突然の失業や収入減。「家計が持つか不安…」という悩みは、まず毎日必ず出ていく食費の見直しから始まります。
実は食費は、ちょっとした買い方やタイミング、買う場所を変えるだけで、年間数万円単位で家計に差が出る分野です。
まとめ買い・業務スーパー・特売日を使いこなすことは、節約だけでなく、時短や生活の安心にも直結します。
目次
日本の食費の実態と節約余地
まずは、家計調査のデータで「今の食費がどれくらいか」「どのくらい見直せるか」を整理しましょう。
世帯ごとの食費支出(総務省 家計調査 2023年)
区分 | 月平均食費(円) | 外食割合(%) | 中食割合(%) | 自炊割合(%) |
---|---|---|---|---|
単身世帯 | 43,378 | 20.6 | 23.7 | 55.7 |
二人以上世帯 | 73,092 | 11.4 | 13.8 | 74.8 |
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単身世帯でも月4万円以上の食費がかかり、うち外食+中食が4割超を占める
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自炊中心にシフトすれば「2万円台」への圧縮も十分可能
まとめ買い・業務スーパー・特売日の節約効果をデータで検証
食材購入方法別のコスト比較
買い方 | 月間食費(円) | 年間食費(円) | 備考 |
---|---|---|---|
その都度買い | 43,378 | 520,536 | 単身世帯平均(外食・中食含む) |
コンビニ・個別買い | 50,000 | 600,000 | 高コスト、廃棄も増えがち |
まとめ買い+特売日 | 27,000 | 324,000 | 自炊+特売活用で最大40%カット |
業務スーパー活用 | 21,000 | 252,000 | 家庭でも使える業務パック+冷凍保存 |
“まとめ買い・業務スーパー・特売日”の合わせ技で、年間25万円以上の節約効果も!
まとめ買いのメリットとテクニック
メリット
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無駄な衝動買い・ついで買いを防げる
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特売・セールを最大活用しやすい
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時間の節約(買い物回数を減らせる)
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まとめて下処理・冷凍保存でロスも減らせる
実践のコツ
テクニック | ポイント・例 |
---|---|
週間献立をざっくり決める | 肉、魚、野菜などジャンルごとに必要量をリスト化 |
特売日・クーポンを活用 | チラシアプリやスーパー公式アプリで事前に下調べ |
まとめて下ごしらえ | 肉・魚・野菜は小分け冷凍、即席スープやカット野菜も保存 |
ストック管理 | 使い切り・ローテーションで「買い過ぎ」「ダブり買い」を防ぐ |
業務スーパー・ディスカウントスーパーの活用術
業務スーパーの主な特徴
商品ジャンル | 一般スーパー価格比 | 備考 |
---|---|---|
冷凍野菜・果物 | 30~50%安い | ミックスベジタブル、ブロッコリー、冷凍果実など |
肉類(鶏・豚・牛) | 20~40%安い | 大容量パック、冷凍唐揚げ、焼き鳥用など |
豆腐・納豆 | 10~30%安い | 業務用3~6個パック、日持ちも長い |
麺類・パスタ | 15~35%安い | 1kg、3kgの業務サイズパックもあり |
冷凍惣菜 | 30~50%安い | コロッケ・春巻・ハンバーグなど、忙しい日の一品にも便利 |
調味料 | 20~50%安い | 1L・1kg超の大容量で割安 |
業務スーパーを使いこなすコツ
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「冷凍・日持ちする食材」に狙いを定める(使い切れない分は冷凍保存)
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大容量調味料は“友人・家族と分け買い”もおすすめ
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PB(プライベートブランド)商品や海外直輸入食材も高コスパ
特売日・タイムセールの使い方
お得な買い物日・時間帯の例
スーパー種類 | 特売日・タイムセール例 |
---|---|
大手スーパー | 毎週火曜・土曜は肉・魚・卵の特売 |
地域密着スーパー | 毎週末または「月末市」など定例セール |
ドラッグストア | 食品・調味料・冷凍食品が「毎月1日・15日」割引 |
イオン系 | 毎月20日・30日「お客様感謝デー」5%オフなど |
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閉店前の「見切り品」や「割引シール」も積極活用
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チラシアプリ(Shufoo!やトクバイ)で事前に情報収集
まとめ買い・特売活用の「買い物例」シミュレーション
1週間分まとめ買い(単身世帯) | 価格(円) | 備考 |
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お米5kg | 1,900 | 特売で2,000円未満を狙う |
卵10個 | 220 | セール時180円なども |
鶏胸肉1kg | 550 | 大容量パックならグラム単価が2割安 |
豚こま切れ肉400g | 380 | 見切り品ならさらに割安 |
冷凍ブロッコリー500g | 230 | 冷凍野菜は業務スーパーで安定価格 |
もやし2袋 | 60 | 「毎日安い」定番食材 |
豆腐3パック | 110 | 特売日・日持ちも良し |
食パン1斤 | 140 | ドラッグストアやディスカウント店は100円切ることも |
パスタ1kg | 240 | 業務スーパーや特売時にまとめて購入 |
野菜(キャベツ、玉ねぎなど) | 350 | 旬の野菜・見切り品で更に節約 |
カレー・パスタソース | 300 | 2~3日分のメイン料理 |
合計 | 3,980 | 1日あたり約570円、月2万円台も現実的 |
まとめ買い&冷凍・作り置きで「食材ロス」もゼロへ
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肉・魚・野菜は買ったその日に「下味冷凍」や「小分け冷凍」
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ご飯も一食分ずつラップ&冷凍で“買いすぎロス”ゼロ
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野菜は「スープ用」「炒め物用」など、カットして冷凍や酢漬け保存
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作り置きおかずも2~3日分をまとめて調理しておく
食材ロス削減の効果(農林水産省データ)
項目 | 日本全体(年間) | 一世帯あたり(年間) | ロス削減で浮く金額(目安) |
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食品ロス | 523万トン | 約60kg | 年間約1~2万円 |
「食べ切る工夫」も立派な節約。環境にも優しい!
まとめ買い・業務スーパー・特売日活用の生活効果
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買い物回数が減る=交通費・時間の節約にも直結
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「今月の食費、いつもより安く済んだ!」という“達成感”でメンタルも前向きに
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常に食材があることで「急な出費や外食衝動」も激減
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浮いたお金で健康な食材や、転職活動・スキルアップの投資も可能に
節約を続けるためのモチベーションUP術
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レシート管理や家計簿アプリで「節約額」を“見える化”
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SNSや友人と「節約レシピ」「業スーのおすすめ」など情報交換
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ご褒美デーを設定し、時々好きな物を買うことでストレスも軽減
Q&A よくある疑問と解決策
Q. 大容量だと食材が余ってしまわない?
A. 冷凍・小分け・リメイクでロスは最小限に!調理法や保存方法もネットで簡単に調べられます。
Q. 特売や業務スーパーの食材、質は大丈夫?
A. 基本は業務用規格で高品質。特売品は消費期限を守って使い切ればOKです。
Q. 買い物が面倒…
A. まとめ買い+リスト管理で、逆に週1~2回だけで済み、無駄な外出も減ります。
まとめ:食費の“見直し革命”は「買い方改革」から
食費は、買い方とタイミングを工夫するだけで「年間10万円単位の節約」が実現可能。
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まとめ買いで衝動買いゼロ&時短
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業務スーパーやディスカウントで大容量&高コスパ食材ゲット
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特売・見切り品・クーポンで“底値”購入
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冷凍・作り置き・食材ロスゼロで更に効果UP
この習慣を身につければ、失業中だけでなく「人生のどんなピンチ」でも強い味方になります。
生活防衛のための買い方改革、今日からスタートしませんか?
あなたの新しい暮らし、心から応援しています!

株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】

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