受付の世間的なイメージを調べてみたところ「楽そう」「出会いがあってうらやましい」というものが多かったです。
これ、実際に働いている方が見ると「とんでもない」とおっしゃるかもしれませんね。

それくらい受付のお仕事って、意外と入れ替わりが多いです。
「受付の仕事が辛い・きつい」「受付を辞めたい」とおっしゃっている方も結構多いんです。

もしかするとあなたも今受付の仕事をされていて、辞める理由を考えていたり退職の切り出し方を考えているかもしれません。

 

そこで今回、実際に受付を辞めた方にアンケートを取ってみました。

具体的には

  • 受付を辞めたいと思った理由
  • 退職理由の言い方・伝え方
  • 辞めると伝えたタイミング
  • 退職届にはどう書いたか
  • 受付を辞めてよかったと思ったこと

です。

実際に受付を辞めた方が、どういう風に退職を伝えのかは参考になると思います。

 

その後に、

  • 辞めたいといっても会社に辞めさせてもらえない人
  • どうしても自分からは「辞めたいです」と言いづらい人、辞めづらい人
  • 退職拒否や引き止めを、自分一人だと振り切れる自身がない人
  • 今の職場が最悪で、いますぐ逃げたい、今すぐ辞めたい人
  • 損害賠償をすると脅されている人
  • 給料や残業代は払えない、有給も使わせないと言われている人
  • 出社拒否中で、どうすればいいかわからない人

向けに、退職代行サービスというものも紹介します。

いま受付を辞めたいと思っている方の参考になれば幸いです。

受付を辞めた5人の体験談:退職理由や言い方、辞めてよかったことなど

※枠内をスクロールしていただくと読めます。

雇用形態は正社員でした。

やめようと思った理由は

  • 1.忙しすぎて休みが取れないこと
  • 2.給料が上がらないこと
  • 3.ボーナスが出ないこと
  • 4.人が足りなくもちろん有給休暇も使えないこと
  • 5.残業代も支払われない

今で言うかなりブラックな会社でした。

 

某有名な板金、車検をやっている会社の受付をしていました。
毎日何十件とかかってくるお客様からのお問い合わせの電話対応、その合間をぬっての書類の作成、また車検整備もやっていたので人が足りないときには車検場にお客様の車を運転し、通検しに行ったり…

毎日が休憩時間も取れないような忙しさでした。
個人経営の会社でしたので、社長は現場を全く知らず現状把握をせず人も雇わず、、、

 

そんな環境の中、代わる代わる人が辞めては新しく入りの繰り返しで、長く勤めている人が新人教育をしないといけいですし、どんどん仕事が大変になると言う悪循環。
そこで新しい職場を探し辞める決心をしました。

辞めたいと申し出てから次の新しい人が入るまで居てほしいと言われましたが、もうさすがに我慢の限界でしたので1ヵ月と言う期間を決めさせてもらい退職いたしました。

 

受付は2人体制でしたが、私が止めてからは新しい人が入ってこなかったようで、社長の奥様がお手伝いに来ていたようです。
やはりそんな会社は長く続かないようでその数年後、同時経営していたスタンドも次々と潰れ、会社自体かなり縮小されたようです。

社員を思いやれない会社は伸びないと実感しました。
ただ社長の家は代々大地主でしたので、アパートやマンションの賃貸収入があり、自分たちの暮らしは変わらずといった感じでした。

その経験から個人経営の会社には絶対入らないと決め、ある程度大きな組織でしっかりとした制度がある会社を慎重に選び転職しました。

 

新しい職場は物流の会社でしたが、きちんとした保証もあり、有給ももちろん使えますしボーナスなどの待遇も良いものでした。

その会社で結婚し出産するまでお世話になりました。
転職してよかったです。

 

短大を卒業後、地元の歯科医院に就職しました。
受付兼歯科助手という職種で未経験可だったので応募し、働くことになりました。

夫婦経営の歯科で私が入社したときは正社員とパートの歯科衛生士さんが二人とアルバイトの受付の方がいました。
その正社員の歯科衛生士の勤続年数も8ヶ月で、私の前任の方も引き継ぎなしで辞めてるところから、ちょっとやばいところに就職してしまったかもと思いました。

 

案の定、パートの歯科衛生士さんは私が入って3日立った頃に突如来なくなってしまいました。
受付の仕事は院長のお母さんがすごく良い方で優しく丁寧に教えてくれました。ですがそのお母さんもヘルプで来ているだけだったので3日ほどで来なくなりました。

それからは歯科衛生士さんと、歯科医夫婦に仕事を教わるのですがそれがとても威圧的で精神的にしんどくなっていきました。
受付をしていても遅いとばかりに歯科衛生士に押されたりいつも舌打ちをされたりと散々な扱いを受けておりました。

 

歯科医夫婦もかなりあたりがきつかったです。
未経験者を雇っているにも関わらず最初から仕事ができることを求められ本当に当時はしんどくて朝仕事に行くのが辛かったです。

しかも開業医の歯科医院なのでお昼休みがかなり長いんです。
そんな中すごく意地悪の歯科衛生士と二人きりの気まづい空間が二時間半も続き地獄のようでした。

 

唯一仕事の愚痴を相談できるアルバイトの受付の子も全く同じ感情をもっていて私も限界だから今月いっぱいで辞めようと思ってると言われました。
私はアルバイトではなかったのでしばらく頑張ろうと思っていましたが、生理がこなくなったのをきっかけに辞めることを決断しました。

入って3週間ほどでしたが院長に2週間後に辞めたいと申し出ると1ヶ月後でないと困ると言われました。
こんだけひどい扱いしといてよく言うわと思い、法律的には2週間前で辞めれるはずだというとその日の帰りに呼び出され明日から来なくてけっこうですと給料を渡されました。

 

びっくりしましたが一刻も早く辞めたかったのでせいせいしました。
それからは絶対に少人数の職場では働かないと決めました。

少人数の職種は合う人が1人もいない可能性があるのと関わりが濃くなってしまうので合わない場合は本当に最悪です。
その後一般事務に転職してそこでは長く働くことができました。

 

受付の種類や会社の規模、形態によって違うと思いますが、私の場合、クリーニング品の受付の仕事をしていました。
その仕事は、仕上がり品を渡すまでの作業工程の中でも大きな役割を果たします。

携帯ショップなどと同様、沢山の説明を来店するお客さんに伝えるため、当然研修段階においてもかなり覚えることがあります。
早朝会議に出席するなど、入社時点では知らなかった様々な気苦労が発生します。当時まだ保育園児の子供がいた私には、朝の会議出席は面接時にも聞いてなくて、今でこそ穏和化されてきているものの、こうした半強制的なことは幾つかありました。

そのため、入社数か月で続けることが難しい、と思って退職を考えたことは何度もありました。

 

 

クリーニング工程や本社での仕事、本社から依頼される報告書のまとめについてなど、受付担当者が対応することに加え、問題発生の時、工場や本社がフォロー体制にない会社では、本当に板挟みになってしまいます。
クレームや事後処理、遅延など、工場の落ち度や連絡事項などはこちらがフォロー体制になるのに、こちらの説明不足や、お客さんの理不尽な要求などについて、会社がフォローしてくれることは皆無です。

工場自体も、本社側からフォローされることがないため、みな自身の保身で精いっぱいなのです。
そうした状況から試練が幾つも積み重なり、ハローワークなどにもいい報告がいかないこともあるのでしょう。私が退職する頃には、人員不足で集配業務に就く人が受付の仕事をするほどでした。

 

勿論、連携がうまくできている会社もあるとは思いますが、ファミリー経営で身内に優しく、社員には超厳しいのが社員全員が把握しているが逆らえない、受付担当者は常に変化していく繊維について学び、幅広い世代との対応力が求められます。それだけスキルとしては上昇していく利点もありますが、ある時、本社の思慮不足で「退場日セール」と「衣類セール」を重ねて打ち出してしまい、受付スタッフは協力しあっても夜中まで作業に追われたことがありました。

それがセール期間中続きました。作業内容として、検品して工場へ出荷するまで終わらせることが含まれているからです。

 

この時点でも、上まで報告がいくと職員が困る自体になるため、サービス残業が確定してしまうなど、幾つも闇を見てきました。
6年経過してから、これ以上家族を犠牲にしてまで仕事できないこと、精神的なストレスが身体にも異変をもたらし始めたことを考え、やむなく退職を相談することになりました。

幸い、病院での診断内容などを語って職場に落ち度がないなどを上手に伝え、とりあえずは「一時的な休職」扱いで勤務から外れた、そんな感じです。
その間にも次の仕事を探し、まずは落ち着いている段階です。

 

今は事務員として働いていますが、アットホームな職場で、経理、作業員、支店長がいてくれるため、自分一人で責任を負う、などもありません。
また、何でも相談しあいながら進めていけるので、とても落ち着いた心境で一日仕事ができます。

受付の仕事は「一人で気が楽」ということがありましたが、作業員の方たちと共に一つの仕事を幾つもの工程を交えながらともに完了させていく喜びもあります。
一人で気が楽、という受付の利点もありますが、やはりいろいろ体験してみてわかることは多く、自分にあう仕事というのは、まだまだ他にあるのかもしれません。

 

企業の総合受付を契約社員としてしていました。
やめようと思った理由は主に同僚とうまくやっていけなかったためです。

契約社員としてその企業に応募する時、私は内勤の事務職希望でした。
しかし、面接の際に対応してくださった方が私の笑顔を褒めてくださり「ぜひ受付業務へ」ということで受付の仕事をはじめました。

 

同僚はみんな雑誌から飛び出たような外見を追求することに興味があり、また、話題もおしゃれや食事会などのことばかり。
仕事を怠けてばかりということはないのですが、仕事のノリがなんだかアツい部活の延長でした。

それなりにおしゃれも好きで、意図はしていないのですが派手な外見を持つ私の中身は本当はいたって地味なんです。
みんなの話題についていけず、会話を全く楽しいとも思えず、部活のようなアツいノリの仕事の仕方にも新米の私は口を出せず。本当にストレスでした。

 

そんな時、新米の私が総合受付の業務から役員以上の方のいるフロアの受付へと異動になりました。
出世というわけではありませんが同僚の目は冷たく、ツンとすましているあの子は体でとった出世などと言われました。

まわりの方も「さわらぬオンナに祟りなし」という感じで見て見ぬ振りです。
覚えることもたくさんあるのにいつもひとりで、私はうつ気味になり、退職を決めました。

退職は1ヶ月前に「体調不良」と伝えました。

 

新しい仕事につくまでは数ヶ月かかりましたが、小さな編集者の事務兼編集者としての仕事を見つけることができました。
お給料は下がってしまいましたが、マイペースでコツコツと仕事をできる環境に変わり、心が満たされていくのが実感できよかったです。

受付の仕事を得る時に褒めていただいた笑顔が戻ったことも心配していた家族にも私にとっても安心できることでした。
それまではウツでずっと能面みたいな表情でした。

そして、受付の仕事受ける際に「絶対、私に向いていない」と思いながら受けたことを猛反省し、これからはどんなことでもおしに負けず自分の意見をはっきりいっていこうと強い自分になれたこともよかったです。

 

関東の大手メーカーの受付を短大卒業後にしていました。
先輩と組んで仕事をしていたのですが最初の頃はとても優しかった先輩が、私が仕事に慣れてくるに従い段々嫌みが多くなり、それまではプライベートでも一緒に出掛けたりするほど仲良くしていたのに職場以外では一切会わなくなり仕事でも必要最低限の会話しかしなくなりました。

アポなしのお客様やクレームのような内容のお客様が来たりした時にはほぼ全て私に回してきて面倒な件は知らないふりをして、ほとんどの業務を私がやっているような状態になっていました。
私が何か先輩の気に触るような事をしてしまったのかもしれませんが、同期に相談する以外方法がなく辛かったです。

 

しかし1年後先輩が寿退社した事で我慢してきて良かったと思いました。
でもほっとしたのもつかの間、新人が悪い子ではないのですがあからさまに玉の輿狙いで自分が気になっているお客様とそうでない方との態度が違い過ぎて、フォローする私はヘトヘトでした。

その上会社側は少しでも若い子の方が良く女は結婚して辞めるのが普通という時代だったので、日に日に私へのあたりが強くなってきて居心地が悪くなってきました。
後輩の仕事のやり方に疲れている上に会社側からの笑い話のようにしながらの肩たたきの圧力に段々耐えきれなくなった私は田舎に帰る決心をしました。

 

仕事先が決まってからではなく、とにかく1日も早く実家に帰ろうと思い退職願を提出しました。
会社側は詳しい事を聞いてくるわけでもなく喜んで受理しました。

3週間後私は田舎でJAの事務の仕事を見つけて就職しました。数字関係にあまり強くなかったので仕事を覚えるのは少し大変でしたが、職場の人達はみんな優しく親切でした。
年齢の近い子が多く話もあい仕事帰りに食事に行ったり飲みに行ったり休日も遊ぶような仲になりました。

近所のお馴染みさんが採れたての野菜を持ってきてくれたり他愛ない会話で気持ちが温かくなったり、穏やかな気持ちで日々を過ごす事が出来ました。戻って来て本当に良かったと思いました。

 

今回は一例として正社員、派遣社員で受付をされていた方をご紹介しました。
その他にも、派遣社員やパートとして受付をされていた方、新卒で新入社員として受付になったもののストレスや「仕事がつまらない」という理由で研修中・試用期間中に辞めてしまう人もいました。

また受付を辞めたい職種はディーラー、クリーニング、クリニック、整骨院、歯医者、病院、眼科、美容室、美容外科などが多い印象でした。

 

受付を辞める方法は、以下に紹介する記事が参考になると思いますが、もし

  • 自分から退職を切り出せない、
  • 辞めたいといっても強い引き止めに合う
  • 即日退職したい

という場合は、この記事の最後までお進みください。

自分で退職するコツ

退職時のよくあるトラブル解決法

もし自分から退職を切り出せない、強い引き止めに合う、即日退職したいなら…

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詳しくは以下の記事を読んでみてください。

⇒退職代行サービスの仕組み、流れ、値段、法的な問題などについて