信用金庫のイメージを調べてみたところ「かたい仕事」「大手銀行を落ちた人が行くところ」というのが見つかりました。
その是非は置いておいて、信用金庫は退職される方が意外に多いのも特徴で、「信用金庫がきつい・辛い」「信用金庫を辞めたい」と言っている方も多いです。
もしかするとあなたも信用金庫の仕事をされていて、信用金庫を辞める理由を考えていたり退職の切り出し方を考えているかもしれません。
そこで実際、実際に信用金庫を辞めた方にアンケートを取ってみました。
具体的には
- 信用金庫を辞めたいと思った理由
- 退職理由の言い方・伝え方
- 辞めると伝えたタイミング
- 退職届にはどう書いたか
- 信用金庫を辞めてよかったと思ったこと
です。
実際に信用金庫を辞めた方が、どういう風に退職を伝えのかは参考になると思います。
その後に、
- 辞めたいといっても会社に辞めさせてもらえない人
- どうしても自分からは「辞めたいです」と言いづらい人、辞めづらい人
- 退職拒否や引き止めを、自分一人だと振り切れる自身がない人
- 今の職場が最悪で、いますぐ逃げたい、今すぐ辞めたい人
- 損害賠償をすると脅されている人
- 給料や残業代は払えない、有給も使わせないと言われている人
- 出社拒否中で、どうすればいいかわからない人
向けに、「退職代行サービス」というものも紹介します。
いま信用金庫の仕事で悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。
信用金庫を辞めた5人の体験談:退職理由や言い方、辞めてよかったことなど
※枠内をスクロールしていただくと読めます。
私は15年間地元の信用金庫に勤務しておりました。
バブル崩壊、リーマンショック等の金融業界を取り巻く環境は非常に厳しい状況下ではありましたが、地域貢献を念頭に奔走してきました。
当時は、積極的に前向きな融資を行い収益を上げる時代ではなく、むしろ回収業務や傾きつつある企業の再生に向けた取り組みを中心に業務を行っていました。
非常に大変な時代でしたが、自らの成長になったと強く感じています。
しかし、一方で理不尽なことも多々ありました。
まずはノルマです。
信用金庫の収益構造は、地元の銀行、都市銀行よりもはるかに劣っています。
営業エリアが狭い上に、ライバル銀行の資金量には到底太刀打ちできないので非常に厳しいと言わざるをえません。
収益を増加させるためには、貸出金の増強、不良債権の回収、預かり資産手数料の増強の3本柱を着実にクリアしなければなりません。
その目標を部下と一丸になってクリアしていくのですが、達成をして安堵をしていると、他の支店が目標をクリアできないのでその分が加算されることもしばしばあり、やったらやったで馬鹿を見るような状況になるのです。
貸出金の増強、預かり資産手数料の増強においては、まだ前向きな業務なので多少は我慢できるのですが、一番のストレスは不良債権の回収です。
当然、対象となる企業は経営状況が芳しくありません。
しかし、我々の収益確保のためには、不良債権を回収しなければなりません。
完全にコントロール不能となっている企業なら相手も債権回収に多少は理解をしめします。
しかし、まだ可能性がある先については非常に交渉が難航します。
私が退職を決意したのもこの不良債権の回収が原因です。
私はある会社の再生支援に携わっていました。
社長も私の再生計画に対して理解を示し、非常に協力的でした。
その甲斐もあって再生に向けて徐々にではありましたが、回復傾向に向かってました。
しかし、本部の審査部の部長が人事異動で交代した途端に、本部のこの企業に対するアプローチが全く変わり、回収方針へ転換したのです。
昨日まで我々を一緒に歩んでいきましょうと言っていたのに突然、金を返せとなったのです。
私は本部に猛抗議をしましたが、全く理解されず、回収交渉をせざるをえなく手続きを行いました。
借入金については概ね回収をできました。
その返済原資は、社長の資産を売却金でした。
社長の家族は当然に住む家を失い、周囲の視線もあるせいで、自らが生まれ育った町を出ていきました。
数々の理不尽なことに耐えてきた私ですが、流石にこの一件で退職を決意し、病院の事務職に転職をしました。
現在の病院は、経営が順調に推移しており、今後も新たな病院を建設する計画があります。
私自身も銀行時代には多くの新規事業開始案件、新規工場建設案件、新ビジネス開拓事業などのお手伝いをしてきた経験があります。
自らの経験を活かせるには、やはり、ファイナンスの知識を駆使して、病院の成長、拡大に貢献したいという思いがあります。
1番退職したいと思った理由が、ノルマでした。
達成できなかったら、ペナルティーがあるわけではありませんでしたが、まだ新人の私に対して先輩がノルマを獲得したいがために、敵意むき出しでノルマ達成のために、案件を横取りするようなことが多々あり、社内でトラブルが日々続いていたため、入社1年目あたりで既に退職したいと思うようになりました。
トラブルのことを上司に相談したりしましたが、結局上司も男性で、女性同士のもめ事に割って入ることができる人ではなかったため、直接的な解決にはいたりませんでした。
せっかく正社員で入社したので、もったいないという思いと、上司からの引き止めもあってそれから半年ほどは頑張りましたが、結局耐えきれなくて1年後に退職しますと上司に伝え、1年かけて引き継ぎなどをしました。
本来であれば一ヶ月前くらいに退職する旨を伝えても問題ないのでしょうが、社内の空気的にだいたい半年から1年以上前に伝えるのが、常識的だという雰囲気がありめした。
退職届というものは書きませんでしたが、社内の退職時に必要な書類を書き、退職しました。
その1年の間に転職先を決めましたが、転職先はノルマがない会社で、金融とは全く違う職種を選び心機一転するつもりでした。
選んだ会社は、It企業の総務課で雇用形態は派遣でしたが、ノルマと残業がないという条件だけで決めました。
IT企業は、信用金庫のような年功序列などの古い考えはなく、どちらかというと今どきの会社という雰囲気だったため、プライベートは大事にできるし、有給も取りやすいし、働く上でとても気持ちが楽になりました。
また、給料は下がりましたが、やはりノルマがないというのが、私個人的には1番転職してよかったという理由です。
ノルマがないせいか、社内の女性たちも良い関係で楽しく仕事ができましたので、お給料や福利厚生だけでは得られない部分は、毎日仕事をしていくうえで大切なんだな、と改めて思いました。
私は信用金庫で正社員として働いていました。
辞めようと思ったきっかけ現場の苦労を知らない上層部ヘの不満と体調不良です。
説明すると、私が働いていた会社は近年急に女性職員の投資信託の販売に力を入れていました。
女性が活躍する会社を目指していたようです。
しかし、投資信託の販売業務と通常の窓口業務を両立することは負担が多く、また、ノルマも大きくなり無理をする職員が増加していました。
具体的に説明すると働いて5年以上たつと投資信託を販売できるようになる研修を受けさせられます。
そして、販売できるようになるとノルマが与えられます。
もちろん、朝から15時までは窓口の業務を行いそのあとに営業の方について行って投信を販売しなければなりません。
営業後の業務プラス投資信託販売の業務をしなければいけなくなります。窓口が混んでいるとお昼ご飯を食べられない日もあるのにも関わらずそのまま夕方から営業の方と一緒に投資信託の販売に同行しないといけない日もありました。
投資信託の販売の職を任された女性職員には手当てがつきましたが、微々たるものでした。
私はこの会社にいても女性の活躍を誇示したい会社の操り人形になってしまい、思っているキャリアアップができないのではないかと人生を考えました。また、忙しいことで体調も悪くこのまま続けていくのは体にも悪影響であると考え退職を決意しました。
退職するということは、3か月前に直属の上司に伝えました。
退職の理由は直属の上司は体調が悪いことを言ってたので単刀直入に体調が悪く仕事がつらくこの会社でキャリアを積んでいくのは自分の人生の選択肢の中にはないと伝えました。
今は以前から興味のあった教育の仕事に就きました。
辞めて良かったと思ったことはまずちゃんとお昼の休憩があることです。
また、現場の意見を知ってもらえる環境で仕事ができていることです。
もう一つは会社がこれからどんな会社になっていきたいのかをトップダウンだけではない環境が整ってる会社で今は仕事をしていることが幸せです。
新人には教育係がつくのですが、その方が物凄くきつかったです。
仕事でのミスがあってもこうしたらいいなどのアドバイスはあまりなく、出来なかったことだけを指摘され心労が溜まってアトピ-になりました。
そのうち数字を見る事にも疲れてきて、仕事する気がなくなり上司に退職を願い出ました。
正直に心が疲れて業務を正確に行う事が出来ないと伝えました。
辞めたいと思った数日後にすぐに伝えました。
この体験で気が付いた事は私はデスクワ-クに向いていないという点と、数字ばかり目で追ってお客様との接点があまりないのでストレスが溜まりやすいのだと思いました。
退職届は一身上の都合によりと記入しました。
退職した後イベントなどの接客業務で働いて自分を良い意味で変える事が出来ましたし、事務職で黙々とした固いイメ-ジから払拭されて性格が外交的になりました。
イベントでの勤務は社会人になって初めてでしたが、正社員での勤務の信用金庫より遣り甲斐があり信用金庫を辞めて良かったです。
信用金庫は入社して1年で退職に至りましたが、入社してから半年で課長が代わりそのお陰といったら変なのですが、すんなりと辞められました。
他の社員さんも私の教育係の方に教わっていたのですが、度々その社員さんも周りを一切気にすることなく、怒られていましたので、あまりいい気持ちはしませんでした。
その方も私が辞めてから1年くらいでやめられた事が噂で回ってきました。
信用金庫でも一人でも自分の事を分かって下さる方がいたらもしかしたらそのまま勤務していたかもしれません。
お客様だけに誠実に対応し、職場内での人間関係が悪いとどんな仕事も長く働いていられないのかな。とも思いました。
とにかく周りとのコミュニケーションが整っていれば仕事は成り立つと思います。
その上で自分に合った仕事を見つけていく事が大事だと思います。
悪いことだけを指摘せずいいことも言っていく事が社会においても最も必要だと思います。
わたしは、入庫から8年経ち、転職することとなりました。
入庫時は、事務職をしておりました。最初は、マンツーマンの先輩のもと、ご指導をいただき、事務職を覚えていく日々でした。
研修中は、定時で帰らせていただきましたが、本採用後はなかなか定時では帰れませんでした。
仕事内容は、事務職だけにとどまらず、周辺宅へチラシを持参して、訪問し、情報収拾できるまで帰ることは許されませんでした。
毎月のノルマは必ずありました。
支店での割り振りを支店内の職員で割り、一人当たりのノルマを営業室のドアに張り出します。
獲得したものは、線を引いていくグラフです。
視覚的に、とれてない者は、追い込まれていくグラフです。
わたしは、そのノルマを達成するために、自分はもちろんのこと、家族や親戚にお願い周りをいつもしていました。
しかし、毎月のノルマを周りの人だけではまかなえなくなり、お客様から獲得せざるおえなくなりました。
まずは、お客様と仲良くなり、とても親切で丁寧な接客を心がけ、頼みごとをしやすい環境作りに努めました。
それは、サービス業だからということではなく、完全にノルマを獲得のためにという気持ちが大きかったです。
信用金庫は民間企業ですので、営利を追求することは当たり前のことなのですが、お客様をノルマの一部としか見れなくなっている自分に気づき、とても嫌気がさしました。
ノルマを達成できないものは、支店の会議にて反省の弁となぜできなかったか、これからどうするのかと、全員の前で発表します。
そして、周りの職員は、そのノルマが達成できなかった者はどこが悪かったかを一人一人発表するという会議がありました。
そのため、金庫の利益のため、というよりは、この会議で吊るし上げにされないように、とノルマ達成に努めました。
どのノルマも達成できるようになった中堅世代のとき、表彰されたことがありましたが、そのときは心がヅダボロになり、偽った心で仕事をしていることが嫌になり転職しました。
今回は一例として、正社員として信用金庫で働いていた方をご紹介しました。
その他にも派遣社員や契約社員、パートで信用金庫で働いていた方、新卒で新入社員として信用金庫に就職したものの、研修中・試用期間中に辞める方も結構いました。
また窓口・営業で信用金庫を辞めたい方もいました。
その他の信用金庫を辞めたい理由・行きたくない理由って?
その他の信用金庫を辞めたい理由としては
- 男社会(女社会)でなじめない
- 仕事がきつい、大変、つらい
- 仕事がつまらない
- 苦情、クレームがつらい
- ノルマがきつい
- 未来がないと思った
- 仕事が向いてないと思った
などがありました。
信用金庫を辞める方法は、以下に紹介する記事が参考になると思いますが、もし
- 自分から退職を切り出せない、
- 辞めたいといっても強い引き止めに合う
- 即日退職したい
という場合は、この記事の最後までお進みください。
自分で退職するコツ
退職時のよくあるトラブル解決法
もし自分から退職を切り出せない、強い引き止めに合う、即日退職したいなら…
もし自分で信用金庫を辞めたいと言いづらかったり、すでに退職したいと伝えているのに辞められない場合はぜひ、退職代行サービスというものを使ってみてください。
- 今この瞬間から、一言も会社の人と話さず退職できる
- これまで退職を拒否されたことがない
- 訴えられたこともない
- 最短で即日退職可能
- ほとんどの場合は有給も給料ももらえる
- 退職後の手続きや流れを、丁寧に教えてくれる
という特徴があります。
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