今回、実際に「仕事を辞めたいと言えない」「退職を伝えるのが怖い」と悩んでいた方が、最終的に上司にどう伝えて、無事退職できたのかアンケートを取ってみました。
面談での退職の切り出し方、話し方の参考になると思います。

そして記事の最後には、「私たちの代わりの第三者に退職を伝えてもらって、(早くて)今から一日も会社に行かず即日退職する方法」もご紹介します(今すぐ知りたい方はこちら)。
上司が怖くて直接退職を言い出せない方、二度と合わずに退職したい方は結構便利だと思いますので参考にしてみてください。

退職すると言いづらい理由

私たちが仕事を辞めると決めてから、大きなハードルが一つあります。
それが「退職の切り出し方」です。

この「仕事を辞たいと言いにくい」というのが理由で、ズルズルと退職を先延ばしにしている方も多いです。
でも、気持ちもよくわかります。

 

例えば辞めたい会社がパワハラ気味、ブラック気味の会社だと、面談で退職を切り出すのは怖いですよね。
もしかすると逆上して怒ったりキレたりするかもしれませんし、現状が今よりもっとひどくなるかもしれません。

人手不足の場合も退職を伝えられる雰囲気ではないと思いますし、なかなか切り出せないと思います。

また逆に職場に全く不満がなくて、むしろいい人ばかりでも退職を伝えるのは辛いと思います。
相手はきっと悲しい顔をするんだろうな…と想像すると、会社を辞めるとはなかなか言えませんよね。

 

11の退職の切り出し方

※枠内をスクロールしていただくと読めます。

 

<1.結婚が決まったタイミング>

7年ほど、事務職をしておりました。
仕事内容もあまり興味のあるものでもなく、人間関係がひどかった時期もあったので、常に辞めたいと思っていました。

しかし、私の場合、手に職があるわけでもなく何か特別なことが出来たわけではなかったので、転職も難しく辞める理由も大したものではなかったので、なかなか退職を言い出せずずるずると働いていました。
そんな中、結婚が決まりやっとそれなりの退職理由が出来たと思いました。

 

当時の上司に退職したいと話をした所、何とか通えないかと聞かれました。
嫁ぎ先が、会社から電車で3時間くらい離れた所だったので厳しいよね…と納得して頂けました。

古い考えの会社だったので、結婚などの最もな理由でないとなかなか認めてもらえない風潮は嫌でした。

 

<2.契約更新の時>

今年の7月、それまで10年以上勤めた会社を退職しました。
派遣社員でしたが所属していた部署の中では一番長く在籍している女性となり、いろいろと面倒なことが降りかかってきそうな気配はありました。

業務としては、社内システムへのマスタデータ投入やいろいろな調整を自分と社員さん数名で担当していました。
そんな中、一番メインだった人が、昨年突然異動してきた業務の理解が全くできていない部長に嫌われたか何かで3月末で異動となり、部署内で私よりシステムに詳しい人がいなくなってしまいました。

 

派遣社員の自分としてはこれ以上負担が増えるのがありえない話だったのと、このままここにいるのかということを悩んでいた時期でもあったので、契約期間が切れる7月での退職を考え始めました。
ただ、新任で入ってきた方は勿論、部署内にもリーダーシップをとって他部署との調整をできる人が誰もいない状況に、なかなか退職を言い出すことができませんでした。

自分が抜けたら、この部署というよりは、他部署やお客様に迷惑がかかることが目に見えていたからです。
ですが、心身への影響が出始めたこともあり、退職の意思は変わりませんでした。

 

7月末の契約満了と今までたまっていた有給休暇(約20日)を全部消化しながら引継ぎができる期間を鑑み、6月に入ってすぐに派遣会社の担当の方に「次回の契約更新はしません」と伝えました。
引き止められるかと思いましたが、派遣会社の方は思っていたより私寄りに感じていることもあったらしく、快く申し出を受けてくれ、勤務していた部署に申し入れをしてくださいました。

一緒に働いていた部署の方々からは、なぜ辞めるのかという引き止めはありましたが、私も、辞めたいということより次へのステップを踏みたくなったということを前面に押し出すと、残念に思って下さっていたようですが、最後は背中を押していただくことができました。
おかげさまで、退職を決心してから思い描いていたスケジュールで退職することができました。

 

<3.近い関係の人に話を回してもらう>

清掃会社に勤めていた時のことです。
退職を決めたのはその年の9月でしたが、11月半ばになってもいえませんでした。

まるで女子に愛の告白をするように言いづらかったと覚えています。
現場状況的に絶対に良い顔をされないとわかっているからです。

 

本当はこの手の連絡は課長に一番にいれないといけないのですが、言い辛いので、一番歳の近い主任を休み時間に訪ねて報告し、そこから課長にまで話を回してもらいました。
年内には辞めて、引っ越しをしないといけなかったのですが、伝えたのは11月仲がでギリギリでした。

原則では退職2週間前には報告をしないといけないことになっていました。
会社の人間には案の定嫌な顔をされて引き止められました。

しかし私には実家に帰ってやらないといけない仕事があったので振り切って、辞めました。

 

<4.転職先が決まったとき>

会社の先輩が、他の部署の女子社員にセクハラをしていたことがわかり、さらに会社は隠蔽しようとし、加害者の社員もそのまま、働き続けていることを知り、嫌気がさして転職活動をしました。
奇跡的に一社で内定が出たため、思ったより早く退職できそうになり、いつ言うか悩みました。

しかも直属の上司とは、セクハラ社員をそのままにしている件で一度揉めたこともあったため、妨害されたらどうしよう、と心配でした。
しかし早く辞めたかったため、内定が出て承諾メールを出した1週間後の朝、出社早々上司に「お話があります」と会議室にお呼び立てし、転職先が決まったので来月いっぱいで退職させてください、と告げました。

 

次の仕事の開始日も決まっており、有休もとるつもりでいたため、勇気を出しました。
結果は意外とあっさり了解をもらいました。

おそらく上司としても、セクハラを知る社員がひとりでも減る方がよかったのでしょう。
退職理由としては、きちんとセクハラの社員がそのまま働く環境がストレスだから、と伝えて辞めました。

辞められてよかったと思います。

 

<5.体調不良になったのをきっかけに>

私はどちらかというとブラック企業の様な所で勤めていたので当然なかなか退職を申し出る事もできませんでした。
退職を申し出るきっかけとなったのは私の体調不良です。

普段は風邪一つ引かない様なタイプなんですが、急激に体調不良に陥って簡単に治る感じではなさそうでした。
病院にもいって、通院や安静が必要だというちゃんとした診断書も貰ったのでそれを証拠といったらなんですが、それも合わせて説明して…といった感じです。

人手不足もあった為に快くは思ってなかった様に感じましたが、普段1日も休む事なく出勤をしていた事もあるし、嘘とは思ってない様だったし。
本当に体調不良で精神的にも体力的にもきていて、結構きつかったですが、辞めれるきっかけを作る事が出来て良かったなって思ってます(笑)

 

<6.退職理由に嘘をついて>

塾の講師としてアルバイトしていたときのことです。
社員の塾長を含めて、いい人が多く、人間環境にも恵まれた職場でした。

この塾講師のアルバイトを辞めるにあたって、給与や勤務時間などでの不満があり辞めたい、と思っていたのですが、みんな仲が良く人間関係の良さからなかなか言い出せずにいました。

また、私が辞めたいと思っていたタイミングに他のアルバイトで大学卒業きっかけで辞める人がいたため、人手不足に拍車がかかることもあり、とても優しい塾長にそこまでの負担を強いることへの抵抗などから、辞めること自体を躊躇してしまいました。

 

ただ、結果的には、やはり待遇面の部分で続けていけないと思ったので、辞める2ヶ月前ぐらいに、大学の授業が忙しくなるから、もう塾講師をしている時間がないという嘘を申し立てて辞めることとしました。
塾長は非常に困惑していましたが、元来非常に優しい人ですので、特に苦言を呈することなく受け入れてくれました。

 

<7.妊娠をきっかけに>

大学の総務部に所属して、電話交換手をしていました。
そもそも、採用時に「長く勤務してくれる方」と言う募集内容で採用をされていました。

面接当時は、勿論長く勤務するつもりで応募しましたし、辞める事など考えていませんでした。
ですが状況が変わったのが妊娠がわかったからでした。

 

職場的に若い人があまりおらず、前例が無かった為、一緒に電話交換手をしていたのが、母親と同じ年齢の女性だったので相談したところ「正直辞められたら困る。でも身体が大事だから言った方が良いね」との返事が返ってきて。当の私も妊娠するとは思っておらずまだまだ働く気でいたので就職をしてしまった為、毎日悩みました。

でも勇気を出して言わなくちゃと思い課長に話に行くと「仕事慣れてきたね。教授からのクレームも無いから頑張ってね!」と笑顔で激励され…。どんどん言うタイミングを逃していきました。
長く勤めたい言って採用して貰ったのに、信頼して貰っているのに言い出さなければいけない状況が日が経つに連れて体調の悪さに繋がって言ってしまって。

 

結果的に、主人にも心配をかける状況となり入社から三ヶ月で妊娠した事を告げると、意外な返事が返ってきました。
「もっと早く言ってくれれば良かったのに、身体辛そうなのそのせいだったのか。」と予想外に優しい言葉が返ってきて、なんの問題も起こらず円満退社をする事が出来ました。

皆の優しさから余計に自分の計画性のなさが社会人としてどうだったのだろうと今は反省しながら振り返ります。
嫌なこと、不安な事は後回しにせずきちんと伝えると言うことを学んだ出来事でした。

 

<8.直属の上司より上の役職の人に相談して>

直属の上司に退職したい旨を伝えたとしても、必ず引きとめられてしまいます。
そうなると噂が広まってしまい、辞められない雰囲気になりそうでした。

しかし、働き続けるだけの気持ちはなかったので、どうすればスムーズに退職できるかを考えました。
その結果、直属の上司より何段階も役職が上の人に伝えました。

 

運良く周囲に人がいない状況になったので、意を決して退職したい旨を伝えまして、少し驚いた様子でしたが、無事認めてもらうことができました。

いきなり役職が上の人に伝えてしまったため、直属の上司は怒っていました。
しかし、少々強引なところはあったと思いますが、どうしても辞めたかったので今になって考えるとベストな選択だったと判断しています。

 

<9.たまたま上司と二人きりになったときに>

仕事上の問題で上司と意見が対立して自分の意見に従えないのなら必要ないと上司に言われ仕事をするのが辛い状況にありました。
このまま仕事を続けるより退職しようと思いましたが、退職するのを上司に言い出せずに困っていました。

退職するのは最低1ヶ月前には、伝えなければいけないので早く辞めたかった私は1週間くらい退職を言い出せずにいましたが、その後ちょうど上司と2人になる時間があったのでその時に退職したい意思を伝えました。

上司は、自分のせいで辞めるのかと言いながら戸惑った様子でしたが考えが変わらないのなら仕方がないと、意外とあっさりと退職を認めてくれ何だか複雑な気持ちになりました。
こんなことなら1週間も悩まずに、もっと早く退職したいと伝えれば良かったと思いました。

 

<10.業務面接のとき>

システムエンジニアをしている50代男です。退職を考えるきっかけは、あたらなキャリアを形成したくて職を探していたところ、人材募集の話があったことです。
定年まであと少しの段階で会社を辞めるか、転職するか迷いましたが、結論として辞めることを決意しました。

当時、あるプロジェクトの進行の途中であったため(退職の希望を)言い出せませんでした。
プロジェクトが完了して後処理が終わると見込まれる3か月前に退職を伝えました。

 

タイミングは業務面接の時。相手は部長。端的にやめる意思を伝え、理由も添えて話しました。
その場での反応としては非常に驚かれ、まず反対されました。

(本当にそれで良いのか)意思を何度も聞かれました。
直ぐに結論は出ませんでしたが、数週間をおいてまた話をしたところ、受け入れてくれました

 

<11.朝礼の時>

なかなか退職したいと言い出せなかったけど、自分の人生を充実させたかったので、思いきって、店長に話をすることにしました。
朝礼の後に、お話があるので、いつでもよいので、時間下さいと言うと、時間をとってもらえました。

その時間で、辞めたい理由や意思を表すと、了解してくれました。
私は、私の人生を充実させたかったから、転職したかったです。

 

私の働いていた、アパレルのお店は、売り上げも下がり気味で、嫌でした。
私は、やっぱり、やりがいを感じる仕事をしたかったから、転職したいと、しっかり伝えました。

意思が強かったので、店長も納得してくれました。
引き継ぎがあったので、その後2ヶ月働いて辞めました。

本当に辞めるのを言い出すのは、勇気がいりましたが、自分の人生だから、我慢したくない気持ちが強かったです。

 

いかがでしょうか?
みなさん色々な方法で退職を切り出してますよね。

但し体験談を見ていてわかるのは、

  • 特にブラック企業は引き止めにあいやすい
  • これまで関係が良好だと、あっさり受け入れてくれることも多い
  • 退職の申し出が怖い場合は、直属の上司でなく話しやすい人に相談するといい
  • 辞めざる負えない嘘の理由を伝える人も多い

ようでした。

(退職の嘘の理由は以下の記事を参考にしてください。
⇒確実に退職できる嘘の【退職理由】 おすすめ11選!

 

また退職を伝えるタイミングとしては、

  • 上司と二人になったとき
  • 朝礼の後
  • 繁忙期が過ぎたとき
  • 忙しくなる前

などが多かったです。

退職を切り出す曜日で多かったのは…

当サイトは2018年に開設し、すでに数百名の方が当サイトを通じて退職されています。
そこそこデータも溜まってきているので、せっかくなので「退職を伝えた曜日のタイミング(=退職代行サービスを申し込んだタイミング)」を公開します!

 

上のデータを見ると、退職を伝える曜日

  1. 月曜日
  2. 火曜日
  3. 木曜日
  4. 水曜日
  5. 金曜日
  6. 日曜日
  7. 土曜日

の順に多いことがわかりますよね。

やっぱり月曜日は楽しい土日を挟んでの憂鬱な一日の始まりなので、退職の申し出をする曜日として圧倒的に多いです(ちなみに自殺する人が最も多いのも月曜日です)。

 

一方で土曜日と日曜日は会社の事を忘れられますし、退職代行サービスは土曜日や日曜日でも対応している事を知らないのが原因で、この曜日に退職を言う方は少ないんだと思います。

(言うまでもなく、自殺率も土曜日が一番低く、次に日曜日が低いです)

 

まぁ円グラフにしてみますと、以下のようにほとんど均等なので

どの曜日に退職を切り出しても同じだと思います(笑)

退職すると言いづらい人に最適な方法は?

この記事ではいくつか退職の切り出し方を紹介しましたが、正直

  • ブラック企業に勤めていたりすると、上司も何を言っても理解してくれない人も多いですし
  • パワハラ気味の会社だと、退職を切り出す=タブーで何をされるかわかりませんし
  • 退職までの期間、もしくは退職後にどんな嫌がらせをされるかわからない

といった怖さもあると思います。

そういう時にはぜひ、三者が代わりに退職を伝えてくれる退職代行サービスを使ってみてください。
このサービスを使えば、連絡は全て代行業者を通じてとなりますから、私達は一言も上司と話さず、また会わずに退職できますよ。

 

他にも退職代行サービスには以下のような特徴もあります。

  • これまで退職を拒否されたことがない
  • 訴えられたこともない
  • 最短で即日退職可能
  • ほとんどの場合は有給も給料ももらえる
  • 退職後の手続きのサポートもしてもらえる

詳しくは以下の記事を読んでみてください。

⇒退職代行サービスの仕組み、流れ、値段、法的な問題などについて