看護師といえば「白衣の天使」「女性の就きたい仕事第一位」というのが、世間のイメージです。
でも実際に生の声を聞いてみると、「看護師がきつい、つらい」「看護師を辞めたい」という声が本当に多い!
もしかするとこの記事を読んでいるあなたも、看護師の仕事で今、悩みを抱えているかもしれません。
看護師を辞める理由を考えていたり、退職の言い方を考えているかもしれません。
そんなあなたに向けて今回、看護師の仕事や職場を辞めた方にアンケートを取ってみました。
具体的には
- 看護師を辞めたいと思った理由
- 退職理由の言い方・伝え方
- 辞めると伝えたタイミング
- 退職届にはどう書いたか
- 看護師を辞めてよかったと思ったこと
です。
実際に看護師を辞めた方が、どういう風に退職を伝えのかは参考になると思います。
その後に、
- 辞めたいといっても会社に辞めさせてもらえない人
- どうしても自分からは「辞めたいです」と言いづらい人、辞めづらい人
- 退職拒否や引き止めを、自分一人だと振り切れる自身がない人
- 今の職場が最悪で、いますぐ逃げたい、今すぐ辞めたい人
- 損害賠償をすると脅されている人
- 給料や残業代は払えない、有給も使わせないと言われている人
- 出社拒否中で、どうすればいいかわからない人
向けに、「退職代行サービス」というものも紹介します。
看護師の仕事や職場で悩んでいる人の参考になれば幸いです。
看護師を辞めた5人の体験談:退職理由やタイミング、辞めてよかったことなど
※枠内をスクロールしていただくと読めます。
看護師資格をそこの病院で働きながら取りました。
その後9年ほど働いておりました。
学生の時も、准看護師資格は持っていましたので、看護師として働いておりました。
最初の基本給は少なく、年に一回昇給があるのですが、2000円から3000円ほど学生時代からなので、10年働いていましたが、ほとんど変わらない状態でした。
学生時代からお世話になった師長も看護部長になり、可愛がっていただきました。
ですが、勤務は多忙でほぼ毎日残業。
パートさんを大事にするのはいいのですが、常勤にその分しわ寄せがありました。
独身だったので子育てをされている方に比べたらと頑張りました。
給料は夜勤が月に7~8回入る事もあったので何とか夜勤手当てで増えたような気がしていました。
給料明細も他の人に見せたり、見せてもらったりはしないものだと思っていたので、あまり他の人の給料明細を見ることはなかったのです。
そこの病院で13年目くらいの時、同じくらいの経験年数であり、同世代の方で、こちらの病院に転職されたばかり方の給料明細を見せてもらいました。
その方はまだ入ったばかりなので、夜勤は入られてないです。
驚いたのは、基本給でした。
全く違いました。
4~5万ほど上でした。
そこで今まで信頼していた看護部長さんに裏切られたようなショックを受けました。
学生時代から長く働いていたものより、パッとこないだ入ったばかりの人の方が、基本給が高いのはどういう事なのか。
同じ基本給になるには15年以上もかかります。
何人辞めていく人を見送ったのか分からないくらいです。
ですが、毎日忙しく辞めるという事も言えなかった。
同僚、大好きな先輩方に迷惑をかけてしまうから。
しかし、基本給の差を知った時急にアホらしくなりました。
いいように使われていただけなんだと分かりました。
この事を看護部長に言いたかったですが、私の性格上はっきり言えないのです。
ですが、辞めるという事はいいました。
理由をとりあえず必死に作りました。
ひき止められ、なかなか止めれなかったからです。
民間の一般病院であったため、一度大きな病院で働きたいと伝えました。
また、結婚後も距離があるけども継続して働いていたので近いところの○○病院で、と病院指定もしました。
それでようやく退職届けをもらいました。
退職届けは病院指定のものなので、内容ははっきりとは覚えてませんが、名前、役職、一身上の理由でと記載して封筒に入れて、出しました。
このまま長く続ける所ではないと思いました。
スタッフは親切、気さくな方が多く良かったのですが勤務状態、給料面からもう少し早く転職するべきだと思いました。
退職金も変わりますしね。
私は仕事は家族の為、生活の為と考えています。
家族、生活を犠牲にして働く意味はないと考えています。
転職して良かったです。
新卒で正職員として採用されました。
なかなか仕事が覚えられず、仕事も間に合わない中頑張りましたが、心を折られる事がありました。
先輩看護師に冷たい態度を取られるのはまだ我慢できましたが、私本人には何も言わず、休憩室で同僚と笑いながら私や同期の看護師の悪口を言われたのです。
私だけでなくドクターや患者さんについても陰口を叩いていました。
新卒の私にとってはショックが大きく、人間不信になるのに十分な出来事でした。
表向きにこやかに接していて陰では悪く言う。
そんな下らない人種と一緒に働かなくてはいけないのは耐え難い苦痛でした。
看護師に対して憎しみに近い感情を抱くようになり、私の先輩に対する態度は日に日に悪くなりました。
言いたいことがあるなら本人に直接言え、あなたが新人の頃はどうだったのか、そのような態度を先輩に取られてどう感じたのかなどと先輩看護師を責めるようになりました。
もう限界?こうこうこういう理由でこっちが限界だ、謝れと謝罪させた事までありました。
憎しみで動いていた時期は何とも思えませんでしたが、人を傷つけてしまった事を自覚してからは、罪悪感もあり、職場に居づらくなりました。
看護部長さんはどうにかしたかったとは言っていただけましたが、1ヶ月前に辞職する意思を伝えました。
退職届には確か一身上の都合により退職しますと書いた気がします。
新しい職場はトヨタの工場で働きましたが、人間関係が悪くなく、女社会特有の面倒くささが皆無でとても楽でした。
嫌な人間がいなかったのが不思議でしたが、これが性差なのかと感じました。
面倒を見てくれる先輩に恵まれ、仕事だけでなく考え方、人との接し方まで教えていただけました。
看護師は世間知らずになりがちなので、看護師以外の仕事も経験できた事も良かったです。
信頼できる人に恵まれ、人間不信になった自分を変えられた事、人間関係がいい職場で働けた事、看護以外の仕事が経験できた事が辞めて良かったと感じた事です。
雇用形態としては、パートタイム勤務で、開業医に看護師として就職をしました。
ただ、パートタイムといっても、ある意味名ばかりで、ようは夜勤ができない状況でしたので、パートタイムで働くしかなかったのです。
週の勤務日数も、勤務時間も常勤の人と同じ、ただ、休日出勤と夜勤ができない、それだけで、パートタイム扱いでした。
辞めたいと思った理由は、開業医という現実が受け入れられなかったということです。
それまで開業医には勤務したことがなかったので、その実態はあまり知りませんでした。
少しは予想はしていましたが、ある程度の規模のある開業医でしたので、そこまでではないだろうと思っていたのです。
ですが、入ってみて初めてしったのは、管理職が准看護師だったということでした。
看護師は、私同様、パートタイムの人しかいなくて、あとは、准看護師と准看護学校の生徒さん、そして、看護助手さんしかいなかったことには、とても驚きました。
また、本来、これって使い捨てではないの?と思うようなものを、滅菌して再度利用すること、今時、これって手作業で行うの?と思うようなことが手作業で行われていることなど、驚くことばかりでした。
こういったところに長くいると、私の看護師としてのアイデンティティが、崩れてしまいそう、そう思って辞めることにしました。
退職を申し出たのは、退職の2か月前です。
就業規則的には1か月前になっていましたので、それを護りました。
退職届けには、一身上の都合としましたが、退職を申し出た際、フルタイムで働きたいので、といいました。
そうしたところ、この病院で、と言われたのですが、別の科での仕事が本来したいことだったという理由を口頭で伝え、納得してもらいました。
引き留めは特にありませんでした。
パートタイムで私のような人間が退職することはめずらしいことではないような様子でした。
新しい職場は、大規模な総合病院で、もちろん、看護部の管理職は看護師でそれなりのキャリアのある人で、看護部の管理体制もしっかりしていましたので、安心でした。
教育体制もしっかりとしており、看護師として将来成長していくことができると感じました。
また、福利厚生面、待遇面でも、しっかりとしていました。
夜勤をしないといけないというハードさはありましたが、転職してよかったです。
正社員として総合病院の看護師として働き5年目、以前から病棟にいるお局の嫌味やいじめに嫌気がさしていました。
自分に直接いじめがあったわけではなかったのですが、後輩や弱い立場の人への当たりが強く見兼ねて師長に相談しましたが何も変わらず、看護部長へ相談しましたが結局何もしてもらえませんでした。
パワハラや時間外手当の出ない強制参加の研修などにも嫌気がさしていました。
それと同時に師長から来年度のチームリーダーをして欲しいと頼まれましたが、こんな状況でチームリーダーはしたくない、その前にあのお局を何とかしてほしいと言いましたが、師長からはチームリーダーをしないなら他の病棟に移動するか、身の振り方を考えた方がいいと言われ、遠まわしに辞めろと言われました。
それなら辞めてやろうと思い、今までのパワハラや時間外の研修の事の証拠や資料を集めて労働基準監督署へ行き内部告発をして病院に調査・指導に入ってもらいました。
次の仕事は決めていませんでしたが、退職する4か月前に退職する旨を伝えました。
師長や看護部長からは辞める前年度中に言うのが普通だとか、〇か月までは働いてほしいとかいろいろ言われましたが、就労規則を提示し2週間前に言えば辞められるということを主張し、その月に辞めさせてもらいました。
ボーナス月だったのでボーナスも全額もらえました。
有給休暇がほとんど残っていたにもかかわらず、人手がないからという理由で消費させてもらえず、買い取りを申し出ましたが、それはうちではしていないと言われ、結果的に有給は無駄にすることになってしまいました。
エネルギーがあればこれも労働基準監督署へ言いに行けば改善されたと思います。
仕事をやめて、人間関係からのストレスから解放され、夜勤もなくなったおかげか毎日悩まされていた頭痛からも解放されました。
看護師は就職しようと思えばいつでもできるので、嫌な職場で無理に続ける必要はないと強く思います。
その時の雇用形態について
正看護師、病棟勤務、二交代制、正規職員
辞めようと思った理由
新卒1年目だったため、業務終了後も先輩からの指導や業務のやり直し等で定時に上がれないときがあったのですが、慚愧行代を先輩には付けるなと言われ、管理職の上司にはどうして退勤時間と会わないの?としつこく聞かれるため、どうしていいかわからず、自分の責任でもないようなことで叱責されるのは苦痛だった。
同期ととことん合わなかったのが本当に辛かったです。
他同期3人は次の日のお仕事は日勤は休みであるため夜の時間に飲みに行くのはいとわなかったのかもしれませんが、私は次の日も日勤。朝5:30起きの7:30出勤。勘弁してよというくらい自分たちのペースは大事だけどこちらのことは考えてくれない同期で、悩みを相談する気にもなれなかったのは痛かったです。
どうしようもないミスを仕事でし、先輩にその日は寝るなと強く叱責された。
次の日、勉強の甲斐あってか、先輩には頑張りを認められたものの体力的に限界だった。
そんなことが続く毎日で、寝ても病棟の夢ばかり、病棟に上がると確実に下痢をするなどの体調不良が続き、医療行為を行うことが怖くなってしまいました。
退職の理由はどう伝えたか
退職に至る前に、体調不良で同病院の内科、心療内科を受診し、適応障害と診断され休職。
休職期間中に病棟のことを考えるだけでも恐怖でもう職場には復帰できないと思い、電話連絡し、退職に至ります。
退職届にはどのように書いたか
多分ですが、体調不良のためと記載したかと思います。
一身上の都合かもしれません。そこは不確実です。すみません。
新しい職場に転職して、「辞めてよかった!」と思った体験
少しのミスで人が死ぬことはないので、失敗をあまり恐れず、自分で何事もやれるようになった
煩わしい飲み会など職場の人たちとの交流がないためストレスフリー
どんなミスをしても、あの時よりまし!と思って自分の気持ちを立て直せるようになった
今回は一例として、正社員で看護師をされていた方を紹介しました。
ほかにも、派遣・契約社員で働いていた方、新卒の新入社員で入ったものの、研修期間・試用期間で辞めてしまった方もいました。
また職場としては、オペ室、介護施設、救急外来、急性期病院、血液内科、ケアマネ、産婦人科、手術室、精神科、整形外科、地域包括支援センター、脳外科、保育園、保育所などがありました。
その他の看護師を辞めたい理由・説明した退職理由って?
ほかにも多かった「看護師の理由を辞めたい理由」や「退職理由として説明したもの」としては
- 責任が重い
- 先輩やお局のいじめ、陰口があった
- 患者のクレームがストレスになった
- 仕事でミスばかりしてしまい申し訳なくなった
- 給料が割に合わない
- とにかく仕事がきつい・しんどい
- サービス残業がつらい
- 人手不足で常に忙しい
- 夜勤で体調不良になった
- 手荒れ、腰痛、リウマチ、めまいに悩んでいた
- 産休・育休明けに復帰せずそのまま退職した
- 病院の方針についていけないと思った
- 憂鬱な日が続いて、知らない間にうつ病になった
- 妊娠した
- 育児・子育てに集中したくなった
- 親の介護
- 夫の転勤
- 引っ越し
- 家庭の事情
などがありました。
看護師を辞める方法は、以下に紹介する記事が参考になると思いますが、もし
- 自分から退職を切り出せない、
- 辞めたいといっても強い引き止めに合う
- 即日退職したい
という場合は、この記事の最後までお進みください。
自分で退職するコツ
退職時のよくあるトラブル解決法
もし自分から退職を切り出せない、強い引き止めに合う、即日退職したいなら…
もし自分で看護師を辞めたいと言いづらかったり、すでに退職したいと伝えているのに辞められない場合はぜひ、退職代行サービスというものを使ってみてください。
- 今この瞬間から、一言も会社の人と話さず退職できる
- これまで退職を拒否されたことがない
- 訴えられたこともない
- 最短で即日退職可能
- ほとんどの場合は有給も給料ももらえる
- 退職後の手続きや流れを、丁寧に教えてくれる
という特徴があります。
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