失業中の節約術:スマホ代の見直しで生活費を大幅カット!

失業中の家計は「一円でも無駄をなくしたい」と誰もが思うもの。
中でもスマホ代の見直しは、すぐに始められて、毎月確実に効果が出る節約術です。
「スマホなんて微々たるもの…」と感じている方も多いですが、実は固定費全体の中で意外と大きなウェイトを占めています
ここでは、データや表を使いながら、失業中こそスマホ代見直しがいかに生活防衛力を高めるかを詳しく解説します。


家計支出の中でスマホ代はどれくらい?

まずは日本の家計における「通信費(主にスマホ・ネット代)」の位置づけをデータで確認しましょう。

単身世帯の平均支出(2023年 総務省 家計調査)

支出項目 月平均支出(円)
住居費 54,830
食費 43,378
水道光熱費 13,333
通信費 8,868
交通費 7,326
保険・医療 7,272
教養娯楽 12,885
被服・履物 4,804
その他 17,834

**通信費は家賃・食費に次ぐ「第三の固定費」**とも言われており、年換算では10万円を超えます。


スマホ代の中身を知ろう

では、その「通信費」は何で構成されているのでしょうか?
通信費の主な内訳は下記の通りです。

項目 月額(円) 比率(%)
スマホ料金 5,000 56.4
固定インターネット 3,000 33.8
サブスク(通信関係) 868 9.8

(※2023年 家計調査とMMD研究所調査より編集)

スマホ本体の通信料だけで通信費の6割近くを占めていることがわかります。
つまり、スマホ代を見直せば通信費全体、さらには家計全体の節約効果が一気に高まるのです。


なぜ「スマホ代の見直し」が失業中の最強節約になるのか

スマホ代は「毎月必ず出ていくお金」=固定費です。
家賃や光熱費と違い、手続き一つで「翌月からいきなり数千円〜1万円安くなる」ことも珍しくありません
さらに、生活の質や満足度をほとんど下げずに節約できる点が、他の固定費見直しと比べて最大のメリットです。


大手キャリアと格安SIMの料金差を徹底比較!

ここからは「どれくらい安くなるのか?」を、具体的なプランとデータでシミュレーションしてみます。

主要キャリアのスマホ料金(月額)

キャリア プラン例 月額(円) データ容量
ドコモ ahamo 2,970 20GB
au povo2.0 2,700 20GB
ソフトバンク LINEMO 2,728 20GB
楽天モバイル Rakuten最強プラン 2,178 無制限(条件付)

※2024年5月時点の公式価格。手数料・端末代除く。

格安SIM(MVNO)の主な料金(月額)

会社 プラン例 月額(円) データ容量
IIJmio 5GB 990 5GB
mineo 5GB 1,518 5GB
日本通信SIM 10GB 1,390 10GB
HISモバイル 7GB 990 7GB

1年間でどれだけ差が出る?

「キャリア→格安SIM」で切り替えた場合の節約額シミュレーション

項目 キャリア利用 格安SIM利用 年間差額
月額スマホ料金 3,000 1,000 2,000
年間支払額 36,000 12,000 24,000

たった10分の手続きで、年間2万4,000円も節約可能
仮に家族全員で切り替えた場合、その効果はさらに跳ね上がります。


具体的なスマホ代節約のステップ

失業中でも、スマホ代の見直しはたった3ステップで始められます。

1. 自分の利用状況をチェック

  • 直近3か月のデータ通信量(ギガ消費)

  • 通話の頻度・時間

  • SMSや各種オプションの利用有無

「データは実は5GBも使ってない」「通話もほぼLINEだけ」という人は格安SIMが最適!

2. 最適なプランを比較・選択

格安SIM選びのポイント

会社 低容量プラン(3〜5GB) 中容量プラン(10GB前後) 通話オプション 初期費用
IIJmio 990円 1,500円 5分/10分かけ放題あり 3,300円
mineo 1,518円 1,958円 10分かけ放題あり 3,300円
日本通信SIM 1,390円 1,390円 70分通話無料付き 3,300円

キャンペーン時は初期費用0円や、半年間基本料割引の例もあり!

3. 乗り換え手続きを行う

  • MNP(番号そのまま乗り換え)を活用
    電話番号は変わらず、LINEや各種アプリもそのまま。

  • SIMロック解除が必要な場合は、元キャリアでネット手続き

  • 乗り換えSIMカードが届いたら、説明書どおりに設定すれば完了!


スマホ代見直しで得られる「生活防衛効果」

無収入期間に月2,000〜4,000円の固定費削減は「死活的な意味」を持ちます。

  • 例えば「通信費+サブスクを見直す」だけで月5,000円以上の余裕が生まれることも!

  • これは、自炊や他の節約術と組み合わせれば「失業中も赤字を回避」できるレベルです。


さらにできる!スマホ周りの節約ポイント

1. サブスクリプションサービスの整理

サービス 月額(円) 年間(円) 解約した場合の節約額(年)
Netflix 1,490 17,880 17,880
Spotify 980 11,760 11,760
iCloud 130 1,560 1,560

不要なサブスクは一度全部解約→本当に必要なものだけ再登録が鉄則です。

2. 通話オプションの最適化

  • LINE通話や無料通話アプリを活用し、「かけ放題」オプションを外せば月数百円〜1,000円の節約。

  • 家族割やグループシェアを利用すれば、さらにコストダウン。

3. 端末の買い替えサイクルを伸ばす

  • スマホ本体の分割支払い終了後も「そのまま使い続ける」

  • 型落ちモデルや中古端末の利用もコストダウンに有効


スマホ代節約後の家計全体へのインパクト

スマホ代の見直しは**「節約の入り口」**ですが、その効果は家計全体にも広がります。

節約シミュレーション(単身世帯・通信費中心に見直し)

項目 節約前(円/月) 節約後(円/月) 節約額(円/月)
スマホ代 5,000 1,000 4,000
ネット代 3,000 2,000 1,000
サブスク 2,000 500 1,500
合計 10,000 3,500 6,500

1年で7万8,000円もの節約。
このお金は、家賃・食費・光熱費に回せる「命綱」です。


スマホ代節約の注意点とコツ

  • 格安SIMに変えても通信エリア・速度が自分の生活圏で問題ないか、事前に確認

  • キャリアメール(@docomo.ne.jpなど)が必要な場合は、事前にGmailやYahoo!メールに切り替え

  • オンライン本人確認やSIMカードの設定が苦手な方は「実店舗サポートあり」の会社を選ぶ


まとめ:スマホ代の見直しは「今すぐ始められる最大級の生活防衛術」

「スマホ代なんて微々たるもの」と侮らないでください。
月3,000円の節約は、半年で1.8万円、一年で3.6万円の家計改善効果。
生活水準をほぼ下げずに「自動的にお金が浮く仕組み」をつくれるのが最大の魅力です。

失業中こそ、「まずはスマホ代から」見直してみませんか?
ほんの10分の手続きが、家計に“安心”をもたらします。
もし「格安SIM選び」や「手続きの具体的なやり方」で不安な点があれば、どんなことでも気軽にご相談ください。

あなたの再スタートを、心から応援しています!

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株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】

株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】

青山学院大学経済学部卒業後、株式会社キャリアデザインセンターに入社。IT業界、コンサルティングファーム、重機メーカー、飲食業界など、大手上場企業から中小ベンチャーまで200社以上の中途採用に携わる。その後、大手ITサービス企業の人事として年間数百名規模の人材採用に従事。2015年株式会社STORIO設立。キャリアコンサルタントとして転職支援を行うとともに、人事領域のプロフェッショナルとして人材採用支援、組織開発などのコンサルティングも行う。