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この記事の執筆・監修者

moco 

病院勤務の理学療法士(経験8年目)。『理学療法士が自分らしく働く』をコンセプトにNICOJOBを執筆・監修。信頼できる情報発信を心がけています。

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訪問リハビリ理学療法士・PTの【給料・年収】稼げる理由5選

悩んでいる人

訪問リハビリは給料が高いのはなぜ?稼げる理由が知りたい!

こんな疑問にお答えします。

求人サイトなどで訪問リハビリの求人を探すと、他の職場と比べて高年収のものを多くみかけます。

「なんで訪問リハビリの給料って高いの?激務じゃないよね?」と不安を抱く方もいるのではないでしょうか。

本記事では、訪問リハビリの給料が高い理由を分かりやすく解説します。

この記事を読めば、訪問リハビリの給料が高い理由がわかるだけでなく、高年収を狙う訪問リハビリの見つけ方までわかります。

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訪問リハビリに興味がある人は、自分にぴったりの職場を見つけるヒントになります♪

目次

訪問リハビリの給料が高い5つの理由

訪問リハビリの給料が高い理由を5つご紹介します。

  1. 診療報酬が高い
  2. 施設維持費が非常に安くて済む
  3. 介入数に制限がなくたくさん働ける
  4. 需要が高くサービスが埋まりやすい
  5. 管理者も実務をこなし売上を立てる場合が多い

①診療報酬が高い

訪問リハビリの診療報酬は病院などに比べると高いです。

訪問リハビリと病院の診療報酬(20分あたり)

訪問リハビリ 病院
307単位
およそ3,285円*1
175点~245点*2
1750円~2450円
※1介護報酬1単位10.7円とする
※2病院の施設基準Ⅰとする

訪問リハビリは移動時間も考えると時間単価は悪いと思われがちですが、実際はとても良いです。

移動時間を差し引いても、病院並みもしくはそれ以上に売上を立てることができます。

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売上が立つ=給料が高いというのは納得ですね。

②施設維持費が非常に安くて済む

訪問リハビリは、病院や施設と違いリハビリ施設を構える必要がありません。

また、リハビリ器具やその他の設備もほぼ不要なため、施設の維持費がとても安価に抑えられます。

売上を社員の給料に還元しやすい環境にあることが、給料が高い理由となります。

③介入数に制限がなくたくさん働ける

訪問リハビリは、病院と異なり1日・1週の単位上限が決まっていません

よって、しっかり稼ぎたければ週6日勤務などで業務量を多くこなすことで給料はあがりやすいです(=インセンティブ制)。

④需要が高く、サービスが埋まりやすい

日本の医療介護は、高齢者の増加と同時に在宅医療・介護の推進を行い、在宅リハビリや予防リハビリの需要が高まっています

要支援・介護者数、訪問リハビリ事業所数ともに年々増加傾向

  • 要支援・介護者数
参考元:厚生労働省|介護保険事業状況報告
  • 訪問リハビリ事業所数
参考元:厚生労働省|介護給付費等実態統計

2025年には要介護者の想定数が716万人に及ぶと言われており、これからも需要は伸びていくでしょう。

運営がうまくいっている事業所は、実稼働時間を高く維持しやすく、売上げを立てやすい特徴があります。

コロナによる影響で訪問リハビリも一時需要は落ち込みましたが、いまは密を避けるという点から再び需要が高まっています。

⑤管理者も実務をこなし売上を立てる場合が多い

訪問系の事業所は、管理者・責任者も実務をこなす人が多いです。

管理職の費用負担が少なくて済むので、一般職員への還元を高くすることができます。

訪問リハビリの売上計算と実際の給与還元

ここでは実際に訪問リハビリはどれくらい稼げるのか、売上から実際の給与額を計算してみようと思います。

(例)理学療法士が1日に40分×5件と60分×1件月に20日稼働した場合※介護報酬の地域区分7級地10.17円/単位として計算

売上げ計算

 基本報酬+(加算・減算)×訪問回数

基本報酬:20分307単位 移行支援加算:17単位/日 サービス提供体制強化加算(Ⅰ):6単位/回 リハビリマネジメント加算:省略 その他加算・減算:省略

  • 1日あたり

40分サービス(307単位×2件+17単位+6単位×2件)×5件+60分サービス(307単位×3件+17単位+6×3件)×1件=4,170単位×10.17点≒42,410円

  • ひと月あたり

4,170単位×20日×10.17点≒848,178円

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ひと月の売上げは80万円以上、年間約1,000万円売上を立てることができます。

実際の給与還元は売上に対し45%~55%が相場と言われています。

年間売上が1,000万円であれば、年収450~550万円が可能ということになります。

高年収を狙える訪問リハビリを選ぶときの6つのポイント

ここまでの話しを聞いて、「訪問リハビリはやっぱり稼げるんだ」と思った方へ。

訪問リハビリならどこでも稼げるわけではありません

大切なのは稼げる事業所を選ぶこと!

稼げる事業所とは、「売上を立てやすく」「頑張った成果を適切に評価し、給与還元してくれる」ところです。

ここではそんな事業所を選ぶときの注意点を6つご紹介します。

  1. ひと月当たりの訪問数と介入時間
  2. 事業所の取得加算
  3. 稼働エリア
  4. インセンティブ制度の仕組み
  5. 年間休日数
  6. 社風、責任者・社長の人柄

ひと月当たりの訪問数と介入時間

訪問リハビリで売上をしっかり立てたければ、サービスをしっかり埋めれる事業所に行きましょう。

目安として、ひと月に110~120件以上60分サービスも1~2割あれば良好です。

60分サービスがあると実稼働が伸びやすいので、結果として売上が立ちやすい傾向にあります。

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事前に面接などで在籍者の稼働時間を聞いて参考にしてみるのもいいでしょう。

事業所の取得加算

事業所が取得している加算もひとつの参考にしましょう。

事業所の取得加算が多いということは、同じ労力でもより多くの売上を立てることができます。

結果として、給料アップへと繋がる傾向があります。

稼働エリア

稼働エリアが狭くサービスがしっかり埋めれる事業所が稼げます。

当然ですが、利用者さん宅間の移動も就業時間です。

移動時間が長いとサービスに当てる時間が減ってしまうので、売上を立てるためには移動時間は短い方がいいです。

インセンティブ制度の仕組み

訪問リハビリでは、インセンティブ制度がある事業所を選ぶことが重要です。

※インセンティブ制度とは、ある一定の訪問件数を超すと、1件につきプラスαの報酬が支給される制度です。

売上をしっかり立てても、それを給与還元されるシステムがないと意味がありません。

インセンティブ制度を導入する事業所で働けば、一定数以上サービスをまわればその分はプラスアルファで報酬が支給されます。

(例)ひと月あたり80件を超えた分は1コマに対し2,000円のインセンティブ支給

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事業所によりシステムは様々なので、事前によく確認してどのくらい稼げそうか想定しておきましょう♪

年間休日数

インセンティブ狙いで高収入を目指すなら、年間休日は少なく、実稼働日数を増やしたいと思うかもしれません。

ですが、心身の健康にも気を付けたいなら年間110日以上の休日は確保したいところです。

  • 年間休日数の目安
年間休日 休日実態
105 週休2日のみ
110 週休2日+正月お盆休暇
115 週休2日+正月お盆休暇+α
120 週休2日+正月お盆休暇+月1回の公休

「固定給で年間休日105日」みたいな場所で働くのは避けましょう。労働力の買いたたきに合う可能性が高いです。

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長く働くつもりなら年間休日115日以上の事業所を狙いたいですね。

社風、責任者・社長の人柄

社員を大切にする事業所は、給与還元も高い可能性があります。

労働条件面だけにとらわれるのでなく、事業所の雰囲気や社長、責任者の人たちにも目を配っておきましょう。

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自分の価値感や大切にしたいものが似た会社を選ぶといいですよ。

訪問リハビリの給料が高い理由|まとめ

まとめ

今回は、訪問リハビリの給料が高い理由と稼げる職場選びのコツを解説しました。

この記事のまとめ
moco

訪問リハビリはだれでも高年収を狙いやすい職場です!

この記事で、訪問リハビリに興味を持った人は下記の記事が参考になるのでぜひご覧くださいね。

最後までご覧いただきありがとうございました。