本屋さんの世間的なイメージをしらべたところ、「静かそう」「暇そう」というものが見つかりました。
でも実際に本屋で働いている方の意見は正反対で、意外と「本屋の仕事がきつい・辛い」「本屋を辞めたい」と言っている方も多いんです。

もしかするとあなたお本屋の仕事をしているところで、辞める理由を探していたり退職の切り出し方を考えているかもしれません。

 

そこで今回、実際に本屋を辞めた方にアンケートを取ってみました。

具体的には

  • 本屋を辞めたいと思った理由
  • 退職理由の言い方・伝え方
  • 辞めると伝えたタイミング
  • 退職届にはどう書いたか
  • 本屋を辞めてよかったと思ったこと

です。

実際に本屋を辞めた方が、どういう風に退職を伝えのかは参考になると思います。

 

その後に、

  • 辞めたいといっても会社に辞めさせてもらえない人
  • どうしても自分からは「辞めたいです」と言いづらい人、辞めづらい人
  • 退職拒否や引き止めを、自分一人だと振り切れる自身がない人
  • 今の職場が最悪で、いますぐ逃げたい、今すぐ辞めたい人
  • 損害賠償をすると脅されている人
  • 給料や残業代は払えない、有給も使わせないと言われている人
  • 出社拒否中で、どうすればいいかわからない人

向けに、退職代行サービスというものも紹介します。

いま本屋の仕事で悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。

本屋を辞めた5人の体験談:退職理由や言い方、辞めてよかったことなど

※枠内をスクロールしていただくと読めます。

短期大学に通っていた18歳の頃、アルバイトとして本屋さんで働いておりました。
時給は当時の最低時給でしたが、安いとゆう事は仕事内容が楽なのかと思い、働き始めました。

実際働いてみますと、まず大変だったのが、あまり動かず立ちっぱなしの仕事だったとゆう事です。
静かな空間で、混む事も無く、時間がとても長く感じました。

 

当時私は、保育系の短期大学に通っており、実習も授業も体を動かす事が多かった為、動かずに立ちっぱなしというのが、こんなにも大変だとは思っておりませんでした。
又、本屋さんですので新書が入った時は品出しの作業があるのですが、それが半端じゃなく重いのです。

新書ですので、恐ろしい位に手指が切れます。
他はこれといった仕事は無く、レジを打つかパソコンでお客様に聞かれた本の入荷日や発売日を調べるのですが、保育系短大に通う私は、パソコンを利用する事は殆ど無く、パソコン業務も苦手でした。

 

とにかく私には本屋さんでの仕事が不向きだと思い、辞める事を決意致しました。
短期大学2年の10月から幼稚園実習がありましたので、実習を理由に本屋さんでのバイトを辞めようと思い、8月の終わりに「9月いっぱいでバイトを辞めたい。」と、店長に伝えました。

実習が終わってから戻って来れないかとのお話しがありましたが「2年生ですので、就職活動があります。」と、お断わりしたら快く辞めさせて下さいました。
本社にも一応提出しなくてはならないとの事で、アルバイトですが退職理由を「就職活動の為」と書いて提出致しました。

 

本当は実習中でも土日は働けたのですが、本屋さんはもう嫌でした。
良い社員さんに恵まれて居ただけに、少し心が痛みました。

その後、研修も含め3月から就職先の私立幼稚園に勤務し、私が苦手としていた、特にやる事の無い立ちっぱなしや、パソコン業務が少なく、また子ども相手の方が時間が立つのが早くて「私にはこっちの仕事の方が向いている。」と、実感しました。

人には向き不向きがあるんだと改めて感じました。

 

小さな頃から本が大好きだった私は、大学を卒業した後、本屋に就職しました。
難しい試験もありましたが、無事に正社員として採用され、毎日大好きな本に囲まれて、楽しく仕事をすることができていました。

しかし、二年後、店長が代わったことによって、私の気持ちが大きく変化していきました。
新しい店長は本意外の売り上げを伸ばそうと、学校用品(教科書や参考書、学校備品)などの販売も請け負うようになり、事業を手広く広げたことにより、仕事量がものすごく増えました。

 

私たち社員の仕事が『本屋』の仕事から、学校に販売する参考書の箱詰めや全校生徒分の校章をひたすら数えて分けるなど、『庶務』になっていきました。
さすがに困った社員たちとそういった仕事はバイトにさせるべきではと訴えたのですが、『嫌なら辞めていいよ』の一点張りで、相手にしてもらえませんでした。

こんなはずではなかったのに…と退職を考えたものの、同じ職場の同僚との仲はとても良かったし、大好きな本の仕事から離れるのも気がひけて、なかなか決断することができないでいました。

 

しかし、そのような状態がさらに二年続き、いよいよ耐えきれなくなった私は、退職を告げることにしました。
転職も考え、10月の末に退職を告げ、退職届に『一身上の都合で』と書き、直接店長に渡しました。

私と同時に3人の社員も同時に退職を宣言したため、店長はそこではじめて事の大きさに気づいたようでした。

 

今は新しい本屋に勤めて、以前のように本に囲まれて幸せな生活を送ることができています。
もし、そのまま惰性であの本屋に勤めていたままであったら、こんなにも楽しく仕事をすることはできなかったと思います。

本屋にきた人とのふれあいができる今の幸せな仕事環境を考えると、「あぁ、あのときに思いきって決断して辞めてよかった!」と思うことができます。
転職することができたこのチャンスを無駄にせず、今後も頑張っていきたいです。

 

私は子供の頃から本が好きで本に関わる仕事につくことが小さな夢でした。
学生時代にいつも通っていた本屋でバイト募集の張り紙を見つけて応募し、アルバイトとして本屋で働き始めました。

私が働いていた本屋では基本的にアルバイトの仕事はレジがメインでしたので、人と話すことが好きな私は自分の好きな本の話が出来たり、とても楽しかったです。
そしてもっと本屋の仕事がしたいと思った私は、新卒でそのまま正社員になりました。

 

正社員になってからの仕事はレジ以外に発注、返品、品出し、イベント企画などでした。品出しは開店1時間以上前に出勤。早く出勤してもその分のお給料は出ません。
また私が働いていた本屋はチェーン店だったので本社からの指示もやたら多く、勤務時間内では業務は終わらず毎日残業でした。この残業代もお給料に含まれていたので何時間残業してもお給料は変わりません。

毎日朝早くから夜遅くまで本屋にいるとだんだん大好きな本まで嫌いになってしまいそうになり、私は本屋を辞めることを決意。
本屋での仕事は見かけによらず肉体労働が多く、毎日の品出しで腰を痛めていたことを理由に退職したいと伝えました。

 

しかし人件費削減で常に人手不足だったので簡単に辞めることは出来ませんでした。
私が退職したいと伝えてから退職するまで約3ヶ月かかりました。

私は新入社員と入れ替わりで退職したのです。同じ新卒で入社した者としてはとても複雑でした。
退職してからは本屋とはまったく別の業種で働き始めました。接客業務でもなく、休日もカレンダー通りの会社です。

 

以前はシフト勤務で休日がバラバラでしたが、今の職場では土日祝日が休日なことに加え、お盆休みやGWといったまとまった休暇があり、気軽に旅行の計画も立てられるようになったので辞めてよかったと思いました。

また当たり前のことですが、残業代もきちんと出るので仕事にも力が入るようになりました。
元々本が好きだったので今でも本屋に足を運ぶことはありますが、もう働きたいとは思いません。

 

不安定な仕事をしているため、仕事の少ない時期にできるバイトを探していて、たまたま店頭のポスターを見て全国チェーンの本屋さんに応募しました。
イメージ的に本屋さん=知的でキレイな職場、みたいに思っていました。

閑散期とはいえ月数回は本業があるので、面接のときに週3回の遅番のシフトを希望したのですが、週4回入ってほしいと言われ、4回ならなんとかなるかなと思いOKし、採用されました。
採用されてから、「一通り全部の仕事を覚えてもらうため、最初は早番のシフトにも入ってもらいます。」と言われ、たまたまその週はスケジュールが開いていたのでOKしたのですが、2週連続で週5で早番に入れられました。

 

早番の仕事は雑誌の搬入や店舗の清掃などがあって、肉体的に非常にきつく、時間も早番は8時間、遅番は6時間半なので、もうこれ以上は無理と思い、「いつ遅番に入れてくれるのですか」と担当の社員に直訴したところ、翌週から当初の約束通りの週4で遅番になりました。
早番は人手不足だったので私が言わなければそのままずっと早番に入れるつもりだったのだと思います。

社員やバイトの人たちの話などを聞いていると、いわゆるブラック企業のような休日なしで〇連勤とか、深夜2時3時まで残業が当たり前とか、夜中に急遽呼び出されてとかそんな話をチラホラ聞き、また入ったばかりの新入社員が2日で辞めたり、入ったばかりのバイトがその日のうちに辞めてしまったりと、あきらかにこれおかしいなと思い始め、ここの仕事は長くは続けられないなと思いました。

 

仕事の内容に関しては、紙を扱うので手が乾燥する、本や包装紙、段ボールなどで頻繁に手を切る、本を入れた段ボールがものすごく重く、けっこう肉体労働である、などがやってみてわかりました。
個人的にとても嫌だったのが、誰かが「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と言ったら店内にいる全員が復唱するというルールでした。

挨拶は相手の目を見て言わなければ伝わらないと思います。
本業もぼちぼち忙しくなってきたので、ちょうど3か月となるタイミングで辞めさせていただきました。

 

美術系の専門学校に通っていた時に、学費を稼ぐ目的でアルバイト探していたところ、偶然本屋の仕事を見つけました。
応募するとすぐに採用が決まり働き始めたのですが、専門学校を卒業するときにそのまま正社員として正式に就職することにしました。

すでにアルバイトとして2年間勤務しており、接客や在庫管理などのノウハウも身に着けていたので、次第に店舗運営の業務も任されるようになりました。
そして正社員として働き始めてから3年が経過すると、経営者から店長に抜擢されたので収入も増えて、ゆとりのある暮らしが実現できるようになりました。

 

ところが店長に昇進したころ、近隣に新しい書店が新規に開業したので、同業者間の競争が激しくなりました。
しかも書籍を通販サイトで買う人が増えた影響もあり、勤務している本屋の売り上げも少しずつ減少しました。

また店長としての責務もあるために、売り上げ減少に伴う収益の悪化を食い止める方法も考える必要があったのです。
このようなことがいくつか積み重なったので、次第に仕事への嫌気も増してきました。

 

最初は自分の努力不足が原因だと考えた時期もありましたが、打開策が見つからなかったためについに退職しようと決めました。
店長としての責任が果たせなくなったことを理由に退職届を出して、1か月後に本屋を辞めることを告げると、店舗運営ができる人材がいないために経営者に引き留められました。

しかし後輩社員の中にも在庫管理などのノウハウを持つ人がいることを説明すると、ようやく経営者は私の退職を認めてくれました。
そして職場を去った時に次の転職先を探しましたが、本屋には将来性がないと考え、異業種の求人に応募しました。

 

転職したのはレストランで、最初は皿洗いなどの下働きからスタートしました。
しかし調理の技術を教えてもらえたので、入社してから半年後にはデザートづくりに携わることができました。

またメニュー開発では、美術系の専門学校で学んだデザインのノウハウも生かせました。
更に賄い料理もあるために、転職後は食費の大幅な節約も実現できました。

 

今回は一例として正社員やアルバイトとして本屋で働いていた方をご紹介しました。
その他、派遣社員や契約社員、パートとして本屋で働いていた方、新卒で新入社員として入社したものの本屋のイメージと違い、研修中・試用期間中に辞めてしまう人もいました。

また本屋を辞めたい理由として「クレーマーが多い」「ノルマがきつい」などもありました。

 

本屋を辞める方法は、以下に紹介する記事が参考になると思いますが、もし

  • 自分から退職を切り出せない、
  • 辞めたいといっても強い引き止めに合う
  • 即日退職したい

という場合は、この記事の最後までお進みください。

自分で退職するコツ

退職時のよくあるトラブル解決法

もし自分から退職を切り出せない、強い引き止めに合う、即日退職したいなら…

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