ケアマネ(ケアマネジャー)の世間的なイメージについて調べてみたところ「給料が安そう」「残業が多そう」というものが見つかりました。
その是非は置いておいて、確かに「ケアマネが辛い・きつい」「ケアマネを辞めたい」とおっしゃっている方は多いです。

もしかするとこの記事を読んでいるあなたもケアマネのお仕事をされていて、ケアマネを辞める理由を探していたり退職の切り出し方を考えているところかもしれませんね。

 

そこで今回、実際にケアマネジャーを辞めた方にアンケートを取ってみました。

具体的には

  • ケアマネを辞めたいと思った理由
  • 退職理由の言い方・伝え方
  • 辞めると伝えたタイミング
  • 退職届にはどう書いたか
  • ケアマネを辞めてよかったと思ったこと

を聞いてみました。

実際にケアマネを辞めた方が、どういう風に退職を伝えのかは参考になると思います。

 

その後に、

  • 辞めたいといっても会社に辞めさせてもらえない人
  • どうしても自分からは「辞めたいです」と言いづらい人、辞めづらい人
  • 退職拒否や引き止めを、自分一人だと振り切れる自身がない人
  • 今の職場が最悪で、いますぐ逃げたい、今すぐ辞めたい人
  • 損害賠償をすると脅されている人
  • 給料や残業代は払えない、有給も使わせないと言われている人
  • 出社拒否中で、どうすればいいかわからない人

向けに、退職代行サービスというものも紹介します。

今ケアマネのお仕事で悩みを抱えていて辞めるか考えている方の参考になれば幸いです。

ケアマネを辞めた6人の体験談:退職理由や言い方、辞めてよかったことなど

※枠内をスクロールしていただくと読めます。

雇用形態としては常勤で勤務をしていました。
この職種、非常勤で雇用となると、概ねは1件、いくらかという単価設定されるので、1か月の収入が事業所によって、かなり格差がでてきます。

よって主は常勤を選択すると思います。
ケアマネは、仕事内容が対人援助と調整役が基本になるので、地域性はあると思いますが、利用者の方々(クレーマー以外)さえ、よければ、ストレスフリーとなります。

私もそうですが、職場の人間関係が原因で離職される方が大半だと思います。

 

私は新人で入職し、何にも教えてもらえないこと、また、子どものような意地悪をされたことが要因になります。
意地悪=同僚が机の間にファイルを積み上げ、姿を見えないようにすること、ありました。

後々、振り返ってみると、法人に格差はあると思いますが、ケアマネ自身のひとりあたまの標準担当件数が35件と決められており、それをこなさないと、給料泥棒のようなイメージがあるので、ただでさえ、新規の件数は限られていること、また、新規の紹介も限られていることが要因で、ひとりでもライバルを増やしたくないことが原因であったのかな?と思います。

 

最近、業界少しはましになったと思いますが、試験が受かり、実務研修受講修了後は1人までのケアマネという流れで、就職先の事業所によっては、何にも教えてくれないと潰れていく方が多かったようです。
何か月間は我慢しましたが、退職となりました。

退職の時期は、一般企業であれば、1か月前なのでしょうが、この業種は、人の人生を預かるもので、約3か月前には伝えました。
担当している利用者への説明、後任のケアマネへ引継ぎ等、業務があるため。退職届には一身上の都合しか、書けません。

 

幸い、地域にもよりますが、新しい仕事もすぐに見つかりました。
新しい職場でよかった点は、新人オリエンテーションがあった。

わからない時や相談できる体制があった、
また、勉強会等の自己研鑚の機会が増えました。

 

現在は介護福祉士として現場に戻り利用者様と楽しく会話をしたり、介護をお手伝いをさせていただいています。
しかし昨年まではケアマネジャーという仕事をしていました。

入り口はケアのマネジメントをするという言葉で支えられるという気持ちが強く猛勉強したうえで資格取得しました。
今じゃ当たり前ですが、昔は高齢者福祉業界では花形職種でした。

 

ケアマネ新人でいた私はもともとはヘルパーの仕事をしていて経験を積むようになり、ケアマネにあこがれて目標になりました。
とある会社に入職してすぐにケアマネの仕事はしませんでした。

まずは慣れていたのですが、現場で利用者様と接して観察することも仕事という感じでした。あとからは人員不足でうたい文句であったなと感じています
それぞれの特性などをケアマネ視点で勉強しながら業務にあたりました。

 

3か月後から先輩ケアマネに同行して様々な自宅訪問や施設のケアプランを立てたりなどを経験させてもらいました。
しかし、ケアマネも担当はものすごい量でした。勤務時間じゃ終わりません。

当初は100名前後の担当がいました。
経営なので加算など様々な考えがあるようです。

 

少しずつ担当を持ち始めて20名ほどでひーひー言っていました。
やりがいは感じていました。

残業も多く、毎日朝早くから出社して大変な日々です。
1年ほどですかね。ギブアップした先輩がおやめになり、引き継ぎで分担されました。

今でもいっぱいいっぱいなのに振り分けられるとなるとつぶれてしまう状態でした。
複数名いるケアマネ同士もいつもピリピリしていて楽しい職場ではなくなりました。

双方擦り付け合いです。
醜いものですね。

 

さすがにストレスのある職場では体調を崩してそのままやめさせてもらいました。
言わゆるブラック企業ですね。

転職して昔の現場に戻りました。
総計すると7年近く勤務しています。

不規則勤務ですが、ゆったりとした生活ができているのでプライベートがとても充実しています。
仕事ばかりの生活は優先しません。

楽しい仕事ならなお変わっていましたね。

 

元々看護師として働いていたのですが老人介護に興味を持ち、介護施設で働くのにケアマネージャーの資格があったほうがいいかと思い勉強をして資格を取りました。
結構大きな規模のデイサービス、グループホーム、訪問介護が併設されている施設で働くようになり、初めはパートで1年位働いた後で反省して正社員になるという契約でした。

実際に働きだしてみると介護の人手不足が深刻で、どの施設でもヘルパーが足りずケアプランを作成してもなかなかその通りには運ばないことがわかってきました。
ヘルパーの休みが重なったときは代わりに利用者の病院受診の付き添いをしたり、看護師が急な休みのときは呼ばれて医療行為をしたりということが増えて、自分の仕事がなんなのかよくわからなくなってきてしまいました。

 

肝心のケアマネの仕事が進まず、家に帰ってからの作業が多くなってきて、勿論その分は給料はもらえないので時給計算するとまったく割が合わないと思いました。
また、介護施設にはよく聞く話ですがデイサービスでの介護スタッフと看護スタッフの軋轢もあり、お互いに相手に不満を持っているのが伝わってきて雰囲気もあまり良くなく、非常にストレスを感じるようになりました。

このままだと精神的にも体力的にも限界がきてしまうと感じて辞める事に決め、退職希望の2ヶ月前に退職願いを提出することにしました。
退職理由は一身上の都合と書きましたが、経営者にはやはり医療行為をしたいので看護師の仕事に戻りたいと伝え職場の不満は一済言いませんでした。

 

やはり何度も引き留められましたが、知り合いから看護師の仕事の紹介があってそこに行くつもりだと言って気持ちが固いことをはっきり伝えると、何とか納得してもらえたようです。
退職までの2ヶ月は極力他の仕事は引き受けず、担当した利用者のプラン作成や仕事の引き継ぎなどをこなし、ほとんどもめることなく退職することができました。

退職後医療施設で働きだしましたが、少なくても家に仕事を持って帰ることはないし、1つの仕事に集中して取り組めるのは楽だと感じています。
それに他の職種の人との面倒なかかわり合いがないのでストレスが減り、退職してよかったと思っています。

 

・その時の雇用形態について

継続社員(正社員から退職し、継続雇用していただいていた)

 

・辞めようと思った理由

一番の理由は、周りが若者ばかりになってきて、サポートに対しての考え方が変わった。
60まではなんとか頑張ろうと思っていた。

60前から若い方との仕事に対する考え方が違うことを感じそれに対して不満を持つようになった。
私は、仕事人間なほうであり、利用者に対して1つでもいい条件でその人にあったケアをするためには時間が過ぎてもいいというふうに思っていた。

 

しかし、最近の若い人は家庭が第一であり、利用者優先というよりも定時で帰ることを優先にしている人が多いと感じた。
その点で若いケアマネージャーとぶつかりあうことが多々あり、職員会議をその都度行っていた。

直属の上司も私のことを理解してはくれず、若い社員に辞められたら困るという考えが強かった。

 

私は時間外の研修などスキルをあげるためには必要不可欠であると思っていたため、そういうことに時間を費やすことに嫌気はなかったが、若い人は男女ともに時間外の勤務というものは断じて嫌という人が多くそういうことも含め時代が変わったのかと、自分の時代の仕事の仕方と変わったギャップにたえられなくなった。

自分の今までの働き方を否定されているようでつらくなってきた。
最初のころは、人材が足りないからと引き止められたが、どんどん若い人をかばうようなほうに切り替えられ最終的には自分は厄介者のように追い出される感じでやめた。

 

・退職の理由はどう伝えたか、伝えるタイミングはいつだったか

1か月前

・退職届にはどのように書いたか

自己都合による退職

 

・新しい職場に転職して、「辞めてよかった!」と思った体験

1、ストレスからの解放
誰かに対して嫌味を思う事も自分の考えをおしつけようということを思う事もなくなりストレスから解放された。

2、自分らしさを忘れない

相手にとっては、自分と合わないと思われていたかもしれないが、自分はそういう時代で仕事してきたので自分らしさを曲げることがどうしてもでいなかった。
だから自分らしさを追求できたことはよかった。

3、新しい環境により、正社員じゃなくなったことで心の余裕がでてきた。

今度の施設では、パートという形なので、今までは自分が件数をとって少しでも施設に貢献しなくてはという責任感があったが、新しい施設では正社員のかたのサポートというように仕事ができて楽しめる利用者にあったプランをゆとりある時間で考えられるので、転職してよかった。

 

以前ケアマネの仕事を3年しました。
私が働いた職場では、デイサービス、訪問介護、訪問看護が併設された居宅でした。

ケアマネは私のほかに2人いて、1人は訪問看護職を兼任していたので、実質2人で利用者をもっていました。
最初は5人くらいから。最終的には30人以上持ちました。

最初は人数が少ないため、1人1人利用者や家族にいろいろ聞いて提案する時間がありました。
しかし、利用者が増えて行くにつれて時間が取れなくてなりました。あまり聞いてあげる時間も取れず、しかし利用者の問題はいっぱい。日々、担当者会議や計画書、自宅訪問やデイサービスやショートステイ訪問、研修などに追われていきました。

 

それぞれの家族やデイサービスからの話で、ニーズを見つけることは出来るのですが、中には家族がなんとしてもサービスの利用をしてほしいのに、当人はなかなか同意してくれなかったり、介護用品も合わないと何度も取り替える利用者の訪問が増えていきました。

また市内のデイサービスが増えたため、デイサービスの利用者の人数が減り、デイサービスを勧める営業が増え、訪問看護を受けたくないと言われる利用者に勧めてこいと言われたり、営業にも追われるようになりました。

 

利用者宅の訪問は家族や利用者の為、計画書や同意書をもらうためだったり、家族や本人のニーズに応えるための訪問だったので良かったのですが、営業の為の訪問は、すごく嫌でした。
本人や家族がいらないと言っているのに、上司は自立していても、内部が重いからや訪問看護はお金が高い、訪問介護も生活介護より身体介護を取ってこい。

デイサービスが利用者少ないから入れなさいなど、その言葉を聞くだけで嫌気がさしてきました。

その中で1人の利用者が上司に訪問看護を勧められ、必要性を話したが家族もまだ見れるからと言われ、私もそう判断して上司に話をした時に、私はその上司に私の言うことを素直に聞いてあなたは、利用者を取ってくればいいのよみたいなことを言われたために、私も営業に嫌気がさしていたので怒ってしまい、それなら私は退職します。私は営業ではなく、本当にサービスが必要な人に勧めて応えてあげたいからと話ました。

 

もう一人のケアマネさんに仕事を全て押し付けて退職するような形になってしまうため、躊躇いはあったのですが、利益の為の訪問は限界でした。
退職願いはインターネットの例文をそのまま提出しました。

新しい職場はケアマネではなく、デイサービスに就職しました。
営業や報告書に追われることなく、ご家族とも送迎時にゆっくり話が出来て、私自身がケアマネをしてゆっくりニーズを聞く時間が持てなかったために、ケアマネにニーズを伝え、手助け出来るような役目も担っています。

 

正規社員の介護支援専門員(ケアマネジャー)として勤務していました。
当時は朝9時に出社して午後の18時までという一般的な勤務形態だったと記憶しています。

勤務内容もケアプラン作りが主な仕事で、他には利用者の方の通院や外部からの電話連絡の応対なども業務も含まれていました。
ただ、福祉業界の大きな問題ともいえる人手不足により通常のケアマネ業務よりも現場を優先しなければならないことが多く、そのためにケアプラン作りが遅れてしまい残業を余儀なくされる事態も少なくはありませんでした。

残業時間は毎月平均して20時間を超えていたと思います。
ただ、遠慮して申請していないものもあったので、実質の残業時間はもっと多かったのではないかと思います。

 

介護支援専門員(ケアマネジャー)の仕事を辞めようと思ったのは「燃え尽きた症候群」になってしまったからです。
良い介護をしようと現場の人間や事務の人間も頑張っていますが、その頑張りを理解してくれないご家族様や世間の目、ご利用者の方の心無いお言葉に対して「なんで一生懸命なのにこんなに辛く当たられなければいけないのか?」とやる気を失くしたのです。

正に「燃え尽きた症候群」と言ってよいのではないかと思います。
仕事を辞めようと考え、上司の人間に伝えたのは「辞める」と決意してから比較的早い段階で相談しました。

 

恐らく数日と立っていなかった筈です。
先にも記述しましたが、福祉業界は慢性的な人手不足があります。

伝えるのが遅れて、会社側に人手をある程度確保する時間が無いと大きな迷惑が掛かります。
「辞める」と決意したとはいえ、人間関係が原因で辞める訳でもないので其の辺りは十分配慮をしようと考えての行動でした。

退職届は会社の定める書式に従い記入し、上司に提出しました。

 

現在は福祉業界とは違う現場で働いています。
福祉の現場を離れて良かったと思うことは3つです。

1つは「自分が介護が好き」ということを再発見したこと。
2つ目は「客観的に物事を見る目を養えた」ということ。

3つ目は「頑張りすぎてはいけない」という事に気づかされてました。
現在の職場が嫌いという訳ではありませんが、一度離れてみることによって、私は福祉が好きだということに改めて気づかされました。

近々、新しい福祉施設への面接も考えています。
今度は無理をせず、ほどほどに力を抜きながら良い仕事をしたいと思います。

 

この他にもアンケートに答えていただいた方がいましたが、新人でケアマネを辞める方も沢山いました。

その他のケアマネを辞めたい理由・行きたくない理由って?

その他のケアマネを辞める理由としては

  • 仕事が難しい
  • いじめられた
  • うつ病になった
  • 苦情処理に疲れた
  • ノルマがきつい
  • ノイローゼにいなった
  • 仕事にやりがいがない
  • 割に合わない

などがありました。

 

ケアマネを辞める方法は、以下に紹介する記事が参考になると思いますが、もし

  • 自分から退職を切り出せない、
  • 辞めたいといっても強い引き止めに合う
  • 即日退職したい

という場合は、この記事の最後までお進みください。

自分で退職するコツ

退職時のよくあるトラブル解決法

もし自分から退職を切り出せない、強い引き止めに合う、即日退職したいなら…

もし自分でケアマネを辞めたいと言いづらかったり、すでに退職したいと伝えているのに辞められない場合はぜひ、退職代行サービスというものを使ってみてください。

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詳しくは以下の記事を読んでみてください。

⇒退職代行サービスの仕組み、流れ、値段、法的な問題などについて