「転職は何度もするとイメージが悪い」とよく聞きますが、薬剤師の場合も当てはまるのでしょうか?
薬剤師の場合は、より良い職場を求めて多くの人が転職を繰り返します。
合計何回くらいまでは問題ないのか目安が気になりますよね。
この記事では、転職回数が気になる薬剤師に向けて転職成功する4つのコツをご紹介します。
目次
転職回数が多い薬剤師が次の転職で不利になる3つの理由
転職回数が多くて不採用になってしまうケースは何が理由なのか、早速見ていきましょう。
①短期間で転職回数が多い
薬剤師は自分の可能性を高めたり、年収アップする目的で転職することは珍しくはありません。
決して転職すること自体が悪いイメージではないことを知っておきましょう。
面接の採用担当者が気になるのは、短期間のうちに何度も転職をしているケースです。
例えば、2年間の間に3回転職した場合は、入社してもすぐに辞めた経歴があり、イメージが良くありません。
採用担当者には、ストレスや環境の変化に弱いという印象を与えてしまうのです。
しかし、10年間の間に3回転職した場合は、就業期間が長く、同じ3回であってもイメージは良いです。
一つの職場で長く勤めた経験があるので、忍耐強い性格だと分かり、キャリアや年収アップのために転職したと伝わるでしょう。
②コストと時間がかかる
転職回数が多い人を採用して、万一また早く辞めてしまった場合は、採用側の大きなコストと時間のロスになります。
採用担当者としては、長く勤めくれる人は研修や教育に時間がからからず、コストも削減できるのです。
転職回数が4回以上ある人は、「採用してもまた辞める可能性があるな…」と思われてしまいます。
③協調性がないと思われる
転職回数が多い人はコミニュケーション能力が低く、協調性にかけるイメージがあります。
人間関係を理由に転職した場合は、「周囲の人と上手く行かずに辞めた」と伝えるのはNGです。
どんな職場でも、色んな人間が働いているので、嫌なことがあっても多少の忍耐力が求められます。
転職回数が多い人は、周囲と協力しようとする気がないと厳しく判断されてしまうのです。
薬剤師は女性特有の人間関係に悩む方は多いですが、面接ではポジティブな転職理由を伝えるようにしましょう。
薬剤師の転職回数は何回までならOK?職場別にまとめ
薬剤師の転職回数は、平均目安は何回まで許容範囲なのでしょうか?
職場別に面接の採用担当者が気になる回数を見ていきましょう。
調剤薬局
調剤薬局は転職回数が多くても比較的転職しやすい職場です。
調剤薬局への転職は、転職回数2〜3回までならば気にする必要はありません。
全国的に調剤薬局の薬剤師は人手不足が続いており、転職回数3回くらいまでは採用されやすいです。
女性の場合は、結婚・出産・子育ての経験を踏まえて転職やブランクがあっても考慮してもらえます。
ドラッグストア
ドラッグストアの数は全国的に増え続けており、それに伴い薬剤師の需要も多いです。
最近は、調剤薬局併設のドラッグストアも多く、薬剤師の求人は多く募集されています。
ドラッグストアも調剤薬局と同様に転職回数は2〜3回までならば問題なく採用されます。
20代であれば2回、30代であれば3~4回が目安となります。
ただし、先程述べたように短期間の間で転職を繰り返した場合は、面接の際に理由を深堀りされる可能性があります。
病院
病院の場合も調剤薬局やドラッグストアと同様に転職回数は2〜3回までならば問題なしです。
中規模の病院は転職回数2〜3回は問題視されませんので、気にする必要はありません。
ただし、国公立病院や、民間の大規模病院は人気がありライバルの薬剤師が多いです。
転職回数の多いとネックになるので、1回か2回までが採用されやすい範囲となります。
企業
薬剤師の職場の中でも製薬会社はハードルが高めです。
営業職のMRは、高年収な上に薬剤師免許は必要ないので人気があり、転職難易度は高いです。
他業界からの応募も多く、転職回数が多いのはネックになるので、最低でも1回までが理想的といえます。
製薬会社に応募する人は他業界からの営業職が多く、それほど転職を繰り返す人は少ないのです。
転職回数が2回以上の人は内定率が厳しくなるでしょう。
転職を繰り返す薬剤師が成功率を上げるための方法2選
転職回数が多い薬剤師が転職成功するためには、転職した理由の答え方がカギを握っています。
採用担当者が納得できる転職理由を伝えることができれば、内定率を高めることができます。
以下の2つのポイントに注意しましょう。
①転職理由をポジティブ答える
何度も薬剤師転職を繰り返した経験がある人は、面接の際に必ず転職理由を聞かれます。
本当は、「調剤の業務に飽きてしまって単調な仕事に疲れたから」という理由でも、それをポジティブに言い換えることが大切です。
「仕事に飽きた」という転職理由は、「新しい仕事にチャレンジしたいから」「可能性を広げたい」と言い換えることができます。
「前の職場ではできなかった事を新しい職場でチャレンジしたい!」と伝えれば説得力が増します。
ポジティブな理由で転職をした人ならば、向上心があると判断されて採用してもらえるでしょう。
②年収の話はキャリアに繋げる
年収の低さに不満があって転職した場合は、「給与が安いので転職しました」とストレートに伝えるのはNGです。
年収の低さだけで転職したと伝えれば、「また同じ理由で辞めてしまうだろう」と思われてしまいます。
「自分のキャリアをもっと高めて、その結果、収入もアップしてライフスタイルを安定させたい」と伝えれば説得力があります。
年収の話はキャリアアップの話に繋げて、ポジティブに伝えましょう。
薬剤師におすすめの転職サイト・エージェント3選
①マイナビ薬剤師
- 求人の質が高くヒアリングがしっかりとしている
- 転職先の掲載数が多く、希望に合う転職先が見つかる
- 登録してからすぐ連絡がくる!とにかく対応が早い!
- 地方の求人が多い
- 相性のいいコンサルタントが見つかる
マイナビ薬剤師は、薬剤師のような国家資格保有者向けの転職エージェントであるため、薬剤師の国家資格者の保有者の人に向いています。
また、これから国家資格の薬剤師を取得しようと考えている学生などにもおススメであるといえます。
理由としては、マイナビ薬剤師そのものが国家資格の薬剤師の取得者向けの求人紹介サービスであると同時に、これから薬剤師資格を取得して学生の段階から求人を見ておきたいという人に向けたサービスでもあるためです。
そのため、薬剤師の資格取得をした段階で、国家資格取得者向けの求人を率先して紹介してくれるサービスである
マイナビ薬剤師を使ったほうが内定確率は高いといえます。
②薬キャリAGENT
- 薬剤師の求人を常時60,000件以上の保有しています
- 全国にある病院・ドラッグストア・調剤薬局など職場を幅広くカバーしている
- 転職コンサルタントは業界に詳しく経験が豊富
- 高年収案件や非公開案件を多数保有
- オーダーメイド求人を紹介してもらえる
「薬キャリAGENT」は、約30社の転職支援サービスが持っている薬剤師案件を保有している点が特徴です。
そのため、他の薬剤師転職サイトよりも求人数が圧倒的に多く、60,000件以上の中から選ぶことができます。
薬剤師転職の定番の職場である病院、ドラッグストア、調剤薬局の他にも一般企業や在宅医療など幅広い職場をカバーしています。
今よりも好条件の職場を探したい方、高年収の案件を探し高い方は、「薬キャリAGENT」に登録マストです!
③ファルマスタッフ
- 薬剤師専門だから希望に合った仕事が見つかりやすい
- 調剤薬局の求人数が業界トップクラス
- 医療業界に詳しい専任キャリアコンサルタントによるフルサポートあり
- 働き方は常勤薬剤師の他にも派遣、契約社員、パートも選べる
「ファルマスタッフ」の運営元である、日本調剤のグループ企業は調剤薬局チェーンです。
そのため、全国にある調剤薬局とコネクションがあり、調剤薬局の薬剤師求人を豊富に取り揃えています。
調剤薬局の公開求人数だけでも約1万件に上り、さらに独自に保有している非公開案件もあります。
調剤薬局の薬剤師転職をするならば、業界トップクラスの求人数を保有している「ファルマスタッフ」に登録しましょう。
薬剤師の転職回数まとめ
薬剤師の転職回数は基本的にあまり気にする必要はありません。
転職した理由をポジティブに答えられるようにすることが転職成功のコツです。
転職エージェントに登録すると、面接で聞かれる質問や対策を行ってくれるので役立ちますよ。
まずは、気になる複数社に登録して、信頼できるキャリアアドバイザーに転職相談すると良いでしょう。
株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】
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