「とりあえず3年頑張ってみようと思ったけど、やっぱり看護師の仕事辞めたい…!」「この病院辞めたいけど、転職先が見つかるか不安…」
働いて2年目、そんな風に辞めたい気持ちで悩む看護師は多いです。ただ我慢して耐えれば良いのかというと…そうではありません。看護師の2年目転職で成功する事例はたくさんあります。
今回は2年目転職した看護師の体験談や、転職のコツをご紹介します。
目次
2年目の看護師が辞めたいと思う理由とは?
2年目となると職場・仕事の本質が見えてきますよね。
初年度「まだ1年目だし…」と耐えられていたことも、受け流せなくなってくる時期です。
また、仕事の責任も重くなり、後輩と上司の間でプレッシャーに葛藤することも。
2年目看護師が辞めたいと思う理由を、より具体的な例を交えてご紹介します。
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辞めたい理由①人間関係
看護師が転職を考える理由で最も多かった理由が、人間関係です。
職場の馴染みにくい雰囲気や、上司の対応で悩んでいる方がたくさんいました。
どの業種でもいえることですが、仕事内容よりも上司や人間関係が原因で退職するケースは非常に多いです。
1年目の時は誰でも辛いものと言い聞かせやってきたのですが、
辛さや不安は2年目になっても拭えず、毎日仕事を辞めたいとしか考えられなくなりました。陰口を言う先輩、同僚
理不尽で差別的な指導をする上司この2つが大きいのかもしれません。
(引用:発言小町)
陰口や差別があるような職場は辛いですよね。新人に近い2年目では、ミスをきっかけに強い風当たりを受ける方も…。
人間関係の問題は、自分の力で変えることはなかなか難しいですね。
だからこそ、退職に繋がりやすいのでしょう。
辞めたい理由②向いてないと感じる
看護師の仕事、今の病院が向いてないと感じる。
こちらもとても多い理由の一つです。
2年目は1年目と比べて業務の責任が増えますよね。
その分ミスが許されない厳しい状況に陥ったり、自分の実力に自信喪失してる方も…。
2年目になったという事もあり、先輩達の目が厳しくなった事、
責任感の大きな仕事を任され、日々ストレスが絶えません。
仕事中は頭が働かなくなり、小さなミスが増えています。(引用:発言小町)
プレッシャーが強くなると、ストレスや緊張により普段しないようなミスを繰り返してしまうことがあります。
そうして自己嫌悪に陥り、どんどん仕事が辛くなってしまう…。そんな悪循環は毎日辛いですよね。
しかし、こちらは人間関係と違い、ご自身で解決できる場合もあります。
辞めたい理由③精神的・肉体的な疲れ
当然ながら看護師は、人の健康に関わる責任の大きい仕事。
また、医師・患者と常に精密なコミュニケーションをとる必要があるので、気も使います。
さらに、1日中座ることなく動きっぱなしな時もあれば、夜勤による不規則な生活など…
精神面とともに、身体にも負担が大きい職業ですね。
その負担の大きさから、ノイローゼ状態になってしまう方も。
「疲れがとれない」「休みの日まで仕事のことばかり考えてしまう」
そんな状況になったら、要注意です。
辞めたい理由④残業・休暇制度への不満
看護師の転職理由に多かったのが、夜遅くまでの残業や、休暇のとれなさにうんざりする、という意見でした。
残業が多いのに手当てがつかない、という看護師の声もたくさんありました。
22~23時ごろまでの残業や、休日に出てきて仕事をしており、毎日疲弊しています。
もちろん残業手当は一切でません。夜勤も始まりましたが、夜勤明けがしないといけない仕事が多く、帰るのは昼前です。(引用:発言小町)
残業や休暇制度に関しては、勤務先をしっかりとリサーチして転職することで、解決される確率が高いです。
中には美容クリニックなど、日勤のみの勤め先もあります。
辞めたい理由⑤他の科や業務に興味がある
こちらは看護師の仕事を続けていくうちに、働いてみたい病院や科ができた場合や、もともと希望していた科になかなか異動できない…というパターンです。
病院で働いていくうちに、健診センターなど他の現場に移転したくなるケースも当てはまります。
こちらは今の職場での経験も、転職先で活かせそうですね。
明確な理由なため転職活動も進めやすそうですね。
2年目の看護師の深刻な辞めたい悩み、解決方法は?
悩みの原因が明確になったなら、解決方法を探していきましょう。
まず、今あなたが仕事で抱えている悩みは、転職することで解決できる問題なのでしょうか?
転職せずに、状況を良くすることは不可能でしょうか?
今後のあなたの人生のためにも、今の問題と真っ向から向き合っていきましょう。
職場を変えずにできる解決方法
まずは職場を変えずに試せる解決方法を提案します。
転職するかどうか悩んでいる段階の方、せっかく決まった勤務先でもう少し様子を見たい方はチェックしてみてください。
だけど、もう少し頑張ってみたいのであれば…まずはスキルアップに集中してみましょう。
程度の差はあれど、社会にはいじめや陰口を好んで勃発させる人が、たくさんいます。
今後転職するとしても、今の職場で他人(人間関係)に流されず、仕事に向き合う集中力を身に着けておくことは大切です。仕事にのめりこんでいると、自然と他人の意地悪な言葉を聞き流せるようになります。
また、2年目は立場が低いのもあり、人間関係に悩みやすい時期です。3年目になると中堅という立場が認められ、人間関係が楽になることもあります。
立場によって人間関係の負担が変わることも、意識しておきましょう。
もし「ミスが多い」「仕事の手際が悪い」「成長が遅い」などが原因でしたら、取り敢えず3年、看護師としての仕事に慣れる努力をすることをおすすめします。
ミスが多いなら、いつ、どういうときにミスをしてしまうのかを洗い出し、解決策を一つ一つ練っていきましょう。
今後看護師以外の仕事に就くとしても、向いてないと感じる業務を担当することもあるでしょう
せっかく入った今の職場です。吸収できることは吸収していく勢いで、前向きに取り組んでみませんか。
仕事の悩みに関しては、同僚や師長に相談することも大切です。
転職することで解決に望む場合
実際に看護師の仕事は、転職することで悩みが解決するケースがたくさんあります。
下記のように勤務先を変える必要がある場合は、転職を検討することをおすすめします。
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心身共に限界な時に無理して3年耐える必要はありません!
第二新卒は若さからくる柔軟性、一年経験を積んだ分の労力に期待する病院も多いです。
そのため、2年以内に転職して成功した看護師はたくさんいます。
しかし職場によっては「うちもすぐ辞めるのではないか」と怪訝に思うところもあります。
希望先によっては難しいこともありますが、2年目の看護師転職は決して不可能でありません。
看護師におすすめの転職サイト・エージェント3選
①看護roo!
- 豊富な求人の中から細かく検索が可能
- 職場の内部事情を詳しく知ることができる
- 掲示板やコラムなどで看護師に有益な情報を発信
- 運営会社は東証プライム市場に上場している「株式会社クイック」
看護roo!の求人の中で特に充実しているのは、「夜勤なし」や「土日祝休み」など勤務条件の良い案件です。
「夜勤がつらい」
「休暇が欲しい」
などの理由で転職を検討している看護師さんには、特におすすめですよ!
さらに、看護roo!ならではと言えるのは、転職マニュアルがもらえることや、掲示板があることです。
「看護師のお悩み掲示板」では、似たお悩みを抱えた看護師同士で気軽に意見交換できます。
周りに転職について相談できる人がいないという方にもおすすめです。
②ナース専科 転職
- 求人数は業界トップクラスの20万件以上を保有
- 全国区の看護師転職に対応
- 取り扱い職種は看護師、准看護師、保健師、助産師
- 年間10万人以上の看護師が利用
- 非公開求人も多数紹介
- プライバシーマーク認定済みで個人情報は徹底管理
「ナース専科 転職」は、業界で最も老舗の看護師転職サイトです。
運営する株式会社エス・エム・エスキャリアは「ナース専科」も運営しています。
全国各地の求人が充実しているので、「自分の地域で求人がなかなか見つからない!」とお困りの方にお勧めの転職サイトです。
東京・愛知・大阪・福岡といった主要都市部での求人数も、他の転職サイトと比較して圧倒的に多くなっています。
③レバウェル看護
- 好条件の非公開求人の多数紹介
- 職場環境など職場内部の詳細な情報の提供
- プロのアドバイザーが条件の交渉を委任
- 看護師のための多ジャンル情報記事の掲載
- アドバイザーによる求人のない病院へのリクエスト可能
レバウェル看護は、求人数の豊富さとキャリアアドバイザーへの満足度の高さが特長の転職エージェントです。
転職先の内部事情に詳しいというのも特長。人間関係や身に付くスキルなど働く環境に詳細な希望がある方におすすめです。
また、パート・アルバイトと派遣の求人も充実しています。
パート・アルバイトなどの非常勤の求人数は、看護roo!に並びます。
これらをお探しの看護師さんにもおすすめですよ!
2年目の看護師の転職体験談
では実際に2年目で転職した看護師の、具体的な体験談を見ていきましょう。
2年目看護師ならではの共感できる言葉もあるかもしれません。当事者の経験談は転職活動において、とても心強い情報となります!
人間関係が辛くて転職。今の職場の人は優しい!
こちらはCAREE編集部のアンケートにお答えいただいた27歳女性Aさんのケースです。
筑波大学附属病院(茨城県)に1年と10カ月働いていたところ、人間関係がとにかく辛い、残業が多すぎる、条件面の不遇…など、様々な不満を抱えるようになりました。
東京に出たいという思いもあり、2年目で転職サイトを利用し、3年目から新しい病院に就任。
転職先は都内で、人間関係が良好、休みがちゃんととれる、残業が少ない…の3つの理由から決めました。
参照:CAREE看護師アンケート
今の職場はみんな心に余裕があり優しいとのことです。
転職して仕事は大変だったけど人間関係は楽に
人間関係がしんどくて、看護師2年目の夏にで大病院の総合病棟から特殊病院の病棟に転職しました。
当然2年目なので新人扱いはしてもらえなかったけど。
男性スタッフの多い病棟だったので人間関係は楽でしたが、仕事はかなり頑張りました。
私は転職して良かったと思います。
そんな私は今看護師7年目ですよ~引用元:発言小町
第二新卒ですと、転職先で新人扱いされずに、仕事で苦労することもあるんですね。
それでも看護師を7年も続けてらっしゃるなら、やはり人間関係が楽になった影響が大きいのでしょう。
転職によって、人間関係のストレスから解放されたんですね!
2年目の看護師転職で知っておくべきこと4つ
退職から転職活動まで、うまくいくのか不安ですよね…。
もしあなたが転職を考えているのなら、少しでも安心して2年目の看護師転職に取り掛かれるよう、下記4点をチェックしておきましょう!
夜勤のない職場に転職するときのギャップ
看護師は夜勤労働に身体が追い付かず転職を検討するケースが多く見られますが…
日勤のみですと夜勤手当がなくなるので、給与が下がることがほとんど。
また、夜勤との交代制でない分、求人数が減るのも事実です.
日勤のみを希望の際は、退職の前によく情報収集しておきましょう。
求人のなかには美容クリニック(自由診療の病院)など、日勤のみでも給与が高い案件もあります◎
転職活動は3年目以上にすべきとは限らない
2年目で転職となると、面接官によっては退職理由などを深く詮索してくることもあります。
しかし上記で述べたように、第二新卒ならではの吸収性と即戦力に期待する転職先もたくさんあります。
病院によって求める人材は様々。
看護師転職は、3年目以上で行なうものだとは限りません。
退職前に希望先の求人内容をしっかりと確認しておきましょう。
看護師の教育制度の整っているかどうかは非常に大切
2年目となると、まだ看護師の仕事でも分からないことが沢山あるはず。
当たり前ですが職場によって業務方針の違いもあります。
転職したら充実した教育制度でしっかりと知識をつけて、早く職場に馴染みたいですよね。
新人に対する教育制度がどれくらい整っているのか、あらかじめ確認しておきましょう。
転職活動の相談は早めにした方が良い
少しでも今の職場に悩みを感じ始めたら、早めに転職を検討しましょう。
転職すべきか悩んでる…という悩みでも、答えが出ないような人間関係のトラブルでも、一人で抱え込むのは良くありません。
転職することで大きな影響を与える家族、第3者としてものごとを見れる友人、職場の状況を把握してる同僚・先輩、転職サービスのコンサルタント…。
みんなあなたと違い、今のあなたと仕事の関係を客観的に見れる人たちです。
職場というのは毎日通っていくうちに、心の距離感が分からなくなっていくもの。
混乱した状況で一人で悩んでいるよりも、客観的見解を取り入れる方が現実的な解決に近づきます。
相談する際には相手に正確な情報が伝わるよう、今の自分の状況を、一度紙に書いてみましょう。
看護師自体を辞めたいと思う人は、まずは状況を整理
もしあなたが、看護師自体の仕事を辞めたい!と思っているのなら、なぜそう思うのか、状況を整理してみましょう。
せっかく取得した看護師の資格です。
人間関係、仕事に対する自信の無さ、今いる環境の悪さ…などでしたら、辞めてしまうのはもったいないですよね。
今の仕事を辞めたい理由を整理したら、次の手順で紐解いていきましょう。
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一つ一つ、深いところまで自問自答していきましょう。
もし「看護師以外にどうしてもやりたい仕事がある」などの場合は、その仕事に就く具体的なステップを計画立てていきましょう。
辞めたいのに辞められない?こんな時はどうすれば?
2年目で辞めるのは早いと思うかもしれませんが、本来退職のタイミングは自由。
こちらでは、辞めたいけどやめられない看護師の状況を整理していきます。
看護師勤務している病院から奨学金が出ている
こちらは、看護学校や看護大学に通っていたときに病院からの奨学金を受け取っていたケースです。奨学金の支給条件として一定期間の勤務を求められる場合があります。
病院に勤務することで学費の返済が不要になるというメリットがありますが、どうしても辞めたい場合は病院が退職を阻止する権利はありません。
裁判などで奨学金として認められた場合は残額の返済義務が発生しますが、その際も分割払いや転職先からの建て替えなどが適用されるケースもあります。
▼また、実例として、該当病院で働きながら奨学金を受けて通学していた場合、奨学金が賃金として認められ、返済の義務が発生しないこともありました。
「1992年7月31日横浜地裁川崎支部判決」
病院で働いていた見習看護婦が奨学手当月4万7000円を受けながら午後は准看護婦学校に通学していた。
1989年、本人は学校を修了して准看護婦資格を得ると同時に病院を退職した。これに対し、病院側は「奨学手当は立て替え金であり、返済義務がなくなるのは資格取得後2年以上勤めた場合と事前に合意していた」と主張し返済を求めた事件で、裁判所は、奨学金は賃金であると認め、返還請求を認めませんでした(1992年8月1日朝日新聞、労働判例622号25頁)。参照:弁護士河原崎法律事務所
人手が足りないなどの理由で退職を拒まれる
人手不足が発生しやすい医療現場で、看護師不足は深刻な事態ですが、だからと言って退職を拒む正当な理由にはなりません。退職を引き延ばされそうになるかもしれまんが、退職は看護師の自由意志が原則です。
法律では2週間以上前に退職の意思を伝えることとされているので、上司や人事へメールで伝えるか、配達証明付きの内容証明郵便で退職届を送るなど、内容と日付を記録しておくことがおすすめです。
とはいえ、できるだけ円満退職するためにも、1ヶ月前には申告したほうが人手不足の現場では余裕を持てて良いでしょう。
2年目で看護師を辞めたいと感じたら、我慢せずに解決策を考えてみよう
2年目は後輩と上司の狭間で、人間関係や仕事で悩みやすい時期です。また、1年目に見えなかった職場や他人の悪いところが見えてしまうこともあるでしょう。
もし辞めたいと感じたら「まだ2年目だし…」とひたすら我慢するのではなく、解決策を考えてみましょう。
有資格者である看護師は2年目でも転職は可能ですので、一人で思い詰める必要はありません。
状況をよく整理して、身近な人に相談したり、転職サービスを利用しながら、前向きに問題と向き合っていきましょう。
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