警備員の世間的なイメージを調べてみたところ「立ってるだけで辛そう」「底辺で日雇いっぽい」という厳しい意見がありました。
その是非は置いておいて、確かに警備員は入れ替わりの多いお仕事で「警備員の仕事がきつい・辛い」「警備員を辞めたい」という声は正社員でもアルバイトでも多いです。

もしかするとあなたも今警備員の仕事で悩みを抱えていたり、辞める理由・退職の切り出し方を考えているかもしれませんね。

 

実は今回、実際に警備員を辞めた方にアンケートを取ってみました。

具体的には

  • 警備員を辞めたいと思った理由
  • 退職理由の言い方・伝え方
  • 辞めると伝えたタイミング
  • 退職届にはどう書いたか
  • 警備員を辞めてよかったと思ったこと

などです。

実際に警備員を辞めた方が、どういう風に退職を伝えのかは参考になると思います。

 

その後に、

  • 辞めたいといっても会社に辞めさせてもらえない人
  • どうしても自分からは「辞めたいです」と言いづらい人、辞めづらい人
  • 退職拒否や引き止めを、自分一人だと振り切れる自身がない人
  • 今の職場が最悪で、いますぐ逃げたい、今すぐ辞めたい人
  • 損害賠償をすると脅されている人
  • 給料や残業代は払えない、有給も使わせないと言われている人
  • 出社拒否中で、どうすればいいかわからない人

向けに、退職代行サービスというものも紹介します。

いま警備員の仕事を辞めたいと思っている方の参考になれば幸いです。

警備員を辞めた5人の体験談:退職理由や言い方、辞めてよかったことなど

※枠内をスクロールしていただくと読めます。

私はとある施設で警備員として働いていました。
当時の雇用形態は派遣社員で、週5日ぐらい働き、1日の労働時間は夜から朝まで約12時間でした。

仕事の内容は、施設の警備員なので、監視室で監視カメラのモニターを見て、怪しい人などがいたら対応することでした。
勤務時間が夜間なので利用する人というのは少なく、大体は何事もなく仕事は終わるものでした。

なので、働いた当初はなんてラッキーな仕事にめぐり合えたんだと思っていました。

 

しかし、ある時から、とある常連さんが施設が許可していない施設のものを、使い始めるようになりました。
これが私の辞めるきっかけになったのです。

当然、警備員なので、禁止されていることは、どんなお客様でも伝えなければなりません。
なので、私は丁寧な対応をして、使用をお断りさせて頂くと、

「俺はこの施設を~年使っているんだぞ!、そんな風に言うならここの責任者い言いつけるぞ!」と怒られました。
そのことを日中に働いている人たちに話すと、その人はそこでお金を使う常連で、多少禁止されていることも日中は許可していると言ったのです。

 

もし注意をすると、施設に来なくなり、利益を損なうので、見てみぬ振りする。
よくある話とはいえ、あまり納得できるものではありませんでした。

また、別の日に勤務している同僚は、基本的にクレームを入れられるのが怖いので、基本何が起きてもノータッチな人でした。
つまり、ルールに従って行動している私が一番損をして、ルールを守らず事なかれ主義の周りが得をしていたのです。

 

ところで、ルールを守らない人がいると、それを見た他の人が「それはやっても許されるのだ」と思ってしまいます。
そして、そのような人が倍倍と増えていくと、施設は無法地帯になってしまい、立て直すには、最初の頃よりも何百倍も労力がかかります。

当然、他のお客様も雰囲気が悪くなるので来なくなり、長期的にみれば大損です。
そんな、ルールを全体に伝えて、全体で徹底させることも出来ない職場に嫌気がさして、私は仕事を辞めました。

 

上記のことを報告して、辞めることを会社に伝えるとすんなり了承してくれて、二ヵ月後に退社ということで合意をしました。
退職の書類は難しいものもなく、最初は色々とトラブルが起こるのかなと思ってましたが、そこらへんは運が良かったです。

どうもその派遣先は、派遣会社の中でもあまり良く思われていないところだったそうです。
そんな感じで、私は新たな職場に転職しました。

 

職種自体は変わっていませんが、私なりにこだわりをもって選んだので、転職してよかったことが沢山ありました。
まず、職場にチームワークがあることです。

会議などをコンパクトにやっていて、ほうれんそうもしっかりしているので、ルールの徹底が出来ました。
前の職場では会議をやる余裕もなく、決めたことも共有出来ていませんでした。

 

次に、上司が部下に対して裁量を持ってやらせてくれるということです。
これで安心して、警備に当たれるようになりました。

夜間の警備は基本的に一人でやるので、このことは一番重要なのです。
上司に言われてやったのに、いざお客さんにすごまれると、違うことを言う前の職場とは違います。

 

最後に嫌だなと思った人たちと会わなくて済むことです。
一時は、自分も見てみぬ振りをして、同じレベルに下がるところでしたが、自分の意志を貫けてよかったです。

もちろん、似たようなことは新しい職場でも起きるかもしれませんが、今は周りに恵まれてるので、しっかりと対処出来る自信があります。
以上、私が警備の仕事を転職した体験でした。

 

日払い可ということで1日だけ外の交通警備をした時の話なんですが、当時、自分は違う仕事をしていて嫌になり転職することになっていて働き始めるまで数週間時間があり、ちょっとだけでもお金が稼げないかと思って日雇いのバイトをしようと思いました。

タウンワークで日払い可の欄を見てバスで1本で行ける交通警備の仕事があったので電話をしました。タウンワークの応募欄には研修が4日あって、30時間受けてから実際に外で警備をしてもらうとありました。

 

電話して働きたいと伝えたところ、電話で年齢と身長と体重や肩幅は広いのかとか聞かれ、面接などは直接受けることなくいきなり〇〇日の朝7時半に住所が記載されてある事務所に来てくれと言われました。

当日になり、事務所に行ったらいきなり制服を渡されてこれに着替えてくれと言われ、着替えたら研修が始まるのだろうと思ったら車に乗せられて交通現場に到着するやいきなり棒を赤い赤色灯を渡されて、ここに侵入してこないよう棒を振っといてくれと言われました。

いやいや、研修はしないのですかと尋ねたところこれが研修だと言われました。
明らかにおかしいとは思ったのですが、現場まで車できてしまったからにはやらないといけないと思い、何の説明もなしには仕事が出来ないので最低限のことは教えてもらい仕事を1日しました。

 

事務所に戻ると他の現場に出てた人も帰ってきてたんですが、これがまた見るからに清潔感のない人ばかりで嫌になりました。
制服のまま上に何か羽織って帰る人が多く、自分もそんな感じに見られるとか思うと嫌になり1日で辞めました。

辞める時に、制服はクリーニングに出してから返してくれと言われ仕方なくクリーニングに出して返しました。
新しい職場に着いてそこでは、ちゃんと研修も受け長い期間働きました。

 

警備は人から偏見の目で見られることが多いのですが、自分もそう思います。
違う職場よりも給料が安く、働いている人も清潔感がない人ばかり、研修などなく人の扱い方も雑で、その3点以外も言いたいことはたくさんありますが、もう二度と警備の仕事はしないと心に誓っています。

 

大学時代に就職活動に失敗した理由から、卒業後は飲食店などでアルバイトをしていました。
しかし家賃の支払いに困ったために、警備会社で契約社員として働き始めました。

アパートの借り上げ制度があったことが警備会社の仕事を選んだ最大の理由でしたが、収入が安定している点にも魅力を感じていました。
けれども工事現場の交通誘導の業務が増えたために、次第に休日出勤を強いられるようになり、体力的にも限界を感じるようになりました。

 

本来の工事現場の業務はトラックの誘導と歩行者の安全確保ですが、最近では土木作業のような無関係な仕事もすることが増えました。
更に建設作業員の多くは外国人なので言葉が通じず、交通誘導などの業務が次第に困難になりました。

そこで1か月後の日付を記載した退職届をパソコンで作成して、給料を受け取るために出社したときに営業所長に手渡しました。
退職届はあくまでも事務的なものなので、退職予定日と一身上の理由である旨だけを書いて、署名捺印をしてから提出しました。

 

しかし建設会社やスーパーなどの取引先との契約があることを理由に、営業所長は書面の受け取りを渋っていました。
そこで高齢になる両親がいるために介護が必要であるという架空の理由を考えて、再度営業所長と退職について交渉を行いました。

するとこれから1か月間のうち、3回は夜勤の工事現場で働くことを条件に、退職を認めてくれました。

 

警備会社を辞めてから時間的な余裕ができたので、2週間ほどバイクで国内旅行を楽しみながら、今後の転職について考えました。
そして旅行中に通りかかった工場で正社員を募集していたので、その場で応募したうえで翌週から働き始めました。

空調が完備している工場の仕事は警備会社より楽であり、転職後は健康状態も良くなりました。
また正社員として採用してもらえたので、将来的に退職金が受け取れる安心感も大きいです。

更に工場で勤務するために移住した町は物価が安いために、毎月3万円程度の貯金もできるようになりました。

 

もうかなり昔のことになりますが、私は警備員として働いていた時期があります。
学生のアルバイトという形でしたが、職域は結構かっちりとしており、仕事をこなしていけば制服を着て正規の持ち場を担当できるポジションになったりと、先のある職場でもありました。

しかし私はそうなる前に見切りをつけて退職することにしました。
理由はいくつかありますが、職場的な部分で言うならば、警備職域の関係か、ほとんど研修らしきものもなくいきなり実戦投入されることになったことが大きかったですね。

 

一緒に働いてくれた方や先輩方は良くしてくれましたが、やはり豪雨だとは言え研修どころか練習すらしていない状態で車の前に立って駐車場で誘導したりするのは、今にして思ってもかなり無理があったように思います。
また、スポーツ会場が担当だったので、同じくほとんど研修もないまま、エキサイトしたお客さんの近くに居続ける状態を貫かればならないのも、なかなか辛いところではありました。

私は平気でしたが、すぐ近くの人がかなり絡まれたりもしていましたね。

 

直接辞めると伝えるべきだったのでしょうが、考えれば考えるほど足が遠のいてしまい、結果的には電話でその意思を伝えるといった形になってしまいました。
ただ、当然先方としては不満も大きい感じでもあり、ベターな形ではないようにも思っています。

そのため、辞める何日前に連絡を入れたり、退職届を出したりといった形を取ることはできませんでしたね。
勝手と言えば勝手な辞め方ではありましたが、同じ警備的な働き方をするにしても、知っている人が多いところの方がいいと、勤め先を変えたところ、それまでとはうって変わって温かく迎え入れられ、実に快適な仕事ができたのは本当に良かったと思います。

 

また、昨今のブラック企業の報道などを見るにつけ、怪我をする前に辞められたのも、良かったと言えるところかも知れません。
また、営利営利でガツガツとしていない分、こちらも内容を気にしながら取り組めたのも良かったですね。

 

私は、アルバイトとして警備員に3ヶ月間務めておりました。
新宿・上野を中心に商業施設内の巡回を主にしていたのですが、8時間ずっとの直立不動と歩行のみで足裏やふくらはぎの痛みが辛くて辞めようと思いました。

また、下請会社だからか休憩時間の休憩場所が設けられておらず階段に座り込んでの休憩が多々ありました。
大手の商業施設だと設けられているのですが、他の従業員の方が優先だったためちゃんとした休憩がいつも取れませんでした。

なので、身体的疲労と休憩の取得に不満があったため辞めることを決めました。

 

短期契約だったので契約満了を機に辞めたのですが、人手不足関係のため「もう1ヶ月ほど残ってもらえませんか?」と引き留められました。
お金も欲しかったので残ろうか悩みましたが、身体的疲労等できつかったため心苦しいですが辞めました。

退職理由は、契約満了・身体的に続けられないと正直に伝えて1ヶ月前に口答で退職の申告をしました。
退職前に契約終了等の書類に印鑑を押して退職手続きは完了しました。

 

現在は事務職のアルバイトをしておりますが、「辞めてよかった!」と心から思いました。
まず1つ目は、「身体的疲労からの解放」です。

ずっと立ち仕事の警備員と違い、事務職は座り作業で休憩時間も場所もしっかり確保されているので、気持ち的にも余裕ができたことです。

 

2つ目は、1日の拘束時間が苦痛ではなくなったことです。
どちらも実働8時間なのですが、時間の感覚が大きく違うなと感じました。

休憩時間が削られないこともそうなのですが、勤務時間の配分の有無ではないかと思います。
警備員は、8時間立って歩いての繰り返しですが、事務職は、色々な業務を任せてくれるので時間が経つのが早いです。

同じ勤務時間でも時間の経つ感覚が大きく違いました。

 

最後の3つ目は、知らない人に声を掛けられなくなったことです。
事務職は、社内での作業で来客が来ても他の社員さんが対応をするので、自分の作業に集中することができます。

ですが、警備員は、来客されたお客様の対応や案内をします。
シンプルな質問なら全然答えられるのですが、初めて配属された店舗だと自分自身も未知の場所のため下手な質問をされるとテンパってしまいます。

また、新宿・上野は外国人が多いため、外国語で尋ねられると本当に答えられなくて困りました。
店舗内の道案内はその店舗の従業員に聞いてくれと心底思いました。

以上の3点から今の事務職は本当にありがたく感じております。

 

今回は一例として、契約社員や派遣社員、アルバイトで警備員をされていた方を紹介しました。
その他、正社員やパートで警備員をされていた方、新卒で新入社員として警備員になったものの、きつくて研修中・試用期間中に辞めてしまった人も沢山いました。

その他の警備員を辞めたい理由・行きたくない理由って?

その他の警備員を辞めたい理由としては

  • うつ病になった
  • 臭い
  • ストレスがたまった
  • 仕事がつまらない
  • 疲れる、割に合わない
  • 人材の使い捨てだと思った
  • 人間関係が辛い
  • 見下される、劣等感がある
  • モテない
  • 夜勤が嫌だ

などがありました。

 

警備員を辞める方法は、以下に紹介する記事が参考になると思いますが、もし

  • 自分から退職を切り出せない、
  • 辞めたいといっても強い引き止めに合う
  • 即日退職したい

という場合は、この記事の最後までお進みください。

自分で退職するコツ

退職時のよくあるトラブル解決法

もし自分から退職を切り出せない、強い引き止めに合う、即日退職したいなら…

もし自分で警備員を辞めたいと言いづらかったり、すでに退職したいと伝えているのに辞められない場合はぜひ、退職代行サービスというものを使ってみてください。

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