無収入でも家計は守れる!失業中のサブスク・定期サービス徹底見直しガイド

突然の失業や収入減。生活の中で「毎月じわじわ減っていくお金」に気づいたとき、
見直しの第一歩となるのがサブスクリプション(サブスク)や定期サービスの存在です。
たとえば動画配信、音楽、雑誌、オンライン英会話、食材宅配、さらにはペットボトルの水やコスメ定期便まで、
いつの間にか「登録したまま忘れていた」支出が積み重なっていませんか?

無収入の今こそ「本当に必要なサービスだけを残す」「不要なものは解約・一時停止」することで、
生活費を大幅にカットしつつ、精神的な負担も軽減できます。


サブスク・定期サービスの実態と家計への影響

まず、サブスク支出がどれくらい家計に影響しているのか、データで見てみましょう。

単身世帯のサブスク利用状況(2023年 MMD研究所調査)

サービスジャンル 月平均利用額(円) 利用率(%)
動画配信(Netflix等) 1,200 56.8
音楽配信(Spotify等) 980 41.7
電子書籍・雑誌 950 25.2
食品・飲料定期便 1,800 14.3
コスメ・日用品定期便 1,400 9.8
オンライン英会話・学習 4,500 5.2
合計(平均利用者) 5,330

単身世帯でサブスクだけで月5,000円以上。年間にすると6万円以上の出費です。


なぜ「解約」「一時停止」が大きな効果を生むのか?

  • サブスクは「小さな額」の積み重ねでも「無意識に支払い続けてしまう」特徴がある

  • 失業で収入がゼロや減少でも、自動引き落としで家計にボディーブローのようなダメージ

  • 一度に複数解約・停止することで、即効性のある節約効果が出る

月額サービス解約・一時停止による効果シミュレーション

解約サービス 月額(円) 年間節約額(円)
動画配信(1件) 1,200 14,400
音楽配信(1件) 980 11,760
電子書籍・雑誌(1件) 950 11,400
食材宅配定期便 1,800 21,600
オンライン英会話 4,500 54,000
合計(例) 9,430 113,160

たったこれだけで年間11万円超の節約が可能。


サブスク整理の実践ステップ

1. 全サービスをリストアップする

  • クレジットカード明細・銀行引き落とし履歴を過去3~6ヶ月分チェック

  • スマホの「アプリ課金履歴」や「Google/Appleサブスクリプション一覧」も確認

2. 必要度・満足度・利用頻度で仕分け

サービス名 必要度 満足度 利用頻度 対応策
Netflix 解約
Spotify 一時停止
楽天マガジン 解約
食材宅配 解約
オンライン英会話 一時停止

3. 「今すぐ解約」「一時停止」「絶対に残す」を決める

  • 解約:満足度・利用頻度が低いものは即解約

  • 一時停止:再開ボタンひとつで戻せるサービスは「一時停止」機能を活用

  • 継続:転職活動や生活に「どうしても必要」なものだけ残す


「一時停止」できるサービス例と注意点

サービス名 一時停止可否 条件・注意点
Netflix × 解約後も契約期間までは視聴可能
Amazonプライム 「会員資格を一時停止」で最大3か月停止
Spotify × 無料プランへ切替は可、停止は不可
U-NEXT 最大90日まで休止可能
dマガジン × 解約のみ。再契約時はデータ引継ぎ不可
オンライン英会話 休会・一時停止メニューあり

「解約」「一時停止」は公式サイトのマイページやアプリから手続き可能。疑問はサポート窓口で確認を。


サブスク解約・停止に“抵抗感”があるときのヒント

  • 「解約は悪」ではなく「今は守りの時期」と考える

  • 多くのサービスは「再開・再契約が簡単」なので、“一度リセット”しても不便なし

  • 無料プランやフリートライアルを活用し、どうしても必要なときだけ再開

  • 「無くても意外と平気」「お金より時間が増える」など気づきを得られることも


サブスク以外の「隠れ定期サービス」も見逃さない

  • 美容室・ジムの月額コース

  • オンラインサロンや情報商材の定期課金

  • 宅配水・コスメ定期便・家事代行定期

  • 新聞・雑誌・有料ニュースメールマガジン

特に「使っていないのに惰性で払い続けているもの」は、今こそ見直しのチャンス!


サブスク整理で得られるお金以外のメリット

  • “必要なものだけ”に囲まれた生活はストレスも減少

  • 「余計な誘惑」や「浪費の種」からも自由になれる

  • 毎月の支払い明細がシンプルになり、家計管理もラク

  • 空いた時間・お金で新しい勉強や趣味、自己投資も可能


失業中のサブスク整理と公的支援の組み合わせ

  • サブスク解約で浮いたお金を「家賃・食費・光熱費」など必須生活費に優先配分

  • 公的支援(失業給付、住居確保給付金、減免制度等)と組み合わせれば「安心感」が倍増

  • 必要に応じて、**無料で利用できるサービス(図書館、無料動画、無料学習サイト)**を積極活用


1年後の“家計インパクト”を実感しよう

解約・一時停止で削減できた金額は、「まるごと貯蓄・生活防衛資金」として確保するのがおすすめです。

パターン 月額削減額 年間削減額 6か月分貯蓄額
サブスク3件停止 3,500 42,000 21,000
サブスク全解約 6,000 72,000 36,000
サブスク+食材宅配停止 8,000 96,000 48,000

たとえば6万円浮けば、「転職活動の交通費」「面接用のスーツ」「急な医療費」などにも余裕が生まれます。


解約や停止後の生活を充実させる工夫

  • 無料の娯楽(YouTube、ラジオ、電子図書館)を活用

  • 地域イベントや公園・図書館をフル活用

  • オンライン勉強は無料サイトやYouTube講座も多数あり

  • 音楽は無料ストリーミングやラジオで楽しむ


まとめ:サブスク・定期サービス見直しは“自分を守る最強の節約術”

失業中は「節約=我慢」ではなく、「大切なものを選び直すチャンス」です。
サブスクの解約や一時停止は、
即効性のある固定費削減
お金も心も軽くなる効果
再出発に必要な「余白」を作る行動

「必要なら再開すればいい」と割り切って、今は**“守りの家計”**に徹しましょう。

もし「解約・一時停止の具体的なやり方」「代わりの無料サービス」など知りたいことがあれば、
何でもご相談ください。あなたの再スタートを心から応援しています!

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株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】

株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】

青山学院大学経済学部卒業後、株式会社キャリアデザインセンターに入社。IT業界、コンサルティングファーム、重機メーカー、飲食業界など、大手上場企業から中小ベンチャーまで200社以上の中途採用に携わる。その後、大手ITサービス企業の人事として年間数百名規模の人材採用に従事。2015年株式会社STORIO設立。キャリアコンサルタントとして転職支援を行うとともに、人事領域のプロフェッショナルとして人材採用支援、組織開発などのコンサルティングも行う。