憧れの看護師!
しかし現実の辛さに直面して、看護師辞めたいと思っている方もいるでしょう。
他のみんながどんな『辞めたい気持ち』を持って悩んでるのかも気になりますよね。
この記事では、同じように辞めたいと悩む看護師の声や辞めるならいつどう辞めるべきかなどについて紹介します。
こんな状況で辞めにくいと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
- 1 看護師の離職率は10.9%、多い退職理由は?
- 2 看護師を辞めた方が良い(勤務先を変更すべき)理由とは?
- 3 看護師に辞めやすい・転職しやすい時期や年数はある?
- 4 辞める場合は早めに行動!スムーズな転職・退職手順とは?
- 5 辞められない理由?こんなケースでも退職は可能?
- 6 看護師を辞めてよかった、成功したエピソード
- 7 看護師を辞めて後悔した、失敗したエピソード
- 8 看護師を辞めるか迷ったら。辞める前に試せること4選
- 9 看護師におすすめの転職サイト・エージェント3選
看護師の離職率は10.9%、多い退職理由は?
出典・参照:「病院看護実態調査」 結果|公益社団法人 日本看護協会 広報部
公益社団法人日本看護協会が実施した「病院看護実態調査」によると、正規雇用看護職員の離職率は10.9%。過去5年にわたり離職率は10%を上回り、高い傾向が続いています。
また、新卒看護職員の離職率は7.5%でこちらも、過去5年横ばい状態が続いています。
せっかく看護師になったのに辞めることを躊躇う方も少なくないと思いますが、離職は決して珍しいケースではないことをまずは知っておきましょう。
退職理由については「出産・育児のため」がもっとも多く、次いで「結婚のため」「他施設への興味」「人間関係がよくないから」が上位でした。
その他には超過勤務や夜勤の負担、休暇が取りくいなどの勤務体制への不満や、医療事故の不安など看護師ならではの理由も挙げられています。
看護師を辞めた方が良い(勤務先を変更すべき)理由とは?
看護師を辞めたいと思ったらまずは転科や転職を、あるいは看護師を辞めることも含めて検討する必要があります。
実際に以下のような理由で辞めたいと感じる方が多いようです。経験者のお悩みの声や対策方法も載せるので参考にしてください。
①病院の体制・制度に問題がある
病院の体制や制度の問題とは、以下のようなケースです。
・残業代・深夜手当・休日手当などが出ない(労働基準法違反)
・看護師の人手不足が長期間続いており、一人当たりの仕事量が普通ではない
・産休・育休・有給などの福利厚生が機能していない
・教育制度の基盤ができていない
こうした環境では看護師として安心して働くことができません。また病院の体制以前に、パワハラやセクハラなどが黙認されている場合も問題です。
・残業代・深夜手当・休日手当などが出ない(労働基準法違反)
入院患者を受け入れている病院では、24時間体制での看護が求められます。そのため、看護師の業務時間は1日を2つもしくは3つの時間帯で区切ったシフト制を組んでいます。深夜や休日などに出勤した場合や残業をした場合は割増賃金が支払われます。これは労働基準法に定められていることなので、守られていなければ労働基準法違反となります。
とはいえ、病院に掛け合ってもすぐに解決できないケースも少なくないようです。
看護師の人手不足が長期間続いており、一人当たりの仕事量が普通ではない
看護師の人手不足で一人あたりの業務量が過剰になっている場合や、看護師の業務以外の仕事まで請け負わなければならなくなっている場合は、病院側の人員配置に問題があります。特に長期間にわたって人手不足が続き、受け持ち人数や業務が過剰な状況が長引くと、看護師の負担が大きくなり事故を招く原因にもなります。
看護師がストレスを抱えて健康を崩してしまう可能性も高いので、適切な人数を配置してもらう必要があります。しかし改善には時間がかかるのが現状です。
産休・育休・有給などの福利厚生が機能していない
福利厚生が充実しているかどうかは、働きやすさに関わる重要なポイントです。しかし、クリニックのような比較的小さな施設では、社会保険が完備されていないケースが少なくありません。会社員は社会保険に加入することがほとんどですが、医療機関では未だ常識とはなっていないのです。施設の規模によっては国保加入となっている場合もあります。
また制度があるのに、有給や産休・育休を取りにくい雰囲気がある場合は、福利厚生制度がしっかり機能しているとは言えません。
看護師は体への負担も大きい仕事なので、妊娠中の切迫流産を心配する声もありました。実際に、急性期病棟の看護師は切迫流産する方も少なくないようです。
教育制度の基盤ができていない
一般的には総合病院のような大きな施設では教育制度が整っている場合が多いですが、クリニックのような小さな施設では教育制度が整っていない場合もあります。
教育制度が重要なのは、看護師の技術を高めることはもちろん、管理機能の向上にもつながるからです。制度がしっかりしている病院は、人事管理システムが整備され働きやすい環境が整っている可能性が高くなります。
逆に、教育制度の基盤がしっかりできていない病院は、事故が起こりやすくなります。新人看護師には特にハイリスクな環境なので、ある程度の経験を積むまでは、教育制度が整った施設での勤務が良いでしょう。
②病院の人間関係に問題がある
看護師は同僚や上司との連携が重要な仕事です。それだけに人間関係の問題は大きなストレスとなります。特にプリセプターや主任、師長との関係が悪い場合は、勤務を続けることが困難になる可能性があります。
・いじめ・嫌がらせ・無視などを受けている
・看護業務の指導をネグレクトされている
・セクハラやパワハラなどを受けている
掲示板などを見ると、こうした理由で「辞めたい」と感じている人も多いようです。
いじめ・嫌がらせ・無視などを受けている
看護師に限らず社会人になっても職場でのいじめや嫌がらせはありますが、看護師のいじめは特に辛いものになります。看護師は限られた人員の中で働くので逃げ場がなく、人間関係のトラブルで退職に至るケースは少なくないようです。
他の会社員に比べて看護師の職責は命を扱う点で非常に重く、心理的なストレスが取り返しのつかない大きなミスにつながることもあり危険です。
看護業務の指導をネグレクトされている
看護業務の指導をしてもらえないのは、看護技術の向上が望めないばかりか、患者情報の伝達が不十分になる可能性もあり非常に危険です。特に新人の時に教育をしっかりしてもらえないと、看護師としての技術も自信も身に着かなくなってしまうので、致命的なトラウマになりかねません。
技術がないままでは評価も上がらないので、なかなか責任のあるポジションも任されず、給与の伸びもなかなか期待できません。プリセプターや先輩からのネグレクトは、人間関係の理由だけでなく、給与面・技術面でも辞めたいと感じるケースにつながります。
セクハラやパワハラなどを受けている
セクハラやパワハラは看護師業界に限らず社会問題となっている卑劣な行為です。明かなセクハラやパワハラ行為を受けた場合は病院の管理部門に相談し、解決策が講じられない場合は地域の労働基準監督署や弁護士などに相談することを検討しましょう。
また、看護師ならではのセクハラという点では、患者からのセクハラ被害を受けるケースが少なくありません。その場合は師長などに相談して、度を超したセクハラ行為を受けている場合は担当を変更してもらえうよう交渉しましょう。
③看護師という職業に問題がある
「看護師という職業に問題がある」というのは、看護師の仕事が根本的に合わず辛い、もしくはやりがいを感じないので辞めたいといったケースです。
・数年勤務していても看護業務に嫌気を感じる・向いてなさを感じる
・夜勤などが理由で体調を常に崩している・体力が続かない
・目指している将来像と現在の業務内容が合っていない
看護師は業務内容だけでなく勤務時間も特殊なので、これらが合わない場合は看護師を続けることは難しくなります。
数年勤務していても看護業務に嫌気を感じる・向いてなさを感じる
看護師に憧れて看護の道を選んだとしても、現実の厳しさに直面して自信を無くしたり、やりがいを失ってしまったりする場合もあります。
新人看護師は理想と現実のギャップによって引き起こされるリアリティショックを受けやすく、その結果、看護師の仕事に魅力を感じなくなる人もいます。リアリティショックの原因は、臨床現場の厳しさや患者とのコミュニケーションの難しさ、職責によるプレッシャーなど様々です。新人時代のリアリティショックは現場に慣れるに従って回復することが多いですが、そのまま続けても辛い場合は看護師の仕事に向いていない可能性があります。
また、プライマリー制度などの看護師ならではの指導システムが合わない場合も、看護師の仕事に魅力を感じなくなる原因となります。
夜勤などが理由で体調を常に崩している・体力が続かない
入院設備のある施設では、看護師は夜間も交代で勤務する必要があります。夜勤は看護師の配置人数が少ないため業務の負担は大きい一方で、夜勤手当などがつくので高収入が見込めるメリットもあります。しかし、夜勤には向き不向きがあるとも言われているので、体力が続かない人もいれば、体調をひどく崩してしまう人もいます。さらに、長期間の夜勤は睡眠障害を引き起こすリスクもあります。
目指している将来像と現在の業務内容が合っていない
看護師と一口に言っても、配属される診療科や外来か病棟かによっても業務内容は異なります。自分の希望通りの診療科に配属されるとは限らないので、現状に満足できないこともあります。なりたい看護師像や叶えたい夢と現状の環境があまりにも合わないと、士気が下がりミスを招く原因にもなります。
希望する業務に近い診療科に移ったり、職場を変えてみることも検討しましょう。
④給料が高いところで働きたい(給料が少ない・割りに合わないと感じる)
看護師は給料が高いイメージがありますが、実際は夜勤などの過酷な勤務をすることでプラスの収入を得ている方は少なくありません。看護師は初任給こそ高めの設定となっていますが、昇給率は残念ながら高いとは言えないのが現状です。
さらに、残業代を請求できないパワハラのような雰囲気や、業務の重さに対して支払われる給料が割りに合わないと感じているケースも。看護師の仕事は看護以外にも、引き継ぎや日報なども含まれますが、これらが残業として認められない職場もあります。
給料に納得できない場合は、職場を変えることも検討しましょう。
⑤異なる病院・医療分野で働きたい
職場を変えたい場合や病院やクリニック以外の医療分野で働きたい場合は、現在の職場で働く意思は既になくなっているので、転職活動を早めに始めることをおすすめします。
現在の職場環境に何らかの不満があり今後も改善が見込めないなら、その場に留まって長く苦しむよりも、職場を変える方が良いでしょう。
看護師資格を活かして、他の医療分野で働きたい場合も早めの行動をおすすめします。介護施設や保育園などで看護師として働く以外にも、保健師や保健室の教員、一般企業のクリニカルスペシャリストなど看護師資格を活かした仕事もあります。職業によって業務内容はもちろん環境や勤務時間なども異なるので、働き方を変えたい方はチャレンジする価値があります。
家庭の事情などで看護師としての勤務が難しい場合も、他の分野への転職を検討しましょう。
⑥看護師の他にやりたい仕事がある
看護師の仕事に熱意を感じられず他にやりたい仕事があるなら、無理をして看護師を続けても辛いだけです。実際、看護学校で学んだ全ての人が看護師になっているわけでありません。
看護師資格を取得するためには費用も時間もかかるので、もったいないからと惰性で続けてしまうかもしれませんが、むしろ大切な人生の時間を無駄にしてはいないでしょうか。
やりたい仕事があるのは前向きな理由なので、転職活動中もプラスの印象を与えられる可能性があります。
看護師に辞めやすい・転職しやすい時期や年数はある?
退職・転職しやすい時期はある?
退職する時は
・自分の仕事がひと段落しているか
・自分の所属部署や病院が特に忙しい季節でないか
などが辞めやすさに関わってきます。
ボーナスをもらった直後だと印象が悪い、という話もありますが、全ての職場がそうとは限りません。
円満退職できるように、できるだけ周りと相談・調整をしましょう。
転職活動の準備・開始時期については、5・6・11・12月が成功につながりやすいようです。
CAREE編集部が看護師518名に行なったアンケートでは、5月に転職活動を始めた方の満足度が71%と一番高い結果になりました。
転職に有利な年数はある?
勤続年数は長い方が、転職においては有利なことが多いです。
特に良い求人が増え始めるのは3年目以降、と言われています。
1年目では求人数はグッと減ってしまうため、転職しやすさの観点ではあまりおすすめできません。
辞める場合は早めに行動!スムーズな転職・退職手順とは?
辞めることを決断したら、とにかく早めに師長に伝えましょう。看護師は常に人材不足の傾向があるので、施設としては人材確保の準備を進める必要があります。退職に向けた引き継ぎも時間がかかるので、報告が遅くなると引き継ぎが間に合わなくなり、有給が消化できない可能性もあります。
また、転職活動でも退職日が決まっているほうが、勤務開始可能日を伝えやすくなります。
相談しやすい転職サイトについても記載していますので、参考にしてみてください。
退職:上司面談・退職の意思表示・退職願の提出・引き継ぎ
退職は早めに伝える
退職の意思を職場に伝えるのは勇気がいることですが、気持ち良く職場を去るためにも、早めに伝えることがもっとも重要です。
まずは上司と面談し退職の意思を伝えます。面談には、退職願を用意して臨みましょう。引き留められる可能性がある場合は、退職する理由を論理的に伝えた方がスムーズです。
希望する退職日や退職までの引き継ぎ計画、有休消化をする場合の休暇に入る日程などもあわせて伝えられるとベストです。
転職先での勤務開始の日が決まっていれば、そちらも伝え日程調整を行いましょう。
看護師は専門的な業務が多く、急な退職は職場に迷惑がかかるのはもちろん、患者の健康にも影響する恐れがあるので計画性が求められます。
転職先が決まっていないなら、失業保険(雇用保険)申請と保険証の発行も
次の転職先が決まっていない場合は、雇用保険の申請をしましょう。申請が認められれば基本手当が3か月~半年間受給できます。基本手当は前職の賃金の45%~60%の金額になるので、失業中の貴重な収入になります。
雇用保険に申請できるのは、以下の要件を満たした場合です。
・失業していること(いつでも働ける状態であること)
・退職前2年間のうち雇用保険の被保険者期間が通算12か月以上あること
・ハローワークに来所して求職申請と求職活動を行う
また前職で社会保険に加入していた場合は、退職後は国民健康保険に加入するか、前職の健康保険を任意継続する必要があります。
国民健康保険に加入する場合は、住民票のある市区町村役場で手続きを行います。任意継続する場合は退職後20日以内に手続きが必要になるので、退職の意思を伝える時にあわせて伝えておくと漏れがありません。
転職:ナースセンターや看護師むけの転職サイトなどを利用
転職を希望するなら、まずはナースセンターや看護師専門の転職サイトを利用するのがおすすめです。
ナースセンターは無料の看護職希望者向けの職業紹介所で、看護協会が運営しています。eナースセンターはインターネット上で全国の求人が閲覧でき直接応募することもできます。
看護師専門の転職サイトも、オンラインで全国の看護師の求人情報を閲覧できる民間事業者のサービスです。登録すると担当のアドバイザーが転職先の希望をヒアリングした上で、適切な求人を紹介してくれます。求人数が多く、希望の仕事に出会えるチャンスが高いのが転職サイトのメリット。一般公開はされていない好条件の非公開求人を紹介してもらえる可能性もあります。
辞められない理由?こんなケースでも退職は可能?
辞めたいけれど辞められない?
いいえ、従業員を無理やり辞めさせないように強制することは、どんな企業も、もちろん病院もできません。病院から辞められない理由を挙げられても、実際に退職できたケースを事例を交えてご紹介します。
勤務している病院から奨学金が出ている
病院からの奨学金を受け取って看護学校や看護大学に通っていた人は、奨学金の支給条件として卒業後に一定期間の勤務を求められる場合があります。病院に勤務することで学費の返済が不要になるのが最大のメリットですが、どうしても辞めたい場合は病院が退職を拒むことはできません。
裁判などで奨学金として認められた場合は、勤務期間や勤務内容などから残額を計算して返済が必要になります。その場合も、分割払いや転職先からの立て替えなどを使える可能性があります。
また、当該病院で働きながら奨学金を受けて通学した場合は、奨学金が賃金として認められ返済の義務が発生しないケースもあります。
実際の判例を見てみましょう。
「1992年7月31日横浜地裁川崎支部判決」
病院で働いていた見習看護婦が奨学手当月4万7000円を受けながら午後は准看護婦学校に通学していた。
1989年、本人は学校を修了して准看護婦資格を得ると同時に病院を退職した。これに対し、病院側は「奨学手当は立て替え金であり、返済義務がなくなるのは資格取得後2年以上勤めた場合と事前に合意していた」と主張し返済を求めた事件で、裁判所は、奨学金は賃金であると認め、返還請求を認めませんでした(1992年8月1日朝日新聞、労働判例622号25頁)。参照:弁護士河原崎法律事務所
人手が足りないなどの理由で退職を拒まれる
病院の看護師不足は確かに深刻ですが、だからと言って退職を拒む正当な理由にはなりません。後任が決まるまでと退職を引き延ばされるかもしれませんが、あくまでも退職は労働者の自由意思が原則です。
法律では退職の意思は2週間以上前に伝えることが定められているので、上司や人事へメールで伝えるか配達証明付きの内容証明郵便で退職届を送るなど、内容と日付を記録しておきましょう。
とはいえ、できるだけ円滑に迷惑をかけずに辞めるためにも、1ヶ月程度の余裕をもった届け出をしておきたいところです。
育休・産休を既にもらっていて、退職する場合は違約金・損害賠償と言われている
産休や育休を取得後に退職を希望して違約金や損害賠償を請求されても、支払う必要はありません。もちろん退職も可能です。病院は看護師に違約金が発生する可能性を含む契約を締結することはできないからです。
企業が労働者に対して違約金や損害賠償を請求できるのは、何らかの損害を与えられた場合に限られます。
労基法第16条では「使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない。」と定められているように、復職ができないからと言って退職者に違約金などを請求することはできません。
たとえ就業規則や契約書に記載されサインしていたとしても、内容そのものが違法なので無効となります。
看護師を辞めてよかった、成功したエピソード
こちらでは、看護師を辞めてよかったと感じている方の声を紹介します。
退職・転職するか迷っている方の参考になれば幸いです。
看護師を辞めて後悔した、失敗したエピソード
次に看護師を辞めたことを後悔している・転職に失敗した方の声を紹介します。
退職・転職するほどではないかも…と迷っている方は参考にしてみてください。
看護師を辞めるか迷ったら。辞める前に試せること4選
看護師を辞めたい・転職したい気持ちはあるけど、不安や迷いがあって踏み切れない…そんなときには、辞めてしまう前に以下のことを試してみてください。
辞めたい理由を整頓してみる
看護師を辞めたいと思ったら、まずは理由や原因を整理します。看護師の仕事そのものよりも、職場環境や人間関係などが辛いと感じているケースも多いので、辞めたい理由を明確にして次のステップを考えましょう。
理由があいまいなまま辞めてしまうと、辞めてから後悔して結局元の職場に戻ることになったり、急いで転職先を決めたために転職先でも同じ失敗を繰り返しまったりする恐れがあります。
辞めたい理由を整理したうえで、看護師を辞めた方が良いのか、転職した方が良いのかを検討します。職場や人間関係など、職場環境へのストレスを感じている場合は、転職を考えてみても良いでしょう。
誰かに相談してみる
先輩、上司、友人、または転職エージェントなど、誰かに話を聞いてもらうだけでも楽になることは多いです。
人に相談することでアドバイスをもらう、自分の考えをより整頓することもできます。
特に転職を真剣に考えている場合は、転職経験のある知人やエージェントに相談するのが良いでしょう。
休暇を取ってみる
取れる場合は何日かまとまった休暇を取り、仕事と距離を置いてみることも大切です。
仕事のことを考えない時間が必要なのか、体が休まればまた働けるのか等を知ることができますし、転職した先のことについてじっくり考えることもできます。
休暇中に、友人や転職エージェント等に相談してみるのも良いでしょう。
長期休暇でリフレッシュすることで乗り切り、何年も働くことができているという先輩看護師もいますよ。
部署異動の希望を出してみる
今抱えている悩みが、所属している部署特有のものという可能性はありませんか?
人間関係や勤務時間、やりたいと思っていることが学べない…など、部署を異動すると解決される悩みも意外とあるものです。
勤続年数が少ない・転職回数が多いなどは転職において不利になる可能性もあります。部署異動で解決できる悩みではないか、異動の希望は出せないか、一度考えてみましょう。
看護師におすすめの転職サイト・エージェント3選
①看護roo!
- 豊富な求人の中から細かく検索が可能
- 職場の内部事情を詳しく知ることができる
- 掲示板やコラムなどで看護師に有益な情報を発信
- 運営会社は東証プライム市場に上場している「株式会社クイック」
看護roo!の求人の中で特に充実しているのは、「夜勤なし」や「土日祝休み」など勤務条件の良い案件です。
「夜勤がつらい」
「休暇が欲しい」
などの理由で転職を検討している看護師さんには、特におすすめですよ!
さらに、看護roo!ならではと言えるのは、転職マニュアルがもらえることや、掲示板があることです。
「看護師のお悩み掲示板」では、似たお悩みを抱えた看護師同士で気軽に意見交換できます。
周りに転職について相談できる人がいないという方にもおすすめです。
②ナース専科 転職
- 求人数は業界トップクラスの20万件以上を保有
- 全国区の看護師転職に対応
- 取り扱い職種は看護師、准看護師、保健師、助産師
- 年間10万人以上の看護師が利用
- 非公開求人も多数紹介
- プライバシーマーク認定済みで個人情報は徹底管理
「ナース専科 転職」は、業界で最も老舗の看護師転職サイトです。
運営する株式会社エス・エム・エスキャリアは「ナース専科」も運営しています。
全国各地の求人が充実しているので、「自分の地域で求人がなかなか見つからない!」とお困りの方にお勧めの転職サイトです。
東京・愛知・大阪・福岡といった主要都市部での求人数も、他の転職サイトと比較して圧倒的に多くなっています。
③レバウェル看護
- 好条件の非公開求人の多数紹介
- 職場環境など職場内部の詳細な情報の提供
- プロのアドバイザーが条件の交渉を委任
- 看護師のための多ジャンル情報記事の掲載
- アドバイザーによる求人のない病院へのリクエスト可能
レバウェル看護は、求人数の豊富さとキャリアアドバイザーへの満足度の高さが特長の転職エージェントです。
転職先の内部事情に詳しいというのも特長。人間関係や身に付くスキルなど働く環境に詳細な希望がある方におすすめです。
また、パート・アルバイトと派遣の求人も充実しています。
パート・アルバイトなどの非常勤の求人数は、看護roo!に並びます。
これらをお探しの看護師さんにもおすすめですよ!
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