薬剤師の世間的なイメージを調べてみたところ「楽そう」「高収入」というものが多かったです。
これだけ聞くと離職率も低そうな仕事な気がしますが、実際はそうではありません。
以外と「薬剤師の仕事が辛い・きつい」「薬剤師を辞めたい」という方も多いんです。
もしかするとあなたも今薬剤師の仕事をされていて、辞める理由を考えていたり退職の切り出し方を考えているかもしれません。
そこで今回、実際に薬剤師を退職された方にアンケートを取ってみました。
具体的には
- 薬剤師を辞めたいと思った理由
- 退職理由の言い方・伝え方
- 辞めると伝えたタイミング
- 退職届にはどう書いたか
- 薬剤師を辞めてよかったと思ったこと
です。
実際に薬剤師を辞めた方が、どういう風に退職を伝えのかは参考になると思います。
その後に、
- 辞めたいといっても会社に辞めさせてもらえない人
- どうしても自分からは「辞めたいです」と言いづらい人、辞めづらい人
- 退職拒否や引き止めを、自分一人だと振り切れる自身がない人
- 今の職場が最悪で、いますぐ逃げたい、今すぐ辞めたい人
- 損害賠償をすると脅されている人
- 給料や残業代は払えない、有給も使わせないと言われている人
- 出社拒否中で、どうすればいいかわからない人
向けに、「退職代行サービス」というものも紹介します。
いま薬剤師の仕事を退職したいと悩んでいる人の参考になれば幸いです。
薬剤師を辞めた5人の体験談:退職理由や言い方、辞めてよかったことなど
※枠内をスクロールしていただくと読めます。
全国に店舗がある大手の調剤薬局で正社員として勤務していました。
私が配属された店舗は比較的大きい店舗で処方箋枚数に対して薬剤師の数が絶対的に足りませんでした。
そのため毎日残業の日々が続きました。
本当に忙しい時は終電近い日が数日続くこともありました。
そのため肉体的にも精神的にも疲れていました。
上司に薬剤師を増やして欲しいと頼んでもすぐには無理だと言われて全く改善しませんでした。
さらに残業手当も全部つけることができずに理不尽だと思うことが多くなり不満が溜まっていきました。
もっと残業が少なくて楽に働ける調剤薬局は他にも沢山あると思い、転職を考えるようになりました。
引きとめられても辞めるつもりだったので転職先を見つけてから上司には退職したいと話しました。
退職理由は残業が多いことや残業代をつけられないことなどを正直に話しました。
上司からは薬剤師を増やすからと引き止められましたが、このままいてもまた同じ状況になると思ったので退職先も決まっていることを話して1ヶ月後の退職が決まりました。
それからは気持ちも楽になりました。退職届には一身上の都合によりと書きました。
転職先も調剤薬局でしたが、以前の会社ほど大きくはなく少人数でアットホームな雰囲気で働きやすかったです。
以前は外来が混んでくるとピリピリした空気が流れていましたが、新しい所はみんなで頑張ろうと一致団結するような感じがありました。
また、残業があまりない分自分の時間を持つことができるようになったのも良かったです。仕事終わりに友人と約束することもできるようになり、私生活が充実しました。
以前の会社は店舗がたくさんあったので異動が定期的にあって自宅から1時間以上かかるなど遠くなることもありました。
しかし、新しい会社は基本的に異動はなかったので通勤時間もあまりかからなくて通勤しやすかったです。
残業が減った分、給料面では少し下がりましたが辞めて後悔したことは無かったです。
私は、薬剤師の試験を頑張って猛勉強し、資格を取ったので、どうしても薬局は、辞めたくなかったのですが、先生一人と、もう一人の女性だけの薬局でした。
とにかく、もう一人の女性の同僚の方が、とにかく朝の挨拶をしたら、帰りに、おつかれ様でした。と、一言も喋らないのです。
仕事自体は、パソコンが打てたら、だいたいの要領はわかっていたのでいいのですが、人手が足りないときに次から次に患者様が来られても、その同僚の女性の方は、とにかく仕事が早く、私が、もたもたしていたら、無言で用紙を取り上げて、その仕事をやってしまうのです。
私はストレスがたまり、朝、起きてから吐き気がする毎日を送っていました。
そんなことが、しばらく続いていたとき、吐き気を伴う高熱を出してしまい、早退させて欲しいと願い出ました。
そんな体調が悪い私に対しても、薬をもらうとき無言で不機嫌そうな顔をされながら、薬を受けとりました。
その時の雇用形態は、パートでした。
あまりの精神的なストレスに耐えられず、薬局の先生に、訳を話し退職を願い出ました。退職願いには一身上の都合により退職させていただきます。と書きました。
辞める1か月前から先生には話しておきました。
次に就職したのも薬局です。
今度は生活がかかっていたため、正社員に応募して採用をいただきました。
その時、一緒に採用になった女性の同僚と上手くやっていってましたが、ある時、勉強会に一緒に参加しよう。と誘われましたが、別の勉強に出席したかった為、その同僚に断ってから、私を無視するようになりました。
その同僚が居ない時に、違う同僚の方に無視されてる。と相談しましたが、その時は話しは聞いてくれましたが、その無視する同僚が来たら、また私は仲間ハズレみたいにされ、みんなで楽しそうに話していて、精神的に辛くて辞めたいのですが、生活していくためには、辞められないので、今は踏ん張っています。
その無視する同僚は、看護部長に何かのことで、厳しく叱られたようで、大人しくなりました。
前に居た職場よりは、まだいいので今の場所で頑張っていきます。
正社員としてクリニックに勤めていました。
クリニックは調剤薬局と違い、薬剤師が中心の職場ではなく他の専門職と意見交換などをしながら患者様のために仕事ができるところが魅力だと思っていましたが、多種多様な職種の中には医療系の資格を持たない方もたくさんいて、その方々が有資格者の陰に隠れて無資格で調剤をするなど、患者様に不誠実な対応が行われていることに負担に感じ始めました。
資格を軽視し、無資格のコンプレックスから有資格者をコントロールしようとする職場のやり方に耐え切れず退職を決めました。
退職理由を正直に伝えるほうが本当は理想的なのでしょうが、職場の上司が無資格者であったため、無資格者の批判をすればもめごとになると思い「一身上の都合により退職」という形をとりました。
辞めるタイミングも規約通りにしたいと考え、退職希望日の1か月前に退職届を出しました。
退職届には一般的なテンプレートを参考にしてよくあるシンプルなものを提出しましたので、退職理由に関して問題にはならずスムーズに退職できましたが、私の前にも何人か同じ理由で退職した方がいらっしゃるので、上層部も本当の理由は想像がついたと思います。
新しい職場は保険薬局を選びました。
保険薬局は薬剤師中心で仕事ができるため、資格の意義や存在が周りからも認めてもらえてとても働きやすいと感じました。
また全職場では勉強会などを薬剤師のみで実施することを基本的に禁止されていたのですが、新しい職場では積極的に勉強会が開かれていましたので知識のアップデートにもつながりました。
そして何より良い仲間に恵まれて毎日楽しく出勤ができたことが本当に幸せだと感じています。
保険薬局にも資格なしの医療事務さんたちがたくさん働いていますが、薬剤師も事務もお互いの仕事を尊重しあいながら働くことができています。
職場の上司の考え方ひとつでこんなにも環境が変わることにびっくりしたと同時に、良い上司のもとで働くことの大切さを学びました。
転職前の雇用形態は調剤薬局の正社員となり、新しい職場はCRO(開発業務受託機関)のCRA(臨床開発モニター)となります。
薬剤師を辞めようと思った理由はいくつかありますが、まずは働いていた調剤薬局はとある県では幅を利かせているチェーン店で店舗間異動が多く、通勤時間が店舗によって違い通勤が負担に感じていた点、
その他には仕事のおおまかな流れが処方箋受付→調剤→監査→患者さんへの説明および薬の受け渡し→調剤記録の作成という流れになっていたのですが、監査→患者さんへの説明および薬の受け渡し→調剤記録の作成という作業をしたくないのか、処方箋が来た瞬間に調剤を始め、あとは知らんぷりという薬剤師が多く、特に調剤内容にボリュームがあるような精神科の処方箋に対しては見て見ぬふりという薬剤師ばかりで業務負担の偏りに不満を感じていた点が大きな転職理由となります。
退職については、3ヶ月ほど前に人事担当の方に退職の意思をお伝えし、1か月前に退職届を提出しました。
退職届はネットで検索すると、すぐに出てくるような定型の退職願を作成し、一身上の都合によりという理由を記載しました。
転職後の業務内容については、基本的には担当制となり、まずは自分の担当先の業務をこなせばいいため、担当先の当たり外れはあるものの、今まで感じていたような業務の偏りを感じることなく仕事をすることができ、転職をしてよかったと感じています。
また基本的に自分1人で業務を進めることができるため、自分のスピードで仕事をすることもでき、スケジュールも自分で組むことができるので、調剤薬局時のように患者さんや同僚のタイミングに合わせて仕事をするということがなくなり、ストレスを感じることが減りました。
また休日が薬局では1週間のうち、日曜日と隔週で平日に休みがに1日という感じでしたが、転職先では土日が休みの上に個人でスケジュールを組むことができるので、有給休暇も取得しやすく、休日も充実するようになりました。
また給料もかなりアップしたので、個人的には転職して、本当によかったと感じています。
新卒で初めての職場は大手の企業は離職率が高いところが多かったので、中小企業で大きな病院の門前薬局で展開している所がいいと思い、自宅の近くにも店舗がある薬局に正社員として就職しました。
年俸制だったこともあり、新卒にしては月給も高くて残業時間はほとんどなく、人手も十分だと説明会で聞いていた為そんなに不安はありませんでした。
実際に入社してみると、私が新入社員だった頃は確かに人手は足りていたのですが月日が経つに連れて産休、周りの先輩の退社、新入社員がすぐに辞めてしまう等でどんどん人手不足になっていきました。
その中で薬局長はまったく働かない上に主任が二人いたのですが、そうのうちの一人がかなり変わっていて我が道を行くタイプで周りの事も気にせず今やらなくても良い仕事や楽な仕事ばかりしていて、上二人が特に最悪でした。
また、年の近い先輩が3人いたのですが、3人がつるんでいて私は苦手なタイプだったのもあり仲良くなれませんでした。
その3人は嫌な仕事は私に押し付けるという感じでした。
二年目に入った時、唯一心の拠り所だった指導係の先輩も妊娠の関係でかなり早めに産休に入ってしまいました。
事務さんには仲良くしている方もいたのですが、3人の先輩うちの一番苦手な怖い先輩からのイジメが辛く、精神的にはとても辛かったです。
さらにもう一人の主任は先輩達の方が働かないのに、相手が怖いのもあったのか私にばかりもっと働けと注意してました。
また、この主任の監査ミスを私が尻拭いをした時もありまし。
気分に波のある方でした。
透析患者にクラビットが常用量のまま薬が用意されていて、投薬の際に私が気づきました。
もう遅い時間でドクターも帰宅してしまっただろう時間でしたので、その主任に相談したところ「もう私勤務時間終わってるから知らないし」と言われ何も対処せずに帰宅されてしまいました。
仕方がないので調剤した薬局長に相談し、患者さんをかなり待たせてしまいましたが何とか無事にお薬を渡せました。
翌日、その主任はさすがにヤバイと思ったのか私に謝りもせず言い訳して終わりました。
女性ばかりの職場で、かつ異動が基本ないところだったのもあり、事務の仲良くしてた人もいじめにあったりひてました。
長年いることにより性格の強い者がやりたくない仕事はしない、悪口を言うなど悪循環な感じがしました。
この様な状態の中、入社して一年目の冬に今の主人と出会い結婚を前提に付き合ってましたが、三年間は結婚せずに仕事を頑張り、結婚と同時に転職すると決めていました。
そして、主人から正式にプロポーズを受けたので、入籍予定の半年前に辞める旨を薬局長に伝えました。
退職届は会社が用意した用紙に記名押印するだけのシンプルなものでした。
現在の薬局には準社員として入社し現在は子供が生まれたので午前中のみのパート勤務しています。
良い点は個人病院の門前のため、指定休以外に門前の病院が休みなら仕事も休みになり年間休日がかなり多いです。
その年によって異なりますが年末年始、GW、お盆は一週間以上の連休になります。
また、社長のご厚意で時給が相場よりもかなり割高で保育料の一部も支給してくれます。
そして人手が足りており、薬剤師の方も子育て経験者でとても優しく子供の急病でも罪悪感はありますが快く休ませてくれます。
前の会社では考えられない状況なので、転職して本当に良かったと思いました。
今回は一例として、正社員として薬剤師をされている方をご紹介しました。
その他にも、派遣社員や契約社員として薬剤師をされていた方、新卒で新入社員として入社したものの研修中・試用期間中に辞めてしまう人も多かったです。
また病院、調剤薬局関係なく薬剤師を辞める方がいました。
その他の薬剤師を辞めたい理由・行きたくない理由って?
その他の薬剤師を辞めた理由としては
- 男社会(女社会)になじめない
- 忙しいのがつらい
- ストレス
- うつ病になった
- 責任が重くて割に合わない
- 苦情を言われた
- ノルマが疲れる
- 仕事が難しい
- 仕事が向いてないと思った
などがありました。
薬剤師を辞める方法は、以下に紹介する記事が参考になると思いますが、もし
- 自分から退職を切り出せない、
- 辞めたいといっても強い引き止めに合う
- 即日退職したい
という場合は、この記事の最後までお進みください。
自分で退職するコツ
退職時のよくあるトラブル解決法
もし自分から退職を切り出せない、強い引き止めに合う、即日退職したいなら…
もし自分で薬剤師を辞めたいと言いづらかったり、すでに退職したいと伝えているのに辞められない場合はぜひ、退職代行サービスというものを使ってみてください。
- 今この瞬間から、一言も会社の人と話さず退職できる
- これまで退職を拒否されたことがない
- 訴えられたこともない
- 最短で即日退職可能
- ほとんどの場合は有給も給料ももらえる
- 退職後の手続きや流れを、丁寧に教えてくれる
という特徴があります。
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詳しくは以下の記事を読んでみてください。