保育士の世間的なイメージを少し調べてみたころ、「いつもニコニコしてる」「忍耐力がありそう」でした。
こう聞くと何となく楽しい職場で長く続ける人が多い気もしますが…実は「保育士の仕事がきつい・つらい」「保育士を辞めたい」と言っている方も多いんです。
3カ月、2カ月、1カ月で休む方もいますし、二週間や一週間で辞める方も結構います。
もしかするとあなたも保育士の仕事をされていて、辞める理由を考えていたり退職の切り出し方を考えているかもしれませんね。
そこで今回、保育士を辞めた方にアンケートを取ってみました。
具体的には
- 保育士を辞めたいと思った理由
- 退職理由の言い方・伝え方
- 辞めると伝えたタイミング
- 退職届にはどう書いたか
- 保育士を辞めてよかったと思ったこと
を聞いてみました。
実際に保育士を辞めた方が、どういう風に退職を伝えのかは参考になると思います。
その後に、
- 辞めたいといっても会社に辞めさせてもらえない人
- どうしても自分からは「辞めたいです」と言いづらい人、辞めづらい人
- 退職拒否や引き止めを、自分一人だと振り切れる自身がない人
- 今の職場が最悪で、いますぐ逃げたい、今すぐ辞めたい人
- 損害賠償をすると脅されている人
- 給料や残業代は払えない、有給も使わせないと言われている人
- 出社拒否中で、どうすればいいかわからない人
向けに、「退職代行サービス」というものも紹介します。
いま保育士のお仕事に悩んでいる方の参考に慣れば幸いです。
保育士を辞めた5人の体験談:退職理由や言い方、辞めてよかったことなど
※枠内をスクロールしていただくと読めます。
正社員で担任を受け持っていました。
辞めた理由は同僚との関係がうまくいかなかったことです。
始めは同期が気に入っていた上司と私が組むことになってから、気に入らなかったのか私のクラスの子どもに私の悪口を伝えることから始まりました。
特に同期が気に入っていた子(以前受け持っていた子)を私が受け持つのも気に入らなかったようです。
そのうち、他の同僚からはみんなで仕事かえりにご飯に行く約束などを、会議中などに手紙を回して私にだけは回さないというようなことだったり、私が近くにいくと急に話しを止めたり、わざとわかるような事をされてました。
幸い話を聞いてくれる同僚もいたのでなんとか続ける事ができましたし、毎日ではなかったので良かったです。
その後、意地悪な同僚が辞めたり、同僚はいましたが環境め変わってはきたのですが、体調不良が続いたりし、少し保育から離れて休もうと思い(周りからも言われて)退職を伝えました。
時期は10月中旬あたりに退職願を自作してつたえました。内容は一般的なものです。
辞めると決めて未練はありましたが、すっきりした気持ちで過ごすことができました。
辞めてからは意外とゆっくりすることが苦痛になり、早い段階で仕事をはじめました。
自分の好きな事をしたいと考え、好きなお店で販売の仕事を始めました。
初めてのことで大変なこともありましたが、お店を作り上げていく楽しさ、保育の仕事にいたら出会うことのない友達、いままで知らなかったたくさんの経験ができました。
辞めてみて保育の現場は独特な世界だと感じました。
違う世界で仕事をしてみて自分自身の成長に繋がったし、保育に戻った時に違う目線で物事をみることができるようになりました。
辞めることが必ずしもいいこととは限らないのですが、違う社会を経験することも大切だと感じました。
振り返ると私自身も弱く考えすぎていた部分もあると思います。ただ無理に続けていたらきっと保育の仕事が嫌になっていたと思います。
以前、学童保育所で勤務をしていました。
私が勤めていたところは、市役所が運営しており、市の嘱託職員と臨時職員で行っておりました。
私は嘱託職員でした。
契約自体は1年更新の6回までで、7年間勤務をすることが出来ました。
7年が過ぎた時に再募集をかけていましたが、だいたい勤務している人が再度試験を受けていて合格していたのを見てきました。
更新をする気がない人が退職した時のみ、新しい人を雇うといった感じでした。
学童保育所は、小学校の児童を保護者が帰宅する時間まで預かるということが主な仕事ですので、勤務時間については私のところは午後からでした。
時間が短い割にはお給料は少なくは感じなかったので、その点は保育園とは異なることかと思います。時間的にも体力的にも余裕がありました。
辞めようと思った理由は、20代だったということもあり、嘱託職員ではなく正規職員になろうと思ったからです。
以前から上司には相談していましたので、実際に正規の公務員に合格した時にはすんなりと退職をさせてもらうことができました。
実際に辞めると決めてから退職までの期間は約3か月です。その勤務場所の雇用契約書に書いてあると思いますが、何か月前に伝えればいいかはその場所によっても異なると思います。
退職届は、ネットで書き方を検索してそのまま使わせてもらいました。ごく一般的な一身上の都合による退職届です。
転職してよかったことの一つめは、全く違う環境のところでしたが皆が同じ待遇で働けるところだったということです。
正規職員、嘱託職員、臨時職員と立場が異なることは子どもたちにも伝わっており、子どもの中で上下関係を作ってしまわれるところがありました。
例えば「○先生はパートだから、△先生の言うことを聞いとけばいいや」などといった発言が見られたところです。
転職先では皆が正規雇用だったため、そのようなことがなく、のびのびと勤務することが出来たように感じます。
二つめは、単純にお給料が増えたことです。勤務時間も責任も違いますので当たり前かもしれませんが、給料が増えたことは金銭的な余裕に繋がりました。
三つめは、正規雇用だと周りの見る目が違うことです。
自分のやりたい仕事であれば、どのような雇用形態であれいいかと思いますが、周りからの評価は違ってきたように感じました。
世間体ということでしょうか。
私自身は特に変わらず生活していたつもりですが、見る目は違ったようです。
“社会人になり、初めて入った保育園はきっちりとした所ではありましたが、雇用形態は最悪でした。
とにかく書類の量が多い・壁面を毎月がっつり変える・音楽指導を教師が行う・早番でも先輩が帰るまで帰ってはいけないなど沢山の仕事やルールがありました。
夜11時や12時まで残業代なしで働き、家でも仕事。仮眠を2時間とって早朝出勤しないと間に合わない量の仕事があり、職員みんながイライラしていました。
そんな生活を三年続けていると体がおかしくなり、めまいが止まらなくなり病院にいって点滴を毎日打ってから出勤していました。
ストレス性の喘息にもなり、咳がとまらなくなり、しんどい中で上司から自分のしていないことを叱られるという理不尽なことが続きました。
説明をしようとしても、言い訳をするなと叱られ、もう無理だと張りつめていた糸が切れてやめることを決心しました。
基本、結婚でしか辞めることができないと事前にいわれていたので、当分予定はなかったのですが結婚を理由にして退職を3か月前に申し込みました。ですが、夏までに言ってもらわないと困ると激怒されました。
こんな状態なので毎年6人程辞めていっていたので、上司も焦っていたのだとおもいます。
退職願には一身上の都合によりと記入しました。
退職願を出してからはもうやめるからと邪険に扱われ、辛い三か月になりました。私の場合、ぎりぎりに言ってよかったと思いました。
転職してアルバイトを経験したのちに、幼稚園に入りました。
なんといっても定時すぎには帰れることに驚きました。上司との上下関係も、親しみを感じるものでした。
また、きちんと書類の書き方を教えてもらったり、その園での保育の仕方を指導してもらう機会が多く驚きました。
毎日イライラしながら生活していた時と違い、教師にも子どもたちにもゆとりがあり、雰囲気がとてもよかったです。
辞めるときは勇気がいりましたが、今となっても辞めてよかったなと素直に思います。
正規雇用でしたが、毎日12時出勤の8時迄でした。
結婚をしていて、子どもも欲しかったため、普通の勤務時間を希望していましたが、希望は通りませんでした。
また、その職場は、暗黙の了解で1年に1人しか産休、育休を取れないらしく、3月の末に来年度産休の希望者がいるので、来年度は止めて欲しい、大人なので、子どもを作らないって分かるでしょ?と言われたため、子どもが欲しかった私には、この職場にはずっといられないと感じて仕事を辞めようと思いました。
職場には、退職の理由は、詳しくは伝えていませんでした。
一身上の都合で…と言ったと思います。
言った時期は、来年度の希望者の用紙が配られた時で確か、1月末か2月初めです。何で辞めるの?等とてもしつこく聞かれましたが、前年度の年度末には1年働いて辞めようと思っていたので、決心は、鈍りませんでした。
丁度その頃昔働いていた所の後輩が心配をして、連絡をくれ、「そんな状態なら戻って来て欲しい」と言われてた事もあり、就職試験を受けてました。
みごと合格し4月より就職しました。
辞めると言った後も、意地悪な事を言われたり、お世話になった先輩が亡くなられお通夜に行きたいと言ったら、休みを取るの?と渋られたり、手術をする事になった時も退院の次の日から出勤しました。
また、就職前の説明会に参加するため休まないといけないといけない日でも休ませてもらえず、終わり次第仕事に来いと言われたり。
かなり苦労しながらの再就職準備となりました。
体調もどんどん悪くなり、ホルモンバランスが崩れ、ストレスから妊娠しづらい身体になってしまいました。
仕事を変えて良かった事は、ストレスが軽減され、就職2年目に子どもを授かった事です。
その年は妊婦ラッシュで、数名妊婦がいましたが、嫌な顔されず、おめでとうと言ってもらった時には心から転職して良かったと思いました。
今でもその職場で働いています。仕事なので色々な事がありますが、楽しくすごしています。
当時の雇用形態は正社員として採用されました。
やめようと思ったのは、ひとえに人間関係です。
とにかく、先輩の保育士がきつくあたってくることが多く、またその内容も理不尽極まりないものでした。
自分の担当の仕事を私に押し付けて、「これは私の仕事ではない」と訴えると「子供がかわいくないのか、親たちにお前がこの仕事をやらなかったからこの行事ができなかったといってやる」と半ば脅され、仕方なく深夜までかかって仕事を終わらせたこともあります。
子供たちは本当に可愛く、その子達を悲しませたくはなかったのです。
また深夜まで仕事をして、朝は先輩たちより早く来なければまたチクチクといつまでも嫌味を言われるので、体調もだんだんおかしくなり、残業代が出なかったので生活も苦しくなりました。
辞めようと決めて園長に伝えたとき、子供の行事の前なのでそれが終わってからといわれました。
そこはきちんとこなしたかったので、無理矢理その行事(音楽発表会でした)を乗り切り、また辞めたいと伝えたら今度は運動会が終わるまで待てと言われ、結局年度の区切りまでやめることはできませんでした。
退職の理由は病気になってしまったことを挙げ、勤務体制がこのまま変わらない、私一人で先輩の仕事もしなければいけないようなら体を壊してしまうので辞めたい旨を伝えました。
その際に、残業代が出ないこと、自分にばかり負担がかかっていること、そのせいで体を壊してしまいそうなこともかなり詳しく話したのですが、あまり取り合ってもらえませんでした。
後から思えば、先輩たちと仲の良かった園長は、もしかするとあることないことを彼女たちから聞いていたのかもしれません…
退職届には、「一身上の都合」と書きました。
細かく書いて、握りつぶされたくないと考えたのです。
新しい職場に転職して、保育士はすっぱりやめました。
テレフォンオペレーターの仕事をしたのですが、
①必ず定時で帰れるし残業しても残業代が細かく出される
②研修が丁寧で上司の方が細かくサポートしてくれる③仕事がきちんと評価される
という理由で、転職して心から良かったと思っています。
何より、毎日ぐちぐちといわれていた嫌味が無くなったことで心が軽くなり、仕事に打ち込むことが出来ています。
子供たちと離れるのは本当に寂しかったので、他の場所で今後保育士をすることはあるかもしれませんが、しばらくは休養したいです。
今回は一例として、正社員、契約社員として保育士をされていた方をご紹介しました。
ほかにも、派遣社員として働かれていた方、新卒で新入社員として保育士になったものの、合わずに研修中・試用期間中に辞めた方も沢山いました。
その他の保育士を辞めたい理由・行きたくない理由って?
その他の保育士を辞めた理由としては
- いじめられた
- 忙しすぎる
- うつ病になった
- 給料が低い
- 結婚した
- 家庭の事情
- ストレスで精神的にまいった
- 責任が重すぎる
- 体調不良
- 体力的に疲れた
- 人手不足がつらい
- うまくいかない、向いてないと思った
- 腰痛もち、ヘルニア、腱鞘炎になった
- モンスターペアレント対応に疲れた
などがありました。
保育士を辞める方法は、以下に紹介する記事が参考になると思いますが、もし
- 自分から退職を切り出せない、
- 辞めたいといっても強い引き止めに合う
- 即日退職したい
という場合は、この記事の最後までお進みください。
自分で退職するコツ
退職時のよくあるトラブル解決法
もし自分から退職を切り出せない、強い引き止めに合う、即日退職したいなら…
もし自分で保育士を辞めたいと言いづらかったり、すでに退職したいと伝えているのに辞められない場合はぜひ、退職代行サービスというものを使ってみてください。
- 今この瞬間から、一言も会社の人と話さず退職できる
- これまで退職を拒否されたことがない
- 訴えられたこともない
- 最短で即日退職可能
- ほとんどの場合は有給も給料ももらえる
- 退職後の手続きや流れを、丁寧に教えてくれる
という特徴があります。
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詳しくは以下の記事を読んでみてください。