転職活動を行う方の中には、「早く現在の仕事を辞めたい」という思いが強いあまり、すぐ内定が出た企業への転職を決めてしまう方もいます。
しかし、こちらは転職先選びの失敗につながりやすい行動です。
今回は、転職先としておすすめできない企業の特徴を解説しますので、これらのポイントは必ずチェックしてください。
残業時間が長い
労働時間に関しては、入社してみないと分からない部分も多いですが、転職に伴う面接の際には、残業時間について質問してみましょう。
残業の時間を聞いてみて、もし200~250時間以上という回答があった場合は、少しその企業への転職を考えた方がいいかもしれません。
残業時間というのは、労働環境が良くない企業は隠したい情報であり、実際の時間より少なく伝えられることも考えて、200時間を超えるところは避けた方がいいです。
さらに、そのような企業はみなし残業といって、最初から給料に数時間分の残業代が含まれていることも多いため、「毎日残業するのが当たり前」という風潮になっている企業が多いです。
そのような環境に身を置くと、自身だけ残業の多さに意見するのも難しくなります。
求人情報と面接で伝えられる情報が違う
面接で判断できる大きなポイントとしては、求人に書いてある情報と、面接で伝えられる情報に大きな乖離があるということが挙げられます。
転職したい方は、求人の情報で自分が入社してみたいと判断して面接に来るにも関わらず、就業時間、さらには就業場所にまで違いがあるというところは、その時点で信頼感に欠けてしまいます。
そのような企業は、求人に乗せる情報だけ高待遇にしておいて、面接にとりあえず来てもらいたいというところが多く、慢性的に人材が不足している会社が多いです。
また、慢性的に人材が不足しているということは、人の入れ替わりが激しいことを意味していて、それはすなわち過酷な労働環境の証でもあります。
そのため、少しでも面接で納得いかない部分があったら、決して妥協してはいけません。
早く転職先を決めたいからといって、安易に承諾してしまうと、在職中の職場よりさらに過酷な環境の中に、自分から飛び込むことになってしまうかもしれません。
まとめ
ここまで、転職先としておすすめできない企業の特徴について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
転職は、単純に現職を辞め、新たな職場を見つけるだけで達成したとは言えません。
現職よりも条件や労働環境の良いところに移り、ある程度長い期間働いて初めて成功と言えます。
つまり、“新たな職場を見つける”ということをゴールにしてはいけないということです。
株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】
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