「もうこの仕事辞めたい…」「休日も仕事のことが頭から離れない」など、本気で辞めたいと思っている仕事を我慢して続けていませんか?
仕事を辞めることが逃げなのではないかと考えてしまい、我慢している人は少なくありません。
しかし、ストレスを抱えながら我慢し続けるのは、心や体にとって危険です。
この記事では、辞めたい仕事を続ける3つのリスクや、我慢しなくていい理由について解説します!
目次
仕事を辞めたいのに我慢している人は多い!
仕事を辞めたいと思っていても、我慢して会社に行き続けている人はたくさんいます。
明日の仕事を考えると心が潰れそうになって苦しい。
— ちょこ@教員辞めたい (@_itsukayameru) February 28, 2021
上記のツイートは、仕事が終わった後でも、次の日の仕事のことを考えて苦しくなるほど我慢をしている例です。
勤務時間以外でも仕事のことが頭から離れないのは、心から仕事を辞めたい証拠だと言えるでしょう。
仕事休んだら休んだで自分が情けなくなってメンタル死ぬし会社行ったら行ったで常に緊張感と不安感があってメンタル死ぬ
— むりみ@会社辞めたい20卒 (@qbQGUnBxZYF7nkk) March 1, 2021
仕事が辛くて休みたくても、休んだほうが罪悪感で押しつぶされそうになるという方も多いのではないでしょうか。
休むことでリフレッシュできるなら良いですが、さらに仕事に行きたくなくなってしまうケースもあります。
頭の中が仕事への不安でいっぱいだと、帰宅後や休日に気が休まりませんよね。
それでも必死に耐えて仕事を続けていることは素晴らしいことですが、心や体にとって危険な状態であるのも事実です。
「3年は我慢しろ」は気にしない
「3年は我慢して仕事を続けるべき」というフレーズをよく耳にしますよね。
3年は続けないと向き不向きはわからない、どの会社に行っても同じなど、周りからは我慢するように言われたという方も多いのではないでしょうか。
確かに、3年も続ければ仕事に慣れて、責任のある仕事もできるようになるでしょう。
しかし、辞めたくてたまらない仕事を我慢して続けても、ストレスが溜まる一方です。
やりがいや目標がなければモチベーションが下がり、さらに仕事を辞めたくなってしまいます。
特に新卒で入った会社なら、若く貴重な時間を無駄にするべきではありません。
転職先で向上心を持って仕事ができるなら、勤続年数が短かろうとも辞めるべきです。
周りからの助言は真に受けず、自分がどうしたいのかを優先しましょう。
辞めたい仕事は我慢して続けなくていい!3つの理由
仕事を辞めたいと思うのは、決して逃げではありません。
誰にでも合わない仕事があり、転職することで悩みを解消できる可能性は高いです。
辞めたい仕事を我慢して続けなくてもいい3つの理由をご紹介します。
1.モチベーションが上がらず成長できない
嫌いな仕事をしていても、モチベーションが上がらず、ただこなしているだけという状況になりがちです。
成長できない環境にいることほど無駄なことはありません。
我慢して続けることで何か得られるものがあるのかを考えてみましょう。
興味があることや好きなことに対しては、目標を持って取り組むことができますよね。
思い切って、やりたい仕事や挑戦してみたい分野に方向転換したほうが、有意義な時間を過ごすことができます。
また、現在は同じ会社に最後まで居続ける人が少ない時代です。
転職する際には個人のスキルが重要になるため、成長できる会社で働くのが良いでしょう。
2.我慢がストレスの原因になる
我慢はストレスの原因になり、我慢して続けている間は解消することが困難です。
その結果、ストレスが蓄積されてしまい、体調に異変が起きたり、精神的に追い込まれたりしてしまう可能性があります。
また、ストレスが溜まっていると、人間関係にも悪影響です。
嫌々仕事をしていると、常に気が張った状態で周りへの配慮が難しかったり、苛立ちやすかったりと、ネガティブな空気が他の人にも伝わってしまいます。
仕事が嫌いなうえに、対人ストレスもあれば、さらに辞めたいと感じてしまいますよね。
発散できないほどのストレスを抱えている場合は、我慢するのはやめましょう。
3.転職のタイミングを逃す
「もう少し続けないと転職に失敗しそう」などと、失敗が怖くて仕事を辞められないという方も多いのではないでしょうか。
しかし、長くいればいるほど、その会社でどんな成果が出せたのかを面接で語れなければなりません。
我慢して長く続けた仕事について、なかなか濃い内容を語るのは難しいですよね。
また、新卒で入った会社なら、第二新卒として転職活動ができるうちに行動することをおすすめします。
未経験でも歓迎している会社が多く、異なる業界へのチャレンジもしやすいです。
我慢し続けてタイミングを逃す前に、転職活動を始めましょう。
仕事で我慢しすぎるのは危険!3つのリスク
辛い仕事でも我慢して続けているのは、もちろん偉いことです。
しかし、我慢しすぎるとやがて限界が来てしまい、体調や精神面に影響を及ぼします。
仕事で我慢しすぎることで考えられる、3つのリスクについてご紹介します。
1.ストレスで体調を崩す
我慢からストレスが溜まり、体調を崩す人も少なくありません。
体調不良の例には、下記のような症状が挙げられます。
- 腹痛や吐き気
- めまい
- 睡眠障害
- 食欲不振
- 動悸
少し休んで回復するならば一時的なものかもしれませんが、体調の悪い日が続いている場合は要注意です。
眠れない日が続くと集中力が落ち、ミスが目立つようになります。
いつも通りに仕事がこなせないなど、少しでも異変を感じたら体のヘルプサインです。
そのサインを無視し続けてしまうと、取り返しのつかないことになる危険性があります。
我慢せず、まずは休養を取るようにしましょう。
2.うつ病になるリスクがある
我慢しすぎて、心や体の限界に気づかない人も少なくありません。
限界を超えてしまったときになりやすいのが、うつ病です。
- 何をしていても憂鬱に感じる
- 趣味に興味がなくなってしまう
- 理由もなく涙が出る
- 疲れを感じているのに眠れない
- 朝なかなか起き上がれない
- 集中力がない
- 死にたいと考えてしまう
上記のような症状が出ている場合は、早急に心療内科などで受診しましょう。
一度うつ病になってしまうと、元の状態に戻るまでに時間がかかり、転職が難しくなります。
「最近体調が悪い気がするけど、すぐ治るだろう」などと、ヘルプサインを無視して我慢し続けるのは危険です。
自分の異変にいち早く気づき、うつ病になる前にストレスを解消することが重要です。
3.過労死の可能性も
「簡単に過労死なんてしないだろう」と思っているかもしれませんが、油断は禁物です。
うつ病のような精神的な病気のほかにも、体に異常が出る場合もあります。
- よく動悸で苦しくなる
- 不安や緊張を感じ、胸やけがする
- 喉が詰まって苦しかったり、言葉が出にくかったりする
- 常に胃に違和感がある
上記の症状から考えられる病気には、心筋梗塞や狭心症などが挙げられます。
これらは過労死に繋がる可能性が高い危険な病気です。
少しでも当てはまる場合はすぐに病院へ行きましょう。
- くらくらして歩きにくい
- 人の話が理解できない
- 目の焦点が合わない
- 手の力が抜けてしまう
- 手足にしびれを感じる
上記の症状からは、脳梗塞やくも膜下出血などのリスクが考えられます。
突然意識を失い、そのまま亡くなってしまう例も少なくありません。
心や体の異変は甘く見ず、早めに対処することが重要です。
今すぐ辞めたいなら退職代行も視野に
今すぐ仕事を辞めたいけれど、言い出しづらかったり、引き止めに合って辞められないという方も多いのではないでしょうか。
そのような場合におすすめしたいのが、退職代行サービスです。
退職代行とは、利用者の代わりに会社と連絡を取り、退職の申し出や手続きをするサービスです。
会社の人と会わずに辞めることができるうえ、最短で即日退職もできます。
我慢し続けて限界を感じている場合、退職の際にはできるだけ労力を使いたくないですよね。
退職代行サービスであれば、退職の際にトラブルになる可能性がかなり低いです。
自分で申し出から手続きまでできるのであれば良いですが、「もう会社に行くのは無理」というほど追い詰められている方は、ぜひ検討してみてください。
まとめ
辞めたい仕事を我慢し続けるリスクや、我慢しなくていい理由についてご紹介しました。
我慢し続けると、精神的な病気や命に関わる病気になってしまうリスクがあります。
「まだ大丈夫」と思って頑張りすぎた結果、取り返しのつかないことになるケースも少なくありません。
今我慢している人は、心や体に異変がないか、真剣に向き合ってみてください。
本気で辞めたい仕事であれば、我慢せず退職や転職も視野に入れましょう。