「実際働いてみると、思っていたのと違った…」
そう思うことは、何も珍しいことではありません。

ただ試用期間中に仕事を辞めるとなると、いろいろと問題がありますよね。

例えば

  • 退職を伝えるのが気まずい、言いづらい
  • 退職の切り出し方やタイミングがわからない
  • 試用期間中の給料はどうなるんだろう
  • 怒られたりするんだろうか…
  • 今すぐ辞めたいけど、あと何日間は働かないといけないのだろうか…

などなど。

実際に退職を止められて辞めさせてもらえなかったり、脅されて違約金を請求された方も多いようです。

 

そこでこの記事ではまず、実際に試用期間中に仕事を辞めた人の体験談を紹介します。
試用期間中の退職の切り出し方など、参考になると思います。

その後に、

  • 辞めたいといっても会社に辞めさせてもらえない人
  • どうしても自分からは「辞めたいです」と言いづらい人、辞めづらい人
  • 退職拒否や引き止めを、自分一人だと振り切れる自身がない人
  • 今の職場が最悪で、いますぐ逃げたい、今すぐ辞めたい人
  • 損害賠償をすると脅されている人
  • 給料や残業代は払えない、有給も使わせないと言われている人
  • 出社拒否中で、どうすればいいかわからない人

向けに、退職代行サービスというものも紹介します。

ぜひ、参考にしてください。

試用期間中に即日退職した5人の体験談

今回は5人の方にアンケートに答えていただきました。

内容は

  • 試用期間中に辞めようと思った理由・具体的な体験
  • 退職理由の言い方、伝えるタイミングはいつだったか
  • 退職届にはどのように書いたか
  • 試用期間中に仕事を辞めてよかったと思った体験

です。

 

※枠内をスクロールしていただくと読めます。

居酒屋の正社員として採用されましたが、飲食店は初めてでした。
不景気で仕事を見つけることが難しい中、ここだけは簡単に採用してくれたので働くことにしました。

そこでは1か月間の試用期間がありましたが、私は2週間ほどで辞めました。
辞めた理由は激務で付いていけないと思ったからです。

 

確かに慣れればある程度負担を感じなくなるかもしれませんが、居酒屋なので早くから仕込みをして、社員は夜遅くまで店舗にいるということが短い期間ながらほとんどでした。
アルバイトの人たちも同じような環境で疲れた状態で働いていましたが、それを見て長く続けると体を壊してしまいそうと感じました。

実際、アルバイトも限られた人でまわしていたので、足りていない印象でした。
その穴を埋めるのは結局正社員になりますから、これは大変だと判断しました。

 

辞めようと思った次の日に店長に就業前に話しましたが、かなり引き留められました。
さすがに2週間で仕事の全部はわかっていないはず、やっていけば楽に感じられるといわれましたが、どう考えても働いている人たちが楽には感じてなさそうでしたので、引き留めには応じないようにしました。

退職届は簡単に自分の都合でやめるということを書面にして予め用意していたので、それをそのまま渡しました。
書面の書き方はわからなかったので、インターネットで文例集を探してそれを基に作成しましたが、特に書面不備で何か言われることはなかったです。

 

新しい職場にはすぐに求人誌を調べて探し、接客のない昼勤務の印刷所を見つけて面接をしたところ採用されました。
未経験でも募集していること、長年経営している会社で安心できそうだと思って選びましたがありがたいことに採用されました。

新しい職場は同年代の人はあまりいませんが、年配の方も多く優しくゆっくりと仕事を教えてくれるアットホームな環境で、激務というイメージからは程遠いところです。
ストレスを感じない職場で長続きできそうだと感じていますので、転職を早めに決めてよかったと思っています。

 

パートで会計事務所に勤めていたときの話です。
男性の所長に二人の女性の先生がいて、私はそのフォローをする事務員として採用されました。

たった四人のこじんまりした事務所でしたが、そこはパワハラとマウンティングの激しい事務所でした。
女性二人が所長のご機嫌とりにおわれて、私はそのストレスのはけ口になりました。

 

所長と話しかけられて答えただけで、女性は不機嫌になり私がいけたお花を「心がないうわべだけの花だ!」と捨てられました。
歩くだけでも睨まれるので、とても怖くてビクビクしていました。

そんな日が続き、私のメンタルが弱ってしまい会計事務所に行くことができずに休んでしまいました。休む連絡を所長にしたあと、横になって寝ていると携帯にかわるがわるに女性の先生から連絡があり
罵倒の留守電が残っておりました。

その留守電を聞いて、もう無理だと思い辞めることを決意しました。
その日の夜、所長しかいない時間を見計らって改めて電話をして辞意を伝えました。

 

勤めてたった1週間だったので退職届けはいらない、と所長にいわれたので退職届けは出さずに済みました。
その時初めて知ったのですが、私の前任者は3日で、前々任者はその日の辞めたということです。

所長にネチネチと嫌味を言われましたが、こんなに立て続けに辞めていくのに、事務所内に問題があるとは思っていると考えられない所長にびっくりして頭に入ってきませんでした…
翌日荷物を取りに行き、菓子折りを渡して来ましたが最後の最後までネチネチと嫌味を言われ「たった1週間で辞める人間は、次の職場も決まるわけない、負け組だ」と言われたのが胸に突き刺さりました。

 

でもすぐに派遣の仕事の口が見つかり長期でお仕事することができました。
時給もパートの時の1.5倍ですし、一緒に働く人々も良い方が多いし、人の顔色を伺って仕事をしなくて済むので精神的に楽になりました。

早めに退職を決めて、呪いの言葉を気にせずにすぐに仕事を見つけて良かったと思います。
今はとても快適に仕事をしております。

 

・雇用形態

紹介予定の派遣社員

・辞めようと思った理由・具体的な体験

インテリアや住宅建材などのショールームでのお仕事でした。
ショールームなのでお客様に商品の良さや使用方法などをお伝えしたり、実演しなければなりません。

その為研修がたくさんありました。

 

研修を担当してくれたのはスタッフの先輩かな?と思っていたのですが、その部署の直属の上司でした。
古い体質の方なのか、はたまたおじさんだからなのか、教え方がすごく下手でした。

物の言い方話し方がすべて上から。
お客様に対しても上から目線でした。

しかし、部長クラスのさらに上の方が視察に来られた時は下手にでて、本当に気持ちが悪いなと思うぐらいでした。

 

私的に上司となる方には人として尊敬ができるような人でいてほしいという思いがありました。
しかし、ふたをあけてみると目上の人には媚びへつらい、部下には上から目線で横柄な態度。

私たちが新人だからかな?と思っていましたが、来店されるお客様に対してもそのような態度をとっていたり、お年寄りの悪口を言ったり。
スタッフならともかく、こんな人が上司とかありえないと思い1ヵ月で退職をすることを決めました。

 

・退職の理由はどう伝えたか、伝えるタイミング

紹介予定の派遣で社員前提だったので、派遣先の営業さんと連絡を取ることはあまりなかったのですが、退職を決めたその日の仕事終わりに派遣先の担当営業の方に連絡してすべてを話し退職しました。

・新しい職場に転職して、「辞めてよかった!」と思った体験

これにこりたのでショールームで働くのはやめようと決め、営業事務に転職しました。

①営業事務なので、事務作業がメインとなり、ずっと座って仕事ができる。
②仕事中に軽食を食べたりコーヒーを飲みながら作業ができる
③事務員の人数が少なく女性が少ない為、営業さんみんなが優しくしてくれて風通しがよく働きやすかった!

会社や業種が違うとこんなにも違うのか!と驚きました。

 

運転技術が生かせて採用当初から手取り収入30万円以上が実現できる点に魅力を感じて、運送関連企業の正社員の求人に応募しました。
面接のときの担当者の印象も良く、最初はとても働きやすい会社だと感じましたが、次第にブラックな側面が明らかになりました。

就職してから3か月間は試用期間なので、先輩社員から丁寧に仕事の方法を教えてもらえると考えていました。
しかし就職してから1年以内に退職する人が過半数を超えるその会社には、熟練度の高い社員が少ないために、自分で仕事を覚える必要がありました。

 

確かに就職してから1週間は、先輩ドライバーが同乗してくれたので仕事もスムーズに進みましたが、その後は配送先がわからず道に迷うことも頻繁にありました。
しかも指定の時間に荷物を届けることができないと、顧客からクレームが来たり上司から怒られることも多かったです。

そのような辛い出来事が数限りなくあり、ついに家族や友人と相談したうえで退職届を出しました。
しかし退職届を提出すると経営者から直接慰留され、なかなか受け取ってもらえませんでした。

 

そこで日を改めて父親に同伴してもらい、3週間後に辞めたいという意思を伝えると、ようやく退職届を受理してもらうことに成功しました。
初めて勤めていた仕事を辞めるために退職届の書き方がわからなかったので、ネットで調べたうえで退職理由と退職日を記載したシンプルな文書を作成しました。

そして無事に会社を辞めることができると、すぐに次の転職先探しをスタートしました。

 

その時に選んだのは飲料メーカーのセールスドライバーの仕事であり、転職してから現在まで快適な環境で働き続けています。
採用後は専属のスタッフが業務内容をわかりやすく教えてくれたので、転職してよかったと強く実感しました。

そして残業時間が少なくなり、休日には趣味を楽しめるようになったことにも満足しています。
更に転職先で良い人と出会うことに成功して、結婚できたことにも喜びを感じています。

 

25歳の時の話なんですが、自分はフリーターでスーパーの夜のバイトと土日だけ運送業の横乗りの運転補助のバイトをしていました。
昔からの友達などはほとんど正社員でどこかの企業に勤めており、暇な時に電話やメールで連絡をして話を聞いてました。

色んな話を聞いて自分はフリーターのまま後何十年も仕事する訳にはいかないと思い、紹介型派遣でエアコンの架台を使っている工場に2つのバイトをやめて就職することにしました。
試用期間は半年で、その後は会社が必要と判断してくれれば正社員で雇ってくれるという条件でした。

 

自分は今までボーナスや有給などもらったことがなく、退職金が出るとか正社員になれば安定した未来が待っていると期待して、新しい職場に行きました。
しかし、そこで待っていたのはかなり残念な職場だったのです。

就職する前に1度見学はしていたんですが、エアコンの架台を作って箱に入れて出荷するという結構楽な感じの仕事だったのでいけると思い込んでいましたが、実際働いて中に入ると全然違ってました。
コミュニケーションが全くとれてない環境だと初日でわかりました。

 

社員のほとんどが中国人の方で何を言ってるか全然わかりませんでした。
仕事を教えてくれた方は日本人で別にクセがあったり変なところはありませんでした。

しかし、会社の日本人の人たちの人間関係が悪く休憩所や食堂で会話など全くなく、ただ中国人同士が中国語で楽しく会話しているというなんか変な雰囲気が漂ってる感じでした。
言葉がわからないので何言われてるかわからず、嫌な感じがすごくしました。

日本人の方も暗い感じの人ばっかりだったので、日に日に自分も暗くなってるのがわかりました。
一か月ほどで派遣会社にもう精神的に無理だと説明し、上記を理由退職届を出して後一か月勤めて派遣会社ごと退職しました。

 

その後は、自分でハローワークに行き仕事を探してスーパーの正社員として働くようなりました。
現在もそのスーパーで働いています。

やっぱり、日本の方が多くて、人間関係もよく、精神的に続けていけそうな仕事が良いとスーパーで働いて思えるようになりました。
海外の人が良くないとかではないのですが、やっぱり言葉がわかるかどうかはすごく大事だと思いました。

 

今回は一例として、正社員や派遣社員、アルバイト、パートの試用期間中に辞めた方をご紹介しました。
このほかにも、契約社員で試用期間中に休めた方、新入社員で研修中に退職される方もいました。

試用期間中であれば、まだ責任も重くなく、引き止めにも会いにくいです。
「合わないかも」と思ったら、ズルズル続けるよりも早めに退職を切り出したほうがお互い良いかもしれませんね。

 

試用期間中に辞める方法は、以下に紹介する記事が参考になると思いますが、もし

  • 自分から退職を切り出せない、
  • 辞めたいといっても強い引き止めに合う
  • 即日退職したい

という場合は、この記事の最後までお進みください。

自分で退職するコツ

退職時のよくあるトラブル解決法

自分から退職を切り出せない、強い引き止めに合う、即日退職したいなら

もし自分で試用期間中に辞めたいと言いづらかったり、すでに退職したいと伝えているのに辞められない場合はぜひ、退職代行サービスというものを使ってみてください。

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