「将来なりたい仕事ランキング」でいつもそこそこランキングが高いのが、美容師というお仕事。
「おしゃれ」「モテそう」と一般的なイメージもいいことが多いです。
一方で、かなり離職率が高いのが美容師なんですよね。
それこそ一カ月や一週間で美容師を辞める方も沢山います。
私の友人もいつも「美容師の仕事がきつい・辛い」「美容師を辞めたい」と言っていました。
もしかするとあなたも今美容師のお仕事をされていて、美容師を辞める理由を考えていたり退職の切り出し方を考えているところかもしれません。
そこで今回、実際に美容師の仕事を辞めた方にアンケートを取ってみました。
内容は
- 美容師を辞めたいと思った理由
- 退職理由の言い方・伝え方
- 辞めると伝えたタイミング
- 退職届にはどう書いたか
- 美容師を辞めてよかったと思ったこと
などです。
実際に美容師を辞めた方が、どういう風に退職を伝えのかは参考になると思います。
その後に、
- 辞めたいといっても会社に辞めさせてもらえない人
- どうしても自分からは「辞めたいです」と言いづらい人、辞めづらい人
- 退職拒否や引き止めを、自分一人だと振り切れる自身がない人
- 今の職場が最悪で、いますぐ逃げたい、今すぐ辞めたい人
- 損害賠償をすると脅されている人
- 給料や残業代は払えない、有給も使わせないと言われている人
- 出社拒否中で、どうすればいいかわからない人
向けに、「退職代行サービス」というものも紹介します。
いま美容師の仕事で悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。
美容師を辞めた5人の体験談:退職理由や言い方、辞めてよかったことなど
※枠内をスクロールしていただくと読めます。
最後に勤めた美容室が、もっと私にとって良い場所だったら、ずっと美容師を続けていたかったと思うくらい最低、最悪な美容室でした。
初めて入社した美容室は、アットホームで、先輩方、先生皆さん本当に良い方々ばかりで、技術面、生活面でかなりお世話になり、とても充実してました。
結婚をきっかけに退職し、落ち着いてから新しい美容室で働いてみたいという考えも前から持っていたので、新しい場所で働くことになりました。
給料の面でも、750円~スタートで、仕事の流れが見えてくるようになれば、どんどん上げていくからと言われ、安いけど私は技術者だし、すぐに上がるだろうと思ったのが間違いの始まりです。
他の店で努めて技術者で働いていても、店が変われば一年生と一緒だからが口癖の経営者。
働いているのは私と、経営者の二人だけです。
どう考えても人手不足なのは目に見えてました。
お客様が来ても、技術をさせてもらえない、ひたすらシャンプーのみ。
手は荒れ放題、今までなったことが無いぐらいのアレルギー反応。
新しい人がやっと入って来て、私も遂に辞めれると思えば、お客様を回してもらえず馬鹿馬鹿しく思えて、新しいスタッフも1週間で辞めていく始末です。
どんなに忙しくても、経営者が技術をするわけです。
そして土日祝日の大量な予約人数。
二人でこなすことなんて出来ない人数を普通に入れる、信じられないです。
入社二年目で、退職届を出しました。
辞める一ヶ月前に出したのにもかかわらず、辞めるなら普通二年前に退職届出さないと辞めさせられないと意味不明な事を言われました。
今考えても意味不明です。
私は退職届出した二年後に辞めました。
新しい人も何人か来ましたが、長くても一ヶ月で皆さん辞めていきました。
当然です、技術者を馬鹿にするのもいい加減にしてほしいと皆さんこぼして辞めていきました。
私は五年も勤めましたが時間給780円、30円しか上がりませんでした。
今は別の美容室で働いていますが、技術者として楽しい毎日を送っています。
あの頃の時間と労力を返してほしいです。
私は現在30歳、性別は男です。
大阪の美容学校を卒業後、南堀江の有名サロンに就職しました。
初任給は15万円、そこから色々引かれて手元に残ったのは12~13万円だったと記憶しています。
同期卒業で他のサロンに就職した人間で、手取り一桁万円の友人もいたので自分の待遇はこれでも悪くない方だったと思っていました。
しかし、他の業界に就職した友人の話を聞くと高卒でも20万円は軽く超えていると聞きました。
美容師は好きでないと出来ないとよく言われますが、それはは技術面だけでなく経済面でも我慢を強いられるものだということをこの時初めて痛感しました。
勤務時間は6時出社→9時まで朝練習→9時?19時まで営業→22時まで夜練習、と寝るためだけに自宅に帰る様な生活でした、プライベートの時間は皆無です。
本当にヘトヘトでした。
また休日面での待遇もあまり良いものとは言えませんでした。
基本的には月曜日に休みがあるのですが、その一週間で唯一の休日は外部講師の講習で潰れます。(内容はカット、カラー、パーマ講習が多く、ごく稀に色彩検定の講習がありました。)
それらの講習費は全て自腹で、会社が負担してくれた事は一度もありませんでした。
ちなみに金額は一万円前後が多かったです。
上司の新人いびりも酷かったです。
自分のお気に入りの新人以外は指導しない、営業中にも関わらず大声でスタッフを恫喝するなど、細かい事を上げればキリがありません。
特に女性でそれなりのポジションにある人は気が強い人が多いので、自分の指導役が女性になってしまったら色々と覚悟が必要かもしれません。
毎月シャンプーやリンスの販売ノルマがありました。
勤続年数×1本が毎月のノルマだったのですが、入社したばかりで自分を贔屓にしてくれる顧客もいないのに買ってくれるわけがありません。
売れなかった場合は買取です、毎月約3000円の出費でした。
またシャンプーやリンスを毎日平均10回はするので手荒れが酷かったです。
こればかりは美容師の宿命なので避けては通れませんが。
色々な理由が重なり退職しようと思っていた矢先、上司と口喧嘩になり明日から来なくていいと言われたのでそのまま退職しました。
辞表は出さず、社長に電話で退職の旨と経緯を説明しました。
月の途中だったので給料も諦めていましたが日割りで入金されていたのは少し意外でした。
現在は製造業の営業部として働いております。
全く違う業種で初めは苦労しましたが福利厚生は充実しており、週休2日で定時にはきっちり帰宅出来るので、自分の時間が確保できる事がこんなに幸せな事なのかと感じています。
辞めてよかった点
- プライベートな時間や年間休日が確保されている
- 福利厚生が充実している(美容師は社会保険にすら入っていないところがほとんど。)
- 給料が倍以上になった
- 友人と休みが合わせられる
- 将来の不安が無くなった(美容師は独立しても倒産するところが多い)
自分の子供や友人が美容師になりたいと言ったら、まずは現実を全て説明してあげるべきだと思っています。
その時の雇用形態は正社員で、アシスタントを2、3年経てスタイリストデビューし5年目くらいでした。
計8年勤めました。
辞めたいと思った理由としては、まず拘束時間が長い事。
美容師になるには自己レッスンもしなくてはならない事は初めから分かっていましたので、少し苦痛になりながらもレッスンは自分の為だと思いどうにか頑張れました。
しかし必ず週4日くらいはある会議はいつも終わるのは12時前後で、それが嫌で辞めたいと思うことが一番多かったように思います。
その会議の内容と言うのが、社員数十人いる中で、1人ずつ成績を言われ、みんなの前で駄目なところを延々と言われるというものでした。
又、成績も数字でしか判断されず、オーナーは現役ではなかったので、現場の動きなどはほとんど把握もせずに、数字だけで人の価値も決めるような人でした。
あともう一つは、給料が安いことでした。
時間と割に合わないというのが正直なところです。
百歩譲って、自分が未熟だからまだ給料が上がる見込みがあったのなら別ですが、いくら頑張っても、たとえ数字が上がっても、給料が上がることはなく、むしろ何も聞かされず給料を減らされていたりしました。
理由を聞くと、給料体制が変わったと。
何も聞かされず勝手に給料体制が変わるものなのか?と不思議に思いましたが、その時は、今後は事前に知らせてくださいとしか言えませんでした。
後になればもっと強く抗議しても良かったのかなと思ったりしています。
そういう理由で、先輩や後輩も次々と辞めたいと言い出しましたが、みんななかなか辞めることは認めてもらえず、長い人だったら辞めるまでに2年かかった人もいました。
かなり難しい条件を出されたりして、達成したら辞めてもいいというもので、しかしみんな達成出来ないのでいきなり出勤しなくなったり、親が店に抗議しにきたりなど、綺麗に気持ちよく退社された方は私が知る限り1人もいません。
そんなこともあり、みんな辞めにくい雰囲気は常々ありました。
私は普通に話しても絶対辞めさせてはもらえないなと思ったので、家庭の事情を理由に半年前くらいには辞める事を伝えました。
それなら仕方ないねとしか言えないように前もって準備をして辞めることになりました。
退職届は、ごく一般的なマニュアルにあるような文面で細かくは触れずに、一身上の都合でと書きました。
その後、他の職業に就くことになりましたが、まず良かったと思った一つ目はきちんと休憩時間があることです。
美容師の時は、ご飯をかき込むだけの時間しかありませんでしたが、1時間ほどきちんと休憩時間がありそれがとても嬉しいです。
これが当たり前なんだと周りからは言われましたが、そんなことでも喜べるほど美容師時代は時間に追われながら生活していたと思います。
そして二つ目は定時で帰宅できると、プライベートの時間も作れるという事です。
毎日夜遅くまで働いていたのでプライベートも何もなく、家と職場の往復だけだったのでそこも嬉しかった事のひとつです。
そして三つ目は給料と勤務時間とがきちんと調和がとれている事です。
美容師をしているころは、拘束時間が長すぎて時給計算したら500円を切っていました。
美容師を辞めてこれだけの勤務時間でこんなに給料が貰えるんだとほんとに今までの時間は何だったんだろうと思うことばかりです。
本当に辞めて良かったと思います。
まずとにかく手荒れがひどくどれだけクリームを塗っても寝る時に手袋などをしても全く改善されませんでした。
仕事に悪影響が出るのはもちろん、洗顔をする時や料理をする時にも痛みで普通に行う事が出来ませんでした。
職場では先輩が楽な仕事ばかりやって大変な仕事はほとんど押し付けられていました。
新人なので仕方ないと最初は我慢して仕事をしていましたが、イケメンの男の子などには優しく対応していて、明らかに態度が違うのが分かりだんだんやっていられないと思うようになりました。
しばらくしてチーフに相談したのですが、数日駒その先輩にチーフに相談した事を知られてしまい、ますます厳しい当てつけをされるようになりました。
周りの子達は、味方になると今度は自分が標的にされると思い怯えて誰も味方になってくれませんでした。
お客様の前でも無能扱いされてどんどん居場所がなくなり、毎日仕事に行くのが苦痛になっていきました。
仕事に行けるうちはまだまだ良かったのですが、数ヶ月すると朝起きなければと思っても体が動かず、仕事に行く事が出来なくなってしまいました。
しばらく休んだ後、この仕事を続けていくことは無理だと思い、開店前の時間に退職願を持って美容室に行きました。
人手不足なので、何とか思いとどまってくれないかと言われたのですが私の気持ちはもう固まっていたので退職願は受理してもらい辞める事にしました。
まず皮膚科に通い、治療を受けながら仕事を探しました。
美容師の仕事はもうやりたいとは思わなかったので、いろいろな職種を検討しました。
接客業でも弱電関係でも事務系でもあらゆる職種の検討をした結果、最終的に経理の仕事を見つけ面接をして採用されました。
せっかく資格を取ったのですが、体も精神的にもきつい美容師という仕事は私には続けることは出来ませんでした。
今は平凡な事務員として数字と格闘している日々を送っています。
年齢の近い人があまりいないので、その点は少し寂しいですが毎日普通に仕事をこなし残業も月末以外はほとんどない今の職場に満足しています。
美容学校を卒業して初めて入った美容室で、30歳代前半の女性店長に嫌われていたようでした。
同期が3人いたのですが、私だけ店長に厳しくされました。
具体的には、同期はお客さんに入らせてもらっているのに、私だけ入らせてもらえなかったり、お客さんと会話をしていると聞き耳を立てられ、内容について後でいちいち文句を言われたり、掃除の仕方にもケチをつけられたり、態度が悪い、などとバックルームに呼び出されて説教をされたり、とにかく私のやることなすこと全てが気に入らないようで、毎日嫌味を言われていました。
ストレスが溜まりすぎたせいか、体調を崩し、鼻血が出るようになってしまいました。
仕事中に鼻血が出てしまい、バックルームで鼻血が止まるのを待っていると、店長がやってきて、「病院に行ったほうがいいんじゃない?白血病かもしれないから。」とまたまたストレスが溜まるようなことを言われました。
心の中では、「あんたのせいでストレスが溜まってるんだよ。」と思っていましたが、怖すぎて言えるわけありません。
休みの日は疲れ切って動けず、病院に行く元気もありませんでした。
そろそろ限界、辞めよう、と思い始めたとき、友達から、知り合いの美容室でスタッフが辞めてしまって困っているので来ないかと誘われました。
迷わずそちらに移ることにしました。
新しい美容室では、あたたかく迎え入れてくれて、みんな明るくて優しく、すぐに打ち解けられました。
美容師の仕事も丁寧に教えてくれたし、どんどん仕事をさせてもらえて上達できました。
仕事が終わった後には飲みに行ったり、カラオケに行ったり、どんどんスタッフのみんなと仲良くなれました。
体調も良くなり、鼻血が出ることもなくなりました。
お店を変わったことにより、美容の仕事がこんなに楽しいんだ、ということにやっと気づくことができました。
あれから20年たちますが、今も美容師を続けていられるのは、2番目のお店の優しいスタッフたちのおかげです。
やっぱり、人間関係って大事だな、とつくづく実感しました。
今回は一例として、正社員で美容師をされていた方をご紹介しました。
その他、派遣社員や契約社員として美容師のお仕事をされていた方、新卒で新入社員として美容師になったもののイメージと違い研修中・試用期間中に美容師を辞めた方も沢山いました。
特に見習い、新人期間で美容師を辞める方は本当に多かったです。
ちなみにスタイリスト・アシスタント関係なく美容師を辞める方はいました。
その他の美容師を辞めたい理由・行きたくない理由って?
その他の美容師を辞めた理由としては
- 上司・店長と合わなかった
- クレーム対応が疲れた
- 手荒れが辛い
- 美容師が向いてないと思った
- 腰痛・ヘルニア・腱鞘炎持ちになった
- ストレス
- とにかく疲れる
- 手がかゆい、手に湿疹ができる
- 有休がない、労働時間が長すぎる
などがありました。
美容師を辞める方法は、以下に紹介する記事が参考になると思いますが、もし
- 自分から退職を切り出せない、
- 辞めたいといっても強い引き止めに合う
- 即日退職したい
という場合は、この記事の最後までお進みください。
自分で退職するコツ
退職時のよくあるトラブル解決法
もし自分から退職を切り出せない、強い引き止めに合う、即日退職したいなら…
もし自分で美容師を辞めたいと言いづらかったり、すでに退職したいと伝えているのに辞められない場合はぜひ、退職代行サービスというものを使ってみてください。
- 今この瞬間から、一言も会社の人と話さず退職できる
- これまで退職を拒否されたことがない
- 訴えられたこともない
- 最短で即日退職可能
- ほとんどの場合は有給も給料ももらえる
- 退職後の手続きや流れを、丁寧に教えてくれる
という特徴があります。
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詳しくは以下の記事を読んでみてください。