家計の救世主!失業中に通信費を劇的に減らす格安プラン活用術

突然の失業や収入減は、誰にとっても精神的・経済的な大打撃となります。
そのとき最も重要なのは、「毎月必ず出ていく固定費」の見直しです。
なかでも通信費(スマホ・ネット)は“すぐに減らせて、生活の質を下げにくい”節約効果抜群の項目です。
今回は、「格安プランへの変更で、失業中の家計を守る具体策」を、データや表とともに徹底解説します。


まずは現状把握!通信費は家計の“隠れ固定費”

日本の家計調査データによれば、通信費(スマホ・ネット)は単身世帯で毎月8,868円、年間では約10万6,000円にもなります。
収入がゼロまたは大幅減になると、この出費は家計に重くのしかかります。

家計における主要支出の割合

支出項目 月平均支出(円) 家計内比率(%)
住居費 54,830 21.8
食費 43,378 17.2
水道光熱費 13,333 5.3
通信費 8,868 3.5
その他 55,687 22.2

(出典:総務省「家計調査2023」)

通信費は、家賃や食費ほど目立たないものの、放置すれば1年で大きな負担になります。


通信費を放置すると危険!失業中こそ“見直し”の絶好機

失業中や収入が不安定な時こそ、通信費の見直し=生活防衛の第一歩です。

  • 格安プランなら「月数千円」レベルで通信・ネットを使い続けられる

  • 「通信速度や安定性」も数年前と比べて格段に向上

  • 生活の質を落とさず、毎月確実に支出カット

浮いたお金を「家賃・食費・医療費」など本当に必要なものへ回すことができ、安心感が格段に高まります。


大手キャリア・格安SIM・格安ネットの料金徹底比較

スマホ通信費の実態

キャリア名 プラン例 月額(円) データ容量 備考
ドコモ ahamo 2,970 20GB サポート充実
au povo 2,700 20GB トッピング型
ソフトバンク LINEMO 2,728 20GB LINEギガフリー
楽天モバイル 最強プラン 2,178 無制限(条件付) 楽天回線エリア限定
IIJmio ギガプラン 990 5GB 格安SIM
mineo デュアルタイプ 1,518 5GB 格安SIM
日本通信SIM 合理的10GBプラン 1,390 10GB 通話70分無料
HISモバイル 7GBプラン 990 7GB かけ放題オプション有り

格安SIMに切り替えれば、「月3,000円→1,000円前後」まで支出を下げることが可能です。


インターネット回線の現状

サービス名 月額(円) 下り速度目安 備考
フレッツ光 4,400 1Gbps 安定・全国対応
auひかり 4,730 1Gbps サービスエリア限定
ソフトバンク光 4,180 1Gbps セット割で更に安く
GMOとくとくBB 3,883 1Gbps キャッシュバックあり
OCN光 3,960 1Gbps 光コラボ
楽天ひかり 3,080 1Gbps 楽天モバイルセット割で0円も
モバイルWi-Fi 2,000〜4,000 5〜150Mbps 工事不要・短期契約OK

ネットも「光回線→モバイルWi-Fi」や「割安コラボ」への変更で、月数千円のカットが可能。


1年でどれだけ節約できる?徹底シミュレーション

通信費見直しシミュレーション(単身世帯例)

項目 見直し前(円/月) 見直し後(円/月) 節約額(円/月) 節約額(年)
スマホ代 5,000 1,000 4,000 48,000
ネット回線代 4,000 2,000 2,000 24,000
サブスク通信系 2,000 1,000 1,000 12,000
合計 11,000 4,000 7,000 84,000

1年間で約8万円もの節約!家賃や食費と同等のインパクトです。


格安SIM・格安ネットの選び方と乗り換えの手順

1. 自分の使い方・必要容量を確認

  • 過去3ヶ月のデータ通信量をチェック(マイページやスマホアプリで確認可)

  • 通話頻度・SMS利用有無もチェック

  • 使わないオプション(キャリアメール、保険等)はカット!

2. 最適なプランを比較

格安SIMを比較する際のポイント

会社 最安プラン例 データ容量 通話オプション 初期費用
IIJmio 990円 5GB 5分/10分かけ放題 3,300円
mineo 1,518円 5GB 10分かけ放題 3,300円
日本通信SIM 1,390円 10GB 70分通話無料 3,300円
楽天モバイル 2,178円 無制限 楽天Linkで無料通話 0円

キャンペーン時は初期費用や月額がさらに安くなることも!


3. 乗り換え手続き

  • **MNP(電話番号そのまま乗り換え)**が主流。大半の格安SIMで可能

  • SIMロック解除が必要な場合は元キャリアでネット手続き(無料化が進行中)

  • 申込→SIMカード到着→入れ替え・設定→開通
    ほとんどが「自宅で10~30分」で完了


4. インターネット回線の見直し

  • 契約中の回線に「割引・低価格プラン」がないか確認

  • より安い光コラボや、用途によっては「モバイルWi-Fi」も検討

  • 固定回線不要の場合は「スマホのテザリングでネット代ゼロ」も可能


変更後の注意点と落とし穴

  • 通信速度やエリアの確認
    住んでいるエリアでの通信速度は口コミや公式サイトで要チェック

  • キャリアメール(@docomo.ne.jp等)が必要ならGmail等へ移行

  • 本人確認やSIM設定が不安な場合は「店舗サポートあり」の事業者も選べる

  • 解約時期・違約金・キャンペーン条件を事前にチェック


通信費節約で得られる“安心と自由”

  • 失業中、毎月3,000~7,000円の固定費カットは「生き延びるための命綱」

  • 浮いたお金で生活防衛資金の補強、資格取得や転職活動の自己投資も可能

  • 節約を「我慢」ではなく「生活の自由度を高める行動」と捉えよう


公的支援・通信費サポートも活用

  • 一部自治体や通信事業者が「低所得・失業者向けの通信費補助」制度を用意していることも

  • 総務省の「通信料金相談窓口」も利用できる

  • 教育や就職活動目的なら、無料Wi-Fiスポットや図書館ネットの活用もOK


通信費節約Q&A

Q. 格安SIMにしたら、LINEや銀行アプリは使えますか?
A. ほぼすべてのアプリがそのまま使えます(要引継ぎ設定)。通話やSMSもOK!

Q. 速度が遅いって聞くけど大丈夫?
A. 通勤・通学時間帯や繁華街での一時的な速度低下はありますが、日常生活で不便を感じるレベルではないことが多いです。動画視聴やSNSも普通に利用可能。

Q. サポートが不安な場合は?
A. 店舗サポートありの格安事業者(楽天、ワイモバイル、UQモバイルなど)を選べば安心です。


まとめ:格安プランの活用が“生き抜く力”になる

通信費は「目に見えない浪費」の代表格。
失業中こそ、格安プランへの変更で“家計の呼吸”を整えましょう。

  • 月数千円、1年で数万円の節約効果

  • 生活の満足度を落とさず、再起のための「余力」を生み出す

  • まずは自分のスマホ・ネットの使い方を見直し、「一歩」踏み出そう

もし「どのプランが合うかわからない」「手続きが不安」という場合も、気軽にご相談ください。
あなたの新しいスタートを応援しています!

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株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】

株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】

青山学院大学経済学部卒業後、株式会社キャリアデザインセンターに入社。IT業界、コンサルティングファーム、重機メーカー、飲食業界など、大手上場企業から中小ベンチャーまで200社以上の中途採用に携わる。その後、大手ITサービス企業の人事として年間数百名規模の人材採用に従事。2015年株式会社STORIO設立。キャリアコンサルタントとして転職支援を行うとともに、人事領域のプロフェッショナルとして人材採用支援、組織開発などのコンサルティングも行う。