配属先の希望ランキング1位が総務だそうです。
それなら辞める人なんていないと思いきや、意外と「総務の仕事がきつい・辛い」「総務の仕事を辞めたい」という方も結構います。
もしかするとこの記事を読んでいるあなたも総務の仕事をされていて、総務を辞める理由を考えていたり退職の切り出し方を考えているかもしれません。
そこで今回、実際に総務の仕事を辞めた方にアンケートを取ってみました。
具体的には
- 総務を辞めたいと思った理由
- 退職理由の言い方・伝え方
- 辞めると伝えたタイミング
- 退職届にはどう書いたか
- 総務を辞めてよかったと思ったこと
です。
実際に総務を辞めた方が、どういう風に退職を伝えのかは参考になると思います。
その後に、
- 辞めたいといっても会社に辞めさせてもらえない人
- どうしても自分からは「辞めたいです」と言いづらい人、辞めづらい人
- 退職拒否や引き止めを、自分一人だと振り切れる自身がない人
- 今の職場が最悪で、いますぐ逃げたい、今すぐ辞めたい人
- 損害賠償をすると脅されている人
- 給料や残業代は払えない、有給も使わせないと言われている人
- 出社拒否中で、どうすればいいかわからない人
向けに、「退職代行サービス」というものも紹介します。
いま総務の仕事で悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。
総務を辞めた5人の体験談:退職理由や言い方、辞めてよかったことなど
※枠内をスクロールしていただくと読めます。
私はパート勤務で仕事をしていました。
私は美術の仕事に興味があり、パソコンで絵を描く仕事がしたかったので、その仕事さできるこの会社に入社しました。
しかし、3年ほど経った頃、私がやっていたプロジェクトが終了し、仕事があと1ヶ月で終了することになりました。
そんな時、総務の人が別の部署に異動することになりました。
その穴埋めとして私が呼ばれたわけです。
私は最初その話を聞いた時に、総務の経験は全くなかったので、すぐに断りました。
ですが、今後の仕事の予定も立っていないこともあり、当時の上司に切願されて、仕方なく総務への異動を承諾しました。
そして、私は総務へ異動になったのですが、仕事は全くの畑違いで、正直、まったくやりがいを感じられませんでした。
そして総務の仕事を初めてすぐに体調に異変が起きてきました。
逸れはストレスから来るものでしたが、何とか自分の気持ちをごまかそうとしました。
ですが、日が経てば経つほど、その症状は酷くなる一方でした。
そこで私は限界を感じ、総務の職場の同僚にそのことを打ち明けました。
最初は引きとめられたのですが、私の状況を察してくれて、私が会社を辞めることを分かってくれました。
その後は総務部長に、退職する1ヶ月前に退職願を申し出ました。
退職願は特に書きませんでした。
その時は威圧感たっぷりでかなり怒られましたが、それでも自分の意思は変わりませんでした。
私は会社を退職し、転職活動を行いました。
その後は再び、美術に関係した仕事に就くことができました。
新しい仕事に就いた時、私が良かったと思ったことを3つ挙げるとしたら、1つ目は、目先の利益だけで動かないで、自分の好きな仕事を選んで良かったですし、そのことの大切さを学びました。
2つ目はあのまま我慢して総務の仕事をしていたら、私は確実にメンタルの病気になってしまい、そのために会社を辞めざるを得ない状況になり、事態はもっと深刻になっていたと思います。
最後の3つ目はどんな状況でも自分の気持ちに正直になることの大切さを学びました。
転職はこの3つを忠実に守ったことで、心身ともに充実した毎日を送ることができています。
私はとある企業で5年間総務の正社員として働いていました。
総務という仕事はその性質上、会社の中でも雑務などが多くどれだけ周囲をサポートしても、どれだけ自身の仕事でない場所でフォローやサポートを頑張っても、それが当たり前で文句を言われたり小言を言われることはあっても褒められたり感謝されることはありません。
どんなことでも自分の仕事でなくても言われたことはやって当たり前、言われていないことでも気づいてやるのが当たり前、そのための雑用が総務であると言われたこともあります。
また女性が大半を占める部署であることから、ドロドロとした人間関係に巻き込まれることも苦痛でした。
上にはいい顔をしておかなければすぐに吊るし上げられ、除け者にされてしまう。
聞きたくない愚痴や悪口は共感しなければならない。
正直そんな環境にうんざりしてしまい、表面上はスキルアップを目指すということにして「一身上の都合」で会社を退職することにしました。
辞める際には社内規定を読んで退職を申告する期間を守り、3ヶ月前に申告を行い有休消化を行なって退職しました。
その後同じような総務職に転職しましたが、その環境の違いにとても驚きました。
まず、何をやってもしっかりと感謝され、周囲にきちんと評価されるということ。
総務としての業務であっても必ずお礼を言われる職場でした。
上層部の教育も素晴らしく、総務などの部署があるおかげで別の部署が自身の仕事に集中していられるのだ、と部下を教育していることを知り本当に頭が上がりませんでした。
次に人間関係がリセットされ、ドロドロした人間関係から解放されたこと。
仕事をやめればそれまで煩わしかった人間関係はそこで終了になります。
転職することで顔色を伺っていた上司たちのご機嫌取りをしなくて良くなったことで精神的にかなり楽になりました。
新しい職場は、仕事は仕事と割り切る女性の多い部署だったので毎日とても穏やかで職場にいることがストレスではなくなりました。
最後にしっかりと評価されそれが個人成績に反映したこと。
前職は総務は評価対象でないこともあり、どれだけ頑張っても給与や賞与に反映したことがありませんでした。
しかし転職した企業は総務であってもしっかりと評価され、頑張った分自分への見返りを受けることができました。
そのことがやる気につながりさらに仕事に対して前向きになることができました。
転職をするまでは転職活動も面倒で大変で、意味のないものだと思っていましたが今は転職してよかったと心から思っています。
とある事務作業所で、郵便仕分けや文書処理の事務をしていたことがあります。
非常勤職員として雇用されていました。
私は当時、職場で最年少で、社会に出るのはこれが初めてでした。
2年10か月勤めましたが、やめようと思ったことはそれまでに何度もありました。
- 給料が安い
- 職場が遠く、通勤時間がものすごく長い
- 社会人経験がないということで周りからバカにされる
- 仕事を振ってもらえない
- 年配の上司から怒鳴られる
それらの理由で、何度も辞めたいと思いました。
しかし、この職場は知人から紹介してもらった職場で、知人の顔を立てるために…などと考えると、なかなか退職するのには踏ん切りがつきませんでした。
仕事自体は、単純な作業が多く、それほど難しくはなかったのですが、周囲の環境が社会に出たての私にはなかなか辛いものでした。
それでも2年以上頑張って勤めていました。
働いているその間、直属の上司はずっと同じ人だったのですが…。
ある日、その直属の上司に無視をされるようになりました。
それまでは一緒に飲み会に行ったり、仕事中も普通に話したりしていたのに、働きはじめて2年8か月くらい経つ頃に、突然無視をされはじめたのです。
原因は全く分かりませんでした。飲み会にも誘われなくなりました。
同僚が教えてくれたのですが、私の行っていない飲み会でその上司は「あいつはやる気がない」「早く辞めればいい」などと、陰で言っていたそうです。
それまで、それなりに信頼していた上司からそのように思われていることがとてもショックでした。
何度も辞めたいと思っていた仕事だったので、今辞めても未練はないなと思い、退職願を提出しました。
退職希望日の一か月前に提出しました。
何も訴えることはせず「一身上の都合で退職」と記入しました。
そのあとは、学生時代にアルバイトしていたカフェで少しの間働きました。
お給料は安かったですが、
- 接客なので笑顔で働ける
- 自分自身の明るい部分を出せる
- 仲間に恵まれる
といった点が、総務の仕事を辞めてカフェに転職して良かったと思った点です。
私が勤めていた会社の総務部はいわゆる何でも屋でした。
通常の総務業務として社員についての総務、保険、勤怠、法律関係だけではなく、当社には人事部がなかったので人事も任されていました。
そして、それだけに留まらず備品管理や備品の発注、草刈りや害虫駆除や電球の交換までが総務の仕事としてやらされておりました。
総務課と庶務課と人事課が一つになったような部署で、それを二人でこなしておりました。
小さい会社なので仕方ない面もありますが、とにかく煩雑でした。
総務や経理などの内勤は楽というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、とんでもないです。
もちろん営業も大変忙しいですが、内勤もかなり忙しいです。
もちろん会社によっては楽なところもあるのでしょうけど、私がいたところはとても多忙でした。
多忙すぎるのが嫌になったというわけではないのですが、総務部は要するに最終的に各社員の尻拭いの部署になってるところが嫌でした。
社員が何か問題を起こせば、総務が対応。事故を起こせば総務が対応。事あるごとに対応しなければいけず、しかも営業さんは反省もない。
しかも、総務は内勤ですので、とにかく息抜きが出来ません。
営業でしたら外出してどこかで息抜きも自分次第で出来ますが、総務ですと一日ほとんど座りっぱなりで、私は腰も元々良くなったので厳しいと思いました。
そして私自身、内勤でこつこつやっていくよりも外に出てガツガツと営業をしていくほうが性格的に合うと感じ転職をしました。
以前も営業をやっていたので、営業をやろうと思いました。
会社としては人員が足りないので、引き止めはありましたが、きちんと引き継ぎを終えるまでは辞めないという条件で円満退職させていただくことになりました。
そして、半年ほどきちんと引き継ぎを行い、それと同時に転職活動もしていて、タイミング良く転職ができ、営業として仕事に就くことができました。
営業はやはり自分のタイミング、やり方で仕事ができるのでそれが一番良いところです。
やるやらないも自分次第。
総務の仕事はやはり受け身ではありますので、そうはいきませんでしたので、営業のほうが合うと思いました。
また、外出できる点はとても健康的です。
もちろん営業ですので、お客様との折衝などでストレスも大きいですが、息抜きも自分次第でできるので、とても気楽な面もあります。
個人事業主のような感じです。
自分さえしっかりしていれば良いのでとてもやりがいもあります。
そこが転職して良かった点だと思います。
もちろん職種の合う合わないは人それぞれですが、私には営業が合うとわかりました。
私は元々、正社員として生産管理課に所属していました。
しかし、総務課の社員が辞めることになり募集を掛けてもなかなか入社する人がいなかったため、総務課に部署移動になりました。
生産管理で約1年間勤め仕事に慣れてきた矢先だったので拒否しましたが、新しい人が入るまでの期間限定であることと、特別手当を付けるという条件を提示してくれたので引き受けることにしました。
辞めようと思った理由はいくつかあります。
まず、特別手当を付けるという約束が守られていなかったこと。
約1年間総務課で働きましたが、手当は1度も貰えないままでした。
また、新しい人材は常に募集をかけていましたが、応募者がいてもなかなか採用しないのです。
新しい人が入るまでという条件だったので2~3ヶ月の辛抱だと思っていたのですが、一向に採用しない会社の対応を目の当たりにして、私の思いは全く考慮していないのだと感じ、不信感が募りました。
常に社長が同じフロアにいて、「文字が汚い」「電話対応がなってない」「お茶が不味い」等、常日頃から文句を言われ、断ったのに会社の頼みで部署移動させられて、何でこんなことを言われなきゃいけないんだと不満を抱いていたのもありました。
実は私は性同一性障害であることを隠して会社に入社していました。
自分には総務の仕事は向かないこと、性別適合手術を控えていること、それにより来客対応をしていてお客様に違和感を抱かせて嫌な思いをさせる可能性があることを1ヶ月前に伝え、部署移動を申し出ました。
もし隠していたことが原因でクビになるならそれでも構わないと思う程、会社に対して嫌気がさしていたのでためらわずに言うことができました。
そして性別適合手術の後、元の部署に戻ることができました。
過去に経験していた仕事であり、部署の仲間も暖かく迎えてくれました。
自分の希望した職場なので納得して自信を持った仕事ができ、社長の目からも解放されたので自然に笑顔で過ごせるようになりました。
自分に向かない職場でストレスを溜めながら苦しい日々を過ごすより、望んだ職場でいきいきと仕事をする方が毎日が楽しく前向きに過ごせるため、部署移動を申し出て正解だったと満足できました。
今回は一例として、正社員で総務をされていた方をご紹介しました。
他にも派遣社員や契約社員として総務をされていた方、新卒で新入社員として総務についたものの研修中・試用期間中に辞めてしまった方もいました。
その他の総務を辞めたい理由・行きたくない理由って?
その他の総務を辞めたい理由としては
- 仕事が合わない、向いてないと思った
- 仕事が大変、忙しい、疲れた
- 仕事がイライラする
- 仕事が終わらない
- 仕事が難しい
- うつ病になった
- 会社で嫌われる、なめられる
- 仕事がつまらない、たのしくない
- つぶしがきかない
- 人間関係に疲れた
- 年収が低い
- やりがいがない、やりたくない、やることがない
などがありました。
総務を辞める方法は、以下に紹介する記事が参考になると思いますが、もし
- 自分から退職を切り出せない、
- 辞めたいといっても強い引き止めに合う
- 即日退職したい
という場合は、この記事の最後までお進みください。
自分で退職するコツ
退職時のよくあるトラブル解決法
もし自分から退職を切り出せない、強い引き止めに合う、即日退職したいなら…
もし自分で総務を辞めたいと言いづらかったり、すでに退職したいと伝えているのに辞められない場合はぜひ、退職代行サービスというものを使ってみてください。
- 今この瞬間から、一言も会社の人と話さず退職できる
- これまで退職を拒否されたことがない
- 訴えられたこともない
- 最短で即日退職可能
- ほとんどの場合は有給も給料ももらえる
- 退職後の手続きや流れを、丁寧に教えてくれる
という特徴があります。
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詳しくは以下の記事を読んでみてください。