残念ながらそんな魔法のようなことはありません。ドラえもんみたいな裏ワザは既卒の就活にはないのです…
こんにちは。みなさんの就職を応援するWEBメディア「CAREE」編集長のサラです。私はこのメディア運営を通し、さまざまな仕事に関わる悩みと向き合ってきました。
先ほどは裏ワザはないと言いましたが、「効率よく就活をする方法」ならあります。ちょっとしたことに気づくだけであなたの就活が効率よくなるかもしれませんよ。
それでは!さっそく始めていきましょう!
目次
既卒就活の応募方法
既卒の方が就活をする場合、3つの方法があります。1つずつ説明いたしますね。
通年採用
通年採用は1年を通して募集している採用枠のことを指します。通常、既卒の方の多くはこの通年採用へ応募することとなります。
企業にとって通年採用は「いい人材がすぐに確保できる」ことや「人手不足でいますぐ人材が欲しい」などのニーズにマッチするため、景気が回復しつつある今、通年採用を行う企業が増えつつあります。
通年採用は募集条件の幅が広く、求人の数も多いため、既卒の方はまず、通年採用への応募を考えましょう。
新卒枠採用
既卒の方でも学校を卒業後、3年以内であれば新卒として就職することができます。ですが実際のところ、あまり状況はよくありません。既卒者を受け入れている企業は増えつつありますが、どうしても新卒と比べたときに新卒の方を採用する傾向にあります。
そのため、通年採用へ応募しつつ、新卒採用へ応募するというような方法をとる必要があります。
秋採用
近年、秋採用を始める企業が増えつつあります。秋入社は春入社の新卒が確保できなかった企業や海外の大学が秋に卒業シーズンを迎えることなどから導入された制度で既卒であっても応募することができます。
既卒の応募に適した求人
このように既卒には3つの就活方法があることがわかりましたね。ですが、正直なところ、既卒の方が新卒採用にエントリーし、内定を取ることは非常に難しいです。そのため、既卒の方が就活を成功させるためには「通年採用」をしている企業のうち、採用条件に「既卒歓迎」、もしくは「未経験者歓迎」と記載している企業を選びましょう。
企業は今、若手層の人材が不足しているため、熱意やポテンシャルを感じることができれば内定を出したいと考えています。その中で既卒の方が効率よく就活を行うためには応募する求人もしっかり選ぶ必要があります。
また、企業の中には既卒採用を行なっているものの、非公開で採用活動をしている企業も少なくありません。
そのため、既卒の就活を成功させるためには就活エージェントを活用する必要があります。企業の中には就活支援サービスにだけ求人を公開する「非公開求人」があります。就活エージェントを使うと非公開求人にアクセスできるため、CAREE編集部ではエージェントの活用を既卒のあなたに強く、おすすめします。
→こちらの記事では既卒向けの就活エージェントを比較しています。興味のある方はお読みください。
既卒が就活を効率よく成功させる方法とは?
既卒はその空白期間やブランクなども相まって就職できないのでは…と言われがちですがそんなことはありません。ちゃんと就活準備をすれば正社員になることができます。ここでは就活のポイントをお伝えします。
そのため既卒・フリーターの方が就活を成功させるには下記の3つのことを押さえることが重要です。
- 目標を設定する。いつまでに転職したいのかを定める
- なぜ新卒入社しなかったのか(ポジティブな)理由を説明する
- 企業に対し熱意をアピールする
既卒の場合、時期が決まっているわけではなく通年採用となっています。いつまでにどのように転職するという目標設定を行わないと、月日だけが流れてしまいます。「目標設定」を忘れずに行いましょう。
新卒入社しなかった(できなかった)ということは、既卒就活で一番と言っても良い弱点です。ただし、それでも門が開かれているということは、きちんと説明できれば大丈夫ということ。きちんと話せるように「理由を説明」しましょう。
新卒にも共通して言えるのが、熱意で入社できることです。転職の場合は経歴やスキルで採用されますが、新卒や既卒の場合はポテンシャル採用となり、経験が問われないことが殆どです。「熱意をアピール」して内定を勝ち取りましょう。
既卒の就活に必要な4つの準備
と、ここまで既卒の就活で大事な「マインド」のお話をしましたが、次に説明するのは外側の話です。既卒の就活は基本的に新卒の就活と同じような対策が求められます。
めんどくさい?そう言わず、頑張りましょう。企業はあなたを採用したいと思っても身だしなみがきちんとできない人を信用することはできません。あなた自身の熱意を汲み取ってもらうためにも、頑張って整えましょう!
身だしなみ
男性の場合
男性の場合、既卒の就活に必要なものとして「スーツ」「革靴」「鞄」の3つが必要になります。「スーツ」は黒色かもしくは紺色でストライプなどがない無地のものを選びましょう。サイズはジャストサイズを心がけましょうね。「革靴」は黒色のものを選びましょう。革靴にはさまざまなデザインがありますがそこまで気にすることはありません。むしろ、面接前にはしっかりと磨くことを忘れないようにしましょう。使い古してボロボロの革靴では印象が悪くなってしまいます。「鞄」はA4サイズの書類が入る大きさの手提げタイプを選ぶと良いでしょう。リュックやトートバックなどは面接の場にはふさわしくありませんからね。
いえ、そんなことはありません。スーツは量販店のものでも綺麗に使えば見栄えは良いですし、革靴も高くて汚れているものより安くてちゃんと磨かれているものの方が印象は良くなります。鞄にしても数千円で買えるもので問題ありませんからね。この他に時計屋ネクタイなどもありますがまずはこの3つを揃え、徐々に足していくようにしましょう。
女性の場合
女性の場合、「スーツ」はシンプルなリクルートスーツを選べば問題ありません。男性同様、サイズはジャストサイズを選びましょう。ブカブカのスーツは印象が良くないですからね。「靴」に関してはヒールの高さが3〜5センチのものが必要です。が、そこまで高さにこだわらなくてもいいでしょう。極端に高いヒールでなければ問題ありません。「鞄」も男性同様にA4サイズが入る、肩からかけるタイプの鞄を選ぶのが無難です。おしゃれをしたい気持ちもわかりますがここで紹介している身だしなみは「面接をする」ために必要な装いです。晴れて入社したあと、存分におしゃれを楽しんでください。
また、お化粧に関してですが極力濃くないメイクを心がけましょう。アイラインを引かず、髪型も就活生らしいものにしましょう。もちろん、茶髪はアウトですよ!
おっしゃる通り、就活にはこのようなマナーが多すぎると思います。でもちょっと考えてみてください。みんなが好きな格好をすることが個性を表現していることにつながるのですか。裏を返せばみんな同じ格好をしているからこそ、あえてそこにオリジナリティを付け加えることだってできるのです。ぜひ、あなただけのオリジナリティを発揮して面接官にアピールしちゃってください!
自己分析
続いて既卒が就活の準備として行うことは「自己分析」です。自己分析は何のために行うかというと「自分を知る」ためです。
そもそもあなたは何で就活をしようと思ったのですか。
そもそもあなたは何で働くのですか。
そもそも…etc。
このような問答を繰り返すことであなたが働くことを通して何をしたいのかが見えてきます。既卒の方の多くが「何をやりたいのかがわからなかった」から新卒で入社しなかったと答えますが、その原因の一つに自己分析が不十分だったというのが考えられます。最近は自己分析を手軽にできる本も売っていますし、就活エージェントとのカウンセリングで話していくうちに自分のことがわかったという人も増えてきています。この自己分析を徹底することが既卒が内定をゲットする一歩になるはずですよ。
業界分析、企業研究
自分のことがわかったら次は「業界分析、企業研究」です。
業界分析というと何か難しいことのように思えますがなんてことはありません。入りたい会社を調べることなんです。
同じようなことをしている企業があったとしてもよく見てみると全然違うことをしている…なんてことは多くあります。さらに、企業が業界においてどのような位置にいるかによって10年後、20年後が大きく変化してきます。あなたの人生です。納得して働くためにもこのフェーズはきちんとこなす必要があります。
面接対策
いよいよ就活本番です。これまではざっくりとした就活方法でしたが次からは「内定を取るための」就活方法です。ここまで読んでくださった皆さんは普通の既卒じゃありません。戦う既卒です。どうぞ、この先もじっくりと読んで内定を取れるように頑張りましょう!
・履歴書の用意
志望先に提出する書類に「履歴書」があります。企業の中には履歴書とES(エントリー・シート)を兼ねているものもありますがここでは履歴書の書き方をお伝えします。
履歴書はいわば「あなたのこれまでの人生」を書く紙です。一文字1文字、丁寧に書きましょう。
・自己PRと志望動機
履歴書が書けましたら次は「自己PR」と「志望動機」を固めましょう。自己PRとは「あなたを紹介する文」のことです。面接官はあなたのことを一切知りません。そのため、あなたのことがわかるような文章を心がけましょう。書き出しは「わたしは〜という人です」などで話し始め、具体的な例を次に持ってくると読みやすくなります。
志望動機はあなたが会社をどれくらい熱望しているのかを示すバロメーターになります。そのため、なぜあなたが志望企業に入りたいのかを丁寧に読みやすく書きましょう。「なぜその企業じゃないとダメなのか」こういったことを意識して書くとより分かりやすい文章になるはずですよ。
・グループディスカッション
ここまできたら本当の選考です。ここから先はあなた自身のやる気にかかっているといっても過言ではありません。心してお読みください。
グループディスカッションは3〜5人程度で1つのお題について話し合う選考スタイルです。企業はこのワークを通しグループの中であなたがどう振る舞うかを判断しています。
例えば、グループディスカッションの中で自分だけ話していたとします。その場合、企業からの採点はマイナスになることが多いでしょう。というのもこの場合、積極性は◎ですが、チームワークが×だからです。会社はチーム単位で仕事をします。そのため、周りのことを考えて行動することが求められるのです。もし、自信がない場合は話している人の方を向き、ちゃんと相づちを打って聞いていることをアピールしましょう。積極性は△でもチームワークは◯になる可能性が高いからです。
・面接対策
そして一番重要なのは面接対策です。既卒の就活であっても新卒と同様に面接が大切になってきます。ここで一番重要なのは「嘘をつかない」ことです。
既卒の就活の場合、面接で空白期間を聞かれた際、つい「司法試験を受けていて…」や「公務員試験を考えていたので…」のように答える人が少なくありません。その場合、あなたはちゃんと答えることができるでしょうか。多くは答えに詰まってしまい、面接官に嘘をついていることがわかってしまいます。企業の人事担当は毎年数十人から数百人の求職者を見ています。あなたの嘘なんてすぐにわかってしまいますからね。
さまざまな面接対策がありますがまずは「嘘をつかないこと」。これだけを意識すれば、面接がかなり良くなると思います。
まとめ:既卒の就活であっても準備をすれば内定も取れる!
この他に企業によっては「筆記試験」を行うところもあります。これらを全て一人でこなすのはかなり大変です。
そこで既卒のみなさんは就職ツールを有効活用することをおすすめします。今、巷には数多くの就職本や面接対策の講座などがあります。その数はもう、数え切れないほどです。
既卒ということでこれまで苦労された方もいることでしょう。わたしもそうでした。既卒だからといって面接にすら進ませてもらえない企業が数多くありました。
ですが、今、既卒採用を積極的に行う企業が増えつつあります。わたしの時と時代は違います。ぜひみなさんには希望の会社に就職してほしい。心からそう思います。
そこでCAREE編集部では転職エージェントの活用をおすすめしています。転職エージェントはあなたに合った企業を提案してくれたり、企業との面接の日程調整や選考対策も行なってくれます。面接の可否はどれだけ実戦をするか。模擬面接の練習など、一人ではできないことも転職エージェントがサポートしてくれますよ。
まずは『ハタラクティブ』や『マイナビジョブ20’s』、『ウズキャリ既卒』などの大手の転職エージェントサービスを使ってみましょう。大丈夫、アドバイザーがあなた一人ひとりに向き合い、既卒で合っても就職のサポートをしてくれます。
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