失業中の節約術:スマホ代の見直しで生活費を大幅カット!

失業中は、毎月の固定費を見直すことが家計防衛の最重要ポイントになります。特にスマホ代(携帯電話料金)は、意外と見直しやすいのに大きな節約効果を得られる項目です。
ここでは、大手キャリアと格安SIM(MVNO)の最新データや具体的な節約シミュレーション、プラン選びのコツ、乗り換え時の注意点まで、徹底的に解説します。


1. スマホ代の現状と負担感

日本のスマホ代の平均は高い?

日本の携帯料金は、OECD加盟国でも高水準に位置しています。
特に「なんとなく大手キャリアを使い続けている」という人が多く、家計負担の大きな要因となっています。

項目 日本(大手キャリア) OECD平均
平均月額(20GB~無制限) 約8,200円 約4,000円
家計支出に占める通信費割合 3.6% 2.3%
  • 大手キャリアの利用者は、毎月8,000円前後の通信費を負担しているケースが多い

  • OECD各国と比較しても2倍近い負担となっている


2. 大手キャリアと格安SIMの料金比較

スマホ代を節約するには、まず自分のプランが本当に最適かを知ることが第一歩です。
以下に、主要な大手キャリアと格安SIM(MVNO)の月額料金を比較した表をまとめました。

■ 代表的なプラン別・月額料金比較表

利用会社 3GB前後プラン 20~30GBプラン 50~60GBプラン 無制限プラン
NTTドコモ 6,215円 8,138円(無制限) 8,138円(無制限) 8,138円
au(KDDI) 6,215円 8,228円(無制限) 8,228円(無制限) 8,228円
ソフトバンク 7,425円 8,228円(無制限) 8,228円(無制限) 8,228円
楽天モバイル 1,078円 2,178円(20GB) 3,278円(無制限) 3,278円
mineo 1,518円(5GB) 3,158円(30GB) 5,958円(50GB)
IIJmio 990円(5GB) 2,700円(30GB) 4,500円(50GB)
イオンモバイル 1,078円(3GB) 3,938円(30GB) 6,578円(60GB)
LINEMO 990円(3GB) 2,728円(20GB)

■ 大手キャリアと格安SIMの平均月額比較

比較カテゴリ 平均月額(税込)
大手3キャリア 8,198円
格安SIM(3GB) 1,413円
格安SIM(30GB) 3,142円
格安SIM(60GB) 5,078円

ポイント!

  • 格安SIM(3GB)なら大手キャリアの約1/6~1/7のコスト

  • 30GB以上の大容量でも半額以下

  • 無制限が必要な人も、楽天モバイルなら約3,000円台で利用可


3. 失業中にこそスマホ代を見直すべき理由

■ 固定費カットのインパクト

失業中は収入が途絶えるため、固定費の削減は毎月の生活防衛に直結します
特にスマホ代の見直しは「1回の見直しで毎月節約が継続する」ので、即効性が高いです。

■ スマホ代見直しの効果シミュレーション

【例1】

  • いままで大手キャリア(無制限プラン)で月8,200円

  • 格安SIM(3GB)に乗り換え:月1,400円

→ 毎月6,800円の削減!年間で約8万円の節約効果!

【例2】

  • 30GBクラスを使っている場合

  • 大手キャリア:約8,200円

  • 格安SIM(30GB):約3,100円

→ 毎月5,100円の削減!年間6万円以上の節約!


4. 乗り換えが「怖くない」理由と失業中のメリット

■ 格安SIMの「今」の実力

  • 通信品質もここ数年で大幅向上(特に昼休みの速度低下も緩和傾向)

  • MNP(電話番号そのまま乗り換え)も手続き簡単

  • eSIM対応や本人確認のオンライン化で最短当日から使えることも多い

  • 失業中は時間の融通が利くため、店舗に行かなくても自宅で完結できるのは大きな利点


5. 格安SIMの選び方&プラン選定ポイント

■ 失業中に重視したいポイント

比較項目 おすすめ理由
データ容量 日常使いなら3~10GBで十分。動画ヘビー層は20GB以上
通話の有無 LINE通話・ネット電話中心なら「通話なしSIM」も可
サポート サポートが不安なら大手系列(Y!mobile・UQ等)が安心
料金シミュレーション 端末代含めて試算するのが大事

■ 主なMVNO・サブブランドの特徴比較

会社名 プラン例 価格帯 回線品質 店舗サポート
楽天モバイル 無制限3,278円 最安値級 地域により差あり 店舗あり
mineo 5GB 1,518円 安い ドコモ/au回線 店舗なし
IIJmio 5GB 990円 最安値級 ドコモ/au回線 店舗なし
イオンモバイル 3GB 1,078円 安い ドコモ/au回線 店舗あり

■ 乗り換えの流れ(簡易解説)

  1. MNP予約番号取得(現在のキャリアWebでOK)

  2. 格安SIM申込(Web・店舗)

  3. SIMカード/端末到着、開通手続き

  4. APN設定して利用開始


6. 節約シミュレーション:生活費全体に与える効果

■ 家計の通信費比率がどう変わる?

【失業世帯のモデル家計(単身・月支出16万円)の例】

項目 大手キャリア利用時 格安SIM利用時 差額
通信費(スマホ) 8,200円 1,400円 6,800円
光熱費 9,000円 9,000円 0円
食費 30,000円 30,000円 0円
家賃 60,000円 60,000円 0円
その他 52,800円 52,800円 0円
合計 160,000円 153,200円 -6,800円

→ スマホ代だけで「家計の4%以上」をカット可能!


7. 失業中でも安心な格安SIM活用のポイント

■ 不安要素と対策

よくある不安 実際の対策・現状
速度が遅い? 普段使いなら大きな問題なし。混雑時は多少低下も
サポートが心配? イオンモバイルなど店舗型も選択肢
乗り換えが難しそう Web申込が主流、手順動画も多数
メールアドレス フリーメール(Gmail等)利用推奨

8. まとめ:スマホ代見直しが家計に与えるインパクト

  • スマホ料金の見直しは「固定費見直しの最優先事項」

  • 大手キャリア→格安SIMで、月6,000~7,000円の節約は珍しくない

  • 失業中は特に「一度見直せば継続的に効果が出る」ため優先度が高い

  • 生活スタイルに合わせたプラン選びで、節約と快適を両立できる


■ 失業中の今こそ、スマホ代を見直して「生活費の大幅カット」を実現しましょう!


失業中は、収入が減る・なくなる状況下で生活防衛が最優先課題となります。中でも毎月の固定費であるスマホ代は、すぐに見直し効果を実感でき、家計全体へのインパクトも大きい項目です。

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株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】

株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】

青山学院大学経済学部卒業後、株式会社キャリアデザインセンターに入社。IT業界、コンサルティングファーム、重機メーカー、飲食業界など、大手上場企業から中小ベンチャーまで200社以上の中途採用に携わる。その後、大手ITサービス企業の人事として年間数百名規模の人材採用に従事。2015年株式会社STORIO設立。キャリアコンサルタントとして転職支援を行うとともに、人事領域のプロフェッショナルとして人材採用支援、組織開発などのコンサルティングも行う。