転職活動では、日々求人情報をチェックし、条件に合った企業があればすぐに応募して、積極的に面接を受けることが大切です。
また、求人情報をチェックする際には、細かい表現の違いに注意しなければいけません。
今回は、特に注意すべき、求人情報の似ている表現について解説したいと思います。
完全週休2日制と週休2日制
求人情報における労働条件の項目には、完全週休2日制もしくは週休2日制と記載されていることがあります。
これらの表現は、似ているようでまったく異なる意味であるため、注意が必要です。
完全週休2日制は、1年を通じて毎週2日の休みがあることを意味しています。
例えば、毎週土曜日と日曜日は、必ず休みであるようなケースです。
一方、週休2日制は、1年を通じて月1回以上、週2日の休みがあり、他の週は毎週1日の休みがあることを指しています。
例えば、ある月の休みが、日曜日と第2・第3土曜日であるようなケースは週休2日制であり、必ずしも週2回休むことができるとは限りません。
交通費全支給と交通費支給
転職活動で目にする求人情報には、交通費全支給、もしくは交通費支給と記載されていることがありますが、これらの表現も正確には意味が異なります。
交通費全支給は、通勤にかかる交通費が無条件に全額支給されるというもので、交通費支給は、通勤費の上限額を設けてあるなど、全額支給ではない場合があります。
そのため、遠距離通勤になる場合、転職先として交通費支給と記載されている企業を選ぶと、自費の交通費がかさんでしまう可能性があります。
正社員と常勤
求人情報における似ている表現としては、正社員と常勤も挙げられます。
正社員とは、直接事業所と雇用契約を結んでいる雇用形態のことです。
基本的に、1日8時間と週5日の条件を満たす常勤として働きます。
一方、常勤とは、事業所の所定時間労働時間を通じて勤労する労働形態をいい、1日8時間、週5日という労働条件を満たしている点は正社員と同じですが、こちらは雇用形態ではありません。
そのため、常勤と記載されている場合でも、正社員として雇用されるとは限らないため、注意が必要です。
まとめ
ここまで、転職活動をする際に活かしたい、求人情報の似ている表現の違いについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
しっかりと記載されていることの意味を理解し、求人情報をくまなくチェックしなければ、面接の際、自身の認識と違うということが起こってしまいます。
また、もし採用されたとしても、その後認識違いであったことに気付いた場合、取り返しのつかないことになるため、注意してください。
株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】
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