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この記事の執筆・監修者

moco 

病院勤務の理学療法士(経験8年目)。『理学療法士が自分らしく働く』をコンセプトにNICOJOBを執筆・監修。信頼できる情報発信を心がけています。

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理学療法士・PTの【楽な職場】5選はこちら!

悩んでいる人

理学療法士にとって楽な職場ってどこ?

理学療法士として働くみなさん、毎日お疲れ様です!
患者さん一人ひとりのために、全力を尽くしてケアを提供するのは、本当に素晴らしいことです。

でも、その分、体力や気持ちに負担がかかることもありますよね。
私たちが元気で笑顔でいられることが、患者さんにとっても大切なこと。

だからこそ、職場環境が「楽だ」と感じられるかどうかは、とても大切なポイントだと思います。
今日は、理学療法士が「楽だ」と感じる職場の特徴や、楽な職場の条件について深堀りしていきます。

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病院勤務の理学療法士(経験8年目)。『理学療法士が自分らしく働く』をコンセプトにNICOJOBを執筆・監修。信頼できる情報発信を心がけています。

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目次

データから見る理学療法士が「楽だ」と感じる職場の特徴

1. 勤務時間やシフトの柔軟性

仕事とプライベートのバランスが取れると、心に余裕ができて毎日が楽しくなりますよね。特に、短時間勤務や週休2日制、固定シフトがある職場は、私たち理学療法士にとってとてもありがたいものです。毎日同じ時間に働くことで、生活リズムが整い、家族との時間や自分のための時間も大切にできます。仕事に追われる感覚が少なくなると、気持ちも明るくなって、笑顔で患者さんに接することができますよ。

  • 現状: 日本理学療法士協会の調査では、パートタイムで働く理学療法士の80%が、ワークライフバランスに満足しているという結果が出ています。フルタイム勤務でも、65%の人が満足と感じていますが、パートタイムの方が心の余裕を感じやすいようです。
勤務形態 満足度
フルタイム勤務 65%
パートタイム勤務 80%
固定シフト 75%

2. 患者数と業務負担のバランス

一日にたくさんの患者さんを対応するのは、それだけでエネルギーを使いますよね。だから、患者数が少なめで、ゆっくりと丁寧に向き合える時間が確保できるクリニックやデイサービスは、とても魅力的です。業務が過密にならないことで、心にも体にも余裕ができ、患者さんにとっても私たちにとっても良い環境が整います。また、休憩時間がきちんと取れる職場は、気持ちをリフレッシュする大切な時間が確保でき、長く働き続けるためにも必要不可欠です。

  • 現状: 全国リハビリテーション業務調査によると、患者数が少ないデイサービスで働く理学療法士は、ストレスを感じにくく、仕事の満足度も高いことがわかっています。
業務内容 ストレスレベル
患者数が多いクリニック 高い
患者数が少なめのデイサービス 低い
十分な休憩が取れる職場 低い

3. サポート体制の充実

仕事が忙しくても、同僚や上司のサポートがしっかりしていると、それだけで安心感がありますよね。チーム医療が充実している職場では、医師や看護師、リハビリスタッフと連携しながら仕事ができるので、一人で抱え込まずに済みます。これが、精神的なストレスを大きく減らしてくれるんです。また、定期的な研修や教育の機会があると、自分のスキルが向上することで自信が持てますし、安心して仕事に取り組めます。

  • 現状: 厚生労働省の調査によると、チーム医療のサポートが充実している職場で働く理学療法士の85%が、仕事に対して高い満足度を感じているそうです。定期的な教育や研修がある職場でも、70%以上が安心して働けると答えています。
職場環境の要素 満足度
チーム医療のサポート体制 85%
継続的な教育と研修の機会 70%
最新のリハビリ設備 78%

働いていて思う理学療法士が求める楽な職場の条件

理学療法士にとって楽な職場の条件を大きく3つの要素にしてみました。

体力的に楽

  • リハビリ時の介助負荷が少ない
  • 介入単位数に無理がない
  • 付帯業務が少ない
  • リハビリ間の移動が楽
  • 業務ルーティンがある程度決まっている

精神的に楽

  • 周りに相談しやすい
  • 責任・プレッシャーが少ない
  • 先輩・上司から高圧的でない
  • 患者さんからのクレームが少ない
  • 他職種連携・調整が少ない
  • 患者さんの症状が安定している

時間的に楽

  • 年間休日が十分にある
  • 有給休暇を取りやすい
  • 残業が少ない
  • 勉強会への参加・学会発表が強制ではない
  • 勤務時間が短い
moco

自分が求める楽な条件を明確にしてみましょう!

すべての理学療法士にとって楽な職場はない

基本的に、「体力的・精神的・時間的」これら全てを網羅する職場はほぼないと思った方がよいです。

楽な職場を求めるときに大切なことは、自分が「どこ」にしんどさを感じていてどんな」しんどさを取り除きたいのかをまず知ること。

人によって楽と感じるポイントは違います。

まずは、自分の求める「働きやすさ」の条件に優先順位をつけてから、職場探しをはじめることが大切です。

moco

私にとっての楽な職場は時間の余裕です!

理学療法士におすすめ楽な職場5選

 

理学療法士におすすめの楽な職場5選
悩んでいる人

楽な職場の要素はわかったけど、具体的にはどの職場が楽なの?

こんな方に向けて、理学療法士が比較的楽に働ける職場を5つ紹介します。

楽な職場5選

体力面 精神面 時間面
療養型病院
デイサービス
デイケア
老人保健介護施設
訪問リハビリ

療養型病院

1つ目は、療養型病院です。

体力面 精神面 時間面
療養型病院

療養型病院が楽な理由はこちら。

  • 業務がルーティンワーク化しやすい
  • 急変リスクや突発的な業務が少ない
  • 比較的落ち着いた環境で業務ができる
  • 土日祝休みの病院も比較的多く、休みもとりやすい

デイサービス

2つ目は、デイサービス(通所介護)です。

体力面 精神面 時間面
デイサービス

デイサービスが楽な理由はこちら。

  • 業務がルーティン化しやすい
  • 集団リハビリがあり、1日あたりに個別担当する対象者は少なめ
  • 残業が少ない
  • 急変リスクが少なく、落ち着いて業務に当たれる

理学療法士がデイサービスで働く場合は、機能訓練指導員として働くかリハビリ特化型デイで働く方法があります。

デイケア

3つ目は、デイケア(通所リハ)です。

体力面 精神面 時間面
デイケア
  • 症状が落ち着いている利用者が多く、落ち着いて業務に当たれる

介護老人保健施設

4つ目は、介護老人保健施設です。

体力面 精神面 時間面
老人保健介護施設

デイケアが楽な理由はこちらです。

訪問リハビリ

5つ目は、訪問リハビリです。

体力面 精神面 時間面
訪問リハビリ

訪問リハビリが楽な理由はこちらです。

  • 移動手段がネックであるが、移動間でリフレッシュできる
  • スタッフと関わることが少ないため人間関係の悩みが少ない
  • 慣れれば自分のペースで業務に当たれる
  • 希望のシフトで働きやすい

理学療法士が楽な職場を選ぶときの3つの注意点

理学療法士が楽な職場を選ぶときの注意点は3つあります。

  • 給料が低くなる可能性がある
  • スキルアップしにくい
  • やりがいを感じにくい

給料が低くなる可能性がある

1つ目は、楽な代わりに給料が低くなる可能性があるという点です。

実稼働の少ない楽な職場では、リハビリの売り上げも少なく、基本給が低めに設定されている場合が多いです。

moco

高年収で楽な職場に出会える確率は低いかも・・・

スキルアップしにくい

2つ目は、スキルアップしにくい可能性がある点です。

楽な職場は、忙しい職場と比べると日々の業務がシンプルで業務内容も限られることが多いです。

また、急変時の対応や最新のリハビリ医療に触れる機会も少なく、理学療法士としての知識・技術を身につける点では一歩遅れがち。

moco

将来のためにスキルアップしておきたいという人には向いていないかも。

やりがいを感じにくい

3つ目は、理学療法士としてやりがいを感じにくいと思うことが増える点です。

楽な職場は、業務がルーティンになっていたり、突発的なことが少なく淡々と業務をこなせるのが特徴です。

人によっては業務が退屈、やりがいを感じない場合があります。

楽な職場を見つけるための具体的なアドバイス

1. 事前の情報収集をしっかり行う
求人情報だけでなく、インターネットでの口コミや、実際に働いている人の意見を聞くことも大切です。見学やインターンシップに参加して、自分の目で見て感じることも効果的です。職場の雰囲気やスタッフ同士の関係性など、実際に足を運んでみないとわからないことがたくさんありますよ。

2. 面接時に具体的な質問をする
面接の際には、勤務時間やシフトの柔軟性、教育研修の機会、チーム医療のサポート体制について具体的に質問しましょう。自分のライフスタイルや価値観に合った職場かどうかを判断するために、これらの情報をしっかり確認しておくことが重要です。

3. 自分のライフスタイルに合った職場を選ぶ
全ての人が同じ職場環境を「楽」と感じるわけではありません。子育て中の方やキャリアアップを目指している方など、それぞれのライフステージや目標に合った職場を見つけることが、長く健康的に働き続けるための鍵です。自分の今の状況と将来の目標を考えた上で、ベストな選択をしてくださいね。

4. 継続的な学びの機会を大切にする
理学療法士としてのスキルアップは、患者さんに質の高いケアを提供するためにも、自分自身の成長のためにも欠かせません。研修や勉強会に参加して、最新の知識を取り入れることで、仕事に対する自信がつき、モチベーションもアップします。学び続けることで、常に新鮮な気持ちで仕事に向き合えます。

まとめ|自分に合った楽な職場を見つけよう

今回は、理学療法士にとって楽な職場について解説しました。

今、「仕事が辛いな、しんどいな」と感じている方は、自分のペースで働ける楽な職場に転職してみるのは1つの手段です。

自分がいま「何に辛いと感じているのか」、転職によって「どうなりたいのか」を考えてみることから始めてみましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました。