第二新卒とは、一般的に新卒で入社して3年未満に早期退職した転職希望者のことです。
近年は、多くの企業が若手人材の不足に悩んでおり、「第二新卒歓迎」の求人が増えてきています。
今新卒で入社した方も「転職したいなぁ」「違う業界・職種にチャレンジしたい」と思う方も多いのではないでしょうか。
しかし、第二新卒の立場で転職しても、また早く辞めたくなったり、後悔する結果にならないか…と不安になっていませんか?
そこで今回は、転職成功へ一歩近づくために、第二新卒の転職で失敗するパターンを学びます。
第二新卒に注目が集まっているからこそ、転職を失敗したくない方は、ぜひ参考にしてみてください。
第二新卒の転職でこれだけは避けたい失敗事例
ここからは、過去に第二新卒として転職して失敗した事例を見ていきましょう。
会社を辞めてから転職をする
「とにかく今の職場が嫌だ!」「会社に行きたくない!」という気持ちが高まると、転職活動を始める前に退職する方がいますが、これはNGです。
転職先を決める前に退職すると、採用担当者側に「計画性がない人」と判断されて、採用率は下がります。
無職の状態が続くと貯金もなくなり、焦りも出てくるので、十分に企業研究する時間的な余裕がなくなります。
結果的に妥協した転職をしてしまい、転職活動を繰り返す…という負のスパイラルにハマってしまうのです。
目的が曖昧なまま転職を繰り返すことは、マイナスのキャリアとなるので要注意です。
焦って転職すると失敗する確率が高くなるので、転職先を決めてから現職を退職しましょう。
退職理由が人や会社のせい
会社を辞める理由を周りの人間や会社のせいにしていませんでしょうか?
周囲の環境を辞める原因にした場合、新しい職場でも同じことを繰り返す可能性があるので要注意!
確かに、嫌な上司と話したくない、ノルマの設定が納得できない、といったマイナスの理由があるかもしれません。
しかし、転職しても100%完璧な職場環境を求めるのは無理があります。
明確なキャリアプランがあれば、どんな職場環境でも乗り越えようとする意思が働くはずです。
辞める理由を人や会社の文句ではなく、明確なキャリア・ビジョンに繋げることが大切です。
会社を辞めるための転職になってしまう
今の職場は残業が多過ぎる、休暇が取りにくい、といった労働条件を理由に辞めようと思っていませんか?
会社への不満が募ると、求人サイトの募集要項がどれも魅力的に見えてきて、「とにかく会社を辞めよう!」と早く辞めてしまうケースが多く見られます。
しかし、会社を辞めるための転職をすると、転職先では「やりたい事と違う」といったズレが出てきます。
後悔しない転職をするためには、企業研究、志望動機、自己分析などのプロセスは必須です。
転職を新卒と同じように考えている
新卒は「就職活動」、第二新卒は「転職活動」となり、進め方も対策方法も変わってきます。
新卒の就活では、多くの企業にエントリーをして、会社説明会へ参加するという流れが一般的です。
一方で、第二新卒の場合は、あくまでも「転職活動」となるので、気持ちの切り替えが必要です。
新卒の就職活動と同じように考えていると、面接対策にもズレが出てくるので注意が必要です。
不相応の会社ばかりを受けてしまう
明確なキャリア設定、自己分析ができていない場合、ミスマッチな求人に応募してしまうことになります。
やりたいことが分からないまま転職をしても、また「仕事が合わなかった」という理由で転職を繰り返すことになるでしょう。
また、自分の市場価値が分からず、理想を追い求め続けると、不採用が続き、無駄な時間を過ごすことになります。
大企業の求人は、それなりに求められる実務経験・スキルがあるので、自分の市場価値を知っておくことも大切です。
同じ内容の書類ばかりを送ってしまう
応募する企業にどれも同じ内容の履歴書・職務経歴書を送ることは、採用率を下げることになります。
企業によって第二新卒に求める条件は異なりますので、しっかり企業研究した上で書類作成するようにしてください。
どれの会社にも通用する特徴のない志望動機や自己PRを制作しても、魅力的な人材には映りません。
複数の企業に応募する場合は、面倒でも一社ずつの志望動機と自己PRを考えて書類作成しましょう。
第二新卒が転職で失敗しないための対策
ここからは、失敗しない第二新卒の転職成功のコツを見ていきましょう。
失敗を防ぐためには、自己分析をして本当にやりたいことを見極めて、将来のビジョンを明確にすることです。
将来、3年後、5年後、10年後にどうなっていたいのか具体的にイメージしてみましょう。
明確な将来設計ができれば、転職後も仕事へのモチベーションをキープすることができるでしょう。
退職理由をポジティブなものに
転職したいと思ったきっかけは、職場の人間関係や
企業の方針が合わない理由かもしれません。
第二新卒の転職活動では、そのマイナスな転職理由をポジティブな理由に置き換えるプロセスが必要です。
第二新卒者は採用担当者から見れば、「早期退職した人」「我慢強くない人間なのでは?」という不安が残ります。
面接では、必ず前職の退職理由について聞かれるので、マイナスな不安要素を払拭するしなければなりません。
転職理由の受け答え方を「キャリアアップしたい」「新しい業界へチャレンジして成長したい」などとポジティブに答えると魅力的な人材に映ります。
志望動機とキャリアプランに一貫性を持たせる
数ある企業の中から、自分はなぜその企業を選んだのか明確な志望動機をいくつか挙げましょう。
志望動機は、他の企業にはない魅力があることを自分なりに上手く説明できるようにしておきます。
企業が求める理想的な人物像を徹底的に調べておき、「自分はまさにその人材であること」をアピールするのです。
「目標とするキャリアがあり、御社で能力を発揮したい」と話すと説得力が増します。
あらかじめスケジュールを決めておく
第二新卒の転職活動は、スタートから内定獲得までの具体的なスケジュールを決めておくと、要領よく進めることができます。
一般的に、転職活動のトータル期間は3ヶ月間が目安となります。
退職する日、内定を獲得したい期日、会社選びの日程などを具体的に決めていきましょう。
退職日の何日前に退職することを伝えなければならないのか、雇用規定も確認しておきましょう。
退職日と入社日が合わない場合は、内定取り消しの可能性もあるので注意が必要です。
初めて転職する方や不安がある方は、転職エージェントに依頼するとスムーズにいくのでおすすめです。
転職エージェントなどの”外部の力”を借りる
第二新卒の転職活動は、「もう後悔できない」と気持ちが焦ったり、悩むことも多いかもしれません。
しかし、第二新卒の市場価値は高くなっているので
積極的に転職活動すれば、理想的な職場を見つけるチャンスは十分にあります。
初めて転職活動する方は、どうしても第二新卒の立場がコンプレックスになったり、ポジティブ思考になれない方も多いでしょう。
そんな方は、転職サポートのプロである転職エージェントを利用することをおすすめします。
転職エージェントは、第二新卒の志望動機や企業研究、書類作成・面接対策などフルサポートしてくれるので頼りになります。
自分では気が付かなかった強みやアピールポイントを引き出してくれるので、自信に繫がるはずです。
第二新卒・既卒におすすめの転職サイト3選
①ハタラクティブ
- 転職内定率80.4%
- 業界未経験転職実績60,000人以上
- フリーターからの正社員転職に強みがある
- 正社員就業経験のない層の支援実績が豊富
ハタラクティブのアドバイザーはフリーターや派遣社員の転職支援に慣れており、手厚い支援が期待できます。
総合型の大手転職エージェントになると内定確率の低い職歴のない層は登録さえできない可能性があります。
ハタラクティブであれば職歴に自信がない層に対しても転職をサポートを行ってくれますので、ぜひ登録してみてください!
②マイナビジョブ20’s
- 第二新卒の求人に特化した転職エージェント
- 20代をターゲットに転職支援を行っている
- 未経験業界への転職に強い
- 担当者の手厚いサポートに定評がある
マイナビジョブ20’sの大きな特徴は、第二新卒・20代の転職支援に特化している点です。
「担当者と二人三脚で進めていく感覚だった」というような口コミがあるほど、手厚いサポートに定評があります。
未経験の業界に挑戦したい第二新卒・20代の方はぜひ利用してみてください!
③ウズキャリ
- 第二新卒・既卒など20代の転職サポートに特化している
- ユーザーの内定率は86%以上
- 厳しい判定基準でブラック企業を徹底排除し、「定着率」にこだわっている
- 第二新卒経験者の専任キャリアコンサルタントによるフルサポート
高い内定率を誇るウズキャリも、第二新卒・既卒の転職支援に特化したエージェントです。
ひとりひとりに専任のキャリアコンサルタントがつき、転職活動や悩み相談などの手厚いサポートを行っています。
ブラック企業を避けて求人を紹介しているため、転職後に過酷な労働条件に悩むというリスクを下げられるでしょう。
働きやすい環境に転職したい第二新卒・既卒の方は登録必須です!
まとめ:第二新卒の”強み”を生かして転職をしよう!
今回は、第二新卒の失敗しない転職成功のコツをご紹介しました。
新卒で早期退職をして、第二新卒となれば、「次は絶対に失敗できない」と不安な気持ちは分かります。
ここで悲観的になるのではなく、第二新卒のフレッシュさとやる気を最大限にアピールし、積極的になることが大切です。
こちらの記事では転職サイト・転職エージェントについて紹介しています。ぜひ、こちらもお読みください。
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