栄養士の世間のイメージといえば、「栄養のスペシャリスト」だそう。
そんなイメージの栄養士ですが、実は辞めたいって人も多いんですよね。
この記事を読んでいるあなたも、もしかすると栄養士のお仕事がつらい・きつくて、悩みを抱えているかもしれません。
退職理由を考えていた李、退職の言い方を考えているかもしれませんね。
実は今回、栄養士を辞めた方にアンケートを取ってみました。
具体的には
- 栄養士を辞めたいと思った理由
- 退職理由の言い方・伝え方
- 仕事を退職したいと伝えたタイミング
- 退職届にはどう書いたか
- 栄養士を辞めてよかったと思ったこと
です。
実際に医療事務を辞めた方が、どういう風に退職を伝えのかは参考になると思います。
その後に、
- 辞めたいといっても会社に辞めさせてもらえない人
- どうしても自分からは「辞めたいです」と言いづらい人、辞めづらい人
- 退職拒否や引き止めを、自分一人だと振り切れる自身がない人
- 今の職場が最悪で、いますぐ逃げたい、今すぐ辞めたい人
- 損害賠償をすると脅されている人
- 給料や残業代は払えない、有給も使わせないと言われている人
- 出社拒否中で、どうすればいいかわからない人
向けに、「退職代行サービス」というものも紹介します。
今栄養士のお仕事で悩んでいる方は共感できる部分も多いと思うので、ぜひ参考にしてください。
栄養士を辞めた5人の体験談:退職理由やタイミング、辞めてよかったことなど
※枠内をスクロールしていただくと読めます。
私が栄養士として就職したのは、入院設備のある診療所でした。
正社員としての雇用でした。
主な栄養士としての仕事は、入院患者への給食の献立作りや調理、食材の発注・管理でした。
しかし、その職場は慢性的な人手不足で、医療事務、外来の診察補助、看護師の補助といった栄養士以外の仕事も頼まれておこなっていました。
栄養士という職業は、その診療所には私一人しかいなかったため、仕事は一人ですることが多かったのですが、他の仕事もするようになって、一つのことを誰かと一緒に成し遂げて仕事をする楽しさを知りました。
特に、患者さんと直に接する看護師の仕事を間近で見ることで、「患者さんのつらさや痛みを緩和してあげるお手伝いをこの手でしてみたい」と思うようになりました。
職場での私の仕事は、どんなにやることが増えても給料はほとんど上がることはなくとても不満でした。
またそこの長である院長は、人のミスを重箱の隅をつつくように探しては、罰として給料の減額をしたりしていて、私は一生懸命仕事をしてもまったく報われないように感じました。
そこで、この職場を辞めて看護師として転職したいと思うようになりました。
職場には院長の奥さんを経由して退職したい旨を伝えたのですが、そう簡単に辞めさせてもらえることはなく、何度も引き止められました。
退職を希望してから辞められるまでは3か月ほどかかりました。
退職にあたり何度も話し合いをしたのですがなかなか理解してもらえず、そんな中、私も精神的に弱ってしまい、最終的には心療内科の医師から「うつ病発症により勤務の継続は不可能」という診断がくだり、やっとそこで退職となりました。
転職するには、看護師の免許を取得するために大学受験をしたり、国家試験を受けたり、病院の新卒採用試験を受けたりと、かなりの時間と費用を要しました。
看護師に転職してからは、同僚や先輩方と支えあいながら一緒に仕事ができることや、多少しんどくてもやりがいを感じながら仕事ができること、また仕事量に見合った分の給料がもらえることに満足しています。
私が栄養士をしていたときの勤務形態は、委託給食会社の正社員として病院に派遣される形で働いていました。
転職した理由は2つで、非常に低賃金な上に勤務時間が長すぎるなどの労働環境の悪さです。
給料に関しては、大卒初任給だと普通の企業では20万円前後が相場かと思いますが、栄養士の場合は手当を入れても17万円程度の上、残業代はほとんど支給されない、という状態でした。
勤務時間については、早朝6時頃からから24時頃まで途中休憩を挟んでも17時間程度に達することがあったり、辞める人が多いため、一時的に人手不足になると月に2日しか休みがないという月もありました。
そもそも通常の時期でも常に人手不足で月に5?6日しか休みがないので、元からかなり割りにはあっていないという前提もありますが。
他にも早朝にAという病院に行った後に、市外のBという病院に出勤するということもありました。
このような勤務形態が半年ほど続いたところで、勤務時間中に急に倒れてしまい、幸いにも病院で勤務していたこともあり、すぐに入院したので体調はすぐに回復することができました。
こんなこともあって、仕事を辞める決心をして、翌月には退職しました。
退職の際には、上司に直接その旨を伝え、退職することができました。
体調を崩して入院という出来事があったため、特に深く追求されることもなく辞めることができました。
ただし、最後に有給休暇を消化するなどはできませんでした。
転職することにはしましたが、所属が変わっただけで病院の栄養士として働き続けました。
ただし、次の病院は国立の病院だったため、給料はまだまだ低いものの前の職場のときよりは増えましたし、休暇も取りやすくなりました。
また、月の休みも7~8日程度は確保されていることや、勤務時間も早朝に出た日は昼過ぎには帰ることができたり、当たり前ですありますが、残業代がきちんと支給される、など前の職場では考えられない環境で働くことができました。
栄養科のある短大を卒業して、正社員として働いていました。
病院の食事提供をしていたので、職場は人数も多く居ました。
働いてみて嫌だなと感じたのは、栄養士と調理師のいざこざです。
栄養士は、バランスを考えたメニューを考え、調理師はそれを作る。
調理師の人たちに、私たち栄養士の人は陰口を言われていました。
栄養士は考えるだけだからいいね、といわれたことも何度もあります。
栄養士としての仕事に自信をなくしてしまい、5年間働きましたが退職し、転職しました。
その環境を知ってたのか、上司の方に退職の旨を伝えると、すぐに了承してくれました。
転職を考えていることを伝えると、栄養士の経験を活かすならと、上司の仲の良い人の会社を紹介してもらいました。
辞めるならもう関係ない!と職場であった出来事を素直に伝えましたし、それを上司も理解してくれたので、すんなり退職できたのだと思います。
新しい職場は、栄養士時代の上司が紹介してくれた場所に決まりました。
栄養士としての知識を活かせる、卸売り市場の仕事です。
これまでは食材のことについての知識が足りなかったと思いますが、今では直接野菜を届けに来る農家さんや、それを運ぶ方々と接することで、食の流通について学ぶことができました。
農家の方々と話をしていて、農業に興味を持ちました。
転職したことで、より広い視野を身に着けられたと思います。
また、震災の影響が多くある東北に住んでいるので、その影響について考えさせられることもあります。
転職したこの会社で出会いがあり、結婚もしました。
前の職場だったら、できないことだらけです。
結果として、栄養士としての仕事ではなくなりましたが、食に関する仕事ができてよかったと思っています。
同じ分野でも知らなかったことを知り、考えさせられることも多くある毎日です。
それは上司がこの会社を教えてくださったからこそなのですが、そこに残り続ける上司について考えさせられます。
同じ業界なら、栄養士と調理師の対立はあるかと思います。
それを見過ごしているのも、問題かなと思いました。
栄養士免許取得後、配属となった総合病院では私ともう一人の新卒者がおり1~2ヶ月の働きをみて栄養士側と調理側にするというものでした。
もともと調理業務の経験を経てから、栄養士業務をしたいと思っていたのを伝えてたので、支所の説明などは上司(栄養士)からはいないもののような扱いでした。
栄養士をする気がないと思われていたようです。
1ヶ月が経つ頃には一通り教わり、二人で行っていたことも各自が行うようになっていました。
一生懸命に行っていたのは覚えています。
そんなある日、上司から「栄養士室に残る気はないか」と話を受けました。
もう一人が全然使い物にならないこと(返事だけはするけど)を聞かされました。
栄養士業務は忙しくも魅力のあるものでしたが、調理経験なく栄養士業務を行う不安を伝えるとサポートするし徐々に実習の形で覚えることもできるから心配はいらないと説得されました。
また、同期のミスを私が業者に謝罪するということも続いていました。
そして、このころから体の異変を感じていました。
結果、中度の鬱でした。
なにが嫌だったという特定の原因はよくわかりませんが、積み重なったのだと思います。
退職の旨を伝え、引き留めの言葉もいただきましたが、職場に行けなくなってしまって実質2週間程での退職になったように思います。
退職届は書いていません(試用期間ということでいらないと言われました)
そして、少し田舎にある高齢者福祉施設へ転職しました。
ちょうどよいお話で、一年頑張れば正社員ということもありだめもとで勤め始めました。
みるみる回復したのを自分でも感じました。
転職してまずひとつめに栄養士は自分だけという環境に最初は戸惑いましたが、先輩の調理員が暖かくフォローしてくれる環境に有難みを感じました。
よく栄養士と調理員は不仲なんて言われますがそんなことなく楽しく時に厳しく仕事をすることができました。
二つ目に休日数の多さです。
土日祝日・お盆・年末年始は基本的に休みを確保してくれるので不規則になしやすい栄養士業界の中では本当に心身ともに楽でした。
業務時間もサービス残業当たり前な前職に比べて定時で帰りなよ、と言ってくれる上司だったので帰りやすかったです。
三つ目に正社員になるまで一年といわれていたのですが、実際は年度変わりにそのまましていただきました。
そういった人間性を見てくれていることへの安心感も仕事への意欲となりました。
現在は結婚を機に離れなければならなくなり退職しました。
福祉施設で10年間正社員として栄養士のお仕事をしていました。
管理栄養士ではなかったので仕事内容は調理師と同じことをしていました。
当然三交代制で朝は6時開始なので遅くとも4時半には起きないといけない日々。
それもシフト制なので遅番の次の日が早番勤務ということも多くあり、その時の睡眠時間は4時間。
早番は15時に終わるのですが睡眠不足でフラフラのため仕事が終わるとすぐ寝てしまい体調を崩すことも多かったです。
それに不規則な生活のため肌はボロボロになります。
若いときには続けられますが長く勤めていくには体力的にも難しいです。
そして管理栄養士の勉強もしないといけない環境でもあり休憩時間には上司も前で勉強させられ勤務終了後も勉強しないといけない日々。
そして、ベテラン調理師のいじめの日々。
少しミスしたらそれを大きくされミーティングで皆の前で恥をかかされ無視され怒鳴られる。
特にベテラン調理師の餌食になるのが大学出たての栄養士と管理栄養士の若いスタッフ。
新卒でまだ右も左も分からない状態で少しのミスも怒鳴られ責められ少し分からないと今まで何を勉強してきたのかと長い説教が始まる。
皆、胃潰瘍や胃腸炎など体にまで症状がでるほど追いつめられる環境です。
私が勤めていた所だけかと思いきや意外とこのような酷い環境で働いている人は多くいるのが事実。
人の出入りが多いためハローワークなどに目を付けられていたみたいです。
精神的ストレスと体力面でも重いものを持ったり運んだり時間に追われ残飯処理をしていると何のために学校まで行って栄養士になったのだろうと涙が出てくる。
周りの友達は栄養士にならずとも楽しそうに働いているのを聞くとやりきれない思いでいっぱいでした。
そして辞める事を決意。
辞める人達を今まで見てきて皆さん退職までの短い間に嫌がらせや悪口を言いふらされてたのをみたので退職理由は実家に帰るためと伝えると可哀想な子だの噂がたったみたいだが無事辞めることに成功。
次の職場で強く思ったのが前職できつい仕事をしてきた給料よりもっと他に給料の良いところは沢山あるという事。
二度と勤めないと思います。
常に人手不足にはちゃんと理由があるんですよ。
今回は一例敏江、正社員で栄養士をされている方をご紹介しました。
このほかにも、派遣社員や契約社員で働いていたけど3カ月や一カ月で辞めた方、新卒で新入社員として入社したもののイメージと違って研修中・試用期間中に辞めてしまった方もいました。
その他の栄養士を辞めたい理由・行きたくない理由って?
ちなみに、ほかの栄養士を辞めたい理由に多かったのは
- 人間関係がしんどい
- いじめがある
- 忙しくて割に合わない
- いつまでたっても仕事が終わらない
- 職場が合わない(委託 保育園 直営))
- 仕事がつまらない
- 仕事が覚えられない
- 将来的に仕事がなくなると思った
- 知らない間にうつ病になっていた
などがありました。
栄養士を辞める方法は、以下に紹介する記事が参考になると思いますが、もし
- 自分から退職を切り出せない、
- 辞めたいといっても強い引き止めに合う
- 即日退職したい
という場合は、この記事の最後までお進みください。
自分で退職するコツ
退職時のよくあるトラブル解決法
もし自分から退職を切り出せない、強い引き止めに合う、即日退職したいなら…
もし自分で栄養士を辞めたいと言いづらかったり、すでに退職したいと伝えているのに辞められない場合はぜひ、退職代行サービスというものを使ってみてください。
- 今この瞬間から、一言も会社の人と話さず退職できる
- これまで退職を拒否されたことがない
- 訴えられたこともない
- 最短で即日退職可能
- ほとんどの場合は有給も給料ももらえる
- 退職後の手続きや流れを、丁寧に教えてくれる
という特徴があります。
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