銀行勤めの世間的なイメージといえば、「エリート」「高給」などなど…。
銀行で働いたことがない人からすれば、あこがれの眼差しでみられることも少なくありません。
一方で銀行は離職率がとても高い事でも有名です。
一説では、銀行を辞める人は3年以内に3割、5年以内に5割ともいわれています。
もしかするとこの記事をお読みのあなたも今銀行勤めで、銀行の仕事がつらい・きつくて辞めたいと思っているかもしれませんね。
すでに銀行の退職理由を考えていたり、退職の切り出し方を考えているかもしれません。
そこで今回、銀行を辞めた方にアンケートを取ってみました。
具体的には
- 銀行を辞めたいと思った理由
- 退職理由の言い方・伝え方
- 辞めると伝えたタイミング
- 退職届にはどう書いたか
- 銀行を辞めてよかったと思ったこと
です。
実際に銀行を辞めた方が、どういう風に退職を伝えのかは参考になると思います。
その後に、
- 辞めたいといっても会社に辞めさせてもらえない人
- どうしても自分からは「辞めたいです」と言いづらい人、辞めづらい人
- 退職拒否や引き止めを、自分一人だと振り切れる自身がない人
- 今の職場が最悪で、いますぐ逃げたい、今すぐ辞めたい人
- 損害賠償をすると脅されている人
- 給料や残業代は払えない、有給も使わせないと言われている人
- 出社拒否中で、どうすればいいかわからない人
向けに、「退職代行サービス」というものも紹介します。
今銀行でお仕事をしていて辞めようか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
銀行を辞めた5人の体験談:退職理由や言い方、退職してよかったことなど
※枠内をスクロールしていただくと読めます。
派遣社員として銀行の支店に勤務していました。
始めに驚いたことが1人1人の机が小さいこと。
隣の人と至近距離で仕事をするので圧迫感がありました。
特に私の隣には指導係の先輩がいたのですが、その人は細かくヒマがあれば私が去庁中のPCをのぞき込むような人でストレスが溜まりました。
日々、接客や細かい業務で職場全体がストレス気味なのか全体的に雰囲気も悪かったです。
休憩時間中はその場にいない人の悪口大会、業務中も席を外している人の悪口を聞くことは多々ありました。
きっと私も悪口を言われていたと思います。
皆口癖が「○○さんは使えない」「また○○さんがミスした」など。他の人のミスを言っては自分の評価を上げているように感じました。
学歴自慢も多かったです。
学歴が高い人が多く、それよりも低いとされる人のことはほんの些細なことでも「やっぱり偏差値が低い大学出身は」と。聞いていてうんざりしました。
そこの支店の風習なのか、銀行全体的にそのような雰囲気なのかはわかりません。
あまりにも職場の雰囲気が悪かったので「続けられない」と早々に感じました。
私もそこの職場に染まって他人の人格否定や悪口を言う側になるか、言われて陰湿なパワハラを受ける側になるか目に見えているからです。
私は派遣契約で1か月間は試用期間でした。
試用期間満了の1週間ほど前に派遣の担当者から契約更新の話がありましたが、断りました。
派遣の担当者からは執拗に理由を聞かれたり引き留めがあったりしましたが、頑として断りました。
支店の上司からも引き留めがありました。
人の入れ替わりが激しく派遣が続かない、契約更新をして欲しい、と。
それを聞いて辞めることにして正解だと確信しました。
契約満了までは勤務し、退職しました。
その後は一般企業の事務として派遣につきました。
普通の職場で雰囲気も良く、銀行の時がやはり異常だったんだと思いました。
パワハラ、陰湿ないじめはありません。
1人1人のスペースも確保されているので、業務にも集中できます。
残業も少ないのでプライベートの予定も立てやすいです。
一般企業の派遣先では居心地が良く、そのまま継続、現在は契約社員として継続しています。
銀行へは、短大を卒業し正社員として採用されました。
銀行の窓口で働きたいというのが夢だったので、どんなに辛いことがあっても頑張ろうと思って、仕事に臨んでいました。
3年ほどは無我夢中で仕事をしていました。
銀行内でテラー実践大会があり、支店の代表として参加しました。
ものすごくプレッシャーがありましたが、筆記試験と実践で認められ、表彰してもらったことがあります。
優勝した子として、支店長さんから特別な目で見られました。
特に仕事ができるわけではなかったものの、先輩が結婚退職したり、住宅建設ラッシュで来客が増えたりして、毎日忙しかったです。
気が付けば、就職したころよりも10キロ痩せていました。
胃がキリキリするときもあり、ストレスが溜まっているのかなと思っていました。
貧血で倒れたことがきっかけで、両親が見かねて仕事はやめた方がいいと言われ、やっと辞める決心をしました。
辞めたいことを使えると、一応引き留められました。
転勤をすすめられましたが断りました。
次に、1ヶ月ほど仕事を休んで良いと言われ、休みをもらいました。
しかし、体調がよくなることはなく、辞めるしかないと思い退職することになりました。
退職は、支店長さんと2人の時に伝えました。
みんなが食事をする場所は、仕事中は人がいません。
支店長さんがパソコンに集中したいときに、一人でいることがあったのでその時に話しました。
ストレスが原因で体調が悪くなったこと、仕事を辞めたいことを話しました。
辞めることを伝えてから休みをもらい、復帰しないで辞めたので、退職まで2ヶ月くらいかかりました。
退職届の理由は、一身上の都合で辞めると書きました。
私が働いていた会社では、退職届の書き方が決まっていました。
見本通りに書くようにと、上司から用紙と筆ペンを渡たされたからです。
自分の言葉で書いたのではなく、雛形をそのまま写しました。
支店長の印鑑をもらって、本部に稟議書を提出するためでした。
転職して良かった点は、一つ目はお金を取り扱わない職場だったので、ピリピリした雰囲気がなかったことです。
細かなところまで気を使うことがないので、和気あいあいとした雰囲気でした。
二つ目は、定時になると帰ることができました。
銀行では、その日の仕事が終わるまで帰ることはできません。
年末は全員、12時ごろまで働いていたこともありました。
新しい仕事は、時間になるとそこで仕事をストップして次の日に持ち越せるところが良かったです。
三つ目は、接客も電話応対もなかったので、自分のペースで仕事を進めることができます。
お客様と話しながら、異なる仕事をこなすために手を動かすことがないので、仕事に集中することができます。
この点はすごくうれしかったです。
辞めようと思ったきっかけは、毎日が数字に追われるという仕事のきつさやそれに伴い課長から毎日のように怒られるので、精神面と体力面で持たないと思ったからです。
ある時、体調不良になってお休みをいただこうと連絡すると、「休むことはいいけど、数値も出してないのによう輪をかけて迷惑を掛けられるよな」といわれました。
この時にお客様のより良いサービスを提供するために銀行に入ったのに、なぜそこまで言われているのかと思い悩みました。
退職を覚悟してまずは上司に伝えましたが、「俺もいつでも辞めたいよ」と簡単にあしらわれてしまい、このままではやめることはできないと思い、次長に直截伝えました。
そうすると支店長に話を通してもらうことが出来ました。
退職を伝えたタイミングは辞めた1か月前であったので、特に問題はありませんでした。
退職の理由は自分が銀行の仕事でのギャップを感じ、このまま続けていても会社に迷惑が掛かってしまうことを伝えました。
職場の雰囲気や上司などへの不満はもちろんありましたが、そこは伏せておきました。
辞めるまではすんなりといったわけではなく、支店長とは3度話をし、人事部とは1度話をして退職となりました。
辞めるまでは入社するときよりも面談が多いので、自分の考えをしっかりと持っていないとやめることは難しいかもしれません。
退職届はネットで調べ、書き方や用紙を用意していきましたが、用紙自体は会社が正式なものを用意してくれますので、その用紙をいただいてから書くようにした方がいいかもしれません。
その後、私は新しい職場に転職いたしましたが、以前のように毎日委縮しながらの仕事ではなく、上司とも協力しながら仕事を行うことが出来ており、なによりお客様のことを考える余裕を持つことが出来たので、とても楽しく仕事を行えており、転職をしてよかったと心から思っています。
正社員として銀行に勤めていました。
銀行の仕事を辞めようと思った理由は、窓口業務に加えて、営業の外回りの仕事が多くなってきたため、営業のために残業が増え、休日出勤が増えてきたことです。
残業が増えて家のことまで手が回らなくなり、子どもに余裕を持って接する時間もありませんでした。銀行業務は制度の改正により、勉強しても勉強しても変更点があり、普段の仕事と家事育児に加え、銀行業務の制度改正等の勉強をするのについていけてない状況にありました。
家でも、仕事のことを考えたり、制度改正の勉強に追われたりし、仕事とプライベートのバランスが崩れているように思っていました。
上司に退職を伝える際、退職の理由は、子どもとの時間を大切にしたいとの旨を仕事を辞める3か月前に伝えました。
最初は引き止めがありましたが、早めに伝えていたことで会社側の人事関係についても準備ができたようで最後には私の気持ちを尊重してくださいました。
退職を伝えることは言いにくいことですが、退職した後の会社のことも考えて早めに退職を伝えることは良かったと感じました。
退職届には、一身上の都合により退職したい旨を記載し、上司に渡しました。
新しい職場に転職して良かったことは、時間通りに仕事を終えることができるので、以前より家でゆっくりできる時間が増えました。
朝も以前に比べて遅めなので、子どもにしっかりと朝ご飯を食べさせたり、余裕を持って準備して送り出せるので辞めて良かったと思います。
また、銀行の仕事の時には、制度改正の勉強など、自宅で仕事の勉強に時間を費やすことが多かったのですが、現在は仕事のことを家まで持ち込むことはないので、子どもとの時間もしっかりと作れているので良かったです。
以前は、営業の目標などもあり、毎月毎月プレッシャーと闘っていましたが、現在ではそのようなストレスもなく楽しく仕事をすることができています。
独身の頃は残業や休日出勤や、制度改正のための勉強なども取り組む気力や時間があったかもしれませんが、今の私のライフスタイルには、転職後の家事育児もしっかり時間をとって取り組める適度な仕事が合っていると実感しています。
私は新卒採用で地方銀行に入行し、約11年間勤務していました。
営業店から市場部門や企画部門を経て退職し、現在は政府系機関に勤務しています。
・その時の雇用形態について
正規職員です。
転居を伴う転勤の可能性がある総合職でした。
・銀行を辞めようと思った理由
体裁を整えるための無駄な作業、仕事、お作法が多かった点に不満と先行き不安を感じ、退職を決意しました。
例えば、意見書の「てにをは」ならまだしも、フォント、文字サイズ、上司の個人的な言い回しの好き嫌い、捺印のインクが薄い、回付の順番などまで、指摘事項は多岐にわたります。
退職の申し入れ自体は、速やかに受け入れてもらえたのですが、その後実際に退職するまでの間に、何度も嫌味を言われたりしました。
また、有給休暇をしっかり消化したかったのですが、結局2日しか休みをもらえませんでした。
・退職の理由と伝えたタイミング
「勤続10年を経過し、節目の一つが訪れたので、違う会社も経験したいと思ったためです。」と、退職日の約2ヶ月前に伝えました。
・退職届にはどのように書いたか
具体的に書くことが求められていたため、「よりマーケット部門に特化した会社への転職を決意したため。」と記載しました。
・新しい職場に転職して「辞めてよかった!」と思った体験
①人間関係が良い意味で希薄
地方銀行時代は、同期会をはじめ、出身高校や大学での集まり、役員が支店長時代の時の同僚の集まりなど、色んな派閥などがあって閉塞感でいっぱいでしたが、新しい職場は、ほぼ転職組で、職場を離れた付き合いなどもなく、非常に気が楽です。
②業務時間が減った
地方銀行時代は、朝7時前から夜8時過ぎまで仕事するのが当たり前でしたし、業務時間外も職場のグループLINEで業務報告をしていました。
今は、朝9時から夜7時くらいまでで、グループLINEもなく、格段に自分の自由時間が増えました。
③家族に優しくなれる
地方銀行時代は四六時中ノルマに追われ、自宅に帰ってからもグループLINEでの報告などでスマホを手放す時間はありませんでした。
子供をかまう時間や心の余裕がありませんでしたが、今は心に余裕があるため、優しく接することが出来ています。
今回は一例として、正社員や派遣社員で銀行で働いていた方をご紹介しました。
ほかにもパートや契約社員で働いていたけど1年目や2年目に辞めてしまった人、新卒で新入社員で入社したものの研修期間や1カ月で辞めてしまった人などもいました。
また銀行を辞めたい人の担当も一般職、後方事務、総合職、テラー、法人営業、窓口など様々でした。
その他の銀行を辞めた理由・行きたくない理由って?
その他の銀行を辞めた理由としては、
- うつ病になった
- 男社会(女社会)になじめなかった
- 人間関係がしんどい
- 失敗やミスばかりで向いてないと思った
- 転勤が嫌だった
- ノルマが合わないと思った
- 常に忙しくストレスがひどかった
- 仕事が難しいく覚えられない
- 仕事がいつまでたっても終わらない
- 仕事がつまらない、面白くない
- 結婚した
などがありました。
銀行を辞める方法は、以下に紹介する記事が参考になると思いますが、もし
- 自分から退職を切り出せない、
- 辞めたいといっても強い引き止めに合う
- 即日退職したい
という場合は、この記事の最後までお進みください。
自分で退職するコツ
退職時のよくあるトラブル解決法
もし自分から退職を切り出せない、強い引き止めに合う、即日退職したいなら…
もし自分で銀行を辞めたいと言いづらかったり、すでに退職したいと伝えているのに辞められない場合はぜひ、退職代行サービスというものを使ってみてください。
- 今この瞬間から、一言も会社の人と話さず退職できる
- これまで退職を拒否されたことがない
- 訴えられたこともない
- 最短で即日退職可能
- ほとんどの場合は有給も給料ももらえる
- 退職後の手続きや流れを、丁寧に教えてくれる
という特徴があります。
自分が退職できる状態かどうかの無料相談は、24時間…つまり今この瞬間でも出来ます。
詳しくは以下の記事を読んでみてください。