義を感じ、充実感を得られる方もいるでしょう。
また、役職がつくことで大きな昇給も見込めるため、年収が上がることでモチベーションアップにもつながります。
勝ち組の理学療法士になるには?具体的な3つの手段
①訪問リハビリに転職する
訪問リハビリとは、利用者の自宅に訪問してリハビリを行う仕事です。
一般的な理学療法士は病院や介護施設などの決まった場所で働きますが、訪問リハビリでは、利用者の自宅を回りながら業務をこなしていきます。
基本的に訪問リハビリの理学療法士は単独で行動するため、その場での判断力が問われます。
その分稼ぎやすいとも言われているため、知識や経験を積んでから転職する方も多いです。
将来的に転職して年収アップを目指したい方は、訪問リハビリを視野に入れてみてはいかがでしょうか。
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②起業する
理学療法士の資格を活かし、さまざまな分野で起業する方も少なくありません。
ただし、理学療法士の資格自体が開業できるものではないことに注意が必要です。 例えば、下記のような分野であれば開業できます。
- 整体院
- パーソナルトレーナー
- デイサービス
- セミナー講師
- サイトの運営
③副業でプラスの収入を得る
本業で収入をアップさせるのは難しい場合でも、副業ならプラスの収入を得ることができます。
例えば、下記のような副業が理学療法士の方におすすめです。
- リハビリに関する記事のライティング
- スポーツトレーナー
- 理学療法士のセミナー講師
特に記事のライティングはパソコン1台あればどこでもできます。
理学療法士の資格を持っていれば、単価の高い案件に応募できる可能性もあるため、ぜひ挑戦してみてください。
※副業をする際は職場の規則を必ず確認しましょう。
まとめ
理学療法士の平均年収や、仕事に対する満足度を高める方法についてご紹介しました。
理学療法士の年収は全産業の中では低めではありますが、勤続年数を重ねるにつれて昇給していく傾向にあります。
そのため、仕事にやりがいを感じられるのであれば、年収を他の職種と比べる必要はないでしょう。
しかし、中には転職することで年収アップを狙える理学療法士の方が多いのも事実です。
まずは転職エージェントに登録し、求人情報を見るだけでも給与や待遇などの基準を見極めることができます。
ぜひ、理学療法士に特化した転職エージェントに登録し、一歩踏み出してみてください!