エンジニアの世間的なイメージを調べてみたところ「忙しそう」「昼夜逆転生活」「使い捨て」というのが見つかりました。
その是非は置いておいて、確かにエンジニアは入れ替わりが多い職業の一つです。
私の友人もエンジニアが何人かいますが、いつも「エンジニアの仕事がきつい・辛い」「エンジニアを辞めたい」と言っています。
もしかするとあなたもエンジニアをしていて、エンジニアを辞める理由や退職の伝え方を考えているところかもしれませんね。
そこで今回、実際にエンジニアを辞めた方にアンケートを取ってみました。
具体的には
- エンジニアを辞めたいと思った理由
- 退職理由の言い方・伝え方
- 辞めると伝えたタイミング
- 退職届にはどう書いたか
- エンジニアを辞めてよかったと思ったこと
です。
実際にエンジニアを辞めた方が、どういう風に退職を伝えのかは参考になると思います。
その後に、
- 辞めたいといっても会社に辞めさせてもらえない人
- どうしても自分からは「辞めたいです」と言いづらい人、辞めづらい人
- 退職拒否や引き止めを、自分一人だと振り切れる自身がない人
- 今の職場が最悪で、いますぐ逃げたい、今すぐ辞めたい人
- 損害賠償をすると脅されている人
- 給料や残業代は払えない、有給も使わせないと言われている人
- 出社拒否中で、どうすればいいかわからない人
向けに、「退職代行サービス」というものも紹介します。
いまエンジニアの仕事で悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。
エンジニアを辞めた5人の体験談:退職理由や言い方、辞めてよかったことなど
※枠内をスクロールしていただくと読めます。
四年制大学卒業後、新卒の正社員でネットワーク系エンジニアとして勤務していました。
辞めようと思った理由は、激務で体力が続かなくなってしまったことです。
具体的には、お客さんを複数抱えてしまうと、それぞれの都合にあわせて作業があるので、平日はほぼその仕事で手一杯で、その他の業務を土日に出勤して行わざるを得ませんでした。
平日も、朝~夜まではほぼ作業が入り、夜~深夜までは報告書を作成したり、翌日の作業準備をしなくてはならず、終電に間に合うことはあまりありませんでした。
それでもはじめのうちはタクシー代が出たのですが、リーマンショック以降はそれもなく、会社のフロアに段ボールを引いて寝るしかありませんでした。
また、顧客によっては全国規模のネットワークを附設するような作業もあったので、日本中を飛行機や新幹線で飛び回ることも多かったです。
その際、必要な機材も持ち運ばなくてはならないのですが、スケジュール的に輸送が間に合わない場合は手持ちで運ぶ必要がありました。
ネットワークのパフォーマンスを計測する機械などは20キロ近くあり、それを壊さないように持ち歩くのはとても大変でした。
また飛行機や新幹線の中でも資料作りをしなくては間に合わず、酔い止めを飲んで吐きながら作業をせざるを得ませんでした。
また細かい話ですが、私は女性なのですが、ネットワークの現場はまだまだ男性主体で、作業現場も女性を想定していないのか、女性用のお手洗いが無いことがほとんどでした。
男性と兼用なのですが、誰かが入っている時に自分が入るわけにもいかず、なかなかお手洗いに行くことが出来なくなり、膀胱炎を発症しました。
また、現地で作業着に着替えなくてはならないのですが、もちろん更衣室もないので、人の目を気にしながら物陰で着替えるしかなく、揶揄してくる男性もいたため、非常にストレスを感じていました。
このようなことで、心身の疲労がたまってしまったため辞めたかったのですが、有名な大企業だったので、辞めたら後がないと思うと躊躇してしまっていました。
ですが医師からドクターストップがかかったこともあり、水面下で転職活動をして、次の仕事が見つかった時点で上司に言いました。
辞めたい日の1か月程度前のことです。
体調を崩してしまったことを理由として、医師の診断書を添えて申し出ました。
診断書が功を奏したのか、引き留めや叱責はありませんでした。
退職届は提出不要だったため、作成していません。
新しい職場に転職して良かったことは、まず、勤務時間がある程度安定していることです。
多少の残業や休出も無くはないですが、働きづめということがなく、疲れがたまってもきちんと休息することが可能です。
また、今までは現場作業が多く、オフィスに腰を据えるということがあまり出来ませんでしたが、今はほどほどに外勤と内勤があるので、同僚とのコミュニケーションなどもはかれて、
職場の人間関係に恵まれるようになりました。
あとは、当然の事かも知れませんが、必要な時は更衣室があったり、お手洗いや洗面所が男女別れていることがとても快適です。
以上のことから、人間らしい働き方が出来るようになり、エンジニアを辞めて転職して良かったと思っています。
私は大学を卒業してエンジニアとして3年弱働いていました。
雇用形態は月曜日から金曜日の8時間勤務で手取りは残業代込みで平均22万円ほどでした。
新卒にしては一見すると悪くない待遇に思われるかもしれませんが、現実は毎月60時間を越える残業があったにも関わらず残業代は全額支給されなかったので、私は次第に会社に対して不信感を抱くようになりました。
上司にそのことについて問いただしたこともありましたが、「この業界は残業代が全額支払われないのは普通のことだから」という話を聞いて退職を意識するようになりました。
就職当初はやりたかった仕事ができることに満足していましたが、職場の先輩を見ても給料が私とさほど変わっていない現状を目の当たりにしていたので、職場の将来性に可能性を感じられなかったことも退職の決め手になりました。
退職理由はまともに話しても取り合ってくれないことは明らかだったので、親の介護を理由に地元に帰りたい旨を退職届に書きました。
退職を伝えたのは辞める3か月ほど前だったと思います。
退職届を渡された上司は少々驚いた様子でしたが、退職理由が親の介護を理由にしていたこともあり、すんなりと認めて下さいました。
転職先も同業種を選びましたが、転職先は前の職場と違って残業時間が社内できちんと管理されているので、ワークライフバランスの整った職場でとても働きやすいです。
残業代も全額支給されるので会社に対して不信感を抱くこともありません。
また、そういった労働環境が整っているおかげなのか社員間のコミュニケーションも非常に円滑に図ることができ、総じて働きやすい職場です。
転職して本当に良かったと思っています。
もしかしたら現在エンジニアとして働かれている方は、業界はブラックな職場環境であることが当然と聞かされている方がいるかもしれませんが、それは間違いです。
職場によっては同じような仕事であってもまったく働き方が異なるケースもあるので、もし今の職場に不満を抱えている方は転職を考慮してもいいかもしれません。
・その時の雇用形態
正社員です。
・辞めようと思った理由
一般的にはベンチャーといわれるものなのかもしれませんが今思うとただのワンマン社長の中小企業でした。
売り上げが芳しくなくなった頃から急に人事と総務の担当者から、全員給与カットを一時的にすると言われました。
元から残業代の概念が無かったので基本給与のみなのに20パーセント以上削られました。
元から給与が良ければまだ我慢したのですが、それも条件がわるかったので貯金を切り崩して行かないと生活が成り立たなくなりました。
家族を養ってる人は早々に辞めていき残ったメンバーで土曜日曜祭日関係なく働き平日も毎日が終電でした。
それでも締め切りは変更はされずに進行していき次第に体調も悪くなり、仕事の精度も下がり人数減ってるのだから少しは給与を戻して欲しいという願いも却下されました。
さすがにこのままでは病気になると判断して辞める決意に至りました。
体調不良を理由にしてこっそりと転職活動をしましたところ運良く1部上場のホワイトな会社に内定をもらえました。
先程記載の通りで人が見切りをつけて消えていくのが進行するにつけて退職を切り出すと延々と、いかに私が会社になくてはならないかを何時間も話されて根負けを狙っているのが見え見えでした。
次が決まってるのでと切り出しました。
タイミングは転職先の出社日の合意がとれて揺るがないことが判明した段階です。
退職するひと月前でした。
・退職届けにはどう書いたか
一身上の都合とだけ書きました。後が面倒でしたので
・辞めて良かったこと
中小企業だったのでテナントとして借りているビルがボロボロで薄暗くて居るだけ気が滅入りましたが、転職した先は都内の一等地の新しいハイテクビルでドラマの中の人のような気持ちになりかなり気分がよかったことや、給与が人並みになったことでいかに自分が多くの犠牲を払ってきたのかを思い知ることになりました。
人間らしい生活を送る事は普通の事なのかもしれませんが、当時はその底辺から這い上がれる気が全くしなくてあの生活が続いていたら自暴自棄になっていたことは間違いないと思います。
さらに後で知ったのですが給与は社長含め全員カットされたとアナウンスがありましたが幹部はそのまま据え置きだったのだそうです。
本当に辞めて良かったです。
・その時の雇用形態について
→正社員(新卒入社)。
自社開発がメイン業務でした。
勤務時間は9時から18時まで。
営業日はカレンダー通りです。
・辞めようと思った理由・具体的な体験
→入社から数年経過して案件をまわせるようになってから、予定にはない突発的な徹夜や休日出勤など勤務形態が激務であったのが最大の理由です。
最大で月の残業時間は約130時間。
加えて、本来は休日であるはずの日の約半分が出勤となりました。
休日出勤をしたことにより振替休日を与えられましたが、業務が多忙であったため消化をすることができませんでした。
とても激務で体調を崩してしまい、現状のままでは長続きがしないと思い退職を決意しました。
退職の引き止めは部署長からありました。
所属していた部署の人数が少ないため、新しく入ってくる人が決まるまで残ってほしいと言われました。
それ以外に辞めにくいなどはありませんでした。
・退職の理由はどう伝えたか、伝えるタイミングはいつだったか
→チームリーダーに相談があると伝え個別面談の時間を作っていただき、その際に伝えました。
伝えたタイミングは退職の3ヶ月前でした。
予め退職時期を自分の中で決めていたが、同時期に他にも退職者がいたため早めに伝えることにしました。
その後、部署長にも個別面談の時間を作っていただき、退職の意思を伝えました。
・退職届にはどのように書いたか
→ A4用紙に手書きで、内容はインターネット上にあるテンプレートの退職届を利用し、理由は一身上の都合とだけ記載しました。
・新しい職場に転職して、「辞めてよかった!」と思った体験
①:徹夜や休日出勤をしなくてよくなったので体調の維持が容易になった
②:有給休暇や振替休日を取得して好きな時に休めることができるので趣味に使う時間が増えた
③:毎週ノー残業デーがあるので自分の時間を確保できる
20歳で工業高等専門学校を卒業してすぐに精密機器上場企業のエンジニアとして正社員で就職しました。
給料も良く安定してして福利厚生も問題ありませんでした。
研修制度も充実していて新人の頃にはたくさん勉強することも出来ました。
しかし、入社2年ほどしてから会社の方針で部署の縮小が決まり優秀な人材は別部署へ、そうでない人材は全く持ってやる必要もない仕事をただただ負わされていきました。
それでもせっかく入社したし、研修も一通り終わりこれからエンジニアとしてフルに働けると希望をもって我慢していました。
気づくと何かと事務作業が増えていき、リリースするのかどうかもわからない機種の雑用が殆どになっていきました。
エンジニアとして世の中に役立つものを生み出す仕事を夢見て入社しましたが、結局のところ会社の合併や部署の縮小等に振り回され何一つ身につかず過ごしてしまいました。
ひとり、またひとり、と転職可能な技術を持っているひとから退職していく状態をみて、私も徐々に焦り始めました。
しかし、まだ入社して2年ほどで、エンジニアとして関わった仕事は到底履歴書に書けるような代物ではなく、分かり易い資格なども持たない状態で退職の決断をするのはとても勇気が必要でした。
やめる事を決断する前に上司に相談しました。部署がこんな状態にもかかわらず引き留めて下さったのは一応形だけで、即戦力として役に立たない若手社員はあっさりと退職のながれに持っていかれました。
3か月以上前には退職の意向を正式に伝え、事務職員との退職の手続きが始まりました。
最終的には年末を退職日にして、12月中旬から有給消化の必要があり最後の1か月は殆ど出社していませんでした。
その期間を利用して転職のための準備をして、年明けからスムーズに次の仕事へ移ることが出来ました。
新しい職場に転職してよかった事は、まずその会社は人材を欲していて働いていただこう!という気持ちでいる会社である事です。
仕事があり、充実していました。
そして、新卒と違い一度社会経験をしているので研修は最低限で済み即戦力として仕事をすることが出来ました。
給料や福利厚生も、自分が恐れていたほど痛手はではなく、むしろ選べる立場にあるのだと実感。
今では転職してよかったなぁと思っています。
今回は一例として、正社員でシステムエンジニアをされていた方をご紹介しました。
このほかにも、派遣社員や契約社員、フリーターとしてエンジニアをされている方、新卒で新入社員としてエンジニアになったものの仕事がきつくて研修中・試用期間中に辞めてしまう人がたくさんいました。
その他のエンジニアを辞めたい理由・行きたくない理由って?
その他のエンジニアを辞めたい理由としては
- うつ病になった
- 思ってたよりずっと仕事がきつい
- 仕事についていけない
- 使い捨てのように感じた
- 疲れた
- 待遇が悪い、割に合わない
- 人手不足で忙しすぎる
などがありました。
システムエンジニアを辞める方法は、以下に紹介する記事が参考になると思いますが、もし
- 自分から退職を切り出せない、
- 辞めたいといっても強い引き止めに合う
- 即日退職したい
という場合は、この記事の最後までお進みください。
自分で退職するコツ
退職時のよくあるトラブル解決法
もし自分から退職を切り出せない、強い引き止めに合う、即日退職したいなら…
もし自分でエンジニアを辞めたいと言いづらかったり、すでに退職したいと伝えているのに辞められない場合はぜひ、退職代行サービスというものを使ってみてください。
- 今この瞬間から、一言も会社の人と話さず退職できる
- これまで退職を拒否されたことがない
- 訴えられたこともない
- 最短で即日退職可能
- ほとんどの場合は有給も給料ももらえる
- 退職後の手続きや流れを、丁寧に教えてくれる
という特徴があります。
自分が退職できる状態かどうかの無料相談は、24時間…つまり今この瞬間でも出来ます。
詳しくは以下の記事を読んでみてください。