既卒は経歴にブランクがあるから正社員になれない…そんな噂を聞いたことありませんか。実はあれ、根も葉も無い噂なんです。既卒でもちゃんと準備をすれば正社員にだってなれますよ!
この記事では既卒のみなさんに向けて就活を成功させるためのエージェントの選び方と活用方法をお伝えします。みなさんの就活が成功するよう、編集部一同願っています。
目次
既卒向け就活エージェント比較ランキング!編集部がオススメ!
既卒は就活サイトと就活エージェントを併用しよう!
既卒は以下の方法で就活サイト・就活エージェントを使ってみることをおすすめします。
(※ちなみに、就活サイト・就活エージェントの利用料は一切、発生しません。これらのサイトは企業からの採用費からまかなわれるため、費用の心配をする必要はありません。積極的に活用しましょう。)
- “既卒の募集が多い就活サイト”に登録する
- 就活サイトで見つけた求人を”就活エージェント”に相談する
- 就活エージェントから推薦状をもらい、その求人に応募する
なぜ、一見回りくどいようにも見える方法を取るのでしょうか。実は既卒は経歴や職歴によって書類選考が通りにくいというデメリットがあります。そのため、就活サイトで求人に応募しても面接にも進めなかった…ということが多くあるのです。
この方法を使えば就活サイトで応募しただけでは不合格の求人でも、就活エージェントの推薦状によって書類選考の通過率が上がります。これは職歴や経験が乏しい既卒にとって有効な手段です。
このように、既卒は就活サイトと就活エージェントを有効活用することで求人に応募しやすくなるのです。
既卒におすすめの就職エージェントの選び方
既卒の場合、大手企業が運営する代表的なエージェントサービスではなく、「既卒の就職支援に特化した就活エージェント」を選びましょう。具体的なエージェントとして「ハタラクティブ」「マイナビジョブ20’s」「ウズキャリ既卒」などがよいでしょう。
何を選んだらよいかわからないという方は、まずは上記の3社に登録し、面接に行ってみましょう。
就活エージェントは、相性や案件の絶対数が成否を左右します。必ず複数のエージェントを活用するべきです。
これらの就活エージェントは既卒でも入社できる大手企業の求人が豊富であったり、既卒目線のキャリアアドバイザーが親身に相談に乗ってくれるため、面接に進みやすいなど、既卒が納得して就活できるサービスです。
一般転職向けのリクルートエージェント、dodaなどは既卒よりも中途採用がメインだったり、既卒経験者でないアドバイザーが担当についたりと既卒にとっておすすめではありません。
既卒が使うべきは「自分たちに合った、もしくは自分たちを理解してくれる就活エージェント」ですよ。
第二新卒・既卒におすすめの転職サイト3選
①ハタラクティブ
- 転職内定率80.4%
- 業界未経験転職実績60,000人以上
- フリーターからの正社員転職に強みがある
- 正社員就業経験のない層の支援実績が豊富
ハタラクティブのアドバイザーはフリーターや派遣社員の転職支援に慣れており、手厚い支援が期待できます。
総合型の大手転職エージェントになると内定確率の低い職歴のない層は登録さえできない可能性があります。
ハタラクティブであれば職歴に自信がない層に対しても転職をサポートを行ってくれますので、ぜひ登録してみてください!
②マイナビジョブ20’s
- 第二新卒の求人に特化した転職エージェント
- 20代をターゲットに転職支援を行っている
- 未経験業界への転職に強い
- 担当者の手厚いサポートに定評がある
マイナビジョブ20’sの大きな特徴は、第二新卒・20代の転職支援に特化している点です。
「担当者と二人三脚で進めていく感覚だった」というような口コミがあるほど、手厚いサポートに定評があります。
未経験の業界に挑戦したい第二新卒・20代の方はぜひ利用してみてください!
③ウズキャリ
- 第二新卒・既卒など20代の転職サポートに特化している
- ユーザーの内定率は86%以上
- 厳しい判定基準でブラック企業を徹底排除し、「定着率」にこだわっている
- 第二新卒経験者の専任キャリアコンサルタントによるフルサポート
高い内定率を誇るウズキャリも、第二新卒・既卒の転職支援に特化したエージェントです。
ひとりひとりに専任のキャリアコンサルタントがつき、転職活動や悩み相談などの手厚いサポートを行っています。
ブラック企業を避けて求人を紹介しているため、転職後に過酷な労働条件に悩むというリスクを下げられるでしょう。
働きやすい環境に転職したい第二新卒・既卒の方は登録必須です!
既卒向け就活エージェントとは?
ここからはより詳しく、就活エージェントについてみていきましょう!
そもそも、就活エージェントとは何でしょう。既卒のあなたは答えられますか?
就活エージェントとは「求職者(あなた)を採用活動をしている会社へ推薦する仕事、サービス」のことです。いわば、あなたと会社をつなぐ橋のような存在ですね。
具体的に就活エージェントは以下のことをしてくれます。
- あなたとのヒアリング、面談を行い、あなたに合った求人を紹介してくれる
- 企業との日程調整などを代わりに担当してくれる
- 選考対策を行ってくれる。模擬面接、グループ面接対策など
これだけじゃありません。他にも、
- あなたの面接の振り返り(企業の採用担当者から実際の面接の情報をもらえるため)
- 自己分析の強化(第三者から見た、あなたを知ることができる)
このように、就活エージェントは就活に関わるさまざまなことをサポートしてくれるんです! 面接対策や自己分析は一人でやるには限界があります。就活エージェントのサポートを受けることで就活がよりスムーズになるはずですよ。しかも、就活エージェントは完全無料で利用できます。いっさい、料金は発生しないんですよ!
いえ、裏なんてありません。というのも、就活エージェントはあなたからお金をもらう代わりに「企業からお金を得ている」からなんです。
あなたが就活エージェント経由である会社から内定をもらい、就職したとします。そうすると、企業が就活エージェントにお礼としてお金を渡すのです。これが、就活エージェントの仕組みなんですよ。
企業が就活エージェントを使う理由の1つは「採用者の定着率をあげたい」からです。企業は「長く働ける」人材を求めています。採用コストを使って求職者を採用しても1年でやめられちゃったら企業はコストの面でも、時間も損をしてしまいますよね。何のために採用したんだってね。
それを防ぐため、就活エージェントを企業が活用するのです。就活エージェントが求職者の情報をしっかりとヒアリングし、合う企業とマッチングさせれば、求職者も満足して就職できますし、企業も長く働いてくれる人材を得られ、お互いに納得しますよね。
就活エージェントを使うことで「結果的に企業も求職者もWin-Winになる」のです。だから、就活エージェントが存在しているんですよ。
求人サイトと就活エージェントの違い
求人サイトと就活エージェントは以下の点で異なります。
- 求人サイトは求職者が「個人」で企業の求人に応募する。就活エージェントは求職者にアドバイザーが求人を紹介してくれる。
- 求人サイトは「個人」で就活をしたい人向け。就活エージェントは「サポート」してもらいながら就活をしたい人向け。
求人サイトは基本的に「個人」で就活をしたい人向けです。サイト上で求人を確認し、選考を受けてみたい企業へ応募します。すでに入りたい企業、やってみたい仕事がある場合、就活エージェントを使うよりも求人サイトを使った方が早いです。就活エージェントを使うと面談や面接対策などをしてくれる分、時間がかかりすぎるからです。
ただ、今何をしたいかが決まっていない人、面接が苦手な人、サポートが必要な人は就活エージェントを使ってみると良いでしょう。就活エージェント自身が企業の採用担当者とつながっていることも多く、ネットでは得られない情報を持っていることもあります。
また、就活エージェントは面談を通じ、あなた自身の好きなこと、やりたいことを見つけ出すサポートをしてくれます。そのため、闇雲に求人を出し、手当たり次第面接を受けるといったことも少なくなりますよ。
既卒は就活エージェントを使った方がいい!その理由とは?
理由① 既卒の就活は思ったより難しい→対策が必要に!
あなたが新卒の場合、もしかしたらそうかもしれません。ですが既卒の場合、話はちょっと異なります。まずはこれを見てください。
既卒者に内定を出した企業は14.2%
引用元:株式会社ディスコ「新卒採用に関する企業調査ー内定動向調査」
こちらは株式会社ディスコが調査した新卒採用に関するデータです。2015年のデータによると既卒者に内定を出した企業は14.2%しかいません。正直なところ、就活がしにくいというのが本音なのです…。
ただ、既卒者に内定を出した企業が14.2%だからといって悲観するのはまだ早いです。というのも新卒市場全体で見たときに既卒者は割合が低いため、そもそも応募が少なかったために内定を出さなかったとも考えられるからです。
既卒者にあるネガティブなイメージも影響している…?
企業の採用担当者は少なからず、既卒者にネガティブな印象を抱いています。というのも、
新卒で内定が取れなかった→本人に何かしらの問題がある? or 怠けていた?
このように、既卒者には少なからずネガティブなイメージがつきまとってしまいます。そのため、就職活動ではそのイメージを改善することが必要です!
既卒の内定率はほぼ2人に1人!
とはいっても既卒者のうち2人に1人は内定を取っています! このグラフはマイナビが発表した既卒者の就職活動に関する調査結果です。このグラフを見てもらうと既卒者のうち約2人に1人が内定を獲得していることがわかります。既卒であっても内定を取ることは可能なのです。
ただ、2018年度における新卒の内々定率が82.7%だということを考えると、既卒の45.0%というのは決して高い数字ではありません。そのため、既卒者が内定を得るためには就活エージェントを有効活用することが必要なのです。
→既卒・フリーターでも問題ない?経歴が就活に影響するのかを聞いてみた!
参考元:マイナビ大学生就職内定率調査
理由② 就活エージェントは求人サイトに載っていない情報を持っている
2つ目の理由は就活エージェントが持つ「情報」にあります。就活エージェントは企業の採用担当者と連絡を取り合っています。そのため、企業が「今、どんな人材が欲しいのか」を知っています。
これを知っているのとそうでないのでは結果が大きく異なります。何も企業が求める人材に合わせる必要はありませんが、自分の中に企業が欲しい要素があるならそれを利用しない手はない、ということです。仮に、企業が「すぐに出社できる」ことを条件に人を探しているとします。その場合、あなたが来月から出社できるといえば、内定率はグッと高まりますよね。
就活で大切なことは「相手がどんな人材を欲しがっているのか」を知ることにあります。ここにマッチする人材なら企業も前向きに採用を検討します。相手の手の内を知ることも、就活では必要なのです。
理由③ 面接が上手くなるためには練習回数が肝心!いわば、慣れ!
面接が上達するコツってなんだかわかりますか?それは「慣れ」です。
面接でよくある失敗は「言いたいことが言えなかった」です。誰もが事前に志望動機や入社してやりたいことなどを考えてきます。でも、面接の雰囲気にのまれたり、タイミングを逃してしまったりしてなかなか言えないものです。それはひとえに「面接練習が少ないから」なのです。
就活エージェントは何度も面接練習をしてくれます。実際に、面接練習をこなしていくと志望動機がスラスラと出てきますし、面接の雰囲気にのまれることも無くなりますよ。
就活エージェントを使うことにはこのようなメリットがあります。
もし、今、あなたが就活に対して何かしらの不安があるならまずは就活エージェントを使うことを考えてみてはどうでしょうか。就活エージェントは就活のプロですし、何より、あなたの就活がもっとよくなるはずです!
既卒向け就活エージェントのサポート内容/登録後の流れ
基本的な流れはどの就活エージェントでも同じなのですが、求職者の状況によって柔軟に対応してくれます。ここからは基本的な流れをお伝えしますね!
- 無料登録
- キャリアカウンセリング、面談
- 求人を紹介
- 選考対策、模擬面接など
- 本選考。内定取得
以上が就活エージェントに登録した後の基本的な流れです。場合によっては2の面談と3の求人紹介を一緒にしたり、4の選考対策を企業ごとに行ったりとかなり柔軟な対応をしてくれます。では次に、これらの流れを1つずつご説明します!
Step.1 無料会員登録
それぞれの就活エージェントのサイトへ移動し、登録をします。ここでは簡単なプロフィールのみを登録するため、1分程度で終わるでしょう。登録後、電話やメールアドレスに本人確認の連絡が来ますのでちゃんと対応しましょうね。
Step.2 キャリアカウンセリング、面談
本人確認が済んだら実際に就活エージェントと面談を行います。ここからが本格的なサポートですので気を引き締めていきましょう!…と言いましたが、そこまで肩肘を張らなくても大丈夫です。気楽な気持ちで面談に行きましょう。
キャリアカウンセリングではキャリアアドバイザーとあなたの履歴やスキル、会社に求めることなどを擦りあわせを行います。ここではあなたが会社に求めることや譲れない条件、入りたくない会社などを抽象的でも良いので伝えましょう。ここでの情報をもとに、キャリアアドバイザーが求人を選び、あなたに紹介してくれます。
Step.3 求人を紹介
カウンセリングの情報をもとにアドバイザーが求人を選びます。場合によっては診断ツールやAIでの分析をもとにあなたの希望にマッチする企業を紹介してくれます。この求人から入りたい企業、選考に進みたい企業を選びます。
ここでの注意点は「希望に合わない求人があるときは正直に言う」ことです。就活エージェントは多くの求人を持っているため、あなたに合う求人が必ずあるはずです。ここで妥協してしまうと実際に入社した後に後悔してしまいます。妥協のないように慎重に選びましょう。
Step.4 選考対策、模擬面接など
求人を選んだらいよいよ本番が近づいてきますね。ここからは選考に通るための対策が始まります。応募書類の対策では採用担当者に評価される履歴書、職務経歴書の書き方を教えてくれたり、面接対策では基本的なマナー、自己PRの内容、質問への答え方など実践的なアドバイスをしてくれます。
場合によっては模擬面接をしてくれたり、企業ごとの細かい面接対策などあなたが内定を取れるようサポートしてくれます。ただ、どれだけ手厚いサポートがあっても内定を取ることはできません。あなたがそれを面接会場で発揮しなければなりません。1回1回の対策をちゃんと学び、本番でも発揮できるようにしましょうね!頑張ってください!
Step.5 本選考。内定取得
長かった就活も後少し。あとは学んできたことを発揮するだけです! 就活エージェントは面接の準備や日程調整、落ちてしまった場合のフィードバックなどを行ってくれます。あなたがやることはただ一つ、「就活を頑張る」だけです!
既卒におすすめできない就活エージェントって?どこを見ればいい?
ちょっと待った!むやみやたらに就活エージェントに登録するのは危険です! ちゃんとした基準で選んだ評判の高い就活エージェントを選んだほうが時間もお金も失わずに済みますよ。とりあえず、以下の条件に当てはまるような就活エージェントを使っている場合、別の就活エージェントを利用するか、担当のキャリアアドバイザーを変更してもらいましょう。
- 連絡の反応が悪い。ぶっきらぼうで愛想が悪い
- 一方的なコミュニケーションをしてくるキャリアアドバイザーが担当。話を聞いてくれない
- 紹介してくれる求人の情報が不足している。会社についてあまりよくわかっていない
- 紹介してくれる求人の数が少ない
このような条件に当てはまる就活エージェントの場合、使うのをやめるか、別のサービスを使うようにしましょう。時間を無駄にしてしまうばかりでなく、就活に対するやる気が削がれてしまいます。既卒の採用基準は新卒と同じく「熱意」です。
この熱意を削いでしまうような就活エージェントサービスを使い続けることはあなたにとっても、企業にとってもよくありません。利用を考え直してみては?
まとめ:既卒に合った就活エージェントを使おう!
既卒の就活を成功させるために大切なことは
「あなたにあった就活エージェントを使う」
ことです。既卒の場合、そもそもの状況があまりよくないこともあって一人で就活するというのはおすすめできません。もちろん、ハローワークなどの公的機関を活用することも大切です。既卒は有効なチャンネルを駆使することで就職成功率を上げることができます。
可能性がある既卒だからこそ、さまざまなサイトを駆使し、内定を目指してくださいね!
ローマは1日にしてならず。焦らず、じっくりと頑張ってくださいね!応援しています!
以下の記事も参考にどうぞ。
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就活エージェントは既卒一人ひとりと面談を行い、希望の職種、業界に合った選考対策を行ってくれます。エージェントの推薦があるため書類選考通過率も一般より高くなる傾向があります。今、正社員になれるか不安を抱いている既卒のみなさん、一度就活エージェントを使ってみませんか?