ホテルで毎日、お客さんのおもてなしをする…。
とってもやりがいのありそうなお仕事ですが、やはりお客様第一のお仕事だけあって、働く側は辛い&きついこともしばしば。
そんなこともあって、ホテル業界を辞めたいと思ってる方も多いようです。
もしかするとあなたもホテルのお仕事で悩んでいて、退職理由を考えていたり、退職の言い方に悩んでいるところかもしれませんね。
実は今回、ホテル業界を退職された方にアンケートを取ってみました。
内容は
- ホテルのお仕事を辞めたいと思った理由
- 退職理由の言い方・伝え方
- 退職を伝えるタイミング
- 退職届にはどう書いたか
- ホテルのお仕事を辞めてよかったと思ったこと
などです。
実際にホテルを辞めた方が、どういう風に退職を伝えのかは参考になると思います。
その後に、
- 辞めたいといっても会社に辞めさせてもらえない人
- どうしても自分からは「辞めたいです」と言いづらい人、辞めづらい人
- 退職拒否や引き止めを、自分一人だと振り切れる自身がない人
- 今の職場が最悪で、いますぐ逃げたい、今すぐ辞めたい人
- 損害賠償をすると脅されている人
- 給料や残業代は払えない、有給も使わせないと言われている人
- 出社拒否中で、どうすればいいかわからない人
向けに、「退職代行サービス」というものも紹介します。
ホテル業界を辞めたいと思っている方の参考になれば幸いです。
ホテルを辞めた5人の体験談:退職理由や伝え方、辞めてよかったことなど
※枠内をスクロールしていただくと読めます。
4年ほど前にアルバイトでホテルでフロント業務を行っていました。
そのホテルは特殊な勤務形態で、簡単に言うと1勤2休の勤務でした。
つまり、1回の出勤で24時間働いたらその後から明け休み、お休みという働き方です。
初めの頃は変わった勤務形態で面白いなと思っていましたが、休憩はあるとはいえやはり1回の勤務が24時間と長いことが辛かったです。
結果的にこの職場は1勤2休の勤務に慣れなかったことと他のスタッフとの人間関係の悪化、そのホテルで起きた衝撃的な事件による疲弊により退職しました。
勤務の際はメインのフロントが1人体制のため、休憩時間もお客様がいらした場合は対応をしなくてはいけません。
これは時間帯を問わずそのようになっていたので、夜中に仮眠をしていてもお客様がフロントにいらした場合は起きて対応をしなくてはならず、客室からの電話・外線電話の対応もあったため休憩も仮眠もあるようでないような状態でした。
また、他のフロントスタッフも同じ働き方のため、精神的に不安定な方が多くて特に物ごとの「言った言わない」問題が日常的にあり、非常にストレスを感じていました。
言ってもいないことを言ったかのように上司に伝えられて困ったことがあったので、もう限界だと思った日からはこの問題があまりにひどいスタッフとの会話は全部録音し、辞める時に一番ひどかったところを証拠として上司に提出しました。
辞める時にこのようなことをしても無意味のようですが、その後言った言わない問題を起こした方は解雇になったそうです。
辞める理由のひとつとなった「衝撃的な事件」についても書きますが、ホテルはある意味人の命を預かる場所です。
お部屋に滞在中のお客様がお風呂上りに倒れ、そのまま帰らぬ人となったケースに遭遇しました。
亡くなったお客様のお連れ様からの内線電話によりフロントで救急車の手配などの対応を行い、人の命を預かる場所での勤務の責任の重さに疲れてしまいました。
上記の理由から退職に至ったわけですが、辞める際は1か月前までに申告するというルールがあったため、そのルール通りに申告しました。
退職の申告に際し、書類などの提出は不要だったため、上司に口頭で申告しました。
元々人が定着しない職場でしたので、引きとめはありませんでした。
退職後は接客業に疲れてしまい、事務職に転職しました。
人と接することに完全に疲れていたので、もくもくと作業ができる事務職に転職できて良かったです。
併せて、事務職は週5日・昼間に8時間働くという一般的な勤務形態なので体に負担もありません。
転職先は人間関係も良好なので、転職して本当に良かったと思っています。
土日を中心に、週に4日、1日に5時間くらいで働いていました。
仕事の内容は、結婚式、披露宴会場の準備や会場の配置を変える、ドリンクサービス、朝食バイキングの配膳など。
ホテルの結婚式場や披露宴会場の仕事に携わった方はご存知だと思いますが、会場準備は本当にバタバタと慌しいです。
1日に何組かカップルが披露宴をされると、同じ会場を30分で片付け、テーブルや椅子を並べ替えて、テーブルクロスを変えて、カラトリーやグラスを並べて…あっという間に時間が過ぎていきます。
椅子やテーブルもですが、ビール瓶の箱も重たく、何度も往復して運ばなければならないので、かなりの肉体労働です。
華やかにみえて、裏では体力勝負の仕事だと思います。
私が勤めていたホテルは、その辺りの一帯のリゾートホテルの中では最安値で泊まることのできるホテル。
式場も披露宴も、比較的リーズナブルでしたし、場所としては、人気の高いところでしたので、お客さんもとても多く、いつも複数の披露宴が同時進行しているような状況でした。
しかし、私が辞めたいと思った理由は、業務内容の大変さではありません。
問題は、披露宴の仕事の方ではなく、朝食バイキングの配膳の方でした。
バイキングは、宿泊されたお客様のほか、一般の方も利用できるレストランで、こちらも毎日大変混み合っていました。
お皿をすぐにさげにいかないと、机がいっぱいになりますし、立ち止まる時間はなく、常に動いていなければいけない忙しい環境でした。
私は、飲食関係の勤務経験はなく、初めてする内容の仕事でしたので、効率よく動けていなかったと思います。
そんな私に、あるベテランのパートの女性従業員の方は大変イライラされていました。
他のスタッフやお客さんの前で、出来ていない!自分では出来てるとでも思ってるの?と、叱責され、つらいと感じてしまいました。
今思えば、私が出来ていなかったから当然なのですが、顔を合わせる度に、仕事ができない人間だと言われることに疲れてしまい、続けることが出来ないと思うようになってしまいました。
マネージャーに相談し、人が常に足りていない職場でしたので、もうちょっと頑張って続けてほしいと頼まれましたが、相談してから2週間で辞めさせて頂きました。
退職届などは必要ないとのことで、提出していません。
社会人としての経験を重ねた今なら、仕事が出来ないなら、出来るように努力して、それから辞めたら良いのにとも思いますが、当時は考えることができませんでした。
ただ、時間的にも体力的にもきつい仕事ですので、好きでないと続けられないと思います。
今は、自分の興味のある事を仕事にして、日々勉強しながら、取り組んでいこうと思えるので、ホテルでの仕事は、私には縁がなかったのかなぁと感じます。
未練もなく、辞めて良かったと思います。
ホテルで働く方々の大変さが分かり、いい経験になりました。
正社員で厚生年金、社会保険、福利厚生等一般的なものは整ってはいました。
が、就職した頃不景気で、残業も10時間越えるとサービス残業となる仕組みになってました。
面接の際希望の部署を問われなるべくなら裏方の仕事をしたいと言ってましたが、研修期間中は全部署をまわるので、後は上司達の結果が全てだったようです。
部署が決まり、私は希望してた客室清掃の部署へ行くことができました。
客室清掃は他にも不定期に朝食準備や宴会準備、布団敷きなども業務に含まれてたので、勤務時間が不規則になり、残業もしないように中休みで2~3時間程仕事を抜けて会社の寮にいたので仮眠をとったり、用事を済ませたりと仕事のリズムを掴むまでバタバタしてました。
半年経ち初めてのボーナスを貰える頃、久しぶりに高校時代の友達と会ったとき皆ボーナスの話で盛り上がり幾ら貰ったよ(20~30万円)!とテンションあがる会話だったので私も期待してたのですが、周りの様子が何だか暗くて聞いてみると「不景気でボーナスが減った」「変なこと言われるけど、気にしないでね」何だか不安になってきて私の順番になり初めてのボーナスを手に取ると支配人から「この不景気の中君たちに頑張って出したボーナスだからね」と貰った中身は10万円ほどで、なんだか恩着せがましく聞こえてしまい、正社員でいる意味って何だろうと考えるようになってきました。
同期で入社した子達もその前後から体調を崩したり、給料面で不満が出て辞めだしてました。
一年たった頃上司から呼ばれ「君を接客の部署へ行ってもらおうと思ってるんだがどうだい?○○さんからの推薦でもあるんだけど」と言われ、私を可愛がってくれる従業員の女性がいてその人が言ってきたようですが、自分には合わないと言いましたが、人手不足でヘルプでもいいからという条件で移動になりました。
自分でも気づいてなかったのですが、当時仕事の不規則で生理痛が酷くなったり、寝言や夢遊病っぽい症状があったようで、寮の同室だった子から驚かれてたり、学生時代に膝を怪我してた所が異常に腫れ上がってたりと身体にも異常が出だしてたのでもう限界かと上司に話し、辞職願を「一身上の都合により○年○月○日に辞めさせていただきます。」と書いて支配人に渡し、何度か引き止められましたが、もう無理です。とはっきり言ってからは言われなくなりました。
自分にはサービス業が合ってないことを知って次の仕事はフルパート製造業にしました。
それからは夢遊病みたいな症状や仕事の寝言が出なくなり、時間にも余裕ができたり、規則正しい生活にもなって心身ともにらくになりました。
都内のホテルのフロントスタッフとして正社員で働いていました。
大学卒業後海外のホテルで新卒として就職し2年程勤務後、帰国して都内のホテルに就職しました。
まだ、日本での社会人経験がなかったので、一番カルチャーショックに感じた事は、自分のホテルはいわゆる、体育会系と言われる上下関係の職場でした。
始めは、すべてが勉強と思い自分も新しい環境になじむよう努力をしていました。
しかし、上司の罵声やののしり、女性が当たり前のようにお茶汲みをする事、そして罵声とともにモノが飛んで来る現場にだんだん違和感を覚え始めました。
今思うと、パワハラであったのだと思います。
このような環境での仕事には耐え続ける事はできず、1年もしないうちに辞めました。
一身上の都合、家族の事情で1ヶ月前に伝え辞めました。
やはり、パワハラが行われている仕事環境は、何一つ良くないと思います。
恐怖に感じたのは、それが当たり前と思っている現場の仲間達です。
それが平気になってしまっている感覚が怖いと思いました。
トレーニングしている先輩は、同じような仕組みで下の子達を鍛え上げているようで、それも違うと思いました。
無垢で入って来る若い新人さん達が気の毒でなりませんでした。
短期間しか働いていませんでしたが、早めに見切りをつける事が出来て良かったと思っています。
働いてみるまでは、名の知れた有名ホテルでとても良いホテルだと思っていました。
しかし、仕事環境はみんな怖い上司にビクビクしながら仕事をしていて、そこから最高のパフォーマンスは決して生まれないだろうと身を持って体験しました。
やはり、仕事はみんなでポジティブな精神で高めあいながら取り組んで始めて良いパフォーマンスが出来るのだと思います。
そこに気付けさせてくれただけでも決して無駄な体験ではなく、良かったと思います。
30歳の時にホテルで働き始めました。
会社を辞めて転職したわけではなく、勤めていた会社の多角経営の一環でホテルを3つほど運営しており、部門をまたいでの転勤というような形でした。
雇用形態はもちろん正社員でした。
転勤前は、本社で経理や人事、そして企画開発などを担当していました。
ホテル業のほうは事業が好調で、当時は会社の中核部門になっていく途中の花形部署でした。ですので、ホテルへの転勤は左遷ではなく、どちらかと言えば栄転の扱いでした。
ホテルでは、経理や人事を主に担当しました。
それに加えてイベントの企画やレストランメニューの開発にも携わりました。
3軒のホテルはいずれも大型で、宿泊だけではなく婚礼やパーティー、会議や食事の利用も多かったです。
2軒は東京と神奈川、もう1軒は長野県のリゾートホテルでした。
月のうち1週間は東京、1週間は神奈川、そして残りの2週間は出張という形で長野県のホテルに泊まりこみで仕事をしました。
どちらのホテルに行っても、支配人やフロントの責任者、レストランのシェフなどと打ち合わせや会議をしました。
初めのうちはあちこちに行けていろいろなものを見たり食べたりできるので、とても楽しく仕事ができました。
しかし、徐々に慣れてくると、現場のスタッフから多くの意見や苦情を耳にすることが多くなりました。
その大多数は仕事には直接関係のない「社内の男女関係」についてでした。
支配人がフロントの女性と不倫しているとか、レストランの誰と誰が付き合っていて一緒に休みを取るので困る、清掃スタッフが社員同士の恋愛の現場を見た、などなど。週替わりでホテルをはしごしていましたが、そのたびに男女関係の苦情やチクリを耳にして嫌になってきました。
遠方から就職で出てきてホテル内で生活しているスタッフも多かったので、仕事と私生活の距離が非常に近い人も多かったです。
それが原因の一つと考えられました。
仕事に私生活を持ち込んで男女でもめて、それを理由に退職していくスタッフもいました。
そのうち全く関係のない私まで、ホテルの女性スタッフと怪しいというデマを流されました。
そんなドロドロの人間関係に嫌気がさし、私は転職することに決めました。
その前に本社へ戻してくれないかと相談しましたが、それは受け入れてもらえませんでした。
退職の2ヶ月ほど前に退職届を提出しましたが、上司は「一旦俺が預かるから良く考えろ」と1ヶ月間は上司の引き出しに入れられたままだったようですが、気持ちは変わりませんでしたので、その退職届は上司から人事へと提出されました。
私は、自分の仕事を一生懸命にこなしたいだけでした。
それをドロドロの人間関係に阻まれて断念しました。
もともと女性の多い職場が好きではなかったので、その後は男性ばかりの化学薬品メーカーに就職し、経理や人事を担当しました。
男ばかりの職場は本当に気が楽ですね。
女性のうわさ話や陰口に悩まされることなく仕事に専念できました。
今回は一例として正社員や派遣社員、アルバイトでホテルで働いていた方を紹介しました。
このほかにも、派遣社員や契約社員、フリーターとしてホテル業界で働いていた方、新卒の研修中や試用期間中にイメージと違って辞めてしまった方などがいました。
その他のホテルの仕事を辞めたい理由・行きたくない理由って?
その他のホテルの退職理由としては、
- 職場の人間関係でストレスがたまる
- 担当している仕事がつまらない(フロント・配膳・レストラン・清掃)
- とにかく忙しくてしんどい
- 仕事の内容が厳しい・難しい
などがありました。
ホテルを辞める方法は、以下に紹介する記事が参考になると思いますが、もし
- 自分から退職を切り出せない、
- 辞めたいといっても強い引き止めに合う
- 即日退職したい
という場合は、この記事の最後までお進みください。
自分で退職するコツ
退職時のよくあるトラブル解決法
もし自分から退職を切り出せない、強い引き止めに合う、即日退職したいなら…
もし自分でホテルを辞めたいと言いづらかったり、すでに退職したいと伝えているのに辞められない場合はぜひ、退職代行サービスというものを使ってみてください。
- 今この瞬間から、一言も会社の人と話さず退職できる
- これまで退職を拒否されたことがない
- 訴えられたこともない
- 最短で即日退職可能
- ほとんどの場合は有給も給料ももらえる
- 退職後の手続きや流れを、丁寧に教えてくれる
という特徴があります。
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詳しくは以下の記事を読んでみてください。