整備士の一般的なイメージを調べてみたところ、「かっこいい」「人の命を預かるので責任感がある」など、あこがれの仕事というイメージが多かったです。
そう聞くとやりがいいっぱいの仕事のようですが、やっぱり「整備士の仕事がきつい・つらい」「整備士の仕事を辞めたい」と言っている方も結構います。

もしかするとこの記事を読んでいるあなたも今整備士の仕事をされていて、整備士を辞める理由や退職の切り出し方について考えているところかもしれませんね。

 

そこで今回、実際に整備士を辞めた方にアンケートを取ってみました。

具体的には

  • 整備士を辞めたいと思った理由
  • 退職理由の言い方・伝え方
  • 辞めると伝えたタイミング
  • 退職届にはどう書いたか
  • 整備士を辞めてよかったと思ったこと

です。

実際に整備士を辞めた方が、どういう風に退職を伝えのかは参考になると思います。

 

その後に、

  • 辞めたいといっても会社に辞めさせてもらえない人
  • どうしても自分からは「辞めたいです」と言いづらい人、辞めづらい人
  • 退職拒否や引き止めを、自分一人だと振り切れる自身がない人
  • 今の職場が最悪で、いますぐ逃げたい、今すぐ辞めたい人
  • 損害賠償をすると脅されている人
  • 給料や残業代は払えない、有給も使わせないと言われている人
  • 出社拒否中で、どうすればいいかわからない人

向けに、退職代行サービスというものも紹介します。

いま整備士の仕事で悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。

整備士を辞めた5人の体験談:退職理由や言い方、辞めてよかったことなど

※枠内をスクロールしていただくと読めます。

当時自分は製造業の会社で勤めていましたが、職場がコロコロ変えられる為、昇格等が期待出来ないと考え独立できる可能性のある、整備士の仕事に転職を考え以前の会社に転職する事にしました。
正社員としての雇用です。

その時36歳の自分にはありがたい話でした。
会社の規模は株式会社ですが、個人経営のワンマン会社でした。

規模も小さい為残業代当の手当は皆無でしたが、将来の為と勤めました。

 

それでも辞めようと考えた理由は納期が絶対の為、深夜までは当たり前の世界、その上日曜日が休みなのですが、納期が間に合わない時は出勤で手当はありません。
さらに上下関係が厳しく失敗すると手足が飛んできたり、上司が機嫌が悪いと休憩なし等。

また嫌われると空気扱いで、そんなこんなで体調を崩してしまい、また一時金は一万円でした。
そんな事もあり辞める事に至りました。

 

辞める事を伝えた時期は1ヶ月前で理由は本当の理由を伝えると、また機嫌を悪くすると考え家庭の事情でここの給料では生活が出来ないとつたえました。
それでも上司に引き留められましたが、辞めるとつたえました。

するともう一人の上司の機嫌が悪くなり辞表を出してからの期間は空気あつかいでした。
残り数日の時に納期の機嫌が迫ってる仕事をしているときに休憩全くなしになった為、上司に自分は奴隷ではありませんと言ったら帰れと言われたのでその日で終わりました。

また月の最後まで在籍していると保険料が会社負担になるため月末の一日前にさせられました。

 

辞めて良かったと感じた点は現在大手メーカーにいるため福利厚生の違い。
給料も全然良いですし、休みもちゃんと取らして頂ける点。

また残業手当もしっかり付きますし、ボーナスも満額頂けます。
こういうところが大手と個人の違いなんでしょう。

今は単調作業ですが、コンプライアンス上の関係でパワハラ等はほぼ感じない職場で、働きやすく転職して良かったなとかんじています。
昇格等の期待はありませんが以前より断然年収もいいところです。

 

20歳から23歳の4年間、正社員として地元ディーラーで整備として勤めていました。
当時早くに結婚し、長女が生まれていたのでとにかく給料を上げようと頑張っていました。

しかしながら、酷い時には10万円を切る給料だったので近くの両親の援助で何とか生活していました。
あるとき先輩社員(子供は同級生)からこのままじゃ小学校に上がった時のランドセルさえ買えないと告白され転職を考えました。

 

実際、お客様のところに整備の車を預かりに行く際は自分の車(ガソリン代の支給はほとんどゼロ)だったので、交通費を少ない給料の中から手出ししていました。
退職時はまだ若く常識も無かったので、上司に退職の相談も再就職(就職試験)についても相談せず、たまたま親族経由で知った大手メーカーの工場に、上司には内緒で就職試験を受け運良く合格しました。

一次試験(書類)合格し、二次試験(筆記+面接)合格まで、内緒にしていたのですが健康診断書提出の段階になって出社可能日を決めなければならなかったのでその時になって上司に退職の意向を伝えました(退職届は書いていません)。
今になれば伝えるのが遅すぎたと申し訳ない気持ちですが、当時はまったくわからなかったので、引き止められるのではないかとビクビクしながら話をしを始めました。

 

すると、早くここを去って新しい所に行くよう進められました。(人間関係にまったく問題が無く、とにかく給料面だけがダメでした)
結果、退職の意向を伝えてから3日位で退職しました。

今考えると、有給休暇の消化をしてないですね。
退職意思を早く伝えなかった事の自業自得ですが、この点については何の説明もありませんでした。

 

現在、新しい会社に勤めていますが 給料面では3~4倍です。(整備士の給料が低すぎるのですが)
有給休暇もあり福利厚生もしっかりしているので安心して勤めています。

転職後は2人目にも恵まれ、買えるかどうか心配していたランドセルだけでなく一戸建ての新築まで購入できました。
また乗っている車は中古の軽自動車から外車に代わり家族で旅行にも行けるようになりました。

あの時、整備士を辞めて本当によかったと感じています。

 

私は高校卒業後、大手の整備工場で働いていました。
雇用形態は契約社員です。

現在は数社を経て、経営コンサルティングの仕事をしています。
整備士は3年ほど経験したのですが、辞めた理由は職場のパワハラがとてもひどかったからです。

 

入社前の研修や入社後1ヶ月の研修期間はお客様扱いで、先輩や上司も優しかったのですが、研修が終わった時から態度が急変しました。
典型的な職人気質の職場で、教えられたことはメモを取るのが禁止で体で覚えろと言われました。

私は仕事の覚えが悪い方なのでメモを取りたかったのですが、教える時間がもったいないからメモなんかを待ってられないと言われる次第です。
これは慣れでなんとかなるだろうと妥協しましたが、辞める理由となったのは暴力です。

ミスをすると頭を叩かれるのは当たり前でした。
ひどいときには工具が飛んでくることもありました。(内心では車に当たったらどないすんねんと思っていました。)

 

退職届は特に書かず、口頭で上司に伝えました。
退職理由は職場が嫌だとか同業に移ると言うと引き留められると思ったので、ジョブチェンジでディーラーになりたいと伝えました。

意外なことにあっさりと受け入れられたのは拍子抜けでした。

 

結局ディーラーにはならず、WEBマーケティングの会社に転職しました。
職種はマーケティング職です。

転職してよかったことは、3つあります。

①給料が上がった
整備士時代は手取り15万も行きませんでした。

賞与はありましたが昇給は全くありませんでした。
会社の寮に住んでいたので出費はそこまで多くなかったのですが、同世代の友達の年収と比べると恥ずかしかったです。

飲みに行っても出費を抑えるために量の多いおさけを頼んでいました。
転職してからは人並みの生活が送れるようになり、大好きなお酒も量で選ばず好みで選ぶことができました。

 

②汚れない
マーケティング職なのでPC操作がメインです。

整備士の頃は作業着で油まみれで爪の汚れが全然落ちませんでした。
デートをするときも女性の視線が爪にいっているのが気づくので手を繋ぐことに勇気が出ませんでした。

 

③職場に女性がいる
男だけの世界ですと、どうしてもヤンチャな人のヒエラルキーが強くなります。

整備士の世界ですし、そういう人が多かったですね。
転職後は女性が多い職場なのでヤンチャな人も影を潜め、常識のあるさわやかな人たちがヒエラルキーが上です。

私のヒエラルキーは上の方ではありませんが、社内恋愛をして結婚を視野に入れる大切な人と出会うこともできました。

 

私が整備士として働いていた会社の雇用形態は正社員で就業時間は8:00~18:00(日祝休み)でした。
家族経営の整備工場だったので、私だけが見習いとして入った形になります。

辞めようと思った理由の一つ目は社長の息子さんとの関係が難しかったからです。
その息子さんは将来社長になる方なのですが、見習いの私の方が先に仕事を覚えたため面白くなかったのだと思います。

 

二つ目はやはり家族経営ということもあって、休日の行事(旅行など)によく呼ばれたことです。
今となってはとても暖かくて良い社長だったのですが、当時私は結婚をして子供が生まれたばかりで心の余裕がなかったので、少し面倒に感じていました。

(これは今の時代なかなか無いことなので、当時の社長には感謝しています。)
退職を決意してから2ヶ月くらい経った頃に給料を上げてもらえる話や仕事に対する姿勢の話をする場があったため、その時に退職のことも伝えました。

 

理由としては、今の自分にはとても良い条件だけど、小さな子供がいるので体力仕事ではなく、他でパートを探して働きたいと素直に言いました。
社長は引き止めたいけど、お前が決めたことならしょうがない。子供のためにも頑張れよ。今までご苦労様。と言ってくれました。

退職届けには一身上の都合とだけ書けばいいからと言われ、その通りに書きました。
その後新しい職場を見つけて、パートですが緩く働ける所に決まりました。

 

辞めてよかったと思ったことは、時間に余裕が少し出来たことです。
朝子供を保育園に送ってから、一回自宅にもどり家事をして、その後昼くらいにパートにいけるのでゆったり家事をすることが出来るようになったのです。

正社員で整備士の仕事をしていた時は絶対に無理でした。
朝は早く整備工場にいって、朝の掃除やその日やらなければいけない仕事の確認などがあり、家の事は正直後回しにしてきたからです。

 

それから女性なら気にする手先や爪の油汚れも気にしなくて良くなったことも嬉しかったです。
もう一つは整備のときのつなぎ姿で保育園にお迎えにいかなくていいので、少し可愛いママになれたかな?と思うことです。

これは自分しか思ってないのかもしれませんが。

 

雇用形態は正社員でした。
辞めようと思った理由はサービス課の人間自体が自分を含め2人しかいなかったことです。

この2人という少ない人数で愛知、岐阜、三重、滋賀と膨大な量のお客様の元へいき、機械の修理を行っていましたがとても2人では仕事が回りきらない状態でした。
また、営業が無理なスケジュールでで仕事をとってくるのでそのようなスケジュールで動いていたら朝は7時~で夜帰宅できるのが早くても夜の11時とかなり過酷な状態でした。

 

このような状態ではさすがにからだがもたないと思い転職をしようと試みました。
また社内の人間環境も劣悪で営業と事務員の毎日のような口喧嘩を聞いているのも精神的にまいってしまいました。

退職の理由はこのような環境ではさすがに働けないということを役員に伝え、そのまま退職となりました。
申し出たのは退職日の1か月半前となります。

退職届には自信の都合という形で退職ということを書きました。

 

新しい職場に転職して良かったことは、まず同じ部署の人間が10人いるという環境でした。
前のようにどちらかが風邪などで休んでしまっても仕事が回る環境と仕事のことで相談できる仲間が沢山いるという点が凄くよかったです。

次に職場全体の人間環境がとてもよかったです。
他の部署どうしのいざこざも特になく仕事をするうえで、ストレスフリーな状態でできるということで自分の業務にも滞りがなく業務を全うすることができとてもよかったです。

 

次が家に帰宅できる時間がかなり早くなったという点です。
前のように早くて11時などという状態では家に帰ってからもご飯を食べてお風呂に入り寝るだけという劣悪な生活サイクルでしたが、遅くても夜の8時には帰宅4できるようになり家族との時間も増え、生活にゆとりができました。

また家でゆっくりできる時間が増えたりしたことにより、自分の精神衛生面がかなり良くなり、風邪をひいたりと体調を崩すこともなくなり生活が豊かになりました。
以上の点から転職活動をし、転職をして本当によかったなと思いました。

 

今回は一例として、正社員や契約社員で整備士をされていた方をご紹介しました。
このほかにも、派遣社員として整備士をされていた方、新卒で新入社員として整備士になったものの、イメージと違い研修中・試用期間中に辞めてしまった方も沢山いました。

その他の整備士を辞めたい理由・行きたくない理由って?

その他のディーラーを辞めたい理由としては

  • 仕事がきつい、辛い 
  • 職場でいじめがあった 
  • うつ病になった 
  • やたらと怒られる 
  • クレームがしんどい 
  • 膀胱炎になった 
  • ストレスがきつい 
  • ノルマがきつい 
  • 割に合わない 

などがありました。

 

整備士を辞める方法は、以下に紹介する記事が参考になると思いますが、もし

  • 自分から退職を切り出せない、
  • 辞めたいといっても強い引き止めに合う
  • 即日退職したい

という場合は、この記事の最後までお進みください。

自分で退職するコツ

退職時のよくあるトラブル解決法

もし自分から退職を切り出せない、強い引き止めに合う、即日退職したいなら…

もし自分で整備士を辞めたいと言いづらかったり、すでに退職したいと伝えているのに辞められない場合はぜひ、退職代行サービスというものを使ってみてください。

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詳しくは以下の記事を読んでみてください。

⇒退職代行サービスの仕組み、流れ、値段、法的な問題などについて