最近では、うつ病で会社を辞める人は全く珍しくありません。
職場で精神的に辛いことが多く、うつ病で会社を休職したり退職したりする方は沢山います。

その一方で、まだまだ「うつ病」を「甘え」だと考えている人も多いです。
私たちが上司にうつ病だと告白しても、「これくらいで何言ってるんだ」「俺もアイツもうつ病じゃないのに、お前だけなんておかしいだろう」など、叱責やモラハラを受けることがよくあります。

そういうわけで、うつ病で本当に仕事に行けないのに、上司に言えない方がほとんどだと思います。

 

でもご存知の通り、うつ病は悪化します。

今回色々な方にアンケートを取ってみたのですが、うつが悪化して

  • 動悸
  • だるい
  • 不眠
  • ふるえ
  • 下痢
  • 幻聴
  • 幻覚
  • 吐き気
  • イライラ
  • めまい
  • 物忘れ
  • 無気力
  • パニック
  • 突然泣く
  • しんどい
  • 頭痛

が出るようになり、仕事に行きたくても行けないようになって、挨拶なしでバックレ退職してしまった方もいました。

 

もちろん「うつ病」が本当に辛くて「バックレでもいいから辞めたい」と思っている方もいると思います。
ただ突然の無断欠勤は懲戒解雇、給料や退職金が振り込まれない、退職後に転職に必要な書類を送ってもらえないなどのリスクがあります(損害賠償は通常ありえません)。

ではうつ病で退職する時に、上司に拒否されにくい辞め方って何でしょう?

 

そこで今回、実際にうつ病で会社を辞めた方にアンケートを取ってみました。

具体的には

  • うつ病になった会社の体験
  • 退職理由の言い方・伝え方
  • 辞めると伝えたタイミング
  • 退職届の書き方
  • うつ病で仕事を辞めて良かったと思ったこと

などです。

退職を伝えるタイミング、手順等は参考になると思います。

 

その後に、

  • 辞めたいといっても会社に辞めさせてもらえない人
  • どうしても自分からは「辞めたいです」と言いづらい人、辞めづらい人
  • 退職拒否や引き止めを、自分一人だと振り切れる自身がない人
  • 今の職場が最悪で、いますぐ逃げたい、即日退職したい人
  • 損害賠償をすると脅されている人
  • 給料や残業代は払えない、有給消化も拒否すると言われている人

向けに、退職代行サービスというものも紹介します。

うつ病で会社に行きたくない人、退職を言いにくい人の参考になれば幸いです。


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うつ病で仕事を辞めた体験談:退職理由や言い方、辞めてよかったことなど

※枠内をスクロールしていただくと読めます。

当時IT企業で正社員として働いており部下が数名いる役職でした。
出世したばかりで仕事がとても忙しく、睡眠時間も思うようにとれずに仕事のストレスと疲れだけが溜まっていきました。

そんなある日普通に仕事をしていると全身が震えだし、若干体がだるい感じがしました。
疲れが溜まっているだけだと思いその日は普通に仕事をして帰宅したのですが、家に帰るとめまいと吐き気がするようになってしまいました。

 

次の日はその症状がなくなっていたので仕事に行こうとしたのですが、駅に向かう途中で足が勝手に止まってしまい、仕事に行くことができませんでした。
さらに無気力感を感じるようになっていて、なにか重大な病気ではないかと病院を受診したのですが特に異常が見つからず、精神的な問題ではないかということで精神科の受診を勧められました。

翌日も仕事を休んで精神科に受診をするとうつ病と診断され、症状的に少し重いので仕事を休むことを勧められました。
そのことを会社に伝えると休みはもらえたのですが、事実上の降格をされてしまい出世への道はかなり険しいものになってしまいました。

 

降格を言い渡されたこともあり精神的に辛く、1ヶ月間会社を休み症状があまり改善されなかったのでそのまま退職をすることにしました。
電話で退職することを伝えるとうつ病が理由で辞めることはわかっていたので、会社的にも退職を引き止める理由はなかったようです。

退職手続きも病気が理由ということである程度書類は会社側でそろえてくれて、郵送で済むものは郵送で済ませられるように配慮をしてくれました。
退職手続きをしているときに、うつ病になってしまったせいで退職をしなければならないという事実がとても辛く感じました。

 

退職後は約1年の療養生活を送り、症状が改善したのち転職活動を開始し残業が比較的ない業界への転職をしました。
以前の仕事では残業することが当たり前で平日は家には寝るために帰るだけでしたが、残業がないと家に帰ってから趣味の時間に充てられたり仕事帰りに買い物して帰れるなどとてもプライベートが充実しています。

仕事を辞めてストレスも溜まらず肉体的にも疲れがそれほどないので仕事を辞めることを選択して良かったと思います。

 

私がうつ病を発症したのは新卒でプログラマーとして正社員で入社して、3年目に入った頃でした。
プログラムを作ることなんて全くできないところからスタートしたので、とにかくひたすら努力して勉強しなければ、そう思って無我夢中で仕事をしていました。

しかし飛ばされる現場はどこも炎上しているプロジェクトばかり。
就業時間なんてあってないようなもので、一日10時間?12時間は毎日仕事をしていました。

 

ほとんど終電帰りで、土日も休日出勤。残業時間は100時間を超え、休みは月に2日程度でした。
休んでいる間も電話が鳴り、仕様確認を長い時間されたり、これから出勤できないかと強要されました。

しかし、こういう経験の先にかならず生かされる場面がくる、そう信じて体に鞭を打って仕事を続けました。
しかし得たものは何もありませんでした。

 

体はボロボロになり、回復することもできないまままた別の現場に飛ばされました。
そんな日々が続き、あるプロジェクトに参画した時に同時に社内のイベント企画を任されました。

忙しい時期と重なりながらも休日に行われるそのイベントのために寝る時間も惜しんで準備しました。
イベントの日には膀胱炎になってしまい辛かったのですが動かないわけには行かず、その次の週には社員旅行が控えていて病院に行けまけんでした。

すると突然40度の熱が出て、腎盂炎で一週間入院することになってしまいました。
仕事は山積みなのに休まなければいけないジレンマ。

しかし少しでも仕事は他の人が進めてくれているのではないかと期待してしまいました。

 

退院して出社すると、一人では到底捌き切れない量の仕事が溜まっていました。
その時初めて心のどこかでプツンと何かが切れる感じがしました。

そこから体が鉛のように重くなり、動くことすらできずに会社に出社できなくなりました。
電車に乗っても途中の駅で降りてトイレで吐いて戻してしまい、休職することになりました。

 

精神科に行ってみるとうつ病と診断されましたがなんとか復職したくて、休職期間を終えると事務職の手伝いからスタートさせてもらうことになりました。
でも社長は私をお荷物に感じていました。

ある日出社すると会議室に呼ばれ、退職して欲しいと言われました。
退職届は書くときは自主都合と書くようにとも言われました。

使えないコマは、早く切り捨てるといった様子でした。
その時私はなんのために今まで頑張ってきたんだろうと絶望的になりました。

 

今は完治して当時を振り返ると、本当にあんな会社辞めてよかったと思いました。
辞めてよかったことを3つ挙げるなら、一つは、辞めなければ病気は治らなかったということ。

二つ目は自分を見つめなおすいい機会になったこと。
自分を大切にすることの重要性をこの歳でやっと理解することができました。

三つ目は当時付き合っていた彼と結婚する機会になったことです。
おかげで今は幸せに暮らしています。

うつ病になったことは今でも思い出すと辛くてしょうがないですが、今ある幸せもうつ病にならなければ手にすることはできなかったとも思います。

 

私はコールセンターの契約社員でSV補助の仕事行ってしました。
SV補助というのはオペレーターの方たちから質問が上がった際の相談役のようなものです。

1年ほど働いたときにクライアントとの契約が終了してしまったため、まったく業務内容が違う別部署のSV補助として異動となりました。
異動先でもSV補助としてやっていくには、今電話を取っているオペレーターの方たちよりもより知識をつけなければいけない、頑張らないといけないとどこか自分にプレッシャーをかけていました。

 

そしていざ仕事を始めていくと、上司にあたるSVにかなり強く当たられるようになりました。
「なんでこんなこともわからない?」「研修で習ったはずでしょ?」「その言葉遣いはおかしい」毎日何かしらつめられていました。

私のモチベーションはどんどん下がっていき、次第に仕事に行くのが億劫になってしまい、最終的には最寄りの駅まで行けるけれども、会社にいけず駅のトイレでずっと籠って泣いていました。
なぜ泣いているのか自分でもわからないくらいでした。

 

そのような状態が何日か続き、夫もそのような状況下であることは知っていたので早く仕事をやめてほしいと言っていました。
そして部署のリーダーである方に上記のことを含め退職したい旨をお伝えしました。

その際に、「あなたたぶん鬱になっているから病院に行きなさい」と言われました。
この時に初めて、自分はうつ病になってしまっているのかと自覚しました。

退職手続きはそのリーダーの方のおかげで、すんなりと行うことができました。

 

退職後、心療内科を受診してみようかと思ったもの2か月先まで予約がいっぱいといわれる始末で1か月は家にずっとひきこもりました。
しかしだんだんこのままじゃずっと夫に負担をかけてしまう、何か仕事を始めようと思い夫に相談すると「扶養の範囲内でいいから、リハビリ程度に」ということで3か月短期の不動産系のパートの職に就きました。

転職して一番良かったことは、かなり上下の関係なくフランクに接してもらえたり、世間話やご飯にもいける関係になれたことです。
また、上司より評価をいただき今では長期パートとして契約していただくようになり上司との信頼関係を築くこともできました。

そして役職がないパートとして入社したことによって変なプレッシャーを感じなくなったのが自分の中でよかったと思います。

 

最終的には人間関係によってその仕事がたのしいかどうかが決まると思います。
自分にあまりにも高いハードルを課さないことが重要だと今回の転職を機に感じました。

 

つい先月、うつ病が原因で退職した34歳男性です。
当時は製造業で正社員をしておりました。

在職期間は約2年ほどになりますが、うつ病が原因で2回ほど休職してます。
それぞれ休職した理由は、ざっくり言えば職場の人間関係が原因です。

 

1度目は、当時の上司からの高圧的な指導によるものでした。
まだ入社して間もない頃から、大変難しい作業を伴う現場で、覚えの悪い私を人前でしかりつけたり、個室で激しく叱責したりといったことがほぼ毎日のようにあり、だんだん職場へ行くことが怖くなってしまい、出社できないほど精神的に参ってしまいました。

その後、配置転換を申し出て、他部署で順調に仕事を進めていってました。
そして次第に現場のリーダー的な役割を任されるまでになりました。

しかし、あるトラブルの対応を私が手間取ってしまい、連絡などを怠ってしまったことで他のスタッフから徐々に陰口を言われたり、仲間外れにされるようなことが起こってしまいました。
私自身もそのトラブルは初めてのものだったので、色々配慮が及ばなかったことは反省し謝ったのですが、日に日に陰口がエスカレートし、結果的に再び休職してしまうことになりました。

 

2度目の休職は3ヶ月ほどに及び、復職も考えましたが、出社するという恐怖心に勝てずに退職を決めました。
直属の上司へは定期的に連絡を入れており、退職して少し病気と向き合う時間が欲しいと、意思を伝え、心配しつつも納得頂いて、特に揉めるようなことはありませんでした。

辞表は自分で用意するものではなく、会社がテンプレートを用意しており、そこに記入するという、他社であまり経験のないものでした。

 

現在、退職して2週間ほどですが、休職期間と比べてだいぶ気が休まるような感覚があります。
休職期間中は、ずっと復帰することや上司への定期報告など職場から離れていても、考えなければならないことがたくさんあり、それがストレスになり、病状を悪化させてた可能性もあったと思います。

今は次の仕事を含め、将来に向けての不安は感じていますが、だらだらと休職期間は長引かせるよりは、気持ち敵には前向きにすることが出来たのではと思ってます。

 

以前の職場で、うつ病までは行かなかったものの、うつ病寸前まで追い詰められ、退職に至った経緯があります。
その時は訪問専門の歯科医院で正社員の歯科衛生士として働き、高齢者施設へ赴き利用者の口腔ケアや施設のスタッフへの口腔ケア指導を行っていました。

多くの訪問先と契約を行っている歯科医院だったため、雇用されている歯科衛生士スタッフも正社員・パートを含め四十名ほどという大所帯な職場でした。
そして、歯科衛生士は女性が多い職種なため――、女性ならではな派閥や嫌味や陰口が多く耳に入るという、精神面ではあまり宜しくない環境だったのを良く覚えております。

 

誰か仕事の遅いスタッフがいれば「あいつは仕事が遅い」、何かミスが発覚すると「どうせ〇〇さんがやった仕事でしょう?」と他者のせいにする等。
モラハラに近いものが多かったのも印象に残っています。

また、仕事量に関しても、普通は歯科衛生士が行う業務ではないであろうことをさせられたり、仕事が終わらないのにも関わらず残業代が出ない所謂見込み残業にされたり。
今思えば、労働基準に引っかかるようなことも色々と行われていましたと思います。

そんな中で、私は訪問先のとある一つの施設とのやり取り(いわば雑用です)を行うためのリーダーの立場に就き、定時には終わらない仕事を抱えさせられたりと本当に様々なことがありました。

 

そんな時、ある時から身体に変調を感じ始めました。
頭痛・腹痛・下痢・吐き気・倦怠感・無気力感・眩暈・物忘れが多くなる・常に眠たい(私は不眠症ではなく過眠症の症状が出ていました)・体重の激減(最大で十三キロ落ちました)・食欲不振・行きたくない憂鬱な気分になる。

本当に仕事に行くのが嫌だ――、と感じ始めたのです。
これはおかしいなと思い、最初は内科に通い色々と検査を行った結果。胃に多くのポリープができており――、検査の診断結果は過敏性胃腸炎。

 

早い話がストレスが原因での身体の不調でした。
原因がストレスだと分かっても、そもそもの原因を取り除かないと、身体の具合は良くなりません。

そこで――、意を決して何となく嫌煙していた心療内科に足を運ぶことにしました。
心療内科で診断された結果は、自律神経失調症と適応障害でした。

 

今の職場で働いていたら、もっと身体を壊す結果が目に見えて来ていたので、直属の上司に当たる主任にまず「退職を考えている」と相談を行いました。
しかし、すんなり辞めることはできませんでした。

いかんせん一つの施設でのやり取りを仕切るリーダー業務に就いていたこともあり、「それなら、どうすれば続けていけるかを考えよう」という話で終わってしまいました。
その時は本当に仕事を辞めたくて仕方がなかったため、これでは埒が明かないと思い、心療内科の主治医に診断書を書いてもらいその診断書に「暫くの休養を要する」と一筆入れて頂き――、その診断書と一緒に退職届を提出しました。

診断書の主治医の文言があったため、それ以上の引き止めには幸いにもあいませんでした。
すんなり辞めることを許可されました。

 

因みに辞表には「一身上の都合での退社」とは一切書きませんでした。
うつ病の診断が出されると「会社都合での退社」扱いにされる可能性が多い為です(私はうつ病という診断書は出されませんでしたが)。

なので、退職届とは別に、「心療内科の主治医より暫くの休養を要するという診断を頂いたため、どのように退職の内容を処理するかは御社にお任せいたします」と一筆付け足しておきました。
本当につい最近の出来事のため、実は未だに職場から連絡は一切ありません。

離職票も未だに届いていない状態。

 

ただ、仕事を辞めたことにより、気分は大分すっきりとしました。
まだ倦怠感や無気力感・下痢・食欲不振の症状は続いているものの、仕事を継続していた時ほどではありません。

今は好きなことをやりつつ、心の休養を行っている途中です。
うつ病を併発した、うつ症状が出始めた――と、感じたら無理をせず早々に仕事を辞めるというのも一つの手段だと思います。

心と体が「もう無理」というサインを出してきたと感じたら、早め早めに動き、自ずから休みを取るというのが大切だと感じた出来事でした。

 

求人広告の会社で正社員として働いていた時、激務と上司からのモラハラ、パワハラでうつ病になりました。
深夜までの残業が何日も続く上残業代はなく、ワンマン経営のため、社長に意見する事が難しく、皆不満を抱えながら仕事をしてました。

そのせいで、社内の雰囲気は刺々しく、怒鳴り声があちこちからしていました。
私は求人広告のデザインをしていましたが、〆切に追われ営業さんや同僚から無茶な仕事を振られ、元々人付き合いが苦手でしたが会社の飲み会に頻繁に連れていかれ、だんだん心と体のバランスを崩して行きました。

 

不眠とだるさ、頭痛から始まり、出勤時間が近ずくと、動悸が激しくなりました。
それでも山のように仕事があるので、早く行って〆切に間に合うようにと努めました。

そんな毎日が一年ほど続いて、会社で唯一心を許していた上司が退職するコトになり、苦手な同僚が上司となりました。
彼は自分の思い通りにならないと、人を罵倒したり、物を投げてくるような精神的に幼い所がある人なので、ただでさえストレスが多い会社でしたが、さらに憂鬱になりました。

 

そのうち長時間労働による疲れ、職場での上司からのパワハラ、モラハラ発言による精神疲労で、何もないのに勝手に涙が出るようになりました。
パソコンのキーボードを打つ手が震えて打てないようになり、ミスが増え、仕事の効率が下がりはじめました。

上司はさらに激しく叱責するようになり、私はだんだん無気力になって、何のために仕事をしているんだろう?何でこんな毎日苦しいのに生きていないといけないんだろう?と考えるようになりました。
そんな状態ですが、退職を言い出すのが許されないような気がしていて仕事は続けていました。

 

ある日いつも通りパソコン入力をしていると、急に目の前が真っ暗になり、そのまま気絶してしまったようで、気づくと自分の机に突っ伏してしまっていました。
上司は、だらしない!居眠りするな!と私の椅子を蹴り、頭を叩いてきました。

翌日から私は、ベッドから起き上がれなくなり、声も出せなくなり、仕事をはじめて休みました。
症状が少しよくなってメンタルクリニックで鬱だと診断を受けました。

 

早めに退職する事を強く勧められ、会社にもその診断書を郵送しましたが、回復を待っているから、また働いて欲しいといわれました。
1ヶ月休職させてもらい様子を見ましたが、戻ることが恐怖で、自殺願望が強くなり、辞める事を伝えるとあっさり承諾してくれました。

一応、マニュアル通りの辞表を郵送し、退職できました。

 

半年ほど治療したおかげで、生きる気力も戻り、ご飯も美味しく食べられるようになりました。
支えてくれた家族のありがたみ、愛情も感じられ、恩返しがしたいと思えるようになりました。

労働意欲がめばえ、運良く憧れの会社に入るコトができました。
その会社は大企業で、職種は全く違いますが、パワハラ、モラハラもなく、やればやるほど評価を受けられ、残業代も当たり前にしっかり払ってくれます。

退職して本当に良かったと思えることばかりです。
鬱の症状も全くでなくなり、毎日笑顔で元気よく仕事ができるようになって、もっと早く辞めてればよかったなと思います。

 

自分は当時、競艇の場外舟券売り場の館内警備員をしていました。
ギャンブル場の警備で毎日のようにお客さん同士のケンカが起こったり、お年寄りの方が多く館内で用をたす人がいました。

そのケンカを止めに入ったり、用の後始末をするのは我々警備員だったのでケンカを止める際に手が当たったり、服に変な匂いがついたりと大変でした。
中でも一番嫌だったのは、負けたお客さんが関係ない我々警備員に罵声を浴びせることが多く、精神的に参ってしまうことがあったことでした。

 

自分は4年間ほど勤めましたが、最初の方から出勤するのが嫌で転職も考えていましたが、給料がそこそこ良かったので我慢して続けてました。
しかし、退職前は出勤するのが嫌すぎて夜も眠れず、円形脱毛症まででき、精神的にもつらく病院に行くと軽い鬱病だと診断されました。

このままだといけないと思い、働きながら近くのハローワークに行き転職先を探すようにしました。
そして、給料こそ安かったんですがスーパーの正社員に採用されたので、会社の方に再来月から違う職場で働くので今の職場を退職することを伝えました。

 

館内警備員で働く年齢層はかなり高く、当時自分は20代だったのでこのまま残って欲しいと、給料面や警備の中での役所を上げることを提示されましたが、きっぱり精神面で辛いことや軽い鬱病になってることを説明すると会社側は承諾してくれました。
退職届も上記理由を書いて会社に渡すとそれで受け取ってくれました。

職場が変わると給料は安かったんですが人間関係良くストレスがたまることもなかったので夜に眠れないこともありませんでした。
鬱病の正直もやわらいできて、円形脱毛も半年程で元のとおり治りました。

 

自分は転職してから思ったんですが、確かにお金を稼ぐことも大切だけど、将来の体のことや精神的にずっと続けてられる職場で働く方が長い目で見た時には大切な気がします。
これはあくまでも個人的な感想なのでなんとも言えませんが、働く時に一番大切なのは自分の体なので働く人は体を大切にして欲しいと思います。

 

私は事務職で営業事務を担当していました。
もともと私は新しい事にチャレンジするとすぐ病んでしまうタイプなのですが環境や先輩などで緩和されることもあります。

本社で営業事務をしていた時は先輩も厳しく質問すればムカつくような言い方をしてきました。
質問しなければわからなくて仕事が進まないし凄く大変で不安の毎日で朝のラジオ体操も毎日泣きながら行って仕事をしていました。

 

その先輩は私がこんな風になっている事を知らないと思います。
上司に相談したら教えてもらう先輩を変えてもらうことができ先輩変更でなんとか仕事も覚えて7年ほどその部署で続けることができました。

しかしその7年の間に仕事の変動や仕事の量が増えたり仲間が早く仕事が終わる中自分はたくさん仕事をさせられたり、上司が私にばっかり仕事や雑務を頼んだらで、頼まれるのが当たり前になる日々の生活に腹が立っていて1ヶ月休職をとりました。
場所に戻った頃には居場所もなく正直まだ病んでました。

 

でもこれ以上有給もないし休んでるわけにはいかないと思って強い気持ちで居座りました。
確か病んで行けなくなった時は5年目の3月だったと思います。

辞めてやろう!とも思わず休む事にしたのですが、凄く周りの目が気になりました。
でも仲間はいて仲間はかばってくれました。

 

ただ直々の上司や先輩は考えがあまい。と言った事をぶつけてきました。
それはごもっともだと思います。仕事を放っておいて休んでるのですから…でも私の仕事量が多いっていうのが上司が知ったら頭を下げてきました。

頭を下げられても私がこうやって休んだ事には変わらなくて周りからの人からは休職した人!私の場所もない!というような感じになりました。
頭を下げられた時は涙が出ました。

あなたはこの異変に気づかなかった人だからと私は思いました。
一生今でも恨んでます。

 

その後の2年間も周りからの目線が辛かったです。
私だけ周りの人と話したりできなくて病みました。

新しく入った派遣の人と仲良くしていたら先輩達は変な目で見てくるし…そういうのがまた私の精神を追い込んでいきました。
また自律神経が乱れたので辞める事にしました。

 

退職の理由は結婚も決まっていたので寿退社にしました。
上司にもそのように伝えました。

新たな職場は同じ事務職なのですが周りの雰囲気が違って優しい人も多くてやりやすい環境です。
何より上司と話しやすくて色々言い合えるのがいいです。

職場の距離も近くなりました。
同年代もいるので楽しいです。

こんなところがあるなら早く転職すればよかったと思ってます。

 

昨年の5月にうつ病を発症し退職しました。
勤めていたのは約4年間でしたが、最初は派遣として大手電気通信業者の下請け会社の内勤事務として働いていました。

その下請け会社は中小企業のバリバリのブラック企業ではありましたが、専務・社長等に可愛がられ私にとっては勤めやすい会社ではありました。
派遣社員という立場で長年勤めていると、新入社員が新卒で入ってきた時に知識もない年下の高卒を指導する苦労と、派遣社員と正社員という立場の違いに困惑するようになりました。

 

正社員になるかの打診は派遣先から何度もあったものの、子供がいるため出勤時間が朝は早く、夜は残業という条件はのめず、さらに、派遣社員の方が実質の手取りは断然良いため現状維持の立場をとりました。

しかし自分のベテランの派遣社員という立場と、何もできないが正社員の若者との関係が限界になったころ、仕事に行くこと自体が苦になり、出勤してもやる気が全くなく1日の勤務時間が3倍にもなったような感覚がありました。
この時点では精神的にこの仕事にうんざりしたのだろう。。くらいにしか思わず、退職を願い出ました。

 

派遣先からは派遣会社からの引き抜きで直接雇用(契約社員)、親会社の方に出向、月給は税抜で今までよりも下がらない、勤務時間も今まで同様、残業なしという好条件で、退社を食い止める打診をされました。
環境が変われば少しは気持ちの方も良くなるのでは、打診を受け親会社に出向という形になりました。

前職(派遣会社)の有給休暇を消化して、身体的・精神的にも休んだ後に、新しい勤務先となりさい先は順調でした。
しかし、出向からわずか3ヶ月ほどで出向先の事務所が遠方に移転になることが決定したのを聞かされた後頃から身体的・精神的な不調が続くようになりました。

 

意味が分からなかったのが異常な眠気で、仕事中でも普通に寝落ちしてしまう、動悸が急におこり息ができなくなるのではと不安に駆られる、落ち着きがなくなり、自分のデスクにじっと座っていられないので1時間に1回は立ってうろうろせずにはいられませんでした。

トイレや喫煙は1時間に1度では多すぎると思われるので、意味なくコピー機や備品を取りにうろついていました。
その時は、この症状がうつ病のものとは全く知らず、でも何かが明らかにおかしいと思い、心療内科を受診したことで重度のうつ病が診断されました。

 

原因が分かったためホッとしたのと、耐えられない眠気と死ぬかもと感じるほどの動機は処方薬によりすぐに改善されました。
何が原因でうつ病を発症したかは定かではありませんが、仕事のストレスが絡んでいることは間違いないと思われました。

ちょうど、出向先のオフィス移転の話があったため、辞める口実としては「子供の保育園の送り迎えがあるため遠方に出勤は不可」と伝えました。
なので、辞表は「事務所移転ににより通勤が困難になるため」とされましたが、近場の別部署への異動を打診され断ったため「自己都合」とされました。

 

会社側に病気の事はいっさい話していませんが、退職後、主治医に「仕事が原因でうつ病を発症」との診断書を書いてもらえたため、失業保険は自己都合退社より3倍以上長い受給期間を得られました。
長い失業保険受給期間にTOEICテストへ向けた勉強・受験をを行い、かなりの高得点をたたき出すことができました。

そのため、好きだった英語関係の仕事にも付き、フリーランスという形で就業しているため、自分の具合やスケジュールを管理してストレスを溜めない生活を送るようなれました。
色々なことが短期間で起きた気がしますが、結果オーライと受け止めています。

 

私はうつ病で退職したことがあります。
その際の職種はシステムエンジニア、大手銀行のプログラミングにエラーが発生しないか24時間体制でチェックする仕事でした。新卒の正社員雇用です。

業界未経験でもしっかりとした研修があるので大丈夫、勤務先も大手銀行の文句に安心して入社しました。
難しくても頑張って会社の力になりたいと思い、新しいスーツに着替えて嬉しい気持ちでした。

 

そして入社研修がありました。内容は1ヶ月でIT用語から業務で使う専用マニュアル(広辞苑約10冊分)を覚えて1ヶ月後にテストする、というものでした。
未経験の状態で1日に0.5冊覚えるのは難しかったです。

家に帰りその日にメモしたノートを復習しても、そのペースだと大学ノートを1日に2?3冊は使います。
やっと理解し、追っても追っても次の日には新しい分からないことが押し寄せてくるのです。

 

その頃から、会社に行くのが段々と億劫になってきました。
上司から「これは3日前に教えたでしょ!?こんな感じだと現場に出ても使えないわよ!部署自体に配属してあげられないし、貴方はずっと研修生のまま!!」と強く言われました。

それ以来、思考が停止してしまい、覚えても覚えても抜けて言ってしまいました。
頑張っても無駄なんだと無気力になり、満員電車に乗ろうとすると何故か涙が出てきました。

泣かなかった日も途中で気持ちが悪くなり、途中下車してしまう日もしばしばでした。

 

私が頑張っていないからいけないのだと思い、家族の声が聴きたくて実家に電話すると、「入社したばかりじゃない、こんなんじゃやっていけないよ」「せっかく正社員なんだから」と言われ、私の逃げ場は無くなりました。
退職しようと思った理由は、明日会社に行きたくないなら死ねばいいと思ってしまい、私は視野が狭くなっていると感じたからです。

それからは会社に休み(上司から電話で社会人として?1日でも遅れをとれば?と罵倒されましたが)、心療内科を受診し休職届を書いてもらい提出しました。
病院の休職届に「明日(提出日)より半年間の休養を要する」と書いていただいたので、上司は渋々と言った調子で受け取りました。

 

退職届には自己都合退職と書けと言われました。
正社員といっても仕事は長く続けていないため、有休も退職金もありません。

傷病手当金の申請をして、週3日のアルバイトに切り替えましたが、あのまま続けていたら死んでいたかもしれません。
辞めて良かったと思います。

 

辞めて気づいたことが3つあります。
本当に死ぬほど頑張る必要はないこと。

私が辞めたのを皮切りに、他の社員の方も次々と辞めて行ったのを後日耳にし、皆キツかったんだなとも思いました。
人の優しさに気付けたこと。今までうつ病は遠い話だと思っていましたが、誰もがなる可能性のある病気だと知りました。

世界が広がっていく感覚。
今までは閉塞感を感じ、「しなくてはならないといけない」が重くのしかかってきましたが、実は思ったより事態は単純で複雑ではなく狭い世界で生きていたことに気付けたことです。

(今回は例として正社員と派遣社員の方の例を紹介しましたが、契約社員やアルバイト・パートで働いていてうつ病になった方も沢山いました。
意外とバイトでうつ病になって辞めたい人も多く、そういう方は最終的には無断欠勤しがちでした。

バイトであればリスクも低いので、職場が明らかにブラック気味できつい・怖いなら、多少無理な辞め方をしてもいいのかもしれません。

他にも、せっかく新卒で新入社員として働いていたのに「うつ病」になって研修中・試用期間中に辞めてしまった方も多かったです。
また、中には公務員でうつ病になって仕事になってしまった方もいました)


いかがでしょうか?
皆さん、口をそろえて「退職してよかった」とおっしゃっていますよね。

特にうつ病の退職で効果があったのが、診断書でした。
正直、私たちが口頭で「うつ病なので」といっても嘘だと思って信じてもらえない事も多く、診断書で初めて「あ、本当にうつ病だったんだ。それなら…」と認めてもらえることが多いみたいです。

 

うつ病は立派な退職理由です。
うつ病が原因で自殺してしまう人が珍しくない今、すでに限界で助けて欲しいレベルなら、休職や退職して自分をいたわりましょう。

もっと働きやすい会社は、いくらでもありますからね。

 

仕事を辞める方法は、以下に紹介する記事が参考になると思いますが、もし

  • 自分から退職を切り出せない、
  • 辞めたいといっても強い引き止めに合う
  • 即日退職したい

という場合は、この記事の最後までお進みください。

自分で退職するコツ

退職時のよくあるトラブル解決法

もし自分から退職を切り出せない、強い引き止めに合う、即時退職したいなら…

この記事では「うつ病」の人が退職する方法についてご紹介しました。
ただし、それも自分で退職を伝えることが前提となっていますよね。

ただうつ病の原因になったのがブラック企業やパワハラだとすると…上司に直接話すのは怖くないですか?
話が通じる上司ばかりではありませんし、辞めさせてくれないだけでなく、もっと職場の環境が悪化するかもしれません。

それに仮に退職できても、有給が消化できない、給料がもらえない等、問題が起こるかもしれません。
また退職後に、転職に必要な書類を送ってもらえないかもしれません。

 

そこで便利なのが、退職代行サービスです。
退職代行サービスは私たちと会社の間に入って、退職、有給、残業代などを伝えてくれるサービスです。

私たちが代行業者に連絡したその時から、すべての連絡や退職手続きは、代行業者を通じてになります(返却物なども郵送)。
要は私たちは今この瞬間から、一度も会社の人間と会わず、声も聞かず退職できるわけです。

 

でも、退職代行サービスが失敗しないか不安ですよね。
もし失敗したら、それこそ職場に行くのは地獄ですもんね(笑)

ただ退職代行サービスの退職成功率は99%以上です。
それはなぜかというと、実は退職代行サービスって”もし裁判になったら、会社側の無理な主張を連絡記録として提供できる”という側面があるんです。

要は会社側も「うつ病になるような職場環境」「退職、有給という当たり前の権利を拒否する法律違反」などを外部に漏らされたくないため、「それならもう黙って辞めてくれたほうがありがたい」となるわけですね。
そんなわけで、ほとんどの方が即日退職されています。

 

うつ病で会社の人と一言も話さず辞めたいなら、退職代行サービスは便利ですよ。
自分が退職できる状態かどうかの無料相談は、24時間…つまり今この瞬間でも出来ます。

詳しくは以下の記事を読んでみてください。

⇒退職代行サービスの仕組み、流れ、値段、法的な問題などについて