新卒で内定を獲得できなかった人、敢えて就活をせずに卒業した人は「既卒」となります。「既卒」は社会人経験がなく、実務経験やスキルがないので、武器になるものが少ないのがネックです…。
こんにちは。みなさんの就職を応援するWEBメディア「CAREE」編集長のサラです。私はこのメディア運営を通し、さまざまな仕事に関わる悩みと向き合ってきました。既卒の場合、職歴がないため、職務経歴書を書くこと自体が嫌になっている人もいることでしょう。
そんな「既卒」は、職務経歴書はどのように書けば魅力的になるでしょうか?
この記事では、これから就活する既卒者が悩む「職務経歴書の書き方」を解説していきます。わたしたちも精一杯サポートいたしますので頑張りましょう!
目次
既卒は職務経歴書でもアピールしよう
そもそも既卒は就職した経験がないので、「職務経歴書は必要なの?」と思う方も多いでしょう。
「既卒は職歴がないから何を書けばよいのか分からない」と思ってしまいますよね。
しかし、既卒が採用されるためには、職歴全くなしでも職務経歴書に自分の強みを記載することが大切です。
既卒が職務経歴書を作成するメリットは、学生時代のアルバイトやサークル活動、ボランティア活動活動などで感じたことや成功体験談を伝えることです。
履歴書は学歴や資格といったプロフィールに留まりますが、職務経歴書では自己PRとして役立ちます。
既卒が効果的な職務経歴書を書くためには
いや、そんなことはありません。誰でも、学生時代に頑張ったこと、打ち込んだことから学ぶことが何かしらあったはずです。
アルバイト経験やサークル活動、留学経験、ボランティア活動など打ち込んだことを思い出して、職務経歴書に記載しましょう。何も、特別なことを書いた方がいいのではありません。自分自身が熱意を持って頑張ったこと、何をしたかよりどうやってそれをしたかの方が重要です。
特別な経験ではなくても、何かを頑張って自己成長できたストーリーは面接官に強くアピールすることができるのです。
見易い・読みやすいは必須!
職務経歴書は要点をまとめて読みやすく、見やすく仕上げることが基本です。
人事担当者は大量の職務経歴書に目を通すため、改行なしの見にくい書類は読んでもらえないケースもあるので要注意です。
職務経歴書や履歴書など、あらゆるビジネスシーンで使う書類は読みやすさを心がけることが大切です。
人事担当者に短時間でもしっかり印象に残せるように短い言葉でインパクトを与えられると効果的です。
短い面接時間で印象に残せるように、分かりやすい職務経歴書を作成しましょう。
要点を手短に述べる
職務経歴書はポイントを抑えて手短にまとめるのがコツです。
面接で短い時間で「どんな人物でどんな強みがあるのか」を端的に伝えなければなりません。
余分な情報は省いて言いたいことや強みのポイントを分かりやすく伝えることが大切です。
職務経歴書を制作する前に要約したポイントをピックアップしてそれに基づいて記載すると良いでしょう。
第二新卒向けの例文を参考にすべし
既卒は就職した経験がないので、中途採用向けの職務経歴書は向いていません。
既卒は、「第二新卒」の職務経歴書の書き方を参考にすると役立ちます。
第二新卒は新卒で一度就職したものの、何らかの理由で1〜3年以内に早期退職した転職希望者です。
既卒との違いは社会人経験があるかないかの違いですが、どちらもキャリアが浅い共通点があります。
既卒は第二新卒向けの職務経歴書の書き方を参考にすることをおすすめします。
既卒の職務経歴書の書き方のポイント!
ここからは、項目毎に書き方のポイントを解説していきます。
あくまでも参考までにして頂いて自分なりのオリジナリティを出しましょう。
①経歴
企業の採用担当者は大量の職務経歴書に目を通さなければならず、一つの書類に時間をかけることができません。
職務経歴書の経歴は長くなってしまいがちですが、なるべく端的にまとめるようにしましょう。
どこでどんなアルバイトをして、どんな仕事から何を学び、どのように成長したのか要点をまとめます。
既卒の場合はキャリアやスキルでは強みを生かせないので、「チャレンジ精神」「向上心」「粘り強さ」といった自己PRが大切です。
②職務経歴
アルバイト経験から学んだことを端的にまとめてポジティブな人物像をアピールしましょう。
どの会社にいつ入り、どのくらいの期間働いて、何の仕事を担当したのか、実績や記録、どのように工夫して頑張ったのかポイントを記載します。
売り上げアップのために努力したことを伝えて仕事に対する意欲や心構えの高さを伝えます。
③保有資格
自分が希望する職種と関連した資格があると強みになるので、取得年月日と合わせて記載します。
既卒は空白期間に取得できる資格もあるので、自分の希望する職種に合わせて検討すると良いでしょう。
④スキル
PCスキルはマイクロソフトのワード・エクセル・パワーポイントの他に、何のスキルがあるのか合わせて記載すると分かりやすいですね。
⑤自己PR
自己PRは個性や人柄を表すために大切な項目です。
履歴書にも自己PRの欄がありますが、職務経歴書には別の内容を記載すると良いでしょう。
同じ文章や内容が同じ場合、アピールポイントがない人だと思われてしまうのでNGです。
職務経歴書の自己PRでは、まず自分の強みとなる「向上心」「忍耐力」などをアピールしてから、具体的な体験談を的確にまとめます。
自己PRの最後には、自分の強みは会社にどう貢献できるのか、意志や意気込みを加えて締めます。
既卒の職務経歴書のサンプル!
ではここまでの知識を活かし、職務経歴書を編集部で作成しました!実際の職務経歴書を書く際に参考にしてくださいね!
① 経歴
「大学卒業後、大型量販店〇〇に販売スタッフとしてアルバイトを経験しました。自社の研修を2週間受けた後、通信機器部門に配属され、勤務時間外にも取り扱い製品を研究して、お客様にどんな質問をされても答えられるようにプロの接客を身につけました。その結果、アルバイトという立場ながら、社員を含めた店舗内の全スタッフの中で販売実績1位を取ることができました。このように私はチャレンジ精神があり、常に向上心を持って仕事に取り組むことができるのが強みです。」
② 職務経歴
アルバイトを開始した年月、会社の名前、事業内容を記載します。会社の規模がわかるように資本金、売上高、従業員数も記載すると良いでしょう。
自分が担当した仕事内容、売上などの実績も分かりやすくまとめます。
③ 保有資格
資格を持っている場合は、普通自動車免許など資格の名前と取得した年月を記載します。
④ PCスキル
ワード・エクセル・パワーポイントなどのパソコンスキルも記載しましょう。
⑤ 自己PR
面接官に最もインパクトを与えることができるのは「結果→反復」のプロセスが組み込まれているストーリーです。具体的にどういうことかというと…
- アルバイトを始めた頃は知識もなく接客の経験もなく、分からないことが多く自信がなかった(事実)
- 商品知識がないため、お客様に具体的な提案ができず、お客さんを怒らせてしまった(結果)
- 営業時間外に商品知識をつけ、お客さんにベストな提案ができるように繰り返し練習した(反復)
- 結果、満足してくれるお客さんが増え、自身の労働時間も最小で最大の売上を達成できるようになった(結果’)
全てがこういうフレームに収まるわけでは無いですが、「事実」→「結果」→「反復」→「さらなる結果」というような流れを描けているとより、面接官に響く自己PRになるでしょう。
第二新卒・既卒におすすめの転職サイト3選
①ハタラクティブ
- 転職内定率80.4%
- 業界未経験転職実績60,000人以上
- フリーターからの正社員転職に強みがある
- 正社員就業経験のない層の支援実績が豊富
ハタラクティブのアドバイザーはフリーターや派遣社員の転職支援に慣れており、手厚い支援が期待できます。
総合型の大手転職エージェントになると内定確率の低い職歴のない層は登録さえできない可能性があります。
ハタラクティブであれば職歴に自信がない層に対しても転職をサポートを行ってくれますので、ぜひ登録してみてください!
②マイナビジョブ20’s
- 第二新卒の求人に特化した転職エージェント
- 20代をターゲットに転職支援を行っている
- 未経験業界への転職に強い
- 担当者の手厚いサポートに定評がある
マイナビジョブ20’sの大きな特徴は、第二新卒・20代の転職支援に特化している点です。
「担当者と二人三脚で進めていく感覚だった」というような口コミがあるほど、手厚いサポートに定評があります。
未経験の業界に挑戦したい第二新卒・20代の方はぜひ利用してみてください!
③ウズキャリ
- 第二新卒・既卒など20代の転職サポートに特化している
- ユーザーの内定率は86%以上
- 厳しい判定基準でブラック企業を徹底排除し、「定着率」にこだわっている
- 第二新卒経験者の専任キャリアコンサルタントによるフルサポート
高い内定率を誇るウズキャリも、第二新卒・既卒の転職支援に特化したエージェントです。
ひとりひとりに専任のキャリアコンサルタントがつき、転職活動や悩み相談などの手厚いサポートを行っています。
ブラック企業を避けて求人を紹介しているため、転職後に過酷な労働条件に悩むというリスクを下げられるでしょう。
働きやすい環境に転職したい第二新卒・既卒の方は登録必須です!
まとめ:既卒だからこそ、職務経歴書を書こう!
既卒は就職した経験がないため、職務経歴書を書かない人がいますがNGです。既卒にとって、職務経歴書は強みやアピールポイントを伝えるのに役立つからです。強みとアピールポイントの要点をまとめて分かりやすく記載することで採用担当者の目に留まることができますよ!
人事担当者は限られた時間で人材を判断するので、読みやすさも心がけて、印象に残る職務経歴書を作成しましょう。また、できれば第三者の添削が必要です。身近な家族や友人、就活エージェントなどを有効活用することでより詳細でより分かりやすい職務経歴書を作り上げることができます!
どこの就活エージェントを使っていいのかわからない人はまず、『ハタラクティブ』や『マイナビジョブ20’s』、『ウズキャリ既卒』などの大手の就活エージェントサービスを使ってみましょう。こちらでそれぞれの就活エージェントを比較しています。合わせてお読みください。
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