証券会社の世間的なイメージを調べてみたところ、「エリート」「高収入」「激務」というものが見つかりました。
実際、証券会社は激務な場合が多いのですが、やはり浮き不向きがあるようで「証券会社の仕事がきつい・辛い」「証券会社を辞めたい」と言っている方は結構多いです。

もしかするとこの記事を読んでいるあなたも証券会社で働いていて、証券会社を辞める理由や退職の切り出し方を考えているところかもしれません。

 

そこで今回、実際に証券会社を辞めた方にアンケートを取ってみました。

内容は

  • 証券会社を辞めたいと思った理由
  • 退職理由の言い方・伝え方
  • 辞めると伝えたタイミング
  • 退職届にはどう書いたか
  • 証券会社を辞めてよかったと思ったこと

です。

実際に証券会社を辞めた方が、どういう風に退職を伝えのかは参考になると思います。

 

その後に、

  • 辞めたいといっても会社に辞めさせてもらえない人
  • どうしても自分からは「辞めたいです」と言いづらい人、辞めづらい人
  • 退職拒否や引き止めを、自分一人だと振り切れる自身がない人
  • 今の職場が最悪で、いますぐ逃げたい、今すぐ辞めたい人
  • 損害賠償をすると脅されている人
  • 給料や残業代は払えない、有給も使わせないと言われている人
  • 出社拒否中で、どうすればいいかわからない人

向けに、退職代行サービスというものも紹介します。

いま証券会社の仕事で悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。

証券会社を辞めた5人の体験談:退職理由や言い方、辞めてよかったことなど

※枠内をスクロールしていただくと読めます。

大学卒業後に証券会社に就職して、最初は本社勤務からスタートしました。ところが入社2年目からすべての社員は各地の支店に配属されることになり、私も郊外の中規模の店舗で働くことになりました。
株価が上昇していた時期であり、証券会社の正社員としての待遇も良かったので、同年代の人たちよりも高収入を得ていました。

しかし支店のスタッフ一人一人に営業目標が設定されており、ノルマを達成できない場合に、上司から叱責されるのが嫌でたまりませんでした。
私の担当している顧客の中には医師などの富裕層も多く、新規公開株や投資信託の販売は比較的うまく行きました。

 

しかし人事異動で支店長が変わるとノルマが厳しくなり、顧客に営業電話をかける時間が長くなったために、月間残業時間がついに100時間を突破しました。
その一方で購入した投資信託の評価額が下がった顧客からのクレーム電話も増え、次第にノイローゼ気味になりました。

このような出来事があったために、次第に自分自身の健康にも不安を持つようになり、区切りの良い年度替わりに退職することにしました。
会社内では退職の規定も明文化されており、退職届を書式に従って提出する速やかに受理されました。

 

確かに支店長が引き留めたことは事実ですが、トラブルもなく円満に退職することができました。
退職届を提出してから1か月後に会社を辞めることが正式に決まり、仕事を続けながら次の就職先を探しました。

大学の先輩に相談するといくつかの有力な求人情報を紹介してくれたので、その中から建設会社の営業事務の仕事を選びました。
そして無事に建設会社への転職にも成功して、今では法人向けの営業活動に取り組んでいます。

 

現在の職場は大手企業の系列会社であり、仕事量が一定なので残業がほとんどないのが魅力的です。
仕事を定時に終えるとショッピングにも行くことができるので、毎日が充実していると思います。

更に社員の半数以上が中途採用者であり、転職後は丁寧に接してもらえた点にも満足しています。

 

私は名古屋市にある中堅証券会社に大卒後正社員として入社して20年間勤務した後依願退職しました。
辞めようと思った理由は幾つもあります。幾つもの辞めたい理由が重なり合って、ついに退職したという感じです。

通勤時間に片道1時間半かかること、毎日の退社時間は平均9時ごろ、自宅には風呂に入って5時間ほど眠って朝食もそこそこに出勤する、最近体重が減る一方で健康面に不安がある、営業をしているのでノルマがきつい、きついノルマでも達成できればいいのだがそうはいかない、業績が悪いと人間関係も悪くなる、会社が業績不振で早期退職者に割増金をつけると発表したことなどが退職の理由です。 

 

一番堪えたのは業績の悪いことをみんなの前で咎められることでした。
40歳半ばになってこのパワハラには我慢の限界を感じました。

数字ができない社員はごみ扱いされました。
辛抱に辛抱を重ねていたとき発表されたのが早期退職者募集でした。

私はすぐその募集に応じました。   

 

私が退職願を出すと直属の上司はさもあらんという感じで黙って受け取りました。
お前がいたから会社の業績が悪くなったんだと、そう言われているような感じを受け止めました。

会社を辞めるのはこんなにあっけないものかと心の中に悲しみがこみ上げて仕方がありませんでした。好きで入った会社、大学で勉強したことを活かせる好きな仕事だったはずですが、全てが崩れ去る音を聞いた気持ちがしました。   

 

新しい職場を探すには6か月かかりました。
証券会社にいた知識を生かすつもりもありませんでした。

どんな仕事でも運命と思ってやることにしました。
年収は半減覚悟でした。

不思議なことに私が証券会社に就職したての頃の先輩、その方も退職されていたのですが、同じ市内に住んで見えて偶然にも駅頭で会い一部始終を話しました。 

 

彼は私を精密機械を作る企業の事務員に紹介してくれました。
会社は自宅から自転車で10分の至近距離にあり、業績は良く、収入も証券時代の7割程度は貰えます。

家族も疲弊した私の姿を見ていましたから、元気を取り戻した私に大喜びしています。
それにもまして先輩、後輩の人間関係はこんなにありがたいものかと退職して初めて分かりました。

今の会社に定年までしっかりと貢献したいとの意欲で毎日頑張っています。

 

大学を卒業して新卒で入った会社が証券会社でした。
そこでは営業部に所属していました。

初めは直属のリーダーなどに色々教えてもらい、何とか頑張っていこうと努力をしていましたが、日が経つにつれ徐々に営業成績を口うるさく言われるようになり、常に圧力感じるようになってきました。

 

徐々にストレスが溜まっていく中で、自分がこのまま続けていくのはもう無理だなと思ったタイミングが、自分が初めて取ることができた営業成績を直属のリーダーが、自分がサポートしたから今回はやっとお前が取れたんだ、ということを言ってきて、その成功を自分の手柄にしようとさらに上の上司に報告を上げているのを聞いた時に、本当に嫌になってしまいました。

新卒の中で実は自分だけでなく、周りも同じような環境に置かれている同期がいて、どんどん辞めていく中自分も退職希望を伝えたところ、すぐには辞めさせてもらえない感じでした。
その理由が、「すぐに部下がいなくなると自分の指導の責任だと上から責められる。」と、いうことだからです。そんなわけで引き止められるのは正直こちらも困るので、早々に退職届けを自分から出してしまいました。

 

新卒ということもあり、特に引き継ぎ作業もなかったので退職届を出してから数日で、会社を辞めることができてしまいました。
実際に離職率も高いようで、こういったパターンは数多く経験されているのか、特に引き止めとかもなくすぐに受理してもらえたのは非常に良かったと思っています。

退職するのは次の会社を決めてからと思ったのですが、あまりの環境のひどさに耐えられず早々にこの会社を去ることにしてしまいました。

退職届の書き方は、総務の方と相談して一番メジャーな、一身上の都合によりということで書かせてもらいました。
自分でも特にストレスのあまり鬱になったりといった病気になったわけではないので、今後会社と問題を起こすのも嫌だったので一番スタンダードな方法を選びました。

 

その2ヶ月後には新しい会社が決まり、現在では新しい仕事を始めています。
以前とは違い体を使った力仕事ではありますが、人に感謝されることが多く働いて良かったなと思います。

また、上司の方がとても親切で色々と学べることができ、とても気持ちの良い環境だと実感しています。
営業成績など個人同士の争いがある職場よりもみんなで協力して作業するような職場の方が自分には合っていたと思っています。

 

私は3年勤めていた証券会社が嫌になり転職しました。
その時の雇用形態は完全歩合制で、毎月の売上高に応じて給料が決まります。

また、一定水準の成績を挙げられない場合はボーナスはもらえません。
証券会社とは景気が良く株価が上昇気流に乗っている時にはそれこそ、放っておいてもかなり売れますので、毎月の給料も物凄く高くなります。

顧客からの引き合いがどんどんやってくるので、捌き切れず深夜まで残業をする時もあるのです。

 

それでもその分給料が上がるので文句はありません。
けれども景気が低迷するとそれまでの売り上げが嘘のように営業成績は低迷します。

結果、毎月の給料はそれこそ生活が出来ないほど下がってしまいます。
私には家族もおりますのでそんな不安定な収入では困ります。私は安定した収入を求めて証券会社を辞めようと思いました。

 

それまで、私は真面目に仕事に取り組んでいたため、会社に退職を告げましたら所、上司からは引き止めにあいました。
景気が良い時には営業所でトップの成績を連続して取っていたこともあります。

そういった過去の成績から、もし退職を思いとどまるのなら給与水準を上げてくれるとの話も頂戴したのです。
なんとも有難い話ではありますが、それでも歩合制であることには変わりありません。

私はそんな要請を頂きながらもやはり退職をすることにしました。

 

実際の退職日は退職届を出してから1ヶ月後ということになりました。
一応、退職届というものは1ヶ月前までに出すことになっておりますのでそのルールは守ろうと思ったのです。

会社からはその1ヶ月の中で、溜まっていた有給休暇は消化して構わないとのお話を頂戴しました。
有給休暇は10日間、残っていましたので実質、私は退職届を出してから20日ほどで退職しました。

退職届を出したのは初めてでしたが、会社には所定のフォームがありそこに氏名、住所、所属部署、退職理由を簡単に書いて出しました。

 

新しい職場は固定給の会社に勤めました。
確かに証券会社にいた時よりも給料が少ない時もありますが、それでも毎月安定した給料をもらえるということは生活も落ち着いてくるので、とても良かったと思います。

完全歩合制の時は毎月、給料がどれくらいもらえるのかいつもドキドキしていましたが、今は全くそういうことはありません。
毎日安心して仕事に取り組めるのでむしろ仕事のレベルは上がったような気がします。

 

また残業もかなり減りましたので家族と過ごす時間も増えたと思います。
以前は休日も出勤しており子供の運動会など出れませんでしたが、今は学校の行事には必ず出席するようになりました。

証券会社に勤めている時は顧客からゴルフに誘われるようなことが多く、休日も家を空けていることがありました。
けれども今の職場ではそれがありません。時間が出来た事で私は資格を取る勉強が出来るようになりました。

 

派遣社員として証券会社で働いていましたが、職場の雰囲気や人が嫌で辞めました。
はじめにやめようと思ったのは入社してすぐでした。

業務を教えていただく社員の方が、細かすぎるほど細かい方で、その人のルールを守ろうと奮闘するもそれ以上に細かなルールを指摘され続けたことです。
しかもそのルールは社内で決まっているものではなく、その人自身が勝手に決めたルールで、ほかの誰に聞いてもそんなことは決まっていないから気にしなくていいと言われ、それでも毎朝別室に呼ばれては前日の指摘事項を注意されるような状況が続きました。

 

その上、同時期に入った同じ派遣の方はその指摘を気にせずミスしてばかり。
指摘されても反発しはじめ、その間に挟まれた私は次第に胃が痛くなるようになりました。

入社して1ヶ月ほどして、派遣会社に契約更新の取り消しをしてほしいと連絡しましたが通らず、頑張ってと言われてしまったうえ、派遣先企業にも話が行き上長からも何度も呼ばれて面談をしました。

そういったことですぐにやめるとこれから先別の会社へ行っても同じ、仕事を教える社員が細かすぎることはみんなわかっているが、どうにかそれを流しつつ頑張ってほしい、あなたは仕事を理解してとてもよく頑張ってくれているのでやめないで頑張ればもっと長く働ける…ほぼ毎週のように呼び出されて面談し続け、私が間違ってるのかもしれない、もっと頑張ればいいのかもしれないと勘違いしそうになるほど追い詰められていきました。

 

最終的には、同じ職場にいた先輩の派遣の方が次は契約更新しないよと話していたので、やっぱり私ももう無理だと思い更新しませんと伝えました。
最後にしませんと伝えたのは契約更新の意思確認の時だったので、退職の1か月前です。

退職の理由はすべて、正直にお話ししました。
派遣社員だったので退職届は記入していません。

 

その後1~2か月後に別の職場へ転職しましたが、辞めてよかったのがまず体調がもとに戻ったことです。
毎日胃が痛かったのがなくなり、体が軽くなった気がしました。

次に、仕事を考えて取り組めるように変わりました。
証券会社では言われたことをルール通りにすべてこなせばいい、工夫もいらない、何もしなくていいと言われていたので逆につらかったです。

 

そして、自分の将来のことを考えて仕事を探そうと改めて前向きになれたことも良かったです。
証券会社勤務の時は、業界に興味も持てず、パワハラも多かったので希望が持てませんでしたがその場を離れてみて、やっぱりこのままじゃだめだと思い直し、希望をもって頑張っていこうと考えられるようになりました。

 

今回は一例として正社員や派遣社員として証券会社で働いていた方を紹介しましたが、ほかにも契約社員で証券会社で働かれていた方、新卒で新入社員として証券会社に入社したものの、あまりにきつくて研修中に辞めてしまった人もいました。

特に3年目、1年目、3カ月の新人で証券会社を辞める人は沢山いました。
また営業、事務、リテールなど関係なく証券会社を辞めたい人がいました。

その他の証券会社を辞めたい理由・行きたくない理由って?

その他の証券会社を辞めたい理由としては

  • ノルマがきつい
  • クレームに疲れる
  • うつ病になった
  • ストレスがたまる
  • 体育会系についていけなくなった
  • (女性で)男社会になじめなかった

などがありました。

 

証券会社を辞める方法は、以下に紹介する記事が参考になると思いますが、もし

  • 自分から退職を切り出せない、
  • 辞めたいといっても強い引き止めに合う
  • 即日退職したい

という場合は、この記事の最後までお進みください。

自分で退職するコツ

退職時のよくあるトラブル解決法

もし自分から退職を切り出せない、強い引き止めに合う、即日退職したいなら…

もし自分で証券会社を辞めたいと言いづらかったり、すでに退職したいと伝えているのに辞められない場合はぜひ、退職代行サービスというものを使ってみてください。

  • 今この瞬間から、一言も会社の人と話さず退職できる
  • これまで退職を拒否されたことがない
  • 訴えられたこともない
  • 最短で即日退職可能
  • ほとんどの場合は有給も給料ももらえる
  • 退職後の手続きや流れを、丁寧に教えてくれる

という特徴があります。

 

自分が退職できる状態かどうかの無料相談は、24時間…つまり今この瞬間でも出来ます。
詳しくは以下の記事を読んでみてください。

⇒退職代行サービスの仕組み、流れ、値段、法的な問題などについて