学校のサポートを受けられたり周りが就活生で溢れている新卒と比べると、第二新卒って心細いですよね。第二新卒ではどのように就活を進めていけば良いのでしょうか。
今回は、第二新卒でどのような点に着目して企業を選べばよいのかを見ていきましょう!
目次
第二新卒で受けられる企業の見分け方
そもそも、第二新卒で受けられる企業ってどんなところがあるのでしょうか。日本の企業は、新卒一括採用が殆どで、一回就職してしまうと転職をするのは大変というイメージがあります。
ところが、近年では第二新卒や既卒などに門を開いている企業が多くあります。どんな企業が第二新卒で受けられるのか、見分け方を紹介します。
企業の募集要項を確認する
第二新卒で就職活動をするならまず確認したいのが各企業に掲載されている募集要項です。募集要項には受験資格が書いてあります。特に、志望度が高い企業は必ずチェックしておきましょう。
第二新卒の場合は新卒として受験する方法と中途として受験する方法があります。新卒として受験する場合は、新卒採用ページの「○○年~○○年卒業」という欄に該当しているかどうかを確認しましょう。
中途として受験する場合は、既卒・キャリア採用ページの「社会人経験年数」などの項目が自身に合致していれば受けられるということになります。
ただ、ここで注意して欲しいのは募集要項に合致している(受験資格がある)ことと、実際にその会社が第二新卒を採用するかどうかは違う可能性があるということです。
現在、厚生労働省から「学校卒業後3年以内であれば、既卒でも新卒として扱う」という指針が出されているのです。
世間体を意識して、表向きだけ募集をしながら実際には殆ど採用しないという会社も紛れているということです。
転職エージェントを活用する
文章だけでは分からない企業の本音を知っているのが転職エージェントです。
企業の採用担当者と直に接し、どんな人材を求めているのか、なぜ第二新卒を積極的に募集するのか(しないのか)など、常に新しい情報を保有しています。
例えば、「募集ページでは第二新卒も受けられることになっているが実際は絶対に採用しない」という企業に応募するのは時間や労力の面で非効率ですよね。
また、「第二新卒には消極的だけど、いい人材がいれば採用したい」と思っている企業であれば、エージェントが推薦してくれることもあります。
このように、転職エージェントに相談することで、人物本位で検討してもらえるのか、率直に厳しいのかを知ることができるので積極的に活用するべきでしょう。
ただし、意見はそのエージェントや会社の意見でしかないので、鵜吞みにしてしまうのは少し危険です。複数の転職エージェントに相談して様々な角度から判断するようにしましょう。
CAREEでは、3社以上のエージェントに登録することをおすすめしています。
第二新卒で受けられる大手優良企業の例
それでは、第二新卒採用に積極的な企業をいくつか見ていきましょう!
コンサルティング
コンサルティング業界、特に外資系のコンサルティング企業では、未経験の第二新卒を積極的に採用しています。
外資系企業では日系企業と比べて転職が一般的なので、超一流と言われるような企業でも門戸が広く開かれています。
アクセンチュア
アクセンチュアは、最も積極的に第二新卒を採用する会社のひとつです。
過去に掲載された求人情報の主な条件は大卒以上、応募時の社会人歴6か月以上、入社時3年未満など。業界は不問なので、コンサル未経験の第二新卒者でも応募できます。
CDI
CDIでは、第二新卒者も新卒としてエントリーすることができます。
就業経験が3年以内であることが条件で、「第二新卒の方は『新卒、第二新卒、留学生エントリー』のページからお申し込みください」と明記していることから比較的積極的に採用を検討している様子が伺えます。
IT
IT業界は、第二新卒の採用が盛んな業界だと言えます。比較的新しい産業なので、様々な考え方や経歴を持つ人を採用することで、多様性を高めたいという狙いがあると考えられます。
サイボウズ
柔軟な働き方を提唱するサイボウズは、様々なバックグラウンドを持つ求職者を採用しており、第二新卒も例外ではありません。
20代のユニークな人材を確保したいという思いから「U-29(ユニーク)採用」という採用を実施しています。キャリア採用が職務経験などを活用した職種別採用であるのに対し、U-29採用ではポテンシャル採用で職種を限定しない採用となっています。
サイバーエージェント
サイバーエージェントでは、第二新卒は「キャリア採用」として募集しています。
サイバーエージェントのキャリア採用はサービス別、職種別採用です。
その職種により必須条件が異なりますが、経験のみで特に期間を定めていないケースも多いので、ポテンシャルで採用する意向が読み取れます。
銀行・証券
銀行や証券会社はIT化が進み人材が飽和気味な業界である上、新卒の就職人気も高いことから第二新卒での就職は比較的難しい業界だと言えます。
一方、ITや新規事業などの専門的な仕事が増加傾向にあり、多様な人材を確保しようという動きも広がりつつあります。
三井住友銀行
三井住友銀行は、キャリア採用として第二新卒者を募集しています。部門や職務別の募集ですが、職務によっては経験年数を不問としているので、ポテンシャルも重視した採用を検討していることが伺えます。
野村信託銀行
野村信託銀行では、社会人経験1年以上6年未満の人を対象に、第二新卒採用を行っています。
第二新卒採用では総合職採用となっており、経験や実績を活かしながら様々なフィールドで活躍することができるでしょう。
運輸・インフラ
日本航空
日本航空では、新卒採用と既卒採用のいずれからも第二新卒者を募集しています。自社養成パイロットに関しては新卒採用のみが窓口となりますが、就業経験のある方も受験可能と明記されています。
東京都交通局(都営地下鉄)
都営地下鉄では、新卒・既卒・第二新卒などの区別なく募集をしています。
満18歳以上30歳未満で諸条件に合致していれば選考に参加することができ、学歴についての要件は「義務教育を修了している」となっているので、高卒などでも受験することが可能です。
第二新卒におすすめの企業の選び方
第二新卒では、新卒と比べると選べる企業の幅が少なくなるということは否めませんが、一方で社会人として最低限のスキルを身につけられるなどのメリットがあります。
あまり負い目に感じることなく自信を持ってアピールをしていきましょう。
大手優良企業
東証一部上場企業や大手外資系などの「大手優良企業」と呼ばれる会社は、第二新卒では狙い目だと言えます。
新卒では数千人という応募がある会社でも第二新卒ではある程度志望者の数が絞られるため、アピールがしやすいでしょう。
企業にとっても、育成のコストが抑えられることと他社の色に染まり切っていないことから、新卒と転職の良い所取り人材として見る面もあります。
新卒で就職できなかった会社にリベンジしたいと思ったなら、その思いをぶつけてみるのも良いでしょう。
BtoB優良企業
BtoBの優良企業も第二新卒におすすめです。BtoBとはBusiness to Businessの略で、消費者相手ではなく企業相手の仕事をする企業のことです。
BtoCの企業と比べると知名度が低いため、新卒採用で人気が殺到するようなことはあまりありませんが、隠れた優良企業が多く、第二新卒まで門戸を開いているケースが多いです。
第二新卒・既卒におすすめの転職サイト3選
①ハタラクティブ
- 転職内定率80.4%
- 業界未経験転職実績60,000人以上
- フリーターからの正社員転職に強みがある
- 正社員就業経験のない層の支援実績が豊富
ハタラクティブのアドバイザーはフリーターや派遣社員の転職支援に慣れており、手厚い支援が期待できます。
総合型の大手転職エージェントになると内定確率の低い職歴のない層は登録さえできない可能性があります。
ハタラクティブであれば職歴に自信がない層に対しても転職をサポートを行ってくれますので、ぜひ登録してみてください!
②マイナビジョブ20’s
- 第二新卒の求人に特化した転職エージェント
- 20代をターゲットに転職支援を行っている
- 未経験業界への転職に強い
- 担当者の手厚いサポートに定評がある
マイナビジョブ20’sの大きな特徴は、第二新卒・20代の転職支援に特化している点です。
「担当者と二人三脚で進めていく感覚だった」というような口コミがあるほど、手厚いサポートに定評があります。
未経験の業界に挑戦したい第二新卒・20代の方はぜひ利用してみてください!
③ウズキャリ
- 第二新卒・既卒など20代の転職サポートに特化している
- ユーザーの内定率は86%以上
- 厳しい判定基準でブラック企業を徹底排除し、「定着率」にこだわっている
- 第二新卒経験者の専任キャリアコンサルタントによるフルサポート
高い内定率を誇るウズキャリも、第二新卒・既卒の転職支援に特化したエージェントです。
ひとりひとりに専任のキャリアコンサルタントがつき、転職活動や悩み相談などの手厚いサポートを行っています。
ブラック企業を避けて求人を紹介しているため、転職後に過酷な労働条件に悩むというリスクを下げられるでしょう。
働きやすい環境に転職したい第二新卒・既卒の方は登録必須です!
まとめ:転職エージェントを「使い倒そう」
今回は、第二新卒の転職でおすすめの企業について紹介してきました。現在では多くの優良企業で第二新卒の人材を受け入れています。
転職エージェントは、新卒と比べて孤独な戦いとなる第二新卒の転職の強い味方です。
じっくりと面倒をみてくれるエージェントも多くあるので、上手に活用してより輝ける仕事に就けると良いですね。
CAREE編集部一同、転職が有意義なものとなるよう心より願っています。
株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】
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