いつも「子供のなりたい職業ランキング」で上位にいるのが、パティシエのお仕事。
一般人からすると華やかで、大好きなものを毎日作れて楽しそうだなぁ…なんて思っている方が多いようです。
ただそんなパティシエのお仕事でも、「パティシエの仕事がきつい・辛い」「パティシエを辞めたい」と言っている方は意外と多いんです。
もしかするとあなたもパティシエのお仕事をされていて、仕事を辞める理由や退職の伝え方を考えているかもしれませんね。
そこで今回、実際にパティシエを退職された方にアンケートを取ってみました。
内容は
- パティシエを辞めたいと思った理由
- 退職理由の言い方・伝え方
- 辞めると伝えたタイミング
- 退職届にはどう書いたか
- パティシエを辞めてよかったと思ったこと
です。
実際にパティシエを辞めた方が、どういう風に退職を伝えのかは参考になると思います。
その後に、
- 辞めたいといっても会社に辞めさせてもらえない人
- どうしても自分からは「辞めたいです」と言いづらい人、辞めづらい人
- 退職拒否や引き止めを、自分一人だと振り切れる自身がない人
- 今の職場が最悪で、いますぐ逃げたい、今すぐ辞めたい人
- 損害賠償をすると脅されている人
- 給料や残業代は払えない、有給も使わせないと言われている人
- 出社拒否中で、どうすればいいかわからない人
向けに、「退職代行サービス」というものも紹介します。
いまパティシエの仕事で悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。
パティシエを辞めた5人の体験談:退職理由や言い方、辞めてよかったことなど
※枠内をスクロールしていただくと読めます。
雇用形態は正社員として働いていました。
そのお店に入社した当初は前に働いていた職場よりもお給料がいいし、社会保険もしっかりしているし、人間関係も良くてこのお店に入って良かった!と思っていました。
しかし、働いて1年ほどで店長だった人や2番手、3番手が辞める時期が重なってしまってお店のパワーバランスが崩れてしまって人間関係が一気に変わってしまったのがストレスが溜まるきっかけとなりました。
長年店長をしていた方が辞めてしまったので新しく店長となった人が情緒不安定でお店の雰囲気がかわってしまいました。
機嫌が良いときと悪いときとの差が激しくて、怒ると物に当たってどこかへと行ってしまうので私も含め、職場のスタッフは呆れていました。
その店長とグルになってスタッフの悪口ばかりを言う女性スタッフがいたのですが、その女性スタッフに私もターゲットにされてしまい、私の仲の良かった同期の子にも私の悪口を言われ、その同期の子が休みだと私にその同期の子の悪口を言ってくる始末で、おしゃべり好きで仕事が終わってからも外でどうでもいいような話に何時間も付き合わされ嫌気がさしていました。
そんな2人のせいで上の人が辞めてバタバタしていたにもかかわらず、今度は中堅だった人や後輩が我慢の限界だと言って何人も辞めてしまい、人手不足で仕事の時間が早朝から深夜までという日々が続くようになりました。
ただでさえ体力を使う職業なのにプラスで人間関係のストレスと労働時間の長さから私も体調を崩してしまったため、これ以上はここで働けないと思うようになり店長より上の管理職の方に辞めたいと思っていると相談しました。
それから2カ月ほどはなんとか働いていましたが、その後もう無理だと思って相談をした管理職の方にもうお店を辞めさせてほしいと伝えました。
相談はしていたものの、予定を早めて社会人としては良くないのですが今日いっぱいでと急に辞めてしまいました。
口頭で伝えて退職届けは書いていません。
そのお店を辞めてからは全く違う業種のバイトをしてみたのですがやっぱりケーキ屋がやりたいと思って今は違うお店でケーキ屋をやっています。
辞めて良かったと思うのは、バイトだけど全く違う仕事を体験できたこと、新しいお店でとても良い人間関係に恵まれて仕事ができていること、そしてやっぱりケーキに携わる仕事は楽しいと今は思えることだと思っています。
パン・製菓系の専門学校を卒業してから、若い女性に人気のあるケーキ店でパティシエとして働き始めました。
採用当初はアルバイト勤務でしたが、1年が経過して実績が認められてからは正社員の待遇になりました。
手取り収入も25万円以上で満足できる条件でしたが、人間関係で悩むことが多くて退職を決意しました。
特に入社直後からケーキの作り方をマンツーマンで指導してくれた先輩社員が、昔ながらの職人風の人柄なので、良い人間関係を構築できなかった点が一番の問題でした。
また朝10時の開店に間に合うように30種類以上のケーキを作るので、毎朝5時ごろから仕込みを開始する必要もありました。
そのために朝4時ごろに起床する必要もあり、早起きが苦手な自分にとっては非常にハードな作業でした。
そしてある時注文を受けて作ったバースデーケーキの仕上がりがあまり良くなかったので、激怒した先輩社員がパワハラを行いました。
このようなことが積み重なって退職の意思がますます強くなり、ついに店長に対して店を辞める考えを伝えました。
ケーキを作ることができるスタッフが少ないので、最初は店長は全力で退職を阻止しようとしました。
そして仕事が休みの日も店長からのメールが何通も来て、仕方がないのでしばらくの間は退職のことは保留にしました。
しかし更に残業手当の不払い問題などもあり、ついに意を決して改めて書き直した退職届をお店の閉店後に店長に提出しました。
今度は残業手当の不払い問題も絡めながら退職の話題を切り出したので、ついに店長も諦めた表情をしながら退職届を受理しました。
その後の1か月間は披露宴用のケーキの受注もあって忙しかったのですが、仕事が一段落した時に無事に退職することができました。
現在は大学病院の調理部門に転職して、これまでの経験を生かしながら快適な環境で働いています。
新しい職場にはタイムレコーダーも完備しているので、残業手当が正確に支払われている点にも満足しています。
更に先輩が優しくて仕事も丁寧に教えてくれたので、職場環境にもすぐに慣れました。
またメニュー開発の仕事も任されており、毎日充実した職場生活を送っています。
個人経営のケーキ屋さんで、正社員として働いていました。
個人経営のお店で、夫婦2人が経営していました。
旦那さんがパティシエ、奥さんもパティシエの経験がありましたが、奥さんは主に販売を行っていました。
奥さんはとっても社交的な方で、いつも気さくに話してくれます。
ですが旦那さんは無愛想で、一緒に働いていると、ちょっと怖いくらいです。
息子さんも居て、たまに厨房に入ってくるのですが、息子さんに対してはとっても笑顔でした。
だから悪い人でないことは分かっていたのですが、どうしても私は怖くて、ああこの職場は長続きしないなと自分で思っていました。
普通の人にもなかなか質問したりできない私が、無愛想な人にそんなことをできることがありませんでした。
ケーキ屋さんといえば、クリスマスやバレンタインなどがある冬は忙しくなります。
夏にもお盆などがあり、お土産を買う人が多くいらっしゃいます。
秋から冬に向けての準備もありますし、この環境が合わないと思った瞬間に、春か夏にはやめたいなと思っていました。
なので、春にやめることを伝えて、とにかく夏にはやめたいこと、それまでに代わりになる人を探して欲しいことを伝えました。
ひきとめはありました。
小さなお店とはいえ、人気があってお客さんも多く訪れるお店です。
さすがに旦那さん1人ではまわらないでしょう。
給料も東北なので安く、これまでアルバイト等を行ってきた関東のお店には勝てません。
このお店でスキルアップはできたと思うので、とにかくもっといい環境で働きたいなと思いました。
結局私はこのお店をやめて、転職をしました。
関東に戻って、また個人経営のお店ですが、そこでパティシエとして働きました。
数年で結婚してやめましたが、そのお店には今でも顔を出します。
やめてよかったことは、職場の環境のよさ、給料のよさ、そしてスキルアップができたことです。
そのお店は女性のみで経営していて、とても優しく、楽しい職場でした。
関東のお店ですので、これまでの東北のお店よりも待遇はよかったです。
そして、スキルアップができました。
これまでのお店は、かわいらしいデコレーションのケーキがウリでした。
その経験をいかして、そのお店でもかわいらしいケーキを、自分なりに作ることをさせていただきました。
職場の人間関係は、本当に重要なものだと思います。
製菓の専門学校を卒業した後、ライン生産ではないケーキの工場に正社員で就職しました。
もともとの求人情報ではシフト制、月9日休み、残業代あり、ボーナスなしでした。
まあ業界的に月に9日休めるとは思っていませんでしたが、卒業前のクリスマス、研修としてバイトに行ったとき、やばいなと思いました。
初日は10:30から仕事をしましたが、ひたすらロールケーキのホイップクリームの計量です。
泡立てたものをひっくり返した生地にのせていく単純作業のみ。
終わったのは23:00。
片づけをし終わりパートさんと帰ろうとすると社員さんが集まってきて、デコレーションケーキを作り始めました。
どのくらい量を作るのかは分かりませんが、帰れないのだろうとは感じました。
就職し、夏場はやはりそこまで注文がなく早ければ17:30には帰れていました。
初年度は夏休みがないのとやはり月に6日しか休めないので不満でしたが、そんなものだろうと思っていました。
9月。世間より一足早くクリスマスの仕込みが始まりました。
通常の仕事とクリスマスの仕込み。どんどん増えていくので9月後半から終電に間に合わなくなってきました。
一駅分タクシーを使うようになってきました。
10月になると完全に終電に間に合わなくなりました。
職場にシャワーや仮眠スペースなどなく、事務室にひざ掛けをかぶり泊まり、風呂も入らず次の日も働きました。
11月末、最後の休みの日でしたがまだ12月のシフトが出ておらず、どうなるかと思っていましたが、その日出たシフトに驚愕しました。
12月の休日は4日。
さらに次の日から10連勤でした。
その10連勤も初日から3日帰れず、結局6日帰れませんでした。
クリスマスは6日連勤で24時間稼働するため休憩5時間をまわしていくはずでしたがタイムスケジュール通りにいくはずもなく、休憩はどんどんなくなっていき、正直どれだけ仕事をしていたのか記憶はありません。
休み4日で働いたはずですが、タイムスケジュール通りにしたのかわかりませんが11月の給料の方が多かったのは意味が分かりませんでした。
次年のクリスマスはよりひどい有様でした。
社員が少なくなったのもありますが、聞いた話によると通常の仕事の時点で前年比100%を超えていたといわれました。
その日に終わるはずがありません。
覚えている中でひどかったのは3つあります。
①7:30始業で終わったのは29:30(次の日の5:30)。休みの日ではないためまた7:30から働いた。
②5日で100時間働いていた。(ただし、発注業務はタイムカードをきってからなので含まれていない)
③5日家に帰らなかった。その間、風呂に入っていない。
人間の扱いではありませんでした。
ただ、働いている人たちがみんないいひとたちで、残業代は入っていたのでそれだけが救いでした。
このころになると実家に住んでいたため、親がとても心配してよくそんな会社辞めなさいと言っていましたが、私はもう精神的におかしくなっており、辞めたら迷惑になるからやめられないと思っていました。
でもそんな人間扱いされない労働時間が嫌でたまりませんでした。
けれど11月末、とうとう親にメンタルクリニックに連れていかれ、うつ病(正式な病名は覚えていない)を診断され、診断書を持っていきその日に辞めました。
退職届などは書いていません。
その後転々としましたが、今年になってとうとうパティシエの職をやめて事務職になりました。
定時で仕事は終わり、カレンダー通りの休み、有休も使わせてもらえてとても充実しています。
可愛いケーキや芸術的なお菓子を作りたくて製菓の専門学校に行き、その後地元のケーキ屋に正社員で就職しました。
憧れのケーキ屋に就職することが出来たので、最初はとても嬉しくて生き生きとしながら仕事をしていました。
しかしながら年間を通じて働いてみると、ハロウィンやクリスマス、バレンタインにひな祭りなどといった行事があるたびに異常に忙しくて、ひどいときには徹夜でケーキを作り続けなければならないこともしばしばだったのです。
ケーキ屋は一見すると華やかな仕事に見えるのですが、実際に働いてみると、忙しい時期には泣きながらでもケーキを作らなければならないのだと知り、だんだんとケーキを見ることすら嫌になってきました。
ハードな業務が原因で体調を崩すこともあったので、退職することを決意したのです。
退職したいという旨は、仕事の引き継ぎなども考慮して2か月前に伝えました。
私は熱心に日々の業務をこなしていたので、店長からはかなりビックリされたのを覚えています。
退職の理由としては本当のことは言いにくかったので、祖母の介護をしなくてはならないようになったため、長時間の仕事をすることが出来なくなったと伝えました。
それならばパートになって短時間勤務で働かないかと店長から提案されたのですが、ケーキ屋自体に嫌気がさしていたので、その提案すらもお断りしたのです。
退職届には月並みの「一身上の都合により」と記入して提出しました。
その後の新しい仕事は、事務の仕事に就きました。
もともとパソコンを使うのが得意だったので、すぐに仕事にも慣れることが出来ました。
事務の仕事はケーキ屋のように徹夜で仕事をしないといけないということはなく、自分のペースで仕事をすることが出来るので本当に良かったです。
また、人間関係も良くて風通しの良い職場なので安心です。
給料もケーキ屋で働いていたときよりもアップしたので、転職して正解だったなと思っています。
今回は一例として、正社員でパティシエをされている方をご紹介しました。
その他、派遣社員や契約社員パートとしてパティシエをされていた方や、新卒で新入社員としてパティシエになったもの、仕事が辛く研修中・試用期間中に辞めた方も沢山いました。
また個人店、大手関係なくパティシエを辞めた方はいました。
その他のパティシエを辞めたい理由・行きたくない理由って?
その他のパティシエを辞めたい理由としては
- 仕事がきつい、厳しい
- うつ病になった
- 腱鞘炎、ヘルニアになった
- 仕事が向いてないと思った
などがありました。
パティシエを辞める方法は、以下に紹介する記事が参考になると思いますが、もし
- 自分から退職を切り出せない、
- 辞めたいといっても強い引き止めに合う
- 即日退職したい
という場合は、この記事の最後までお進みください。
自分で退職するコツ
退職時のよくあるトラブル解決法
もし自分から退職を切り出せない、強い引き止めに合う、即日退職したいなら…
もし自分でパティシエを辞めたいと言いづらかったり、すでに退職したいと伝えているのに辞められない場合はぜひ、退職代行サービスというものを使ってみてください。
- 今この瞬間から、一言も会社の人と話さず退職できる
- これまで退職を拒否されたことがない
- 訴えられたこともない
- 最短で即日退職可能
- ほとんどの場合は有給も給料ももらえる
- 退職後の手続きや流れを、丁寧に教えてくれる
という特徴があります。
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詳しくは以下の記事を読んでみてください。