MR(医薬情報担当者)の世間的なイメージを調べてみたところ、「高年収」「激務」というものが多かったです。
高収入のお仕事なのでうらやましがる人も多い一方、意外と「MRの仕事が辛い・きつい」「MRの仕事を辞めたい」と言っている方も多いです。
もしかするとこの記事を読んでいるあなたもMRのお仕事をされていて、MRを辞める理由や退職の伝え方を考えているところかもしれませんね。
そこで今回、実際にMRを退職された方にアンケートを取ってみました。
具体的には
- MRを辞めたいと思った理由
- 退職理由の言い方・伝え方
- 辞めると伝えたタイミング
- 退職届にはどう書いたか
- MRを辞めてよかったと思ったこと
です。
実際にMR(医薬情報担当者)を辞めた方が、どういう風に退職を伝えのかは参考になると思います。
その後に、
- 辞めたいといっても会社に辞めさせてもらえない人
- どうしても自分からは「辞めたいです」と言いづらい人、辞めづらい人
- 退職拒否や引き止めを、自分一人だと振り切れる自身がない人
- 今の職場が最悪で、いますぐ逃げたい、今すぐ辞めたい人
- 損害賠償をすると脅されている人
- 給料や残業代は払えない、有給も使わせないと言われている人
- 出社拒否中で、どうすればいいかわからない人
向けに、「退職代行サービス」というものも紹介します。
いまMRの仕事で悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。
MR(医薬情報担当者)を辞めた5人の体験談:退職理由や言い方、辞めてよかったことなど
※枠内をスクロールしていただくと読めます。
新卒でMRの仕事に就きました。
世間は不景気真っ只中でしたが、この業界はバブルかと思うほど景気が良かったです。
3ヶ月の研修が終わったら赴任先ですぐ病院周りが始まりました。
給料がとにかく良くて、年収は一年目から周りの友人と比べたら下手したら倍以上でした。
お金のことだけ考えたら最高の職場でしたが、とにかくストレスの多い職場でもありました。
上司はパラハラレベルで怒鳴り散らしてきますし、先輩たちは嫌味の多い人たちでした。同僚も信用できる感じではなく、全体的にプライドの高い人たちの中で、常に気を張っていました。
一番嫌だったのは病院先で医師の説教じみた話を延々と聞かなければいけなかったことです。もちろん色んな医師がいますが、一般的に医師のプライドの高さは筋金入りです。
接待で料亭やゴルフに行ったりする機会も多くて常に上から、説教じみた話を聞き続けるのは本当に辛かったです。日中は事務所に帰ってくるなという無言の威圧感があるので、外回りばかりで日報などの事務作業は夜の仕事だったので、毎日のように帰りが遅かったです。
世間がノー残業とか、残業を減らそうという流れの中、MRの業界は時代と一致していないと感じていました。
残業当たり前、接待当たり前の世界にだんだん嫌気がさしてきました。
MRの仕事を続ける限り医師との絶対に覆すことのできない上下関係、医師のご機嫌とりが人生のメインになるんだという気持ちが強くなり、日に日に営業活動が苦痛になっていきました。
夜、遅くに帰宅する毎日にも人生の意味を見出せなくなってきた中、同僚の女性が帰り道に襲われるという事件が起きました。
これがきっかけで退職を決めました。
お給料が下がっても、残業の少ない、自分の人生を楽しめる仕事に転職しようと決めました。
3年勤めて退職しました。
転職先は不動産会社の営業事務でした。
お給料は下がりましたが、残業はほとんどなく、誰かに媚びることもなくストレスレスで働けるようになりました。
大学卒業後に、正社員として入社しました。
会社の方針が、「出身地及び大学所在地以外の営業所に配属」でした。
10年で2,3回の転勤ありとのことで、知らない場所でも、4年以内には転勤できるし、会社ってそんなもんなんだ、と納得して就職しました。
でも私の場合、出身地が関西の大都市、大学所在地が東京のため、赴任地は飛行機で行くようなかなりの地方都市、車もなく思っていたより不便で寂しいスタートでした。
それでも頑張れば希望したところに行けるかもしれないと必死で働く毎日。
仕事そのものは面白く、慣れてきました。
そんな矢先、会社が海外親会社と合併、転勤が凍結となりました。
縁もゆかりもない土地で、次にどこに行けるか、いつ行けるかも分からない状態。期限があったからこそ頑張れていたものが、ふっとなくなるような感覚でした。
そして同じころ、売り上げを上げれば上げるだけ先生方とも仲良くなり、個人的な付き合いも増えてきてしまい、その事にも悩んでいました。。
その土地に定住してまでする仕事ではないと思い、退職を決意。売り上げもそこそこで、当然最初に相談したチームリーダーからの引き留めもありましたが、会社の状況は深刻だったため了承してもらえ、権限のある上司には約一ヶ月前に伝えました。
退職届には一身上の都合とだけ書き、親しい同僚にだけ本音を伝えて退職しました。
実家に一旦戻り、就職活動をし、実家から近い職場に就職しました。
当たり前だと思っていたことが、そうではなかったんだと気づかされました。
内勤メインでお客様とも個人的なつながりが薄く、土日のプライベートが保てる喜びに浸り、お酒の席がなくなり、規則正しい生活に戻りました。
そして、「夜ごはん一人1万円なら安いほうだよね?」と言い放ち驚かれたように、MR時代に狂いまくった金銭感覚も時間とともにもようやく戻りました。
勤務時間が先方の都合に左右されるのが当たり前だったため、最初定時に帰ることにものすごく罪悪感がありましたが、それが普通なんだと思えるようになりました。
MR時代の経験は無駄では決してなかったけれど、辞めてよかったと思っています。
私はMRの仕事に正社員として就ていました。
長年、務めたMRの仕事でしたが、私はこの仕事があまりにもブラック過ぎてなかなか馴染めず、やめる事にしました。
私はMRの仕事をしていた時、複数の総合病院を担当していました。
MRの仕事とはとにかく朝が早いのです。薬を売り込む相手は病院の医師になるのですが、医師とお会い出来る時間は早朝ということが多いのです。
ですから私は毎朝4時過ぎに起きて仕事に行きます。
そんな生活が5年も続きました。
夜は夜で医師の接待に追われます。
ですから仕事が終わり自宅に帰るのは午前0時を過ぎてからなんていうことは本当にざらです。
まさに睡眠時間は1日4時間程度という訳です。
休日は休日で医師や上司とごゴルフや釣りに行く事もあります。
こうなると365日働きっぱなしという感じです。
そんな状態なので体がもうもちません。
私は退職する事を決め、上司に申し出ました。
正直、MRの仕事とは離職率がとても高いのです。
ですので私がやめると言ってもそれはこの業界では日常茶飯事の事。
上司は何の躊躇もなく私の退職の希望を受け入れてくれました。
退職届を書くのは私は初めてでしたが、ネットで書き方を調べ、退職理由は一身上の都合として作り上げました。
退職の理由は仕事が自分に合わないという私の本音をストレートに伝えたのです。
退職の申し出を伝えたタイミングは一応、退職希望日の1ヶ月前という事にしました。
けれども、私の後任になる人が異動でやってくるのは2ヶ月後ということになり、私がしていた仕事の引き継ぎもある関係から、実際に私が退職するのは2ヶ月後になったのです。
MRの仕事を辞めてからは、私は薬とは全く関係のない業界に就職しました。
その仕事もやはり営業です。確かに忙しい仕事でしたけれども、朝の出勤時間は9時ですので以前と比べかなり遅くなりました。
そのおかげで朝は家族と一緒に食事を取ることが出来ます。
夜の接待はほぼなくなりましたから、夕食も家族と一緒に過ごせるようになりました。
休日の接待はあっても月に一回あるかどうかという程度です。
ですので、ほぼ子供の学校のイベントには出ることができるようになったことが嬉しいですね。
また、MRの仕事では給料が歩合制の部分が多かったのですが、新しい仕事はほぼ固定給です。
そのためとても家計が安定しました。
MRの仕事を辞めてからというもの、精神的に安定もしたかなと思っています。
新卒で、正社員として大手製薬メーカーに就職しました。
辞めようと思った理由
・数字の追い込みがきつかった。
営業職なので当然ですが、毎週金曜日に行われる会議が憂鬱で仕方なかったです。
数字が達成していないとその理由をネチネチと問い詰められたのが精神的にきつかったです。
・出勤時間
遠い病院を担当している先輩に合わせるという名目で、八時半始業のところを七時半出勤させられていました。
・借り上げマンション
上記理由のため、実家から通勤できず会社から支給された借り上げマンションに住んでいました。
私は女性なのですが、それにも関わらず一階の道路際の部屋で、マンションというよりはコーポ、ハイツのような名前がつきそうな古い建物でした。
そんな場所に住んだことがなかったので非常に苦痛でした。
場所自体の地価が高いので、家賃は8万程でしたがそのレベルの家になってしまったんだと思います。
六畳一間、何と言っても苦痛だったのが窓に鉄格子がついていたことです。
防犯用だったのですが、自分が収監されたような気持ちになりました。
生まれて初めて精神的にくるものを感じ、住環境の大切さが身に染みてわかりました。
・ルート営業
仕事でも、いつも同じ場所をグルグルと回っているだけ、帰れば監獄のような部屋・・・。
何か自分が小さな世界に閉じ込められてしまっているような窮屈さを感じる日々でした。
営業先との関係性は良好だったので、業務以外の環境が劣悪だったのが原因で仕事が嫌になっていったと言えます。
・辞めようと思った理由
毎日八時くらいまでは残業していたこと、日々六時間程度運転がある環境でストレスや肉体的負荷が過剰となり、運転中に何度も事故を起こし退職しました。
劣悪な環境だったため、とにかく辞めたくて仕方がありませんでした。
上司がパワハラ気味で、それも精神的負荷を強めていました。
会議の前は腹痛になるなど、身体的影響もありました。
・退職の理由はどう伝えたか、伝えるタイミングはいつだったか
ドクターストップだったので、診断書を持参しました。
特に退職を急いでいたわけではなかったので、退職日は会社に任せ、きちんと引継ぎをしてから退職しました。
・新しい職場に転職して、「辞めてよかった!」と思った体験
定時に上がれるようになった
自分で新しい業務を提案し、可決され実行できたこと。(社外報の作成。)
デスクワークなので体力的に楽になった
大好きな学会に出れるようになった
出張にいけるようになった
MRの正社員として内資系製薬メーカーで働いていました。
新卒で入った会社でしたが、まず言えるのはとてもよくしてもらっていたということです。
しかしながら、業務内容が自分の入社前に思っていた姿とやはりギャップがあり、転職することにしました。
辞めようと思った理由は4つあります。
①長時間にわたって拘束をされること
②製薬業界全体に医師に対する接待の精神がまだかなり根強く残っていること
③土日休みではあるが夏や年末のシーズンではかなり拘束され納涼会や忘年会に追われること
④医療関係者へのへりくだり配慮が尋常ではないこと
4つありますが、一番はやはり②に挙げた製薬業界全体に根強く残る接待の精神です。
業界全体で禁止をされたはずの接待ではありますが、医療関係者特に一部の医師は接待じみたことを強要してきます。
私自身は規則違反のことに関してするつもりはありませんでしたが、製薬業界と医師との暗黙の了解があり医師側からの不平不満の声はかなりのものでした。
面と向かって嫌味を言われることもありましたし、「〇〇〇製薬さんはしてくれた」「してくれるのは当たり前」といったようなことから、個人への中傷まで色々と攻め立てられました。
本当かどうかはわかりませんが、接待をしてくれているメーカーもあるようなこともちらつかせてくることもしばしばでした。
規則違反をすることで会社側にも迷惑が掛かることは明らかです。
しかしながら、医師のいうことを聞かなければ大口の取引先を失うことになる訳でした。
この取引先の一件がいちばんの決め手になっていますが、何年にもわたり小さい数々の積み重ねによって退職の決意をしたといえます。
退職の意思はかねてから相談していた上司に伝えました。
引き止められこそしましたが、家庭の事情という体で話を進めてもらいました。
話はその直属の上司以降は引き止められこそすれど家庭の事情ということで意外にもスムーズに進みました。
退職届けは会社が用意してくれたフォーマットがあったので、そちらを記入するような形です。
転職し、別業界に再就職しました。
年収はもちろんかなり下がりましたが、道徳に反することもなく、規則正しい生活を送ることができたことはメリットだったと思っています。
他にも、新卒で新入社員として入社したものの、イメージと違い研修中・試用期間中に辞めてしまった方もいました。
その他のMR(医薬情報担当者)を辞めたい理由・行きたくない理由って?
その他のMRの仕事を辞めたい理由としては
- 女性で男社会になじめなかった
- 仕事がとにかくきつい・辛い
- 仕事が忙しすぎる
などがありました。
MRを辞める方法は、以下に紹介する記事が参考になると思いますが、もし
- 自分から退職を切り出せない、
- 辞めたいといっても強い引き止めに合う
- 即日退職したい
という場合は、この記事の最後までお進みください。
自分で退職するコツ
退職時のよくあるトラブル解決法
もし自分から退職を切り出せない、強い引き止めに合う、即日退職したいなら…
もし自分でMRを辞めたいと言いづらかったり、すでに退職したいと伝えているのに辞められない場合はぜひ、退職代行サービスというものを使ってみてください。
- 今この瞬間から、一言も会社の人と話さず退職できる
- これまで退職を拒否されたことがない
- 訴えられたこともない
- 最短で即日退職可能
- ほとんどの場合は有給も給料ももらえる
- 退職後の手続きや流れを、丁寧に教えてくれる
という特徴があります。
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