生命保険会社、いわゆる生保の世間のイメージは「高収入」「エリート」だそう。
一方で激務・ノルマ・人間関係など、実は「生保がつらい・きつい」「生命保険会社を辞めたい」と言っている方も多いんです。
もしかするとこの記事を読んでいるあなたも、生保に努めていて仕事を辞めたいと思っているかもしれませんね。
辞める理由を考えていたり、退職の切り出し方を考えているところかもしれません。
実は今回、生命保険会社を辞めた方にアンケートを取ってみました。
内容としては
- 生保を辞めたいと思った理由
- 退職理由の言い方・伝え方
- 辞めると伝えたタイミング
- 退職届にはどう書いたか
- 生保を辞めてよかったと思ったこと
です。
実際に生命保険会社を辞めた方が、どういう風に退職を伝えのかは参考になると思います。
その後に、
- 辞めたいといっても会社に辞めさせてもらえない人
- どうしても自分からは「辞めたいです」と言いづらい人、辞めづらい人
- 退職拒否や引き止めを、自分一人だと振り切れる自身がない人
- 今の職場が最悪で、いますぐ逃げたい、今すぐ辞めたい人
- 損害賠償をすると脅されている人
- 給料や残業代は払えない、有給も使わせないと言われている人
- 出社拒否中で、どうすればいいかわからない人
向けに、「退職代行サービス」というものも紹介します。
生命保険会社を辞めたいと悩んでいる方の参考になれば幸いです。
生命保険会社を辞めた5人の体験談:退職理由や言い方、辞めてよかったことなど
※枠内をスクロールしていただくと読めます。
もともとは事務系の管理職業務をしていました。
ある日、外資系の生命保険会社の営業所長から電話があり所謂”ヘッドハンティング”のような形で生命保険外交員として就職をしました。
生命保険会社での勤務は、個人事業主のような形態で働いており給与の保証も休みの保証も無く、完全なら成功報酬型のフルコミッションでの働き方です。
最初の2年間は若干の給与の保証はありますが、その後は完全なフルコミッションに変更となり先行き不安な待遇に疑問を感じ、働き始めて2年少しで退職に至りました。
仕事を辞めようと思った理由は、お金の問題に尽きます。
確かに契約が取れた時の報酬は大きかったのですが、逆に契約がないと経費は完全に自分持ちにも関わらず給与の保証が無く、休みを取る気持ちの余裕もなくなり退職をするに至りました。
生命保険会社の外交員は、売上に応じて収入は青天井です、ですから周りにも若干は成功者と呼ぶに相応しい収入を取っている人はいました。
でも、そんなのはごく一部の例外的な人で、残りほとんどは当てのない将来が分かっていても、なかなか辞める決断が出来ずズルズルと仕事に就いている人を大勢見てきました。
何かのきっかけで、急激に売れるようになる人が居ない訳ではないですが、売れている人は最初から売れているし、売れない人は最初から売れていない、そんな業種だったと思います。
辞めていく人の大半は、お金の問題だと言うことは暗黙にわかるので、上の人間もあまりしつこく止めることはありません。
在職時の自分のお客様への挨拶は引き継ぎなども含め、退職の3ヶ月程度前には辞める決断をして次の人へ引き継ぎ行いました。
生命保険の外交員は非常に魅力的な仕事でもありますが、非常にリスクも伴います。
辞めて一番良かったことは、安定して貰える給与がいかに有り難いかを実感できた事だと思います。
そして、あの辛い経験があったからこそ大抵のことは辛くなくなりました。
二番目は時間の余裕が出来たことでしょうか。生命保険の外交員は自分の自由に時間を使えます、ただしそれは仕事が安定している時だけです。
それ以外は常に仕事のことが頭から離れず心の余裕もありませんでした、安定して定時で帰れ、定期的に休める仕事がとても楽に感じます。
三番目はコミュニケーション能力や仕事を行う習慣を次の仕事に活かせたことだと思います。
生命保険外交員としては上手くはいきませんでしたが、その時の経験は決して無駄ではなかったと思っています。
適当な仕事が見つからない間、周囲の友人に保険会社に勤めている人も多く、一度やってみてもいいかな、と思ったことと、お給料や募集条件もよかったので入社しました。
だいたいの流れは聞いていたので、私としてはある程度心を決めて、初めて勉強することなども頑張って挑戦しました。
会社では、初期の取り組みとして自主的に勉強する場もあったり、みんなの前で一分間スピーチしたり、ある程度の間隔を空けてテストを受けたりが繰り返されます。
私もある程度志も芽生え、テストでも優秀な成績が続きました。この辺りまではモチベーションが絶好調でした。
ところで、同じ時期に入社した中には、年上女性達も多く、中には50代から初める人もいます。
私の席の隣にお喋りな人が来て、その人が講義中に話しかけてきたことで、私が叱責される等のことも、嫌だなとは思うことの一つ。
まだそれは序の口で、次第に仲良く話ができるようになると、ランチにも同じ人達で集ったりするようになります。
その中でも私は年下なので、結構気を遣う場面も多くなりました。
時には、結局は自分の自慢話をしたいためだけに仕事終わりにつきあわされる、ということもありました。
昼間集うメンバー達との話し自体は面白く、楽しさも感じるのですが、実に様々な人に振り回されてしまった、というのが辞める原因になりました。
ある程度勉強が進むと、2,3人で組んでアンケート用紙を持って廻るようになります。
外交経験のある人には得意な事ですが、不慣れな中、一緒に組む人によっては、「勉強したの?」と思ってしまうようなわかってない感じの人もいるのです。
そういう場合のフォローにも年齢の違いもあって気を遣います。
わからない人はどこまでもわからなく、仕事そのものよりも一緒にいる人に疲れることも多いです。
また、部長クラスの人達は当初から権威を振るうような雰囲気があり、何かにつけ、強制的な物言いに、たまらなく不快感を覚えました。
ひと月もすると、従業員のメンバー達に、会社の保険に契約する用紙を持ってきて、「明日中に記入してもって来るように。」などと、半ば強引で、断る余裕を与えないこともありました。
そのうち一人は「あまり続くなら訴える。」と行って出社しなくなり、次第にみんなの輪も乱れがちになっていきました。
私自身は、保険自体の魅力は感じているものの、会社、特に上司のための契約はしたくなく、拒み続けている状態が続きました。
そんな中、大して仲良くなかった年配女性から、何かしら冷たい態度で応じられるようになってもいきました。
そのせいかどうか、ストレス性の胃腸炎を引き起こし、体にも異変を感じ始めたことを機に退社願いを提出した次第です。
勿論、すぐに応じてはくれないと聞いて知っていたので、理由を主人の転勤ということにして承諾を得ました。
転職でこの時の体験は功を奏しています。
一緒に仕事をするメンバーとどこまで折り合いをつけてやっていけるか、それ自体も人として成長できるとも思います。
私は生命保険会社に正社員として入社しましたが、1年間で退職しました。
辞めようと思った理由は、職場環境が劣悪なことでした。生命保険会社は常に人手不足のため、新卒から結果を出すことを求められます。
つまり、ノルマを課せられるのです。私たちの頃は1月に1.5件でしたが、いきなり何のスキルもない新卒に契約を取らせるのは非常に荷が重く感じました。
特に私の担当していた基盤は、生命保険の契約が取りにくかったため、同期よりも契約を取れる件数が少なかったのが上司の目に留まり、酷い時には問い詰められることもありました。
また、採用される際には無いと聞いていた飛び込み営業もさせられたので、仕事がだんだん嫌になってきました。
また、女性だけの職場だったので物事がなあなあに進んでしまうことに疑問を感じるようになりました。
上司は気に入っている子とそうでない子への対応の差が激しく、私は嫌われていたので容姿に対する言葉の暴力を受ける事がありました。
そのようなことが続き、耐えられなくなったのが離職の原因です。
退職の理由は上司からのパワハラだと伝えましたが、課長が取り合ってくれず自己都合退職にさせられました。
それが悔しかったです。
また、退職する1ヶ月前に離職することを伝えました。
「1年で辞めるなんて日常茶飯事だから」と課長に笑いながら言われたことが今でも印象に残っています。
退職届には自己都合と書かされました。
転職して良かったことは3つあります。
1つは、職場に男性がいるので、締まりがあることです。
2つ目は、職場の人間関係が良く、和気藹々としていることです。
これは前職ではあり得ませんでした。
3つ目は、ノルマがないことです。
今は事務系の仕事をしているため納期はありますが、達成することが難しいノルマはありません。
その辺が仕事を続けやすい要因だと思います。
生命保険会社はノルマと人間関係が退職の原因になることが多いので、逆に言えばそこに気をつければ働きやすいのではないかと思います。
大学を卒業後、某大手生命保険会社の法人営業職として正社員で入社しました。
同期は84人おり、全員が出席する入社式が4月1日にありました。
初日ということもあり、大抵の人は時間前に出社しましたが、中には電車の遅延等によって少し遅刻してしまう人もいて、空席もありました。
始業時間が少し経った頃、教育担当の男性社員が突然「ふざけんなよ。時間を守るのは社会人として当然だろ。自覚が足りねえよ。」と言いました。
怒られている内容はよく分かります。
しかしそこに居るのは時間内に来た人たちです。
時間を守っていない人に対して怒るべきだと感じましたし、汚い言葉遣いがとても気になりました。
その後1ヶ月間の研修があり、そこでも多々怒鳴ることがありました。
なんとか研修を終えた頃、配属発表があった後に直属の上司になった人から呼び出されました。
「先輩の○○さんが今週で退職するから、4日で仕事全部引き継いでね」と言われ、突然のプレッシャーに押しつぶされそうになりながら、その日から先輩の担当先の会社へ行きました。
1ヶ月の研修を受けたものの、しっかりとした保険の知識や細かい流れ等分からないまま、がむしゃらに引き継ぎ内容をメモしました。
担当先の会社は3社あり、1日1社ずつしか回れませんでした。
上司や別の先輩が一緒について来てくれたら安心だったのですが、1ヶ月前に入社したばかりの私には荷が重すぎました。
それでも責任感もあったので必死にくらいついていました。
何とか入社2ヶ月が経った頃、私の親戚が重病で入院し、大手術を受けることになりました。
最期になってもおかしくない状況だったのでそれを上司に伝え、半休をいただきたいとお願いしたところ、「あなたが行って、その人の病気が治るの?」と言われました。
当時はまだパワハラという言葉は浸透していませんでしたが、今思うと明らかなパワハラです。
一気に緊張の糸が切れてしまい、この先この職場でやっていける自信がなくなり、退職を決意しました。
上司に退職の意思を伝えたのはその一週間後です。
6月中旬頃だったと思います。
特に理由は聞かれませんでした。
そのまま会社側に言われるがままに退職の書類を書き、6月末付けで退職しました。
後で聞いた話ですが、半年で3分の2の同期が辞めたそうです。
すぐに転職活動をして1社目で次の会社が決まりました。
次は営業ではなく事務職でした。
アットホームな職場で、威圧的なことを言われることもありませんでした。
職場の人と仕事終わりに飲みに行ったり、部署の忘年会でボーリング大会や屋形船に乗ったり、和気あいあいとした雰囲気の中で働けて、改めて転職して良かったと思いました。
雇用形態は業務委託か契約社員でしょうか?
とにかく職場のふいんきがおばさん!というかんじで。
良い方は優秀で綺麗で知的なふいんきで落ち着いていて、良くない方は暴言をぶつけてくるかんじ。
ギャップがはげしかったですが、他の職場に比べて推しが強いというか性格もきついというか、営業で女性となるとそういう方も多いのかもしれませんが、人によって全く違う個人といったかんじの職場でした。
嫌になったのはやはりあまりにも自己主張が強かったり思いやりの無い雰囲気だったからでしょうか。たまたま私が働いていたところが特殊だった気もしないでもないのですが、私達のチームはどこどこで食事をしましょうなど、どうでもいいことをアピールされたり。
とにかく働きづらかったです。
年齢も若かったですし、生命保険がなんなのか良くわかっていなかったのも大問題だったとは今では思えますが。
退職は精神的に疲れてしまいそのまま上司に伝えました。
その際に退職届を上司に言われるまま書いた気がします。
もしかしたら書いてもいないかもしれませんが、あまり覚えていません。
転職先はファーストフードのお店です。
とにかくメニューが美味しいのと社長さんが良い方で同僚の方も感じが良く楽しかったのを覚えています。
研修に参加したり仕事内容も簡単なシェイクを作ったりバーガーを作ったりと生クリームを絞ったりするのが楽しかったです。
同僚と旅行に行ったり食事に行ったりとにかく皆が仲が良くて楽しかったのが転職して良かったなと思うポイントでした。
生命保険も各チームで張り合う必要は全く無いのに何故か妙に絡んでくる人がいたり、私も成績が上がらないと嫉妬の様な気持ちがわいてきたり、成績が上がらなかったらどうしよう?と考えているのも辛かったり、とてもじゃないですが先の計画を立ててなんていうレベルでは無く、そういった精神的プレッシャーが大きかったですから、それから解放され皆が仲良く働けていたのが楽しかったです。
社長さんの立場になれば売上の事などもいろいろあるのでしょうが。
今回は一例として、正社員や契約社員として生命保険会社で働いていた方をご紹介しました。
その他にも派遣社員で生保で働いていた方、新卒で新入社員で働いていたもののイメージと違い、研修中・試用期間中に辞めてしまう人もいました。
特に研修中に生命保険会社を辞める方は本当に多い印象です。
ほかにも「ノルマがきつい」「クレーマーの苦情対応でストレスがたまる」などの退職理由もありました。
ちなみに総合職、営業、事務など関係なく生保を辞める方はいました。
生命保険会社を辞める方法は、以下に紹介する記事が参考になると思いますが、もし
- 自分から退職を切り出せない、
- 辞めたいといっても強い引き止めに合う
- 即日退職したい
という場合は、この記事の最後までお進みください。
自分で退職するコツ
退職時のよくあるトラブル解決法
もし自分から退職を切り出せない、強い引き止めに合う、即日退職したいなら…
もし自分で生保を辞めたいと言いづらかったり、すでに退職したいと伝えているのに辞められない場合はぜひ、退職代行サービスというものを使ってみてください。
- 今この瞬間から、一言も会社の人と話さず退職できる
- これまで退職を拒否されたことがない
- 訴えられたこともない
- 最短で即日退職可能
- ほとんどの場合は有給も給料ももらえる
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