新卒で入った会社には、できるだけ長く勤めたいですよね。
しかし、仕事内容のミスマッチや人間関係の悩みなど、バックレたくなってしまうようなストレスもあるでしょう。
辛い環境から逃げ出したくなる気持ちは決して悪いものではありません。
ただ、バックレをしてしまうのは大きなリスクが考えられます。
この記事では、新卒がバックレたくなる理由やバックレによる5つのリスクについて解説します!
新卒がバックレてしまう3つの理由
1.仕事内容が合わない
仕事内容が合っていないと、やりがいを感じられず結果を出すことも難しいでしょう。
このような状況が続くと、ネガティブ思考になったり、仕事のない日も憂鬱な気分になりがちです。
例えば、下記のような状況でミスマッチを感じる可能性があります。
- 人と接するのが苦手な人が営業職に就く
- デスクワークが苦手な人が事務の仕事をする
- 体力のない人が肉体労働をする
苦手な仕事をしているとなかなか成長を感じられず、モチベーションが下がってしまうことも少なくありません。
自然とストレスがたまっていき、バックレの原因になることもあるのです。
2.大きなミスをしてしまった
小さなミスは注意を受けるだけで済みますが、大きな失態で会社に行きづらくなり、バックレてしまうケースがあります。
例えば、取引先やお客様からの信頼に関わるミスをしてしまうと、取り返しがつきません。
新卒の立場なら、なおさらミスに対する罪悪感や恐怖が大きいでしょう。
また、上司から毎日厳しい指導をされ続け、精神的に追い込まれることも少なくありません。
上司との相性も、仕事のモチベーションに大きく関係するのです。
3.出社できなくなるほどストレスが溜まった
- 仕事内容が合わない
- 人間関係が上手くいかない
- パワハラ、モラハラ
- 肉体的、精神的疲労
- 福利厚生への不満
上記のような理由で日に日にストレスが溜まっていくことも少なくありません。
具体的な例として、ネット上では下記のような声が上がっています。
- お客様からのクレーム対応を毎日受けることに耐えられない
- 営業のノルマが想像以上に大変
- 新卒にもかかわらずパワハラをされる
このような不満や苛立ちからストレスが溜まっていき、バックレの原因になることもあるのです。
新卒がバックレる5つのリスク
1.懲戒解雇処分になる
会社をバックレることで懲戒解雇されてしまう可能性があります。
懲戒解雇とは、社内の秩序を乱した労働者に対するペナルティとして行うもので、最も重い処分です。
公務員の場合、懲戒免職と呼びます。
無断欠勤を続ける社員を、会社が雇い続ける意味はありませんよね。
懲戒解雇処分になると、今後の就職活動に悪影響を及ぼしてしまいます。
履歴書には記載する項目欄はありませんが、下記のような内容で転職先に確認されてしまいます。
- 離職票
- 退職証明書
- 面接の内容
2.上司から連絡がきたり、家を訪ねられたりする
バックレた場合、会社から連絡が来たり、家を訪ねられたりする場合があります。
連絡を無視し続けると、体調不良やトラブルに巻き込まれたのか心配されますよね。
場合によっては事件性を疑われ、警察に捜索願を出される可能性もあります。
無視をしたとしても、また連絡が来ることへの恐怖や外出のしづらさがあるでしょう。
3.損害が出た場合、賠償請求される
退職の申し出をする場合、1カ月前など会社の規定によって時期が決まっています。
ただ、労働基準法では、正社員が退職する際、2週間前に申し出なければならないと定められいます。
仕事をバックレて辞めるということは、法律に違反することになるのです。
バックレにより業務に支障が出ることは、想像がつきますよね。
そこから損害が生じてしまった場合、損害賠償請求をされるリスクがあります。
4.給料が支払われない場合がある
バックレたことにより、下記のような給料が支払われない場合があります。
- 残業代
- 労働時間分の給料
- 種々の手当
特に、手当に関しては会社側が理由付けをすることで簡単に貰えなくなります。
もちろん自身はバックレているので、何も言えない立場になりますよね。
給料に関するトラブルが起きてしまうリスクも頭に入れておかなければなりません。
5.罪悪感に襲われ、転職活動の気力がなくなる
バックれを経験した多くの方が、バックれたことを後悔するでしょう。
特に、懲戒解雇によって再就職が不利になるリスクが一生残るので、就職活動をするたびに不安を感じる可能性があります。
辛くて追い込まれていても、バックれは本当におすすめできません。
相談できる相手がいなくて困っている方には、この後ご紹介する退職代行をおすすめします。
バックレたくなったらどうすればいい?
体調不良で休み、冷静に考えてみる
人は精神的に追い込まれていると的確な判断をすることが難しくなり、ネガティブ思考になる確率が高いです。
苦しい状況でも、じっくりと考える時間があれば後悔することのない答えを出せるかもしれません。
そこで、考える時間を作るためにも、一度会社を休んで下記のようなことを考えてみましょう。
- 辞めて後悔することはないか
- その会社にいて将来性があるのか
- 自分が今やりたいことは何なのか
特に、「辞めて後悔することはないか」が重要です。
辞めてからではもう取り返しがつかないので、1つでも後悔しそうなことがあるなら考え直したほうが良いでしょう。
退職日まで有休を使う
会社に退職することを伝え、そのまま有給を使うのも一つの手です。
一般的には、退職できるまでに2週間かかります。
その分の有休が残っていない場合は足りない分出勤する必要がありますが、退職までの日数分残っていれば有休消化後に退職できます。
「会社が有給休暇を使わせてくれるのか…」と不安になりますよね。
通常、会社側が有給取得を拒否することはできません。
退職の申し出や有給休暇の取得希望をメールでも持ち掛けることも可能ですが、その場合は退職届を内容証明郵便で会社に送る方がベターな対応です。
バックレるくらいなら退職代行がおすすめ!
冷静に考え、それでも退職したいのであれば退職代行をおすすめします。
退職代行とは、本人の代わりに会社と連絡を取り、退職の申し出や手続きをするサービスです。
退職代行を利用する際の流れを、例として下記にまとめました。
- 申し込み
- 自分の情報を代行業者に共有
- 料金支払い
- 打ち合わせ
- 退職手続きの実行
- 途中経過報告
- 退職後のフォロー
業者によって多少手順は異なりますが、担当者と進め方や伝えてほしい内容などを話し合うことができます。
退職代行を利用するメリットは、下記の通りです。
- 会社に行かずに退社できる
- 退職代行の依頼はメール、電話で可能
- 依頼してからの流れがスムーズ
- 最短で即日退職が可能
まとめ
新卒がバックレてしまう理由やデメリット、解決法について解説しました。
会社や人間関係への不満など、ストレスが限界まで溜まるとどうすればいいのか分からなくなりますよね。
経済的な不安や、退職の意思を言いづらい状況でズルズルと居続けてしまっている人もいるでしょう。
相談できる相手がいないのであれば、退職代行サービスで相談・申し込みをしてみてはいかがでしょうか。
退職の選択肢が浮かんだときは冷静に考え、後悔のない判断をしてくださいね!