日本社会は縦社会なこともあって、最近はパワハラ(パワーハラスメント)が増えていますよね。
そして当たり前ですが、パワハラが原因で会社を辞める人がとっても多いです。
今回調べてみたところ、実際に以下のようなパワハラが起こっているようでした。
- わずかな失敗で強い叱責
- 上司が挨拶しない
- 暴力、暴言、怒鳴る、脅迫、人格否定、恫喝、恐喝(「殺すぞ」といわれた方も!)
- 部下の悪口、部下の前で叱責
- 病気呼ばわり
- 仕事の丸投げ、押し付け
- 理不尽な減給
- 言いがかり、嫌味
- 飲み会の強制、飲み会の幹事の強制
- 飲み会での説教、暴力
- 飲み会から帰れない
- プレッシャーをかける
- 有給を取らせない(有給を取ると嫌味を言われる)
- いじめ
- 仕事を取り上げる、仕事をさせない、与えない、振られない、減らされる
- 仕事を教えない、仕事の無茶ぶり
- 仕事で反省文を書かされる
- カラオケの強制
- 職場で干される、孤立させられる、陰口、仲間外れ
- 正座をさせられる
- 有給取得の際に理由をしつこく聞かれる
まるで上司=神様のような扱いですね。
また、こうした叱責やストレスが原因で
- 動機
- 吐き気
- 円形脱毛症
- 不眠
- うつ病
になってしまい、今でもフラッシュバックして治せない方、仕事に行きたくても行けない方が沢山います。
こんな現状ですから、沢山の方がパワハラで「仕事が辛い」「疲れた」「助けてほしい」と言っています。
もしかするとこの記事を読んでいるあなたも、すでに仕事を辞める理由や退職の切り出し方を考えているところかもしれません。
パワハラ会社は簡単には辞められない
でもパワハラがある会社って、会社を辞める時がまた大変なんです。
- 仕事を辞めさせてくれない
- 有給消化を認めない
- 最後に働いた月の給料をもらえない
- 退職金を支払わない
- 休職さえできない
などなど…これらはパワハラを超えた法律違反なんですけどね。
そもそも、パワハラ上司に仕事を辞めたいと言えない方も多いと思います。
辞めたい相談をしても真面目に聞いてくれないかもしれないし、パワハラが悪化するかもしれませんからね。
そこで今回、実際にパワハラがあった会社を無事退職出来た方にアンケートを取ってみました。
内容は
- 退職したいと思ったパワハラ体験
- 退職理由の言い方・伝え方
- 辞めると伝えたタイミング
- 退職届にはどう書いたか
- パワハラで仕事を辞めて良かったと思ったこと
です。
パワハラ上司に退職を伝えるタイミングなど、参考になると思います。
その後に、
- 辞めたいといっても会社に辞めさせてもらえない人
- どうしても自分からは「辞めたいです」と言いづらい人、辞めづらい人
- 退職拒否や引き止めを、自分一人だと振り切れる自身がない人
- 今の職場が最悪で、いますぐ逃げたい、即日退職したい人
- 損害賠償をすると脅されている人
- 給料や残業代は払えない、有給も使わせないと言われている人
向けに、「退職代行サービス」というものも紹介します。
いまパワハラで悩んでいる方の参考になれば幸いです。
⇒退職届の書き方、例文、郵送方法はこちら
⇒退職・休職の電話方法、メールで退職を伝える方法はこちら
パワハラで仕事を辞めた体験談:退職理由や言い方、辞めてよかったことなど
※枠内をスクロールしていただくと読めます。
私が会社を辞めたのは25歳・正社員でした。
辞めようと思った理由は女性社員からのいびりやいじめが原因です。
小さな会社のため、新入社員として入社した時、同期はおらず一人入社でした。
入るとすぐに電話応対からスタート。
会社にかかってくる電話は一番に私がとる事を命じられ、一日かかってくる100本以上かかってくる電話を真っ先に取るよう心掛けていました。
ただ、事務のため他にも業務があり、電話が一番に取れない時もあり、そんな時は隣に座る当時15歳以上先輩の女性社員からの「電話!」と大声で叫ばれ、電話を一本でも逃すと怒鳴られるといった毎日で一年目はまだ入りたてだからで、2年目以降は改善されるものとばかり思っていましたが、それは後輩ができても変わらず、精神的につらくなり、3年目の夏、上司(男)に退職の意向を伝えました。
他の部署への異動も進められましたが、私自身は周囲で見ているだけで助けてもくれない人達の中で仕事していくのは無理だし耐えられないから辞めたいと訴え、上司も渋々納得し、退職するに至りました。
退職の理由は嘘ですが、「家業を継ぐ為」として退職し、退職届には「一身上の都合により退職」っだけ書いて提出しました。
新しい職場に転職して良かった点はまず、電話中心の仕事から逃れられた事です。
同業の大手会社に転職したため、新入社員が沢山いるので電話は新人達が手分けして取ってくれるので、こちらの事務作業が捗ります。
2つ目はパソコンの技術が上達した事です。
前職は当時パソコンがなく、専用端末だけなので、その入力方法しかわからず、正直パソコンは一切触る事がありませんでしたが、今はパソコン中心で作業をすすめているので、かなり知識も増え、色々合間を見てExcelなどで計算式を入れた表などを作成し、事務の効率化に役立てています。
そして3つ目は前職の会社と親と子会社という関係上、関わる事が多いため、事務ミスなどがあった場合に電話を通して指摘できるのが気持ちよくて最高です。
前職を辞めて良かった、心からそう思います。
・その時の年齢雇用形態について
正社員、高卒~5年間
・辞めようと思った理由になった具体的な体験
私が入社して4年目頃に社長の娘2人が入社してきました。
会社のイベントなどがある時は手伝い程度で仕事をすることはありましたが、本格的に入社後、私と同じ部署に姉が入ってきました。
いつも誰かとおしゃべりをして全く仕事はせず、挙句の果てには社長が不在中は友達と電話をしたり、携帯を触ったりと、やりたい放題でした。
社長の娘ということもあり我慢していましたが、ある日請求書の件で書類のミスを指摘すると、「なんでそんなことを言われないといけないの」と怒り、以降悪口やいやがらせをされるようになりました。
目の前で言われるのはもちろんですが、私がいないところでもあることないこと言いたい放題言われていました。
「化粧が薄い(本人は濃すぎる)」と言われたり、市外に事務所ができたときはそこに飛ばされたりしました。
社長は娘の言いなりです。
基本的気分屋なので、調子がいいときは優しくしてきますが、機嫌が悪いと私だけでなく他の社員にも当たり散らします。
・退職する際の理由はどう伝えたか
特に聞かれなかったので、一身上の都合と伝えました。
・退職届にはどのように書いたか
上と同じく、一身上の都合と書きました。
・新しい職場に転職して、「辞めてよかった!」と思った体験
1.娘に開放されやっと自由になり、精神的に楽になりました。
毎日毎日小言を言われていたので、顔を見ないで済むと思うととても楽な気持ちになりました。
精神的にも落ち着いてきたので、やっと本当に仕事ができる!という状態でした。
これが一番大きいです。
2.転職先で新しい人間関係ができたこと
新しい転職先は、社長・営業・私の小さな不動産でしたので、お互い信頼して仕事ができました。
3.新たな自分が見つけられたこと
不動産業界は未経験だったので、新しいことの発見だらけでした。
今まで接客はあまりやったことがなかったのですが、家を購入されるお客様とお話しすることが楽しい!と感じるようになりました。
大学で工学系だったので、大手製造メーカーの生産設計部門に就職しました。
主な業務は、新商品をラインへ流すための商品の細かなデザインの見直しや、組み立てに使用する部品の共通化を図ることでした。
私が所属する「課」は、全員で40名。
その課内の主任だった男性によるパワハラが酷く、最終的には転職を余儀なくされました。
同期でその課へは3人が配属されました。
配属初日にその主任と初対面したのですが、私たち三人に対して高圧的に睨んできて、「よろしくお願いします」と挨拶しても主任はひと言も発しませんでした。
「怖い人がいるな」と思いましたが、係長や課長はとてもいい人だったので安心しました。
社内を案内されて、課に戻り、私たち三人はそれぞれの席へ案内されました。
すると、「うわ、いやだな」と思っていたあの主任の隣の席が私でした。
そこでも愛想を振りまいて「お願いします」ともう一度あいさつしましたが、主任は何も言いませんでした。
翌日から、毎日憂鬱な気持ちで会社へ通いました。
憂鬱な気持ちになる唯一の原因が主任です。他には何の不満もありませんでした。
数週間したときに、新入社員の歓迎会がありました。
主任はかなり酒好きのようで、ビールや焼酎をガンガンあおっていました。
かなり酔った状態の時に、私がお酌に行ったのですが、その時に「お前の目つきが最初から嫌いだわ」と言われました。
人生で一度もそんなことを言われてたことが無かった私はびっくりしました。
さらに「気に入らねえ」と追い打ちをかけられました。
その日の夜、家に帰ると心臓がバクバクして自分の鼓動が激しいのを感じました。
新商品がラインへ投入される時期が近づくと、その主任と毎日ずっと一緒に生産現場へ出ることが多くなりました。
他に課の人間がいない場所になると、余計に私に厳しく当たりました。
「馬鹿野郎」や「あほ」、「辞めちまえ」「能無し」などは当たり前で、「よく会社受かったな」「お前、取柄あるのか?」などの暴言も吐かれました。
次第に私は落ち込んでいき、会社でも家でもご飯が喉を通らないようになりました。
同時に脈が非常に大きくなり、耳鳴りも感じるようになっていきました。
入社してから2年半がたった頃には体重が5kg減って不眠症になり、メンタルクリニックへ通い始めました。
診断の結果は「うつ病の初期症状」とのことで、先生からは「今のうちにしっかり治さないと大変なことになるかもしれません」と言われました。
数ヶ月通院した時点で、そのことを課長へ相談し、私は傷病手当をもらって休職することになりました。
休職中にもメンタルクリニックへ通いましたが、心の奥底にある主任への恐怖感がぬぐえず、快方には向かいませんでした。
結局、仕事に復帰することは叶わず、休職から1年で会社を退職しました。
課長は親身になって相談に乗ってくれましたが、最後まで「主任が原因です」とは言えませんでした。
一身上の都合で退職願を受理してもらいました。
「もうあの主任と会うことはない」と思うと気分がとても晴れやかになり、その後、別の会社に就職しました。
規模はだいぶ小さくなりましたが、私の好きな設計業務ができたので満足でした。
そこにあの主任がいないだけで、仕事に専念できました。
精神的ストレスで苦しんでいたという事情を社長にも伝えてあったので、いろいろと細かな気配りもいいただけました。
とても明るくて優しい人たちに囲まれて、初めて「仕事って楽しい」と思えました。
生活相談員として特別養護老人ホームで働いていたことがあります。
そこには新卒で正社員として入社しました。日勤で、週5日通いっていました。
私は新人なので、私よりも年齢が10程上の先輩社員に指導を受けました。
その現場に入って半年程すると、最初は優しかった上司の様子がおかしくなってきました。
その方は家庭をもつ男性の方でしたが、人の親とは思えない下卑た行動をとるようになりました。
私は肺が少々弱く、タバコの臭いが好きでない上に、吸い込むことで場合によっては吐き気を催すこともありました。
それなのに、その上司は昼休みの度に私を喫煙所に呼び出して、私に説教をすることがありました。
説教は的を得ていて、内容に偽りはないものでした。
なのでその点には不服は無いのですが、問題はその続きにありました。
彼には愚痴を言える相手がいないようで、同僚の愚痴、家族の愚痴、中でも娘の文句などを関係のない私にずっと言ってきました。
最初の内はよかったのですが、それがずっと続くと私が休みをとれません。
そして、タバコの臭いがきつくていけません。
しかし相手は上司なのでそれを指摘するわけにもいかず、私はなるたけ空気を吸わないようにして耐えました。
そういうことが続く内に、毎日昼休みが憂鬱になってきました。
向こうは先輩だから、後輩を呼びつけてあれこれと話をしても当然と想っているような態度で私の休み時間のことなど全然考えていません。
それとは別に私は、人が人の悪口を言うのを聞くのが不快でした。
こういう態度の悪い人、仲間の悪口を言う質の悪い社員がいる会社ならさっさと辞めてしまえと想うようになりました。
丁度医療服関連の現場で働く母から別の施設の紹介をうけました。
そういう訳で未練もなくなったところで、私は辞表をだしました。
施設長には給料ふ不服があるなら少しは考えるから残れと言われましたが、もう心はきまっていたので私は意志を貫いて退職しました。
私は上司からのパワハラが原因で転職をしました。
当時働いていた職種は生命保険会社の営業職で、雇用形態は正社員でした。
退職を決めた具体的な体験は、上司からの言葉の暴力です。
チーム制で働いていたのですが、上司は他のチーム員の前で私のことを罵倒することが日常と化していました。
仕事を教えずに失敗をすると怒ったり、人格を否定されることが多々あり、うつ気味になりました。
また、「挨拶をしない」と嘘の言いがかりで陰口を言われたり、飲み会で強制的に飲まされることもありました。
先輩は陰では庇ってくれましたが、上司のいる前では見て見ぬ振りだったので信用はできませんでした。
退職をする際には、課長からの引き止めはありましたが、具体的に上司から受けたパワハラを伝えると、諦めたかのように退職を受理してもらえました。
退職理由は、上司からのパワハラだと正直に伝えています。
退職届にも上記の理由を書きました。
現在は保険ショップで営業の仕事をしていますが、前職を辞めてよかったと思う理由を3つ挙げます。
①職場環境が良い
今の職場はとてもまとまっていて、良い環境だと感じます。
上司も優しく接してもらえるので、安心して仕事が出来ることが励みです。
②飲み会が少ない
前職は飲み会が多く、行きたくなくても断ることが難しい環境でした。
断った場合は上司に嫌味を言われるので、ほぼ強制参加でした。
しかし、今の職場は飲み会が少なく、年に2回ぐらいしかありません。
また、家庭の事情で不参加でも嫌味を言ってくるような上司はいないので助かっています。
③仕事を長く続けられる
前職では上司からのパワハラを受けていたので、とても長く続けられる環境ではありませんでした。
しかし今の職場は職員の平均在職年数も長く、私も3年近く仕事を続けられています。
残業はあるので定時に帰ることは難しいですが、居心地が良く大事にしてもらえるので、良い環境で働けることを幸せに感じています。
38歳の頃に働いていた飲食店で時給制のアルバイトでした。
ご夫婦が経営していてランチを中心にし調理と調理補助でした。
働き始めた頃は良かったのですが、どんどんと無理難題を押し付けられるようになって「これが世に言うパワハラか」と気付いてたのは半年くらい経ってからです。
出勤時間は9時と決まっていましたが、退勤時間が日によって違うので「退勤時間を決めて欲しい」と申し出ると「何でも自分の思い通りになると思うな」と、今まで何も仕事等に関して申し出た事はなく、これが初めてだったのですが、いきなり怒鳴られました。
このあたりから経営者夫婦の本質が表れてきて、お客のオーダーが間違えていれば「あんたが間違ったんでしょ。弁償してもらうから」。
一点30分位かかる下ごしらえを5点持ってきて「2時間以内にやといて」。
分からない事を聞くと「それぐらい自分で考えて」と教えてもらえず、仕方ないので自分の判断でやると「何やってんの?」と聞いてくる。
「自分で判断するようにと言われたのでは…」と言いかけたことろで「直に謝ればいいじゃん。おい、謝れよ、謝れよ」とい、どう考えても言いがかりです。
勤務は月末まで入っていたのですが、「辞めたい」と申し出ると、この時も「あんたの思い通りになる訳ないよね。人手がないの分からない?」と。
「辞めるなら今日付けでもいいけど、今日までの給料は払えないから」と、いつまでで辞められるか分からない状態で出勤しつづけ、1か月過ぎたところで軽い「うつ」になりました。
仕事をしようとしても手が動かないのです。仕事中に他のバイトさんに指示をしようとしても声が震えて出ないとか、その時は分かりませんでしたが、後で思えば、あれが「うつ」症状だったのだなと思います。
再度、退職を申し出た時に「では今月末で」と応じてもらえましたが、それまでは名前のさん付けで呼ばれていたのが「おまえ」と呼ばれるのがが当たり前になりました。
辞めずに頑張っていたら「うつ」症状は間違いなく悪化したと思います。
最後の1か月くらい最悪な思いをしても、その後の人生の方が長いし、職場が責任を持ってくれる訳ではないので軽症のうちに辞めて良かったと思います。
私が25歳の時のお話しです。
当時私は市内でも有名な一流ホテルで調理師として働いていました。
毎日忙しいながらも毎日仲間全員と仲良く働けるやりがいのある職場でした。
職場の上司ともお互い挨拶をしたり談笑するほどの関係でした。
しかし突然その仲良くしていただいてた上司の態度が急に一変したのです。
こちらから挨拶をしても無視をされ、大した失敗でもないのに周りに聞こえるように大きな声で恫喝されるようになりました。
正直私自身、上司に対して何か嫌な思いでもさせたのかなと色々回想しましたが思い当たる理由が思い浮かびません。
日に日に私に対する上司のパワハラはエスカレートしていき休憩時間でも私にだけ仕事をさせたり、用事があるので公休を頼んでいた日も出勤しろと言われたりするようになりました。
私自身、納得が出来なかったので勇気を出して上司のかたに何か失礼な事でもしたでしょうか?と低姿勢でお聞きするとまたまた大きな声でやかましい、あっち行けアホと怒鳴られました。
私は上司の恫喝が怖くなりなにも言い返せないままその場を立ち去りました。
家に帰っても上司の事を思い出すと震えが止まらず食用もなくなり10キロも体重が落ちていきました。
そんなある日、職場の仲間から意外な事を聞きました。
なんとその上司は私が職場の同年代の女の子と2人きりでお食事に行ったり仲良くしているのがすごく気にいらないとの事でした。
何故かというとその上司が女の子にご飯を誘ったりしても一度も行ってくれないみたいで私はその女の子と何回もご飯に行っているというのが耳に入り私に対してヤキモチや嫉妬からパワハラが始まったのです。
そんなつまらない事で今まで数々のパワハラを受けたと思うと怒りが収まりきらず、暴力で上司に向かっていく事も考えましたが、職場を止めるということで怒りを収めようと思いました。
もちろん、上司は止めるどころか嬉しそうに退職を承諾しました。
辞表は上司ではなく一番トップの社長に渡しました。
もちろん、退職理由は上司にパワハラを受けた事を書きました。
それから新しい職場では女の子を食事に誘うのは止めようと一生懸命働きました。
ある食品メーカーに正社員の営業事務として30歳の時に転職しました。
地場の中小企業で70年ほど続く歴史のある会社でした。
思えば、面接の時からパワハラが始まっていたのだと思います。
最終面接の際、「彼氏はいるの?いたら年齢的に結婚という話も出てくるはず。すぐ産休とか入られたらたまったもんじゃないからなー。うちは産休制度とか一応あるけど、誰もとったことないからね。」と言われました。
ん?と思いましたが、当時彼氏もいなかったので、流していました。
ちなみに私は大手企業から転職したので、最初からやっかみがあったようです。
入社してから、まず独身40代の女性社員に引き継ぎをしてもらっていましたが、挨拶はしてくれない、聞いても自分で考えれば?と言った回答で、下手に出て聞いても無視。これは無理だと思い、空気を読みながら自分で仕事を読みとってやっていました。
その後も全く仕事は教えてもらえず、新人の頃はかなり大変でした。
その後今度は男性部長3名のパワハラにあいました。
その当時、営業事務の他に営業、新商品開発など様々な業種に携わっていました。
みんなは地場の中小企業でずっと働いているため、新しいことをする免疫がない。
私のやることなすことが鼻にかかり、罵倒の日々。
女が営業に出るなどあり得ない、女は女ってだけで仕事をとって来れるからいいよな、おまえなんか失敗すれば良いなど。
毎日のように色々なことを言われて、気がついたら入社して5キロ近く痩せ、眉毛は抜けるなど、体にも異変が起きていました。
そして人の悪口が大好きな会社でしたので、口を開けば誰かの悪口。
わたしはそういうことがとても苦手なため、パワハラと人間関係に飽き飽きして退職を決意しました。
かといってすんなり辞めさせてくれるはずもなく、辞めたいと話すと「転職するから辞めるって言ったら殺すぞ」と言われる始末。
なので、付き合っていた彼氏を利用して、寿退社をして旦那さんの仕事を手伝うという理由でやっと納得してもらえました。
退職届けを出したものの、全然受理してもらえず、結局やめるのに半年かかりました。
退職届けには色々書きたかったですが、円満に終わらせるため、結婚するためと書きました。
辞めてから人間関係が良いところで働きたくて、色々探し今の職場にいますが、本当にみんな良い人で働きやすいです。
今までずっと人に恵まれて働いてきていたので、今考えるとああいう経験ができて、勉強になりましたし、良かったとは思いますが、本当に苦しい3年間でした。
・その時の年齢雇用形態について
35歳くらいから48歳まで、正社員で平日月~土勤務。祝日も、出勤。
年1回の行事で、日曜出勤あり。
月9日休みが決まり、年末年始は、有休と公休を合わせて最大でも4日くらいしか休めなかった。
他の盆休みなど一切なし。休むときは、有休使用。当時、育休も時短勤務も導入されていなかった。
・辞めようと思った理由
努力し、会社として収入を増やしているのに、昇格がなく給料にも途中から殆ど反映してもらえない。
研修も行きたくても、事務室で却下され、体調不良が最悪なってしまっていたことも気づかず、辞めて初めて認識する状態に陥っていた。
不眠・精神的不安定・事務所にいる時間が耐えられなくなり、嫌な相手の声を聴くのも、姿が視界に入るのも、名前すら口にすることも嫌になり、とうとう限界を感じ転職を決意した。
子供が小さい頃は、相手も小学生以上の子供がいたことを理由に、土日祝日全て一人で勤務。
上司の立場で年上ということで堂々と休んでいた。
それを、3年間我慢。子供を平日に遊びに連れて行っても、誰もいない遊園地の子供用電車に一人乗っている姿を撮った写真を後で現像して、子供が笑っているのにものすごく寂しい表情であったと気づかされた時は泣けました。
ある時、何気ない会話から勤務状態についてやんわり苦情を伝えましたが、帰ってきた答えは「好きでやっていたのかと思った。」と怒り心頭でした。
それから不信感と嫌悪感が募りました。ある冬季には10畳くらいの部屋だったのですが、天井型のエアコンが壊れ修理はすぐにできずに石油ストーブを使うことに、換気と称し自分は入り口側の席でとても寒く、背中が神経痛になって苦しみ、本人がいないときはドアを閉めてしまいますが、トイレに行って戻ると開け放たれている状態。
本人は、奥なので風が通りにくく暑くなり、空気が淀んでいたようで人の体などお構いなしです。
脱毛・逆流性食道炎・不眠症・不整脈・口唇ヘルペス、原因不明の熱を繰り返すなど最後は大変でしたが、当時は、加齢や食生活が原因と思っていました。
上司が原因だったため、経営者が見るに見かねて上司を部署移動してくれたが、その時も昇進はなく別な部署から経験が少ない、年下の男性をそのポストに就かせたため、退職の意思表示は伝えたが、経営者に伝えられないと思い、施設長に直談判。最初は、口頭で伝えたが、何か月しても話し合いすると言っていたが、その時間は設けてもらえず挙句そんなこと言ったかと言われ、次の作戦として辞表で退職日を記入したものを提出。
そのとたん、態度が一変しその日で確実に辞めてもらうと言うようになった。
・退職する際の理由はどう伝えたか
もっとスキルアップし、異なる立場で仕事をしたいためと伝えた。
ただ、それ以前に、上司からの対応を何度も訴え部署移動してもらったことから、嘘とばれていたと思います。
・退職届にはどのように書いたか
自己都合による退職。パワハラが原因とは書けないし、会社としても一応対策は取った事実があり、裁判になっても負けるだろうと思うし、自分の名誉にもそんなメンタル弱いのかと思い込みもあるだろうと言われるのではと、見栄から書けませんでした。
・新しい職場に転職して、「辞めてよかった!」と思った体験
①健康面でのあらゆる症状が徐々に改善したこと。
②精神面でのストレスが解消されたこと
③10年間勤務しての足跡、自信喪失していて人間不信になっていたが、多くを語らなくても他者から認めてもらえるだけの実力がついていたと思える言葉や接し方をされることが体験できたこと。
辞めた後、3年かかりましがすっかり完治。
更年期になるためか症状が時々あるものもありますが、それほどまで身体症状になり無自覚だったのかと恐ろしく思いました。
多分、辞められずにいたら本当に心疾患発症していたものと思いました。
39歳で事務職のパートに採用され働き始めました。
総人数7名のこじんまりした会社ですが、その中で私がパワハラを受けたのは75歳くらいのおじいさんです。
その方は女社長の内縁の夫で、会社のドンみたいな位置付けにおられました。
最初の頃はまだ向こうもこちらも相手の顔色伺いなところもあり会話もあったのですが、次第に厳しくなり私にだけ朝の挨拶、帰りの挨拶などもなくなりました。
私的には仕事さえしてお給料もらえたら良いというスタンスを通したのですが、その仕事も教えてもらえなくなり、わからないことを聞いても「何でもかんでも聞くな!」の一点張り。
結局私に与えれる仕事も少なくなってきました。
仲間外れもこの頃からです。
おじいちゃんは社内で他のパートさんたちには気軽に話しているのに、私には頷きすらありませんでした。
また、仕事でミスをするとなぜ間違えたと追及しはじめ、ミスの原因を説明してもウソつきとは仕事ができないなとまで言われ、何を言っても「あかんわあんた」と言われる始末でした。
仕事をしてもダメ出しを必ず受け、他の人が同じ事をしても怒られないのに私がすると怒られる。
だんだんと私のミスも増え職場に行きたくないという感情を持ったまま仕事をする毎日。
社内での居心地も悪くなったので、退職を考えようとした矢先、得意先様に間違った資料を送ってしまったことを私の責任にされ、これ見よがしにと皆の前に立たせて説教されること2時間。
この出来事で我慢していた自分自身の精神状態がおかしくなり、即病院へ。
やはり「うつ病」の診断でした。
しかもお医者さん曰く重症に値するほどの程度だそうで三種類の薬も処方され、さすがに退職を決意しました。
病院へ行った翌日に辞表を持っていくと、ようやく持ってきたな的な態度をされ、もちろん自己都合退職で書いてよと圧力まで。悲しくなりましたがここを辞めれるならと言われるがまま書きました。
飲み薬のお陰で転職活動も始めることができ、新しい職場は畑違いの飲食接客業を選びましたが、かえってこれが良かったです。
接客業はお客様といろんな話ができるので毎日発見があります。
また一緒に働く人たちとも上手くコミュニケーションがとれているので仲間外れなどもないです。
そして何より仕事を辞めて良かったのは自分自身の精神状態が楽になりました。毎日叱られながら仕事するのとそうではない仕事。明らかに私の顔色も良くなって生き生きと過ごせるようになっています。
転職して良かったと心から思えています。
(今回は一例として正社員やアルバイト、パートの方を紹介しましたが、他にも派遣社員や契約社員、フリーターでパワハラを経験した方、新卒で新入社員で勤めていてパワハラを体験し研修中・試用期間中に辞めてしまった方なども沢山いました。
また公務員をされていて、パワハラで辞めてしまう方もいました)
いかがでしょう?
体験談を見るとわかりますが、パワハラで退職を伝える時は、なるべく相手を刺激しないように「一身上の都合」としている方が多いみたいです。
また転職された後は、「もっと早く辞めればよかった」「こんな職場があったなんて…」とおっしゃっている方が多いです。
パワハラ会社はまともに話し合っても無駄ですから、辞めるしかないと思います。
むしろ、うつ病で会社に行けなくなる前に「逃げるが勝ち」という気持ちで、退職して構わないと思います。
仕事を辞める方法は、以下に紹介する記事が参考になると思いますが、もし
- 自分から退職を切り出せない、
- 辞めたいといっても強い引き止めに合う
- 即日退職したい
という場合は、この記事の最後までお進みください。
自分で退職するコツ
退職時のよくあるトラブル解決法
もし自分から退職を切り出せない、強い引き止めに合う、即日退社したいなら…
この記事では、パワハラ企業を辞める時のコツをいくつかご紹介しました。
ただしどの辞め方も、直接上司に退職を伝えるのを前提としていますよね。
でもパワハラ上司に直接退職を伝えるのって、とっても怖くないですか?
普段から訳の分からない事をするのに、退職なんて伝えたら何をされるかわかりません。
それにそもそも退職を強く引き止められるかもしれませんし、そうなるとそれから先は、どんな嫌がらせが待っているかわかりません。
かといってパワハラで無断欠勤をすると、給料がもらえないのは勿論、懲戒解雇扱いになってしまうかもしれません。
そこで便利なのが、退職代行サービスです。
退職代行サービスは私たちの間に入って、会社に退職、有給消化、賃金未払い等を伝えてくれるサービスです。
連絡は全て代行業者を通じてやり取りしますから、私たちは今この瞬間から、一切会社と連絡を取らず辞められます。
多くの場合は即日退職できますし(理由は後程)、退職後のやり取りも代行業者を通じて郵送でやり取りしますから。
そしてこの退職代行サービス、実は”万が一裁判等になったとき、会社側の無理な主張を連絡記録として提供できる”という側面もあります。
要は会社側も「パワハラがあったこと」「退職したいという当然の権利を引き止めたこと」を第三者にバラされるのを恐れて、「それならもう、何も言わずさっさと辞めてくれ」となるわけです。
それを証拠に、退職代行サービスで退職拒否されることは99%ありません。
また通常は、即日退職までできます。
これなら上司のパワハラはもちろん、声さえ一切聞かずに辞められますよね。
詳しくは、以下の記事を読んでみてください。