転職エージェントに登録を断られると、転職する気が失せるほどショックを受けます。
これまでの経験や実績が全否定された気がして、立ち直れない…と悩んでいる方も多いのでは?
実は、転職エージェントが登録を断る理由は、キャリアやスキルと全く関係がないケースもあります。
結論から言えば、気を取り直して他の転職エージェントに登録するのが一番得策です。
この記事では、転職エージェントに断られた原因、考えられる理由について解説していきます。
目次
転職エージェント別|登録を断られた理由まとめ
転職エージェントにはそれぞれ登録する際に難易度があり、条件に満たない場合は登録を断ります。「登録されても紹介できる求人がない」と判断した時に登録を拒否をされるのです。
多くの転職エージェントは年齢を厳しくチェックしており、年齢により登録できないケースは多いです。転職エージェントは20代と30代の転職サポートをメインに行っています。
採用企業側としても若い人材の方が将来性があり、企業への貢献度が期待されるので、20代と30代を求めています。40代以降は即戦力が求められるため、40代以降の未経験者の場合はサポートを受けるのが難しいと言えます。
20代、30代は経歴やスキルが少なくても将来性を見込んで登録することができますが、40代以降は厳しいのが現状です。
リクルートエージェントに断られる|求人を紹介できない理由まとめ
リクルートエージェントに断られる理由は、年齢が高すぎる、またはキャリア不足が考えられます。
リクルートエージェントによれば、会員の80%は35歳以下が占めており、40歳以上は極端に少ないです。
採用企業側が40歳以上のミドル層・シニア層を求める条件は、スキルと実績を兼ね備えた即戦力です。
もし、40歳以上でリクルートエージェントの登録を断られた場合、年齢に比べてキャリアが不足していると判断された可能性が高いです。
25歳〜35歳で登録拒否された場合は、転職経験が多すぎて、採用コストに見合わない人材だと判断されたと考えられます。
パソナキャリアに断られる|登録拒否の理由まとめ
パソナキャリアは会員の年齢内訳は明らかにしていませんが、20代と30代が大部分占めています。
40歳以上の方で登録できなかった場合は、年齢に見合うスキル・実績がないと判断された可能性が高いです。
20代・30代で登録拒否された場合は、転職回数が多すぎる、正社員歴が短い・ないといった理由が考えられます。
転職回数は2社以下(直近3年以内の転職なし)、実務経験3年以上が理想の条件です。
年齢が若くても企業側には「また辞めるのでは?」と思われるため、求人を紹介できないのが理由です。
マイナビエージェントに断られる|見捨てられる&放置される理由まとめ
マイナビエージェントは転職業界の中でも20代サポートに力をいれているのが特徴です。
20代から30代前半の求人に特化しているため、30代以降は登録を拒否されるか可能性が高いです。
他にもマイナビエージェントか登録を断る理由は、転職回数が多すぎる、正社員歴が短いまたはないと考えられます。
希望している勤務地や職種がマイナビエージェント取り扱いの範囲外といった理由もあります。
JACリクルートメントに断られる|相手にされない理由まとめ
JACリクルートメントはハイキャリア向けの転職支援サービスです。
即戦力がありスキルと実績に自信がある30歳〜50歳のミドル層・シニア層の転職サポートに強みがあります。
年齢が比較的若い20代が断られた場合は、若さによるキャリア不足が考えられます。
JACリクルートメントの取り扱い求人は技術系、営業、管理部門といった特定の職種なため、希望する職種に見合わない場合も断られることがあります。
ビズリーチに断られる|連絡が来ない理由まとめ
ビズリーチはハイクラス限定の転職サイトです。
会員の平均年齢は40歳、最終学歴が大学卒業以上、平均年収840万円、60%以上がマネジメント経験者となっています。
ビズリーチの取り扱い求人は外資系企業や大手企業が多く、経験・スキルが求められています。
ビズリーチに断られた理由で考えられるのは、キャリア不足により即戦力の人材ではないと判断されたことです。
他の理由には、転職回数が多く採用コストに見合わないと思われた可能性もあります。
転職エージェントの登録難易度
転職エージェントの登録難易度は、年齢やスキル・実績が大きく影響しています。
経歴やスキルが少なくても転職サポートしてもらえるのは20代から30代までが現実です。
若いうちはやる気さえあれば、将来性を見込まれて採用される求人も見つかるので転職サポートを受けられます。
しかし、40代以降になると未経験者歓迎の求人は少なくなり、実力とスキルがある即戦力がないと紹介してもらえる求人が少ないのです。
転職エージェントの専任コンサルタントも年齢層は20代から30代と若く、40代をサポートすることが難しいのも要因の一つです。
転職エージェントに登録できないときの対処法3選
転職エージェントに登録できなかった場合、これからどうやって転職活動を進めれば良いのでしょうか?
ここからは、転職エージェントに相手にされない時の対処法をご紹介します。
①企業に対して直接応募をする
転職したい企業が決まっている場合は、転職エージェントに登録せずに、直接応募するやり方がおすすめです。
企業のホームページや求人サイトから仕事を見つけて、マイペースで転職活動を進めていきます。
スキルや経験が不足して転職エージェントに登録できなかったならば、その現実を受け止めて身につける努力をするべきです。
企業の求める人物像に近づくためのスキルを身に付けてながら、自分で転職活動をすることを検討しましょう。
②期間を空けて同じ転職エージェントに再登録をする
転職エージェントは期間を空けて再登録すると、何もなかったように普通に登録できるケースもあります。
転職エージェントの取り扱い求人の職種が幅広くなったり、方針が変わるケースがあるからです。
支店が新しくできて対応エリアが広がり、再登録できる可能性もあります。
ただし、経歴やスキルを変えて再登録するのは偽りになり、自分に何もプラスにはなりませんので止めましょう。
③別の転職エージェントに登録してみる
今の時代は、転職することは当たり前の時代ですから数多くの種類の転職エージェントが存在します。
一つ、二つの転職エージェントに拒否されたからといって諦めるのはまだ早いです。
未経験者や第二新卒者に強みのある転職エージェント、特化型の転職エージェントも狙い目です。
地方在住の方は、地元密着型の小規模な転職エージェントも登録する価値があります。
気持ちを早めに切り替えて、他の転職エージェントにチャレンジしてみると良いです。
断られた人向け|おすすめの転職エージェント3選
ここからは、断られた人向けにおすすめの転職エージェント3選をご紹介します。
どれも無料登録できて、転職サポートに定評のある転職エージェントです。
1位:doda
30代で転職活動を行うのなら、dodaを利用するのも効果的です。
dodaは20代のような若手よりも、30代〜40代のミドル層の求人に強みがある転職サイト・転職エージェントです。
- 20万件以上(※2023年3月時点、非公開求人を含む)
- 良質な非公開求人がある
- 転職サイト・エージェントどちらの機能も利用できる
- 企業からスカウトメールが来る
- レジュメビルダーで簡単に書類を作成できる
これまでに2万人以上の求職者がdodaを利用することで年収UPを実現しており、キャリアアップを狙う30代の方から強い支持を得ています。
リクルートエージェントと並ぶ大手転職サイト・転職エージェントであり、経験豊富なキャリアアドバイザーが多数在籍しています。
最大の特徴は、キャリアカウンセリングに徹底して力を入れていることです。
転職の前に「自分が本当に大事にしている価値観は何か?」「自分が一番もやもやしていることは何か?」といった曖昧な点を明確にしてくれます。
その結果、自分が本当に希望する仕事のイメージが明確になり、あとあとミスマッチが発生することを防げます。
総じて、優良な転職サイト・転職エージェントなので、30代で転職をするならぜひ利用しておきたいところです。
現役転職エージェントからのコメント
2位:リクルートエージェント
30代が転職を成功させたいのなら、まずはリクルートエージェントをおすすめします。
- 人材業界の最大手であるリクルートが運営
- 転職支援実績No.1
- 非公開の求人が豊富
- 幅広い業種に対応
- 面接対策やレジュメ添削などのサポートが充実
- 転職成功者の6割以上が年収アップを実現
この年代の人達は経験やスキルは豊富であるにも関わらず、転職市場の知識・試験対策の準備が不足していて痛い目を見ることが少なくありません。
つまり、転職を成功させるためには、豊富な実績に基づく徹底的なサポートが必要なのです。
転職支援実績No.1のリクルートエージェントには優秀なキャリアアドバイザーが在籍しているため安心です。
また、保有している求人数も業界トップクラスであるため、利用することでキャリアの選択肢が間違いなく増えるでしょう。
リクルートエージェントなら正しい転職のやり方の下、満足のいく転職活動を行うことができるでしょう。
現役転職エージェントからのコメント
30代の転職でも業界最大手のリクルートエージェントが1位ですね。
業界最大手の強みを活かした求人の量と質に定評があるようです。
ご自身の経験やスキルが「転職市場でどのくらいの価値があるか」を客観的に把握するための情報収集として、
業界最大手のリクルートエージェントに登録してみるという人も多そうですね。
3位:アデコ(Adecco)のLHH転職エージェント
- 世界で知名度のあるアデコ(Adecco)グループが運営している
- 外資系企業、グローバル企業、国内の大手企業の求人に強みがある
- 求人の質の高さに定評あり
- 非公開案件の紹介あり
- 専任キャリアアドバイザーが法人営業を兼任しているためミスマッチが少ない
- すべての面談希望者を受け入れる
「LHH転職エージェント」は、スイスに本社があるアデコが運営してます。
日本では転職サービスだけでなく、派遣サービスやアウトソーシングサービスを幅広く展開しています。
大手リクルートのような求人数はありませんが、求人の質の高さには定評があるので要チェックです!
特に外資系企業、グローバル企業、国内大手企業の優良な案件も多く保有しており、キャリア転職に向いています。
現役転職エージェントからのコメント
「LHH転職エージェント」の特徴は、専任キャリアアドバイザーと企業担当者は兼任していることです。
キャリアアドバイザーは転職希望者と企業担当者の両方とカウンセリングを行うため、ミスマッチが起こりにくい点が嬉しいポイント!
ほとんどの転職エージェントは分担性になっているので兼任しているのは珍しく、良い案件が見つかりやすくなっています。
また、「LHH転職エージェント」はすべての転職希望者と面談を行っているので良心的です。
転職エージェントに登録を断られた・断られる理由まとめ
転職エージェントに登録できない理由は、年齢やスキル・実績だけでなく、業界・職種が合わない可能性もあります。
何回か登録できなくても、他の転職エージェントでは登録できる可能性はあるので、気を取り直してチャレンジしてみましょう。
転職エージェントはどれもダメみたい…と思ったら求人サイトやハローワークの選択肢があります。
必ず開ける道はありますので、諦めずに転職できるように努力しましょう。
株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】
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スピード感のある転職活動ができ、転職成功につながっているようですね。
また、年収UPの転職成功例も多いようで、その点からもキャリアアップを狙う30代からの強い支持を得ているようです。