理学療法士のお仕事は、とてもやりがいのあるお仕事です。
私たち一般人から見ると「理学療法士を目指して仕事されてるわけだから、満足度も高いんだろうなぁ…」と思いがちですが、意外とそうでもありません。
色々な理由で「理学療法士の仕事がきつい・辛い」「理学療法士の仕事を辞めたい」という方も沢山います。
もしかするとこの記事を読んでいるあなたも理学療法士をされていて、理学療法士を辞める理由や退職の切り出し方を考えているところかもしれません。
そこで今回、実際に理学療法士を辞めた方にアンケートを取ってみました。
具体的には
- 理学療法士を辞めたいと思った理由
- 退職理由の言い方・伝え方
- 辞めると伝えたタイミング
- 退職届にはどう書いたか
- 理学療法士を辞めてよかったと思ったこと
です。
実際に理学療法士を辞めた方が、どういう風に退職を伝えのかは参考になると思います。
その後に、
- 辞めたいといっても会社に辞めさせてもらえない人
- どうしても自分からは「辞めたいです」と言いづらい人、辞めづらい人
- 退職拒否や引き止めを、自分一人だと振り切れる自身がない人
- 今の職場が最悪で、いますぐ逃げたい、今すぐ辞めたい人
- 損害賠償をすると脅されている人
- 給料や残業代は払えない、有給も使わせないと言われている人
- 出社拒否中で、どうすればいいかわからない人
向けに、「退職代行サービス」というものも紹介します。
いま理学療法士の仕事で悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。
理学療法士を辞めた5人の体験談:退職理由や言い方、辞めてよかったことなど
※枠内をスクロールしていただくと読めます。
こんにちわ!
20代女性、現在妊娠中にて無職中です。
私は学校を卒業して今まで2回転職していますが、最近まで働いていたのはデイケアです。
朝8:30~17:30までの勤務で昼休みが1時間。休みは日曜・祝日・平日で1日休み1回、あるいは半日休みが2回でした。
基本給は21万、あとはちょいちょい手当がついてるような感じです。
ボーナスは年2回ありました。
私は学校を卒業してから病院で半年勤務したのちに、デイケアに移りましたが、今思えばそこでの仕事内容はかなりガラリと変わったと感じています。
そこでの理学療法士の仕事は内容はリハビリ担当というよりかは介護に近いような内容でした。
PTで、デイケアに努めてるあるいは努めていた方は経験あると思いますが、訓練以外にも食事の配膳・下膳や食事介助、トイレ介助、レクレーションへの参加、手作業・音楽活動の参加など、とても多くの事を一日にこなしていくような毎日でした。
リハビリの時間も20分まともにとれない事もざらにあったり、経営者からは「訓練にはあまり時間を割かず、介護の手伝いをもっと行なって欲しい」というような注文を受けたこともありました。
また、入った当初は常勤私一人・非常勤の方が2人だったのですが、一人病欠で欠け、もう一人は別の職場へ行ってしまい、1年近く私一人で業務を行なっていた頃もありました。
最初は、少ない人数でのんびりやっていける~と喜んでいた私ですが、PTの相談相手もいなくなってしまい、毎日の流れ作業的な仕事のやり方に疲れてしまったのです。
そこでは約4年勤めましたが、ついに夫に仕事を辞める事を伝え退職をしたわけです。
上司に退職の旨を伝えた時、仕事内容が理由で辞めたいとは言わず、やりたいことが出来たから辞めます。という風に伝えました。
(実際海外に留学に行きたかった為。夫と相談した上で)
辞める半年前には会社側に伝えた方がいいとの事だったので、半年前に伝え、退職届は出してないような気がします→忘れました。
そして、晴れて約2ヶ月の海外旅行へ夫と行くことができました!
貯金はなくなりましたが、とてもいい経験が出来たろ思っております!
私が働いていたのは都内にある総合病院でした新卒で就職して3年働きましたが嫌になり辞めました。
雇用形態は半年間試用期間でしたが正社員となりました。
一番嫌だったことは10人程度しか理学療法士のいない職場だったのですが、ほとんどの人が気分屋でスタッフルームではお昼の時も全く会話がないことでした。
新人の自分の一つ上の先輩がもう7年目くらいの人だったのでかなり歳は離れていました。
そのためわからないことがあったら、先輩の機嫌を伺いながら聞きにいくような感じでした。
新人がなかなか入ってこない職場ということもあり、新人教育に関することも全く整っていない様子で、誰も教えてくれていないことを「これやってないの?」という形で聞かれたりということが多々ありました。
また、試用期間中は残業代が出ないというシステムも問題ですが、残業代が出ないとわかっていながら普通に残業をしいてくる上司も上司で、入職当初は定時5時のはずですがなぜか8時ごろまで残らされていました。
(自分が書いたカルテを職場の先輩にチェックしてもらうため。)
また、有給を使うための条件を指定してきたりという完全にブラックな発言を朝のミーティングで堂々と言ってしまう主任には本当に驚きました。
録音してあれば訴えられるレベルの発言を何度もしていると思います。先日結婚した女性の先輩は、結婚の報告をしたら明らかに嫌そうな顔をされ、主任に「育休や産休みたいに長く休むべきじゃなんだよ。」と言われたそうです。
また、理不尽な理由で怒られることもあります。
私は女子なのでそこまで理不尽に叱りつけてくる上司はいませんが、男子の同期は全く意味のわからない理由で怒られたり、仕事を押し付けられたり、飲み会を強要されたりしています。
入職するまではわからなかったですが、こんなにも時代錯誤な職場があるのかという気持ちです。
幸い、見られる症例は運動器の術後急性期で面白かったため一通り学ぶために3年働きましたが、辞めてよかったですね。
新しい職場で最も変わったことは、①職場の人が明るくて話しやすいこと、②理不尽な理由で叱る人がいないこと、③毎日ビクビクしながら過ごさなくていいことです。
こんなにも当たり前なことが幸せな毎日に直結しています。
辞めてよかった、、。
医療系の専門学校を卒業してから、地元の介護施設で理学療法士として働き始めました。
地元のデイサービスの施設だったので、仕事は日勤限定であり、機能回復に取り組む高齢者をサポートできる点にも満足していました。
しかし3年程度働いているうちに施設の人材が不足した背景もあり、リハビリ以外にも業務外の介護の仕事を依頼される場面が増えてきました。
しかも初任給は比較的高かったのですが、その後の昇給がほとんどなかったので収入面でも次第に不満を持つようになりました。
このような事情から同じ職場で働く同僚の理学療法士も退職するようになり、自分自身も次第に好条件の職場に転職したいと考え始めました。
そして転職の経験がある専門学校の先輩と相談したうえで、退職に向けた準備を始めました。
先輩が書いた内容を参考にして、一身上の理由で1か月後に仕事を辞めることを退職届に記載して提出しました。
スタッフが非常に不足していたので、最初は介護施設の所長は強く引き留めました。
その時に給与などの待遇面の不満を直接伝えると、今後は昇給などの面で雇用条件を改善することも所長は約束してくれました。
しかし収入は増えても業務外の仕事もしなくてはいけないので、このまま同じ職場で働き続けるとスキルアップも望めませんでした。
そこで改めて所長に対して口頭で今の気持ちを伝えたうえで再度退職届を手渡すと、やっと仕事を辞めることを許可してくれました。
また退職届を提出してからすぐに後任の理学療法士の採用も決まったので、安心して職場を去ることができました。
介護施設を辞めてからすぐに、地元の整形外科専門の病院で理学療法士として働き始めました。
その病院はリハビリ治療に力を入れているので、転職後はこれまでに身に着けたスキルを最大限に生かせるようになりました。
しかも病院内では研修や勉強会に参加する機会も多いので、最新のリハビリの知識も習得することができました。
更に病院で働き始めてから月収が増えて4か月分のボーナスも支給されるようになったので、暮らしにもゆとりが持てるようになりました。
私は3年前まで複合型介護施設で理学療法士として勤務していました。
そこが初めての職場だったので「社会の荒波ってこういうことかぁ」と思って5年ほどそこで務めていました。
ただ最終的に職場、理学療法士として、また人間としてこのまま務めていれば「やばい」と感じることができ、今は全うな施設で日々リハビリを提供することができるようになった話を少しだけさせて下さい。
辞める理由となったのは最終的には2つです。
①しっかり公平にリハビリの仕事をしたい。
②理学療法士としてレベルアップしたい。
の2つです。
だいぶ辞めたいと思う頃にはこの2つに要約されてしまっていました。(笑)
その職場でまず驚いたのは他の人と全く協力しないことでした。
というか、リハビリのスタッフは私を含めて4人しかいなかったのですが、私以外は皆、他の職種の職員を下に見ているのです。
リハビリの責任者が「あいつはばかだよな~あんなこともわからないんだもんな」や、「あいつの話し方とか仕事を見ているとイライラする」等の愚痴がほぼ毎日聞かれ、皆その話に必ず合わせているのです。
立場的に反論できないのでしょうが、愚痴を聞いているのはあまり良い気分ではないですし、逆にリハビリの仕事内容の話はほとんどないのも不思議でした。
だんだん私も同じような人間になっていったのです。
また利用者様にリハビリを提供する私たちですが、「誰にリハビリの行うか」がリハビリ責任者の一存となっていました。
その責任者の独断で、リハビリを行う価値がある、価値がない、等を決めてリハビリを行っていました。
その基準は正当とはいえず十分に好き嫌いが反映されていました。
なのでリハビリを受けているはずの利用者様の中で、1年に1回のリハビリをしない人。
週に1回はリハビリを受けている人が出てくる訳で、リハビリを受けていない利用者様の家族からは、リハビリを行っている旨の計画書のサインをもらいます。
ある種ここが決めてだったと思います。説明してて心が痛みました。
ある日サインをもらっていないリハビリの計画書。
山のようになり、職員が手分けをして、ボールペンを変えて家族のサインを書いていく日がありました。
私はそこで正気に戻り、翌日退職の意思を上司と施設長に伝えます。
引き留められると有名な職場だったので、相手を逃がさず自分もブレないようにしっかりと辞めたい意思を伝えることにしました。
何度も日にちを伸ばされ伸ばされ、たまに逆ギレされながらも退職意思表明から2ヶ月後やっと辞めることができました。
退職系の書類を書いたのは意思表明から1週間後くらいかな?しつこく言わないと書類をくれませんでした。(これって何か違法性ないのかな?)
今は新しい職場で、公平に、適正なリハビリを提供することができること。
新しい取り組みへの提案などを形にできたり、前向きに仕事ができること。
リハビリを頑張った人たちがみるみる元気になってやりたいことができるようになった姿を見て働く喜びを感じられるようになったこと。
今はこの3つの喜びを感じながら仕事することができています。
リハビリは体育会系の色が強い職種と言えます。あまり逆らうと居場所がなくなる、やりづらい相手ばかり担当にさせられるなどの話も聞いたことがあります。
ただリハビリは「高度な専門職」だけに、必要とされ、求められたことに応じなければいけないと思います。
私は専門学校で理学療法士の資格を取得後、インターンシップ先でお世話になった老人ホームで理学療法士として就職をしました。
6ヶ月間の研修があり、その際のお給料は学生時代にしていたアルバイトの時給と大差がありませんでした。
研修期間後のお給料も、正直労働力に見合っていないと感じました。
それでも理学療法士としての仕事は好きだったので、最低でも3年間は正社員として勤めたいと思っていました。
ですが、インターンシップ時に私を指導して下さった社員の方が辞めており、新しく勤めていた社員の方がとても態度が高圧的で意地悪でした。
その方は介護職員の女性で、別の老人ホームから転職をしてきたベテラン介護士でした。
私がリハビリの時間にお年寄りと会話をしていると、廊下に呼び出されて嫌味を言われることもありました。
何かと理由を付けては、仕事を私に押し付けてくることもしばしばで、私の精神状態が不安定になりました。
それから退職することを決意し、退職をする1ヶ月前に上司に直接介護士から嫌がらせを受けていたことを話しました。
上司は、私が退職をすることに関して特に言いませんでしたが、その女性介護士のことを注意するようにすると言っていました。
退職届には嫌がらせの件は書かず、短い間ですがお世話になったことへの御礼と、自身の都合により退職をすることを書きました。
退職後は、派遣会社から紹介してもらった介護施設で理学療法士として働いています。
最初は派遣社員だったものの、私の仕事振りを見て正社員として雇ってもらえることになりました。
そこの介護施設では、介護士の方と理学療法士が互いに協力し合ってお年寄りのリハビリを手伝っていました。
人間関係が円満で、働いていて苦になりません。
また、前の職場よりも自宅から通いやすい距離にあり、研修期間内でも交通費が支給されるので、福利厚生が手厚いと思いました。
そういう点から、社員を第一に考えてくれる職場だと思いました。
ちなみに理学療法士は半年~2年目・1年目の新人で辞める人が多かったです。
新卒で新入社員として理学療法士になったものの、イメージと違い研修中・試用期間中に理学療法士を辞める人が沢山いました。
その他の理学療法士を辞めたい理由・行きたくない理由って?
その他の理学療法士を辞めた理由としては
- うつ病になった
- ストレスがたまる
- とにかく仕事がつらい
- 仕事がつまらない
- ノルマがある
- 腰痛持ちになった
などがありました。
理学療法士を辞める方法は、以下に紹介する記事が参考になると思いますが、もし
- 自分から退職を切り出せない、
- 辞めたいといっても強い引き止めに合う
- 即日退職したい
という場合は、この記事の最後までお進みください。
自分で退職するコツ
退職時のよくあるトラブル解決法
もし自分から退職を切り出せない、強い引き止めに合う、即日退職したいなら…
もし自分で理学療法士を辞めたいと言いづらかったり、すでに退職したいと伝えているのに辞められない場合はぜひ、退職代行サービスというものを使ってみてください。
- 今この瞬間から、一言も会社の人と話さず退職できる
- これまで退職を拒否されたことがない
- 訴えられたこともない
- 最短で即日退職可能
- ほとんどの場合は有給も給料ももらえる
- 退職後の手続きや流れを、丁寧に教えてくれる
という特徴があります。
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