エンジニアは、人手不足によって希望条件が通りやすかったり、技術が共通で即戦力になりやすかったりすることから、比較的転職が多い職種と言われています。
また、エンジニアが転職を考えるとき、不安に感じる要素の1つとして、転職期間が挙げられます。
ここからは、こちらの点について解説します。
エンジニアは在職中の転職活動が難しい
通常であれば、在職中に空いている時間を縫って転職活動をし、就職が決まった時点で企業に退職の旨を伝え、退職してすぐに次の企業に入社するというのが、エンジニアの転職の理想的な流れです。
しかし、エンジニアの場合、仕事の内容にもよりますが、顧客のデータ、個人情報を取り扱っている企業では、個人情報の漏洩を想定して、他の業務を遂行することができないという決まりがあります。
在職中の転職活動は“他の業務”に該当することになり、場合によっては法的な問題にもつながることも考えられます。
そのため、自社だけのデーターベースで運営を行っている企業であれば、転職活動をしても問題はありませんが、エンジニアの転職活動は、基本的には在職中には行わないのがベターです。
引き継ぎの期間も計算に入れておくべき
前述の通り、エンジニアの転職には、在職中の転職活動ができないというハンデがあります。
そのため、必然的にエンジニアの転職活動期間は、前職を完全に退職してから次の企業に就職するまでの期間ということになり、長めに見積もっておく必要があります。
また、具体的な転職期間ですが、こちらは前職を退職してからだと約1ヶ月~2ヶ月、在職期間中も含むと、約4~5ヶ月がベストです。
退職してからの転職活動期間は、在職中に履歴書・職務経歴書の作成や、求人の情報収集をしっかり行っていることは前提の期間です。
しっかり方向性が固まっていて、本格的な転職の準備ができていれば、2ヶ月以内には転職に成功している方が多いです。
ただし、エンジニアの仕事には特殊な知識が必要だったり、その会社でしか扱っていないソフトウェアなどが存在したりするため、引き継ぎには少し時間がかかります。
十分に引き継ぎ期間を設けるため、そして引き継げる人がいない場合、そのポストに座る人を探す期間が必要になるため、その期間も計算に入れておきましょう。
まとめ
ここまで、エンジニアの転職にかかる期間を中心に解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
エンジニアは、他の職業と違って転職活動の時間が確保しにくく、なおかつ引き継ぎが難しい職業でもあります。
そのため、一度転職を決意したら、すぐに勤務先にその旨を伝え、退職後にすぐ転職できるよう、事前準備を開始しなければいけません。
株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】
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