企業の人事や労務、社会保険労務士事務所やコンサルティング会社に勤めている方は、どんな転職サイト・転職エージェントを利用すべきでしょうか。結論から言えば、人事や労務に特化した転職サイト・転職エージェントは少なく、ほとんどが総合型となります。
今回は、人事や労務に強みがあるおすすめの転職サイト・転職エージェントを10選ご紹介します。
目次
人事・労務におすすめな転職サイト・転職エージェントの選び方
人事・労務は、会社の従業員が働きやすい環境を整えて成長と活躍を支えるやりがいのあるお仕事です。
人事職への転職に役立つサービスは何を基準に選べばよいのかチェックしていきましょう。
おすすめの選び方①人事・労務の求人に強みがある
人事・労務の求人数は転職サイト・エージェントによって異なりますので、登録前にチェックしておきましょう。求人数の多さはもちろんのこと、求人の質の高さも重要なポイントですから、口コミに目を通しておくと良いです。
求人数が多いほど自分の希望する条件とマッチングしやすく理想的な仕事に出会えるチャンスがあります。初めて人事・労務への転職を目指す方は、専任キャリアアドバイザーのフルサポートがあると安心ですね。
転職エージェントに相談しながら、転職サイトにも登録して求人を探しをすると効率的です。
おすすめの選び方②キャリアアドバイザーは人事・労務の仕事内容に精通している
人事・労務のお仕事は、企業によって配属先が異なる特徴があります。人事、労務、総務がそれぞれ部署として独立している企業もあれば、人事部で人事と労務の両方を行う企業もあり、様々です。
自分のキャリアに合わせて求人を選ぶ必要があるので、仕事内容に精通しているキャリアアドバイザーがいると安心して相談できます。口コミをチェックしてキャリアアドバイザーの専門知識が高いかどうかチェックしてから登録しましょう。
おすすめの選び方③サポート体制が充実している
サポート体制は転職サイト・エージェントによって異なるのでよく確認しておきましょう。転職先が決まったらサポートがピタリと止まる業者もあれば、採用後もアフターフォローしてくれる業者もあり様々です。
転職希望者と企業の採用担当者との間に入って、労働条件や年収アップの交渉をしてくれる業者もあるので積極的に活用しましょう。現職が忙しくて求人探しをする時間がない方は、希望する条件に合った新着求人をお知らせしてくれる機能があるサービスに登録すると便利ですね。
人事・労務におすすめの転職サイト・転職エージェント3選
人事や総務部門の転職サイト・転職エージェントは、未経験歓迎の案件はほとんどなく、社会保険労務士の実務経験が求められます。人事や総務の転職は経験を問われますので、未経験の方は社会保険労務士事務所などで実務経験を積んでから転職すると良いです。
人事・総務・経理・法務等の企業の管理部門は、転職サイト・転職エージェントを利用すると年収アップ、キャリアアップに導いてくれます。
1位:doda
30代で転職活動を行うのなら、dodaを利用するのも効果的です。
dodaは20代のような若手よりも、30代〜40代のミドル層の求人に強みがある転職サイト・転職エージェントです。
- 20万件以上(※2023年3月時点、非公開求人を含む)
- 良質な非公開求人がある
- 転職サイト・エージェントどちらの機能も利用できる
- 企業からスカウトメールが来る
- レジュメビルダーで簡単に書類を作成できる
これまでに2万人以上の求職者がdodaを利用することで年収UPを実現しており、キャリアアップを狙う30代の方から強い支持を得ています。
リクルートエージェントと並ぶ大手転職サイト・転職エージェントであり、経験豊富なキャリアアドバイザーが多数在籍しています。
最大の特徴は、キャリアカウンセリングに徹底して力を入れていることです。
転職の前に「自分が本当に大事にしている価値観は何か?」「自分が一番もやもやしていることは何か?」といった曖昧な点を明確にしてくれます。
その結果、自分が本当に希望する仕事のイメージが明確になり、あとあとミスマッチが発生することを防げます。
総じて、優良な転職サイト・転職エージェントなので、30代で転職をするならぜひ利用しておきたいところです。
現役転職エージェントからのコメント
2位:リクルートエージェント
30代が転職を成功させたいのなら、まずはリクルートエージェントをおすすめします。
- 人材業界の最大手であるリクルートが運営
- 転職支援実績No.1
- 非公開の求人が豊富
- 幅広い業種に対応
- 面接対策やレジュメ添削などのサポートが充実
- 転職成功者の6割以上が年収アップを実現
この年代の人達は経験やスキルは豊富であるにも関わらず、転職市場の知識・試験対策の準備が不足していて痛い目を見ることが少なくありません。
つまり、転職を成功させるためには、豊富な実績に基づく徹底的なサポートが必要なのです。
転職支援実績No.1のリクルートエージェントには優秀なキャリアアドバイザーが在籍しているため安心です。
また、保有している求人数も業界トップクラスであるため、利用することでキャリアの選択肢が間違いなく増えるでしょう。
リクルートエージェントなら正しい転職のやり方の下、満足のいく転職活動を行うことができるでしょう。
現役転職エージェントからのコメント
30代の転職でも業界最大手のリクルートエージェントが1位ですね。
業界最大手の強みを活かした求人の量と質に定評があるようです。
ご自身の経験やスキルが「転職市場でどのくらいの価値があるか」を客観的に把握するための情報収集として、
業界最大手のリクルートエージェントに登録してみるという人も多そうですね。
3位:アデコ(Adecco)のLHH転職エージェント
- 世界で知名度のあるアデコ(Adecco)グループが運営している
- 外資系企業、グローバル企業、国内の大手企業の求人に強みがある
- 求人の質の高さに定評あり
- 非公開案件の紹介あり
- 専任キャリアアドバイザーが法人営業を兼任しているためミスマッチが少ない
- すべての面談希望者を受け入れる
「LHH転職エージェント」は、スイスに本社があるアデコが運営してます。
日本では転職サービスだけでなく、派遣サービスやアウトソーシングサービスを幅広く展開しています。
大手リクルートのような求人数はありませんが、求人の質の高さには定評があるので要チェックです!
特に外資系企業、グローバル企業、国内大手企業の優良な案件も多く保有しており、キャリア転職に向いています。
現役転職エージェントからのコメント
「LHH転職エージェント」の特徴は、専任キャリアアドバイザーと企業担当者は兼任していることです。
キャリアアドバイザーは転職希望者と企業担当者の両方とカウンセリングを行うため、ミスマッチが起こりにくい点が嬉しいポイント!
ほとんどの転職エージェントは分担性になっているので兼任しているのは珍しく、良い案件が見つかりやすくなっています。
また、「LHH転職エージェント」はすべての転職希望者と面談を行っているので良心的です。
人事・労務におすすめな転職サイト・転職エージェントの使い方とは?失敗しないための方法5選
転職サイト・エージェントは登録したら受け身になるのではなく、こちらから積極的に活用することが大切です。
ここからは、人事・労務の転職成功へ導く活用法をご紹介します。
おすすめの使い方①人事・労務のキャリア相談をする
他業種から初めて人事・労務の転職を目指す人、年収アップのために条件の良い企業を見つけたい人など、転職の目的は人それぞれ。どんな転職の形であっても、自分の希望に合った職場を見つけて最後に「転職して本当に良かった!」と満足した結果を得たいですよね。
ただし、募集要項や企業のホームページを見ただけでは満足の行く仕事選びをするのは難しいと言えます。転職エージェントのキャリアアドバイザーは、人事・労務への転職サポートを行った経験から、的確なキャリア相談が可能です。
人事・労務の適性はあるのか、職歴や能力から客観的に分析してもらい、転職アドバイスを受けることをおすすめします。
おすすめの使い方②業界情報や転職市場の情報を得る
キャリアアドバイザーは、人事・労務に求められる人材、採用されやすいタイプ、近年の転職市場を詳しく知っています。自分で最新の転職市場を調べようと思っても難しいので、業界に詳しいキャリアアドバイザーに聞いてみると良いでしょう。
担当のキャリアアドバイザーは、実際に企業の人事担当者と会ってどんな人材を求めているのか話し合っているので、生の情報を得ることができるのが嬉しいポイント。
おすすめの使い方③人事・労務の非公開求人を紹介してもらう
人事・労務の求人は転職サイトでも見つけることができますがいわゆるお宝案件を狙うためには、転職エージェントに非公開求人を紹介してもらいましょう。大企業や人気の案件、高収入案件は一般公開すると応募が殺到して、優秀な人材を見つけにくくなります。
そのため、多くの企業はコストがかかっても転職エージェントに最適な人材探しをお任せしているのです。大手転職エージェントは80%から90%は非公開求人となっているので、複数登録して多くの案件を紹介してもらいましょう。
おすすめの使い方④人事・労務に特化した面接対策で内定率を上げる
人事・労務に転職したい場合、自分一人で企業別に面接対策するのは並大抵のことではありません。そんな時もキャリアアドバイザーに面接対策を依頼すれば、企業別に対策を取ってくれるので大変役立ちます。
人事・労務の面接で必ず聞かれる定番の質問、志望動機のコツ、自己PRを的確に指導してもらえます。
おすすめの使い方⑤キャリアアドバイザーに推薦文を書いてもらう
転職エージェントには、履歴書に「自信を持ってご紹介できます」という内容の推薦状を添付してくれるサービスがあります。自分の人間性やスキルを魅力的にアピールして、売り込んでもらえるので内定獲得率アップに繋がります。
専任キャリアアドバイザーによって推薦状の伝え方は変わるので、提出する前に見せてもらうと良いでしょう。
【Q&A】人事・労務の転職でよくある質問
ここからは、人事・労務の転職する際に気になる疑問点を解決していきましょう。
Q.人事・労務への転職で転職サイト・転職エージェントを使うメリットとデメリットとは?
メリット | デメリット |
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Q.30代・40代で人事・労務に転職するのは厳しい?
30代・40代で人事・労務へ転職するには、基本的なパソコンスキル、マネジメント経験、コミュニケーション能力は必須条件です。
人事の管理や評価制度の作成、保険関連の管理などパソコンスキル、他業種でもマネジメント経験があれば採用率は上がるでしょう。30代・40代以上の人生経験の豊富なコミュニケーション能力はアピールポイントになります。
Q.未経験で人事・労務に転職するのは難しい?
未経験から人事・労務の仕事を目指す人は多く、他業種から転職した人も活躍しています。営業職の場合は、対外交渉スキルがあると高く評価される傾向にあります。
人事系の資格や検定があれば、未経験でも採用されやすくなるので強みになります。例えば、社会保険労務士や国家資格「CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)」、メンタルヘルス・マネジメントを持っていると転職に有利になります。
Q.女性でも人事・労務への転職を成功させることはできる?
人事・労務のお仕事は、男女関係なく企業で働く人材を支える仕事です。人と関わることが好きな人、従業員をサポートしたり、職場環境を整える仕事に興味がある人は人事職に向いています。
Q.人事・労務への転職理由で困っている・・・。どんな志望動機なら選考を通過できる?
人事・労務へ転職する方は、コミュニケーション能力・企画力・情報収集能力など、多方面から自分をアピールすると選考を通過できるでしょう。
Q.面接ではどんなことに注意すればいい?
人事・労務の面接でチェックされるポイントは、これまでの実績・経験、自社の仕事の適性、ストレス耐性、コミュニケーション能力です。中途採用はポテンシャル・やる気の他にも即戦力になるか見極めれるので、面接では実績・スキルをアピールしましょう。
仕事の適性やストレスに強いことも上手くアピールし、早期退職しない根性を見せることも大切です。
Q.人事・労務から別の職種に転職するならおすすめは何?
人事・労務から異業種への転職は、営業、広報、人事コンサルタントを選ぶ人が多いようです。人事のスペシャリストを目指すなら、様々な企業の人事部門に関するコンサルティングがおすすめです。
人事・労務におすすめな転職サイト・転職エージェントまとめ
今回は、人事や労務に強みがあるおすすめの転職サイトとエージェントを10選ご紹介しました。人事や労務は医療業界やIT業界と異なり、専門的な転職サービスが少ないので、総合型の転職サービスを複数登録すると良いです。
ぜひ、ランキングから気になるサイトに2〜3社登録して早速活用しましょう!
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スピード感のある転職活動ができ、転職成功につながっているようですね。
また、年収UPの転職成功例も多いようで、その点からもキャリアアップを狙う30代からの強い支持を得ているようです。